昨日は夜勤だというのに10時起きして、第三次スパロボZを買ってきました。3時間くらいしか出来なかったから、まだ9話に突入したとこ。
取りあえず言いたいのは、主人公はともかくヒロインがヤバいくらいに好みじゃない。ストライクから外れるどころか、バッターまでボールが届いてないレベルに。眼鏡、女教師、熟女、巨乳、露出過多、無駄に真面目とか……ことごとく自分の守備範囲外!
ちなみにスパロボヒロインの中なら、スパロボJのテニアが好み。メルアも好きですが。
ルリです。前回はオモイカネのお披露目だったけど、まさかお母さんが兎耳に改造してたとは思いませんでした。きっとオモイカネも乗り気だったんでしょうね……あの2人って、本当にこういうとこは息がぴったしだから。振り回される私は色々と大変。……まぁ、私も楽しんでましたけど。似た者家族ですね。みんなバカばっか。このお馬鹿さん一家に、お姉ちゃんもそのうち染まっちゃうのかな? お母さんへのツッコミを見てたらもう染まってる気もしますけど。
あ、久々に前置きが長くなっちゃいましたね。じゃ、本編です。
――――――――
――――side ルリ――――
『ねーりっちゃーん! またお母さんって呼んでよーぅ!』
「ああもううっさい! あ、あれはただの気紛れよ! 気紛れ!」
『ひどいっ! 束さんの純心を弄んだんだねっ!!』
「純心って、要するにバカって事よね。バカと天才は紙一重とか昔の人は上手い事言うわよねー」
『りっちゃんのツッコミがどんどん辛辣になってくよ!?』
「……バカ」
クラス対抗戦まで後数日になった日の晩。
相も変わらず唐突にTVに映ったお母さんとお姉ちゃんが騒がしくやってます。お姉ちゃんも観念して呼んだらいいのに……そしたら本当に姉妹に見えるし。
あ、流石に戸籍まで変えてなんて言いませんよ。お姉ちゃんにはちゃんと本当にお母さんもお父さんもいるらしいですから。ただ離婚しちゃったらしくて、お父さんの方とはもう1年以上会ってないそうですけど。
でも、どうして離婚なんてするんだろ。結婚って好きだからするんじゃないの? 時間が経ったら、好きが好きじゃなくなっちゃう事もあるの? だったら私も将来、お母さんやお姉ちゃんが好きじゃなくなる事もあるのかな……よく分かんないです。大人になったら分かるのかな。でも大人になって好きじゃなくなる事があるなら……私は大人になんてなりたくないです。
私が一人で考え込んで落ち込んでたら、お姉ちゃんとお母さんが気付いて声をかけてくれました。
「どうしたのよルリ。さっきから悩んでるみたいだけど……なんかあったの?」
『ダメだよりっちゃん! るーちゃんもお年頃なんだから、りっちゃんには言えない悩みもあるかもだよ。例えば……どうすれば背が伸びるかとか!』
「違います」
『じゃあ胸?』
「違います」
『うーん。りっちゃんに言えない悩みならその2つのどっちかだと思ったんだけどなー』
「それはあたしに喧嘩売ってるのよね……?」
『束さんは気付いたら大きくなってたしなー。ちなみにりっちゃんと同い歳の頃にはもう今と大して変わんないくらいだったよん。さっすが束さん! だいなまいとせくしー!』
「買うわよ。いくらでも言い値で買うわよその喧嘩」
『きゃーこわーい。るーちゃん助けてー』
「棒読みで怖がってんじゃないわよっ! 画面の向こうだからって調子に乗ってぇ……!」
「…………バカばっか」
なんか悩んでたのがバカみたい。よく考えたらお母さんも大人なのにこんなんだし、きっと大丈夫ですね。お母さんとお姉ちゃんが一緒に居てくれたら、恐いもの無しです。
『そーいやりっちゃん。いっくんとの試合に向けて強化パッケージを要請したんだっけ?』
「なんで知ってんのよ……って、束さんに聞くだけ無駄か」
『束さんだからね! って、だから“お母さん”って呼んでよりっちゃーん!』
「気が向いたらねー。そのパッケージなら丁度今日届いたわよ」
「もう届いたの?」
「あたしが本国に居た時はまだ開発中だったからダメ元で申請してたんだけどね。丁度完成してあたしにいつ運用テストを頼もうかって悩んでたとこだったみたい。そこにあたしが注文したから、向こうも渡りに船だったってわけ」
