アンケートの結果がほぼ確定したので、もう締め切ります。それ以外にもタグを変更、追加しましたが、賛否両論あると思います。活動報告に理由を書いたので、そちらに目を通してください。
ルリです。五反田家の皆さんって面白いけど、なんというか濃い人ばっかりですよね。千冬姉さんもお姉ちゃんもお母さんも元は一夏さんの知人だし、一夏さんの周りってこういう人ばっかりなのかな。え、何オモイカネ。私もその一人? ……そっかな。私って普通だと思うんだけど。
それじゃあ本編へどうぞ。次回はようやくIS学園に帰ります。
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――――side ルリ――――
「いってぇぇ……いきなり何すんだよ蘭!」
「お兄がこんな小さい子に頭を撫でられて興奮するからでしょ!」
「だ! 誰が興奮するかっ! ちょっと嬉し……恥ずかしかっただけだ!」
「今嬉しいって言いかけたじゃないの!」
「ぐぬっ……!」
私が何も考えずに弾さんの頭を撫でたせいで、弾さんが蘭さんに怒られちゃいました。元気が無さそうだったから、私がよくお姉ちゃんにしてもらって嬉しい事をしたんだけど、弾さんにはダメだったみたいです。お姉ちゃんは喜んでくれたのに……もしかして男の人は嫌がるのかな。
『あれは嫌がったんじゃなくて、恥ずかしかっただけだと思うよー』
『それって同じじゃないの?』
『恥ずかしい理由が違うよ。恥辱じゃなくて、照れてる方の意味で恥ずかしかったんでしょ』
『だったら良いんだけど』
何で照れてるかはともかく、私の不用意な行動のせいで弾さんが怒られるのは嫌ですし。何とか頑張って蘭さんを説得してみます。
「だいたいお兄は昔っから……」
「あの、ら……妹さん」
「へ? あ、ゴメンね。えーと……」
「ホシノ・ルリです。ルリで良いですよ」
「あ、うん。宜しくねルリちゃん。私も蘭で良いから」
「じゃあ蘭さん。弾さんを怒らないであげて下さい」
「え?」
私が弾さんをフォローするのが意外なのか、蘭さんはびっくりして固まってます。
と、思ったら急にあたふたしだしちゃいました。どうしたんだろ。
「え、いやその……これは怒ってたんじゃなくて……」
「でも雑誌で叩いてましたし」
「あれはその、兄妹のスキンシップっていうか……お兄! お兄からもなんか言ってよ!」
「俺に何を言えと!?」
「やっぱり怒って……」
「お、怒ってないから! ほら! あたし達ってこんなに仲良し兄妹だし!」
「へ!?」
怒ってないって宣言したと思ったら、蘭さんは突然弾さんと肩を組みました。……仲良し、なのかな? 弾さんの顔が引きつってる気がするんだけど。
「(ちょ、何のつもりだよ蘭!)」
「(うっさいお兄! ルリちゃんに責められたら凄い居た堪れないんだから、黙って協力して!)」
「(はぁ……ったく、分かった分かった! なんとなく気持ちは分かるしな……ルリちゃんの真っ直ぐな目で責められるとか、想像しただけでヤバい)」
「(ありがとお兄!)」
何か小声で話し合ってるけど……オモイカネに何を話してるか聞くのはダメだよね。
話終わったと思ったら、2人は笑顔で肩を組んで私に向き合った……さっきより顔が引きつってるんだけど。
「ルリちゃん。この通り俺達は仲良し兄妹だから! さっきのはいつもの事だから気にしないでくれ!」
「そ、そうそう! あれは愛情表現だから!」
「…………」
怪しい。怪しすぎます。
ジト目で2人を見てると、こちらが気になったのかお姉ちゃんと一夏さんも来ました。
「2人して何やってんのよ。あんた達ってそんなに仲良かったっけ?」
「な、何言ってるんですか鈴さん。私とお兄はいっつも仲良しですよー」
「すっごい棒読みなんだけど?」
「キノセイダロ」
「なんでカタコトなのよ」
「お? 弾、前に“蘭が最近肩に手を置いただけで嫌がるようになった”とか言ってたのに。ちゃんと仲直りできたんだな!」
「「…………」」
一夏さんの言葉に、弾さん達はまた固まっちゃいました。やっぱしさっきのは愛情表現じゃないんですね。
2人を睨むと、2人とも汗を凄い勢いで流してました……あれ、何でこんな話になったんだっけ。
『弾が怒られてるのを止めようとしてただけじゃなかったっけ?』
『あ』
そうだった。そしたら2人が急に仲よくし始めて……何でそんな事したんだろ?
