IS~インフィニット・ストラトス~  電子の妖精   作:ポコ

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 PQが終わらねーです……ついついSS漁りの方に行っちゃって、前話投稿してから5時間くらいしかやれてなかったり。ちなみに稲葉郷土展の1層で、レベル60。後2~3日で終わるわけねー。俺屍2と並行プレイになるか……こうしてどんどん詰みゲーが溜まっていくのである。
 艦これもちまちまやってるので、猶更時間ががが。現在提督レベル68で、もうすぐ響がヴェルヌーイになれそうであります。ちなみに一番レベル高いのはLv78の雷ちゃん。

 のほほんさんのラウラへの愛称を【らうらん】に変更。ラウラウって言いにくいですし。


第41話 たまには大人数で御飯も良いですね

 おっす、最近シャルルと2人揃って出番の無かった織斑一夏だ……何でシャルルと一緒にいる時間が増えたら出番が減るんだ? まぁ、セシリアや箒に比べたらマシだと思うけどさ。なんかそろそろ俺とシャルルの話になるって聞いたけど、何があるんだ? ルリや鈴に聞いて全然教えてくれねーし、前回のあらすじって言っても俺は居なかったから知らないし……あれ、何で俺、今回の前置き役に呼ばれたんだ? まぁいっか。今回は久々にルリ達以外も出るらしいから、楽しんで行ってくれよな!

 

 

――――――――

 

 

――――side ルリ――――

 

 

「ラウラさん。お姉ちゃんが来たら、今日も一緒にお昼御飯を食べませんか? 他の友達もいますけど」

「他の友人がいるのなら、面識の無い私は邪魔になるのではないか?」

「きっと大丈夫ですよ。一人はこのクラスの布仏本音さんですし」

「そうか……では反対意見が無いなら同行させてもらう」

「はい!」

 

 先日お姉ちゃんと一緒にラウラさんとお話しをしてから、ラウラさんの雰囲気がなんというか、大分丸くなりました。以前のラウラさんだと、他に話が無かったら一緒にお昼御飯なんか食べてくれなかったと思いますし……一夏さんを見る時だけはまだキツイ目つきですけどね。

 

「らうらんも一緒に行くの~?」

「ああ。迷惑なら辞退させてもらうが、大丈夫なのか?」

「もーまんたい~。ご飯は沢山で食べた方が美味しいもん~」

「ルリ、そうなのか?」

「えと……友達と一緒に食べるのは楽しいですよ」

「ふむ……友人かそうでないかは、どう判断すれば良いのだ?」

 

 むむ。どうやったら友達なのかですか……私には難しい問題です。お互いが許可したら友達だと思うんですけど、ラウラさんとはまだそういうお話をしてないから、まだ友達じゃないんですよね。今から聞いても大丈夫かな。

 

「そんなの、こうやって御飯に誘うくらい仲良しな時点でみんなお友達だよ~!」

「そうなのか? では私は、既に昼食を同伴した事があるルリと鈴とも友人なのか?」

「おうともさ~!」

「…………あれ?」

 

 どうやってラウラさんとお友達になるかを悩んでたら、いつの間にか本音さんが私ともお友達にしてくれてました。色々と考えてたのが無駄になっちゃいましたけど……まぁいっか。ラウラさんとお友達になれて嬉しいですし。

 と、そんな事を考えてたらお姉ちゃんと簪さんが来てくれました。

 

「やっほー。それじゃ、さっさと学食に行きましょっか。ラウラもそれで良い?」

「待て鈴。学食のような人ごみでは、どこに諜報員がいるか分からん。私は屋上で食べる事を提案するぞ」

「諜報員て。そりゃいないとは限らないけど……まぁいっか。それじゃ早く購買に行こっか」

「あ、あの鈴ちゃん? 私、ボーデヴィッヒさんと初対面なんだけど……」

「挨拶なんか食べながらで良いじゃない。ほら、ルリもラウラも早くしないとパンが無くなっちゃうわよ!」

「了解だ。迅速に行動するとしよう。行くぞルリ!」

「え? あ、ちょっと待ってくださいラウラさん!」

「ほら、かんちゃんも早く早く~」

「ちょ、本音、後ろから押さないで……!」

 

 お姉ちゃんと簪さんが来ると、あれよあれよという間に屋上で食べる事に決まっちゃいました。何だかラウラさんとお姉ちゃんって、相性が良いと言うか波長が合うというか、そんな気がします。性格は全然違うのに、何でだろ?