「そうだったんだ」
「ふふふ……これで遠慮なくあのバカをボッコボコに出来るわ……!」
お姉ちゃんが殺る気……もとい、やる気に満ち溢れてますね。やりすぎないようにだけ注意してください。
「大丈夫よルリ」
「お姉ちゃん?」
「アイツ無駄に頑丈だから、たとえISが大破してもピンピンしてるだろうから」
「それ、本当に大丈夫?」
「多分ね」
多分ですか…………まぁいっか。織斑さんですし。絶対防御もあるから後に残る怪我はしないと思うし。
『それでりっちゃん。どういう強化パッケージなのかなー?』
「あれ? 束さんにしては珍しいわね。そこまでは調べてないんだ」
『最初は調べようとしたんだけど、りっちゃんに聞いた方が早いかなーって』
「要するに面倒だったと」
『ざっつらい! で?』
「お母さん、それじゃ分かんないです。ところで、お姉ちゃんの専用機ってどんなの?」
「あー……まぁいっか。あんた達親子にISの事で秘匿とか出来るわけないし」
『
「むぐっ……! じ、じゃあまずはあたしの専用機の説明をするわね!」
「お姉ちゃん照れてる?」
『照れてるねー。愛いヤツよのうりっちゃんは』
「うっさい! えと、あたしの専用機は中国の開発した第3世代機
「なんでシェンロンって呼ばないの?」
「あー……シェンロンだと有名な漫画を連想しちゃうのよ。中国に帰る前に結構好きで読んでた漫画だから、ごっちゃになっちゃって」
漫画ですか。そう言えば私、漫画って読んだことないですね。お母さんも読みそうになかったし。
そう思ってたら、お母さんが予想外の事を言い出しました。
『あぁ。あの7つの球を集めて願を叶えるって漫画だねー。束さんも昔読んだなー』
「え? お母さん、漫画なんて読んでたんですか?」
『あれ、知らなかったっけるーちゃん。お母さんは結構漫画読んでるよー。漫画によくあるトンデモ理論って、割と面白かったりするんだよねー』
「へー。束さんが漫画読むとか、ちょっと意外……意外? でもないか」
『なんかそこはかとなくバカにされたような!』
「事実だから気にしないで」
『なーんだ気のせいか……って事実!? 辛辣! 本当に最近ツッコミが辛辣だよりっちゃん! もっとお母さんの待遇を良くする事を希望します!』
「ツッコんでるだけ優しいわよ」
「……専用機の話はどうなったの?」
私がボソッと呟くと、2人は慌てて話に戻ってきました。完全に忘れてましたね。
「あー……次は武装の話よね。甲龍は近~中距離専用のパワータイプのISよ。武装は連結出来る2基の青竜刀
「龍咆ってどんな武装なの?」
「龍咆は所謂【衝撃砲】よ。分かりやすく言うと圧力の弾丸ね。弾が圧力で出来てるから不可視なのよ。自分で言うのもなんだけど、厄介な武器よ」
見えない弾丸って、それどうやって避ければいいんだろ……勘とか?
『へぇー……中国も結構面白そうなの作るねー』
「ただ、これは強化パッケージ適応前の素の状態での話よ」
「と言うと?」
私が聞くと、お姉ちゃんは聞かれるのを待ってましたとばかりにニヤリと嗤いました。笑い方が完全に悪役になってるのは、言わない方がいいよね。
「強化パッケージは
『おぉー! りっちゃんが燃えていらっしゃる!』
「物理的に燃えるのはあたしじゃなくて一夏だけどね! あっはっはっはっはー!!」
『あっはっはっはっはー!!』
「……お姉ちゃんが壊れた」
色々と溜まってたんですねお姉ちゃん。え、お母さん? いつも通りですね。
――――――――
翌日の昼休み。
お姉ちゃんと簪さん、本音さんと私の4人で食堂でお昼御飯を食べた帰りの事でした。
「「あ」」
ばったり織斑さんと遭遇しちゃいました。そう言えば、お姉ちゃんってあの告白の時から織斑さんに会ってないんじゃ……あ、宣戦布告もしてましたね。
「…………久しぶりね一夏」
「おう。なんか久しぶりだな鈴。後ルリと布仏さんと……その子は初めて見るけど、ルリの友達か?」
「…………」
「かんちゃんは私の幼馴染で、私たち皆の大事なお友達だよ~」
私が織斑さんを無視してると、本音さんが代わりに答えてました。