『そりゃ妹に頼られたら、仲が悪くてもなんとかするのがお兄ちゃんってやつでしょ』
『そうなんだ』
じゃあ別に仲が悪いわけでもないんだ。お姉ちゃんと一夏さんみたいな関係なのかな。だったら余計なお世話だったかも。
オモイカネとの話を終わらせると、弾さん達は一夏さんを巻き込んで騒いでた。
「一夏ぁぁぁ!!何でお前はまたそんな空気読めない事ばっか言うんだよ!? 今日はいつもに増して酷いし!!」
「え。だって仲直りしたんだろ?」
「お兄! 一夏さんに何余計な事話してんのよ!!」
「ら、蘭! ストップストップ! 今は仲良し兄妹なんだろ!?」
「え? ……あ。る、ルリちゃん。これもただのスキンシップだから! 別にいつも怒ったりしてないから!」
弾さんに向けて振り上げた手を、蘭さんは慌てて引っ込めてこっちを見ました。
どうすれば良いんだろ。弾さんが気にしてないなら私はもういいんだけど……あ、お姉ちゃんに聞けば良いや。
「お姉ちゃん。さっき弾さんが私のせいで蘭さんに怒られてたから止めようと思ったんだけど……余計なお世話だった?」
「え? ……あぁ、そういう事ね。それで弾達があんな必死に仲良く見せようとしてるのか。そりゃルリに責められたら、居た堪れなくもなるわよねー」
「?」
「あぁ、こっちの話よ。あの兄妹なら昔っからあんな調子だから、別に気にしないでもいいわよ」
「じゃあ、余計な事しちゃったのかな」
「そういう事でもないんだけど……まぁ、たまにはああいうのも良いんじゃない? ていうかそもそもルリが落ち込むような事じゃないし」
「それはそうだけど」
なんだか納得いかないというか。まぁ、お姉ちゃんがそう言うならあれでいいのかな。
取りあえず、蘭さんにもう気にしてないって言わないと。
「あの、蘭さん」
「ひ、ひゃい!?」
……話しかけただけですっごい声を出されちゃいました。
なんでこんなに緊張してるんだろ。私って、もしかして怖い? ……だったら少し落ち込むかも。
「もしかして、私って怖いですか……?」
「え、あ、いやその。そういう訳じゃなくって!」
「でも……」
「違うの! だからその……ルリちゃんみたいな可愛い子に怒られて動転しちゃったというか……」
「可愛いって……私、恐くないんですか?」
「う、うん! すっごい可愛いし恐くなんてないから!」
「……なら、良かったです」
「っ!?」
良かった。私が恐かったんじゃなくて、いきなり横から出てきてビックリさせちゃっただけみたいです。安心したら思わず笑っちゃいました。
……あれ、何で蘭さんは顔を赤くして私を見てるんだろ。
「鈴さん」
「ん? 何よ蘭」
「私もルリちゃんを妹にして良いですか!」
「は?」
「え? ……ふぇっ!?」
お姉ちゃんと2人で思わず声を出すと、蘭さんがいきなり抱き着いてきました。なんだか前にもこんな事があったような……あぁ、千冬姉さんの時だ。
「ルリちゃんかーわーいーいー!」
「ら、蘭? お前なんかキャラ変わってないか?」
「ちょ、何やってんのよ蘭! ルリはあたしの妹よ!!」
「別に良いじゃないですか! 鈴さんはIS学園で一緒なんだから、ここでくらいあたしがお姉ちゃんでも!」
