IS~インフィニット・ストラトス~  電子の妖精   作:ポコ

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 夜勤が忙しくて、全く下書きが出来んかった…うん。つまりそういうことなんだ。

 ス ト ッ ク が 尽 き た !

 これからは1~3日に1話更新というのが基本ペースになると思います。プロットはそれなりに出来てるんだけど、文章にするのが中々難しい。浮かんでるネタを少し挙げてみる。

・鈴と同室
・ルリ×弾
・ラウラ妹化

 鈴と同室は書き始め当初から決めてました。
 ルリ×弾は頭に浮かんだ瞬間、凄い滾ったから採用。弾は一夏よりいい男と思う。タグ付けとこ。
 ラウラの扱いに悩んだけど、姉より妹の方が似合いそうなので妹に決定。え、実年齢はラウラのが上?ラウラ理論では頼りになる方が姉だから問題ない。
 よくあるIS人格(オモイカネ)実体化というのも考えたけど、なんか中途半端なネタになりそうだから没。実体化する意味を見出せなかった。主人公がアキトだったら間違いなくルリの容姿と性格で実体化させてたけど。


第9話 今回は私はいません byルリ

 ルリです。前話の終わり方で予想できてた人が多いと思いますけど、今回はあの人の登場です。原作より大分早いですね。

 理由としては作者が鈴さんの次に好きなキャラだというのと、今出せる専用機持ちの中で、一番私と相性が良さそうだかららしいです。本当に相性が良いといいんですけど。 では、本編です。

 

 

 

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---side 更識 簪---

 

「どうして上手くいかないの…?」

 

 私は整備室で、一人頭を悩ませていた。

 目の前にあるのは、日本を代表する訓練機【打鉄】の後継機とも言える第三世代機【打鉄弐式】。

 この機体は、日本代表候補生である私の専用機として作られる筈だった(・・・・)。【打鉄弐式】はある理由で、未完成のまま開発中止になってしまった。その理由と言うのが…。

 

「織斑一夏……」

 

 織斑一夏。世界初の男性IS装者で、最強のIS装者【ブリュンヒルデ】である織斑先生の弟。

 そんな彼の専用機開発の為に【打鉄弐式】開発に携わってくれていたスタッフ達が、殆ど引き抜かれてしまったから。中には【打鉄弐式】を先に完成させてからって言ってくれた人もいたけど、日本政府直々の異動命令には逆らえなかったみたい。

 そのせいで廃棄同前の扱いで封印される予定だったこの機体を、私は無理を言って引き取った。一人でこの【打鉄弐式】を完成させるために。

 スタッフの皆さんは口を揃えて、一人で完成させるなんて無理だって言ってた。代表候補生とはいえ、一人の学生でしかない私が一人で未完成のISを完成させるなんて事がどれだけ無茶かなんて事くらい私にも解ってる。けど、私はその無茶をやらなくちゃいけない理由がある。

 

 私には一つ上の学年に姉がいる。【更識 楯無】っていう、このIS学園の生徒会長。

 お姉ちゃんは凄い。昔から勉強も運動も学校で一番。私は何一つお姉ちゃんには敵わない。昔から私はお姉ちゃんと比較される事が多く、よく落ちこぼれ扱いをされていた。それでもお姉ちゃんは私の自慢のお姉ちゃんだった。

 そんな自慢のお姉ちゃんが重荷にしか思えなくなったのは、お姉ちゃんが家を継いだ時。

 私達の生家である【更識】は少し特殊で、代々続く【暗部】の家系。暗部というのは所謂裏の仕事で、分かりやすく言えば隠密や護衛。他にも色々あるみたいだけど、私には殆ど知らされてない。

 お姉ちゃんはそんな【更識】を、まだ学生のうちに継ぐことになった。それは良いの。お姉ちゃんが遠くに行ったみたいで寂しくなったけど、誇らしい事だから。

 でも、その時にお姉ちゃんが私に言った言葉が、私とお姉ちゃんの間に今も埋まらない、深い深い溝を作る事になった。

 

『これからは【更識】は私が継ぐから、貴女はずっと<無能>のままでいなさい』

 

 その言葉が頭に届いた瞬間、理解してしまった。あぁ、私はお姉ちゃんにとってはただの<お荷物>でしかなかったんだなぁ…って。

 

 それから私は、お姉ちゃんとは極力会わないようにした。ううん、お姉ちゃんだけじゃなくて【更識】に関わる人全てに、最低限しか接さなくなった。更識の人間は、皆お姉ちゃんの命令で動いてる気がしたから。 お姉ちゃんに関わりたくない私は更識からどんどん遠ざかっていき、今では私専属の従者である【布仏 本音】くらいとしか話さない。その本音を相手にしても信用出来なくて、どこか壁を作ってしまうのだけれど。

 

 お姉ちゃんと決別してからのもう一つの変化。私は自分にしか出来ないことを必死で探し、色々な事に挑戦していくようになった。 私は無能なんかじゃない! そう更識に…お姉ちゃんに認めさせたい一心で、必死に頑張った。 努力のかいがあってISの日本代表候補生になれた時は、嬉しくて涙が止まらなかった。

 けど、そんな私の努力を嘲笑うみたいに、お姉ちゃんは次々と功績を上げていった。IS学園の生徒会長になったこと、更識の勢力を広げたこと、ロシアの代表になったこと…挙げ始めたらキリが無い。 その度に私は何をやっても無能なんだって言われてるみたいで、どうしようもなく悔しかった。

 私は機械に、特に整備や開発に関しては人並以上である自信があった。数少ない、私の取り柄。

 けどあの人は…お姉ちゃんは、その私の得意分野でも私の上を行った。自分の専用機を、基盤となる機体があったとは言え、たった一人で完成させたと言うのだ。あの人はどこまで私を見下せば気が済むの…!?

 

 そんな私の前に、紆余曲折があったとは言え未完成のIS【打鉄弐式】がある。この機体を一人で完成させる事が出来たら、自分の得意分野でならあの人と肩を並べられる。私は無能じゃないって、お荷物なんかじゃないって証明できるんだ!

 きっとこれは、神様が私にくれた最後のチャンス。だから私はこの機体を、絶対に一人で完成させてみせる!

 

 そう決意して頑張ってるんだけど、全然上手くいかない。簡単にはいかない事は分かってるつもりだったけど、何をしてもエラーばかり。主武装である多段ミサイル【山嵐】の《マルチ・ロックオン・システム》に至っては、どう調整すれば良いのか見当もつかない。こんなんじゃ、お姉ちゃんに認めさせることなんて…。

 

 私が自分の不甲斐無さに落ち込んでいると、整備室に誰かが入ってきた。

 こんな遅い時間に誰が? そう疑問に思って入口の方を見ると、そこには銀髪金眼の小さい女の子が立っていた。この子ってもしかして昨日本音が話してた、篠ノ之束博士の義理の娘っていう子かな…?




少し短めですが、キリの良いとこなのでここまで。
なんか簪の独白って凄い書きやすかった。4話の箒の独白は200~300字くらいだったのにね。
次回はルリと簪の出会いになります。明日は休みだから、明晩には書ける…と思います。
あ、ルリのIS待機形態は指輪に決定しました。お揃いって、素晴らしいやん?
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