やる気0のオリ主の疲労アカデミア   作:ひなりむ

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前の話が意味不明すぎた?
大丈夫!
なんかほら、あったらかっこいいかなーって思っただけだから!
無意味?
まぁ、フラグ程度にはなってるんじゃないかな?
わかんないだろうけどねっ!ニヤニヤ
むしろ理解されちゃったら困ります。
軽く流してね。


1話 雄英入試

 雄英受けるのやめときゃ良かった。

 

 フードを深くかぶり直し、雨宮 槐(あまみや えんじゅ)は今更ながら後悔する。

 先ほどあった小さなスタートの合図に一拍遅れて受験生たちは一斉に走り出していた。

 

 他の人よりも1秒でも早くロボットを倒すために走る。皆、自分のことしか考えていない。人に押されて何人か倒れそうになっている人も見える。無論その倒れそうになっている人にはわたしも含まれているわけだが。小柄なわたしは何度も倒れかけたがなんとか人の流れから抜け出すことができた

 にしても、

 みんな、やる気いっぱいみたいだな。

 それに比べてわたしは、はぁ...。

 別にヒーローになりたくないわけじゃない。なれるならなっておきたいと思っている。給料もうまくいけば高いらしいし、会社はめんどくさそう。

 ただまぁ、べつにここじゃなく富山にある実家の近くの高校にもヒーロー科はあったし、そこに行っておけばもっと楽だったのかなぁ、なんて考えてみたり。

 もう、遅いんだけどね。

 

 

 

 はぁ、気が乗らない、

 みんなずっと頑張ってロボットを倒してる。

 落ちたら全部無駄になっちゃうのに

 なんでそんなに頑張れるんだろ。

 眩しいなぁ。

 でも、わたしもここで落ちるのはここまで来た意味がなくなっちゃうし、このぐらいならいいよね。

 

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相澤消太side

 

 試験の様子をモニターで見守っていた相澤だが、もう試験終了まで2分を切ったというのに一向に動かない受験生を見つけた。

 近年増加傾向にある『記念受験』というやつだろうか? 

 にしてもここまで全く動かないのなら真剣な受験生の邪魔だ。

 気になった相澤は受験時に提出される受験生のプロフィールの書類の中からその受験生のものを探す。そして、相澤はその受験生の個性をみて呟く。

「もったいない」

 

 個性 『感情操作(強)』

 対象の感情を操り、行動に反映させることができる。ただ、自分の感情と別の感情に変えようとすると著しく効果が弱くなる。

 

 素晴らしい個性だと思う。

 鍛えればヴィランをより安全に鎮圧することができるだろうし、救助した被害者・被災者を安心させることもできるようになるだろう。

 だが、今回は相性が悪かったな。

 そしてこいつは諦めたのだろう。

 その個性でロボットを倒せるとは思わない。しかし、ヒーローは理不尽を超えていくものだ。

 相性ごときでやる気を失い、足を止めるようならヒーローの資格はない。

 そう判断し、相澤が他の受験生に目を向けようとした時。

 

 その受験生がゆっくりと動き始める。

 

 そして何かを呟いた瞬間。

 

 

 

 試験会場Gの全ロボット・全カメラが停止した。

 

 

 

 

 

 

 

 ☆☆☆

 

 教職員らは、会議室に集まり頭を悩ませていた。もちろん原因は試験会場Gのロボット全てを停止させたと思われる少女の採点についてだ。

「.そもそも本当に彼女が止めたという確証はあるのか?」

 その質問をしたのはブラドキングだった。ロボットの停止と同時にカメラまで停止してしまったのだ。当然の疑問だろう。

「確証はないが、消去法だ。カメラからの映像が切れる瞬間の受験生全員の動きを確認してみたが、それらしい行動をとっているのは彼女だけだった。試験が終わるギリギリまで動かないのは非合理的だが、試験開始直後にやられていたら試験会場Gからの合格者は彼女だけになっていただろうな」

 相澤はそう返し、「ただ——」とつなげるように言う。

「個性が『感情操作(強)』となっている。この(強)の部分が影響しているのかも知れないが、ロボットを止めることがこの個性だけでできるのかどうか。彼女が個性を偽っている可能性もある」

 また、会議室が沈黙に包まれる。

 それをみかねた根津校長が口を開く。

「僕は合格でいいと思うよ! 雄英の特別合格制度を使えばいいのさ! 倒した確証があれば主席合格なんだけどね!」

 特別合格制度とは、『試験において教員が能力を図り切ることができなかった』もしくは、『試験結果が他の受験生たちの結果に大きな影響を与えた』受験生の為の制度である。

 当然だろう。ほぼ確定とはいえ、彼女の得点そのものが彼女によるものなのかどうかがわからないのだ。その上で、彼女を合格にし、その分誰かを落とすのは賢明な判断ではない。

 

 

 その後数分ほど話し合い、彼女は合格となった。

 

 

「では次の受験生についてですが——」

 会議はまだまだ続いていく、




どうして、
相澤先生は相澤でブラドキングはブラドキングなのか、だって?
ブラドキングの名前知らないからだよ!
きっと知らない人も多いと思うし、原作でも相澤先生は相澤先生呼びたもんね。ブラドキングが原作で本名呼ばれてるのあんまり聞かないしね。
知らなくても仕方ないねっ!
ねっ!!

あと、根津校長の喋り方が難しい。なんか変なとこあるかな、、、?
それに相澤先生って声は特徴的だけど、文字に起こすと、誰が喋っても同じになりそうで怖い。
そこんとこちゃんと書き分けれるようになりたいのです、、、。

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