「ダメに決まってんでしょうが!」
「あの、蘭さん?」
「お姉ちゃんって呼んで」
「えー……」
何でこうなっちゃったんだろ。蘭さんに少し謝るだけのつもりだったのに。
ていうか、何で千冬姉さんと言い一夏さんと言い、こんなに私を妹にしたがるのかさっぱりです。
『ルリの妹属性が半端ないって事だよ』
『……意味分かんない』
オモイカネは相変わらず変な言葉をよく使います。何を見て覚えてくるのやら。
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何とか蘭さんをお姉さん呼びするのだけは許してもらいました。蘭さんは不満顔だったけど、お姉ちゃんと千冬姉さんだけで充分すぎです。
あの後、一夏さんに少女マンガを読ませてみたけど案の定効果はさっぱりでした。
なのでもう今回はすっぱりと諦めて、皆さんでゲーム大会です。
弾さんは沢山ゲームを持ってて、パズルゲームや格闘ゲームから人生ゲームまで色々です。
人生ゲームは面白いくらいに一夏さんが悪いマスにばかり止まっちゃって、勝負になりませんでした。そのくせ恋愛マスには妙に止まっちゃって……子供が5人も出来たのに借金が20億越えとか、狙っても出来ないと思うんだけど。ちなみに1位はダントツでお姉ちゃんです。一夏さんとほぼ真逆で、お金は凄い入ってくるのに恋愛マスには全然止まれませんでした。
私ですか? 4人プレイだから、私は蘭さんと一緒にやってました。というか、蘭さんが膝の上から降ろしてくれなかったです。お姉ちゃんとの壮絶なジャンケンの末に、今日の私の所有権を獲得されちゃいました……何で私が景品扱いだったのか疑問です。まぁゲームの間くらいなら別に良いけど。
「だーっ! 結局ビリかよ! 何で俺だけこんなに借金が酷いんだ!?」
「タイムスリップの4択で酷い選択肢ばっか当てるからよ」
「一夏さん1コンだから最初に選べるのに……」
「ミニゲームのルーレットでパラメータも根こそぎ悪魔に持って行かれましたしね」
「最後の賭けで開拓地コースに行ったら、一気に10億くらい借金増えたしな」
「おふぅ……」
あ、また凹んじゃいました。言い過ぎたかな?
と思ったらすぐに起き上がりました。立ち直り早いですね。
「ああもう! 次はギルティ○アやろうぜ! 俺のカ○の強さを見せてやる!」
「別に良いわよ。あたしのメ○に勝てるかしら?」
「何言ってんだ。2人とも俺のス○イヤーに勝てる訳ないだろ?」
「あ、じゃあ私は紗○使う。ルリちゃんこういうのした事ある?」
「お母さんとたまにやってたから大丈夫です。私はこのキャラで」
「「「「ザ○パ……だと……!?」」」」
私がキャラを選ぶと、何でか凄く驚かれました。そんなに変なキャラかな……使いやすいんだけど。なんだか面白いし。
――――side 鈴――――
『史上最大の悪夢ぅ!!』
『ごめんねジョニィィィィ………』
「やりました」
「「「「…………強すぎ」」」」
もうこれ強すぎってレベルじゃないんだけど。4人とも誰一人として開始10秒も持たないとか、どんだけよ!