……あれ、なんか織斑さんが本音さんを見て青くなってるような。何でだろ。
「そ、そうなのか。えーと……宜しくな?」
「……宜しくする気は無い」
「え」
「私には貴方を殴る権利がある」
「はぁ!?」
簪さんがいきなりの爆弾発言です。簪さんには珍しく、本気で怒ってるような。打鉄弐式の事に加えて、友達の告白をスルーされたんだから当然かも。
「でも、貴方を殴るのは私より鈴ちゃんが先だから……我慢する。対抗戦の後は覚悟してて」
「対抗戦の最中も後も覚悟しろって、俺はどうすれば良いんだ!?」
「受け入れなよおりむ~」
「俺に死ねと!?」
「……ん~?」
「何だその『何当たり前の事言ってるの?』みたいな顔!」
「無自覚に数々の女の子を泣かせた罪は、それだけ重いんだよおりむ~」
「数々って何だよ……俺はこないだ鈴を泣かせただけだぞ。 それも理由が分かってないのに……」
「「「「………………はぁ」」」」
まだお姉ちゃんが泣いた理由に気付いてないんですか。本当にちゃんと考えてるのかな。
私達が見守る中。お姉ちゃんと織斑さんの言い合いはどんどん激化していきました。
「一夏。あんた、あたしに謝ろうとか思わないの?」
「何で俺が謝るんだよ。俺はちゃんと約束を覚えてただろ? 鈴も約束は合ってるって言ったし」
「内容は覚えてても意味が違ったのよ! だいたい、女の子が自分のせいで泣いたんだから、すぐに後を追いかけるなり謝るなりするのが普通の反応じゃない?」
「んな事言われてもなぁ……ああいう時はそっとしとくもんだろ? それにルリに関わるなって言われたし」
「なっ……! あんた今度はルリのせいにする気!? 顔を見たらすぐにルリに話しかけるくせに、都合が悪くなったらそれとか何考えてんの!?」
「誰もルリのせいになんかしてないだろ! 俺が関わったらややこしくなるから関わるなって事だと思ったんだよ!」
「だったらなんでルリにまだ話しかけてんのよ!」
「鈴が落ち着いたみたいだからもう大丈夫かと思ったんだよ!」
「落ち……ッ!? あ、あんたにはあたしがもう大丈夫なように見えたわけ……?」
「おう」
ブチィッ!!
あ、今何か切れましたね。
「ふ、ふふ、ふふふふふふふ…………」
「鈴?」
「……鈍感鈍感とは思ってたけど、ここまで鈍いとは思わなかったわ。あんた人の心って考えた事あんの?」
「そんなんあるに決まってんだろ。だから気を遣って出来るだけ鈴に近づかなかったんじゃねーか」
「それで泣いてる女の子を放っといたら勝手に泣き止んでくれて良かった良かったってわけね……ふざっけんじゃないわよ一夏ぁ!!」
「ふざけてなんかないだろ! そもそも鈴が理由を話してくれないのに、俺にどうしろって言うんだよ!!」
「聞きにも来なかったくせによく言うわね! ……決めた。元から対抗戦であんたをボコるつもりだったけど、もうどんだけ謝っても絶対に許さない!」
「はぁ!? わけわかんねー! なんで俺が一方的に怒られるんだよ!」
「うっさい! あんたは黙ってあたしにやられてればいいのよ! この鈍感! 朴念神!」
「うるさい貧乳!」
織斑さんがその一言を言った瞬間、時間が止まった気がしました。
今、言っちゃいけない事を言いましたね……流石にマズイと思ったのか織斑さんも慌てて口を押えてますけど、もう手遅れです。
「…………あんた、今なんて言った?」
「あ、いや、その……今のは俺が悪かった」
「今の“は”!? 今の“も”よ!! 覚悟しなさいよ……対抗戦であんたがどれだけ女の気持ちを踏みにじってきたか、その身体に叩き込んでやるからね……ッ!」
織斑さんに宣言すると、お姉ちゃんはそのまま通り過ぎていったので私たちも慌てて後を追いましたした。目が完全に座ってましたね……大丈夫かなお姉ちゃん。
織斑さんは流石にバツが悪いのか、こっちをちらっと見た後行ってしまいました。
「おりむーは相変わらずだね~」
「…………話には聞いてたけど、最低」
「織斑さんですから」
簪さんと本音さんの織斑さんに対する評価はもう散々です。まぁ、自業自得ですけど。
ようやくここまで書けたー。次はとうとう対抗戦です。
頑張れ一夏。骨は箒が拾ってくれる。
次話は多分、明日の今頃。