 

『小さい者同士、シンパシーでも感じるんじゃない?』

『……それ、私の事も含めて?』

『当然』

『…………好きで小さいんじゃないもん』

 

 オモイカネには6歳児並の身長しかない私の苦労なんて分からないんです。学食で御飯を受け取ったり、自販機で飲み物を買うだけなのにどれだけ私が苦労してるか……お母さんにお願いしたら、オモイカネに私より小さい体を作ってくれないかな。

 

『ごめんなさいルリさん! それだけはどうか!』

 

 オモイカネが何か言ってるけど、きっと気のせいです。

 

 

――――side 簪――――

 

 

「えっと、更識 簪です。日本代表候補生をやらせてもらってます」

「ラウラ・ボーデヴィッヒだ。ドイツ代表候補生。ドイツ軍の部隊長もやっている」

「え……ボーデヴィッヒさんって、部隊長なの? 凄い……!」

「更識 簪、私の事はラウラで構わん。部隊長と言っても、ISランクだけで選ばれたようなものだ。隊長としての力を見るなら、私なぞ軍の中でも下の方でしかない」

「そうなの? でも……」

 

 そんな風には見えないけど。ボーデヴィッヒ……じゃなくて、ラウラさんって凄くしっかりしてるし……。

 そう不思議に思ってたら、鈴ちゃん達がどこか呆れたように話に入って来た。

 

「はぁ……何バカな事を言ってんのよラウラ。アンタが上官失格だって言うなら、中国政府の奴等なんか全員上司失格よ」

「鈴? 何を根拠にそう言うのだ?」

「そりゃー前の授業でのらうらんの指導っぷりが凄かったからだよ~」

「授業での指導?」

 

 そう言えば、この間のISの授業は1、2組の合同授業だったらしいけど、その時の事かな? じゃないと、鈴ちゃんがその時の事を知ってるはずないし……。

 

「だが、軍の上官からは私の指導はなっていないと言われているぞ」

「なってないって、あれでですか? ラウラさんの班の人達は皆すぐに歩けるようになってましたし、私も凄いと思いましたけど」

「そうか? 上官達からは、あのような温い訓練では温い軍人しか出来んと言われているのだが……私としては必要以上に手を貸さないよう、厳しくしているつもりなのだがな」

「あー……成程ね。軍の上官ならそういう判断基準してそうだわ」

 

 えっと……つまりラウラさんは実力はあるのに、上からの評判は良くないって事だよね。何でそうなるんだろう……ちゃんと実力があるのに認められないなんて……。

 

「かんちゃん。難しい顔してどうしたの~?」

「え? あ……えっと、なんで実力があるのに認めてもらえないのかなって思って……」

「私も不思議です。何でラウラさんがダメな人扱いなんでしょう。ラウラさん、部下の人達からもそう思われてるんですか?」

「部下達からどう思われているかか? クラリッサ……部隊の副官にはよく相談に乗って貰っているし、私の指導に反発してくる者もいないしな。部隊での評判は悪くはないと思う」

「だと思ったわよ。あのラウラの指導に反発するヤツなんか、よっぽどの根性無しか無駄にプライドだけ高いバカくらいよ」

 

 ラウラさんは部下の人達からは認められてるんだ……部下の人達って言っても、ほとんどの人はラウラさんより年上だと思うけど、それなのに慕われてるなんて凄いな……ちょっと、憧れちゃうかも。

 

ぐぅ~~……

 

「あ……」

「「「「…………」」」」

 

 な、なんでこんな時にお腹の音が鳴っちゃうの!? 寝坊したせいで、朝御飯をブロック食品で済ませちゃったから!?