「ルリちゃん、何でこんなに強いんだ?」
「私なんてまだまだです。お母さんのデ○ズィーなんかもっととんでもないですし。『これが私の全力全壊ッ!!』とか叫びながら、気づいたらガンマレイに飲み込まれてますから」
「マジで!?」
「ルリちゃんでも歯が立たないって、もう人間業じゃないだろ……」
「あー……まぁ、束さんだしねえ」
「束さん?」
「あ、蘭は聞いてなかったわね。また後で弾に聞いといて」
束さん相手だと、そりゃルリでも歯が立たないわよねぇ。束さんが普通にゲームしてるのはもうツッコまないけど……なんかそのうちISの武装でガンマレイ並の極太レーザー砲とか開発しそうで怖いわね。
「と、もうこんな時間か」
「ん? あ、ホントね。そろそろ出ないと門限に間に合わないかも」
「そうだねお姉ちゃん」
気が付いたらもう夕方の5時を過ぎてた。楽しい時間は本当に過ぎるのが早いわねー。
久しぶりに弾や蘭と一緒に遊んでたから猶更そう思うわ。ていうか、蘭とこんなに遊んだのって初めてかも。今まではお互いに恋敵と思ってたから、顔合わすたびに牽制してたしねー。
「ありゃ、もうそんなに時間経ってたか」
「えー。もうちょっと良いじゃないですか。ね、ルリちゃん」
「いや、門限すぎると怒られちゃいますから」
「ルリは怒られないと思うけどねー……代わりにあたしと一夏がヤバい事になりそうだけど」
「え? 何でだよ鈴」
一夏は本当に分かんないみたいね。何でルリが怒られないかって、そんなの決まってるでしょ。
「寮長が千冬さんだからよ!」
「…………」
正解を言うと、見る見るうちに一夏の顔が青くなっていった。ようやく事態のヤバさが伝わったみたいね。ルリを遅くまで連れまわしたりなんかしたら……うん。想像しただけで寒気がするわね!
「や、やべえ! 早く帰るぞルリ! 鈴!」
「そこまで急がなくても、今からなら普通に帰ったら間に合うわよ」
「電車を乗り過ごすかもしれないだろ!」
「あぁもう、分かったから! ほら蘭! いい加減ルリを離しなさい!」
「うぅ……鈴さんはともかく一夏さんが怒られるのはダメだし、仕方ないです……!」
「あたしは怒られても良いってか!」
「やだなーそこまで言ってませんよー」
「いい度胸ね蘭……次に来たとき覚えてなさいよ」
ったく。一夏の事が無くても蘭は蘭ね。
「あ、じゃあルリちゃん。帰る前にアドレス交換しよっか」
「良いですよ……あ、じゃあ弾さんも良いですか」
「へ? 俺も?」
「はい。一夏さんの事で相談するかもしれないし」
「……アホのせいで苦労をかけるなぁルリちゃん」
「いえいえ。いつもの事ですから」
「くっそう……! 見てろよ! いつか弾や鈴に気が利くヤツだって思わせてみせるからな!」
は? 一夏が気が利く男になってみせるって?
思わず弾と顔を見合わせたけど……ねえ?
「「ははっ。またまた御冗談を」」
「ちっくしょ――――――ッッ!!」
「……バカ?」
「る、ルリまで……!」
「だ、大丈夫ですよ一夏さん! 一夏さんならきっと……多分……いつかなれる……かも? ですから!」
「…………そうですかぁ」
蘭ったら無自覚にトドメ刺しちゃってるわね。
蘭が一夏を落としてくれたら手っ取り早く鈍感も直りそうだけど……まぁ無理よねぇ。
あーあ……明日からまた学園生活かぁ。早く長期休みになんないかしら。
蘭はきっと鈴や千冬さんと感性が似てると思うの。
最初は蘭視点で書こうかと思ったけど、口調がいつもに増して安定しなかったので断念。
ルリ視点だと地の分がどうしても説明口調になっちゃうなぁ。ルリ視点で会話中の地の文の書き難い事。書きやすい鈴や弾視点に頼りすぎないよう気を付けないと。
5人がやってた人生ゲームはPSのDX人○ゲームⅡ。自分は人生ゲームって、これしかやった事無いんで。ギル○ィギアは2ではなくXX SLASH。箱○は持ってないから、2はやったことないです。5人の使用キャラはイメージで選びました。ちなみに自分はア○セル使い。アーケードの最新作がコンシューマ移植されるのはいつになるやら。
次回は明日の深夜になると思います。ようやくシャル&ラウラが登場予定。アンケートも締め切ったし、丁度いいね。