 みんな私の事見てるし、絶対私のお腹が鳴ったって気付かれた……!

 

「あ、あー! なんだか話してたらお腹空いちゃったわねー!」

「そ、そうだな! 大分時間も経過してしまったし、早急に食事をするか!」

「えと……そ、そうですね。私もお腹ぺこぺこです」

 

 止めて! ワザとらしく目を逸らさないで……!

 あまりの恥ずかしさに顔を真っ赤にして俯いてると、誰かに肩を叩かれたので振り向いたら……今までに見た事がないくらい優しい笑顔の本音がいた。

 

「……かんちゃん。御飯にしよっか~」

「………………うん」

 

 ……本音の優しい言葉が胸に沁みて、思わず泣きそうになった。

 これからはご飯をしっかり食べようと、私が固く誓ったのは私だけの秘密。

 

 

――――side 鈴――――

 

 

 簪のお腹の音を聞かなかった事にして、いざ御飯を食べようとしたところで屋上の扉が音を立てて開いた。こんな中途半端な時間に誰かと思って振り向くと、そこにいたのは私達がよーく知ってる奴等だった。

 

「一夏じゃない。どうしたのよこんなとこに来て」

「鈴達もここにいたのか! 探してもいなかったから諦めたんだけど、丁度良かったぜ」

「丁度いい?」

 

 何が良かったのか知らないけど、後ろにいる箒がアタシ達を睨んできてるのに気付きなさいよ。何でか一緒にいるセシリアとデュノアは苦笑いしてるし……ほんと、何があったんだか。

 

「いや、箒に昼飯に誘われたからさ。折角だから皆で食べようと思ってルリと鈴も誘おうと捜してたんだよ。セシリアとシャルルは教室にいたからすぐに誘えたんだけどな」

「……あぁ、なるほどね」

 

 セシリアとデュノアが苦笑いしてるのはそういうわけね。2人を誘って箒と合流したら、箒が一気に機嫌が悪くなった、と。箒は一夏と2人きりで食べたかったんでしょうね……一応抵抗しとこうかしら。

 

「あたし達はあたし達で食べるから、アンタ達は気にしないで別々で食べていいわよ。セシリアとデュノアはこっちで食べる?」

「何言ってんだよ鈴。せっかく一緒の場所で食べるんだから、皆で食べた方が飯も旨いだろ?」

「あっそ……もう好きにしなさいよ」

 

 あたしが別々に食べようと提案したら箒がすっごく嬉しそうな顔になったけど、次の一夏の言葉で一瞬で鬼のような目つきになって一夏を睨み始めた。

 箒はいったい何やってんだか……中学の頃の一夏以外眼中に無かったあたしでも、ここまで露骨に苛々してなかったわよ。これで本気で一夏に振り向いてもらえると思ってるのかしら?

 そう考えてると横から溜息が聞こえたからそっちを見ると、本音が珍しく頭を抱えて苦笑いしてた。箒になんかアドバイスでもしてたのかしらね……全っ然効果が無かったみたいだけど。

 

「ほら、シャルルもセシリアも箒も早く来いよ。さっさと食べないと、また千冬姉に怒られちまう!」

「い、一夏。凰が別で良いと言うのだから、それに甘えるべきではないか?」

「甘えるってなんだよ。鈴達と一緒に食べた方が美味しいだろ? 箒もたまにはルリや鈴と話してみろよ」

「ぐっ……! わ、私はお前を誘ったんだ! 今は他の者と必要以上に話す気はないッ!!」

「何怒ってるんだよ。皆で仲よくした方が楽しいだろ?」

「そう簡単に仲良く出来たら苦労は……っ! ……もういい、好きにしろ!」

「「「…………はぁ」」」

 

 なんかもう……ぐっだぐだね。一夏に空気読めって言いたいけど、それ以上に箒の方がねえ……最初から2人で食べたいって言っとけば良かったのに。

 

「セシリアもデュノアも、大変だったわね」

「ええ、本当に……これから誘いを受ける時は、内容を詳しく確認してからに致しますわ」

「あはは……ボクも同感かな」

「2人とも、お疲れ様です」

「おりむーは本当に、空気読み人知らずだね~」

「……本音、何それ?」

「…………織斑一夏は、いつもあのような調子なのか?」

「ラウラ?」

 

 まだ言い争いをしてる2人を、ラウラが変な物を見る目で見ていた。まぁ、今まで憎んでた相手があんな事やってたら、何とも言えない気分になるのも仕方ないか。

 

「普段はもっとマシなんだけどね……人間関係になるとあんな感じ。戦闘では勘が鋭いのに、何で肝心なとこではああなんだか」

「そうか……戦闘に支障がないなら、それで構わん」

 

 そう言いながらも、ラウラはどこか落胆したように一夏達を見続けていた。こりゃラウラが全面的に一夏を認めるのは難しいかしら?

 

 その後、何とか箒を落ち着かせた一夏だったけど箒はずっとしかめっ面で、簡単な自己紹介をした後は一夏にお弁当を渡して、あたし達とは全く喋らなかった。一夏と本音とは少しだけ話してたけどね。ったく、空気悪いってレベルじゃないわよ!

 

 

――――side ルリ――――

 

 

「あーもう、腹立つわね!」

「まだ怒ってるの?」

「当ったり前よ! あいつとは一生仲良くできる気がしないわね!」

 

 はぁ……お姉ちゃんがこんなに長く怒ってるなんて珍しいですね。

 今日の授業が終わって、お姉ちゃんと一緒に学食に行ったんですけど、学食で箒さんと会ってしまって。

 それだけなら良かったんですけど、目が合ったら箒さんが私とお姉ちゃんをまた睨んできて。それでお姉ちゃんが大激怒。私がなんとか説得したんですけど、今でもこんな調子です。

 

「ったく。一夏も幼馴染ならアイツの面倒くらいちゃんと見てなさいよね!」

「一夏さんは最近デュノアさんにべったりだから」

「あぁ、そう言えばあの2人って最近ずっと一緒にいるわね。一夏のヤツ、まだデュノアが女って気付いてないのかしら?」

「気づいてたら、あんなに引っ付いてないと思う。一夏さんに隠し事なんか無理だと思うし」

「そうよねぇ……部屋も一緒なのに、何で気付かないのかしら。一夏のことだから、何かやらかしてもおかしく……」

 

『きゃぁぁぁぁあああ――――――――ッッッ!!?』

『へ? え? え、あ、シャル…………ル?』

 

「「…………」」

 

 ……聞き間違いでしょうか。今、一夏さん達の部屋から聞きたくない声が聞こえたような。

 

『現実逃避禁止ー。一夏がデュノアが女子って事に気付いちゃったみたいだね。気付いたと言うか、見ちゃったというか』

『……はぁ』

 

 残念ながら現実だったみたいです。思わず溜息が出ちゃいました。

 

「お姉ちゃん。オモイカネも聞いてたから間違いないみたい」

「あー……やっぱしかぁ。面倒くさいけど、一夏達のとこに行くとしますか」

「だね……」

「「『……はぁ』」」

 

 お姉ちゃんと顔を見合わせて、今度はオモイカネも一緒に3人で溜息を吐いちゃいました。行きたくないなぁ……行かなきゃダメですか? ダメですか。あぁ、本当に憂鬱です。




 遂に正体がバレるの回。さて、一夏はシャルの問題をどうする気やら。
 なんか箒を久々に書いたら、いつもより酷くなってしまった気が。けど、誰も一夏に惚れてなかったらこうなっちゃったんです。皆が一夏に惚れてたら、皆似たような反応で似た者同士って対応だったんですけどね。周りが常識人ばかりになっちゃったから、箒がすっごいアウェーです。
 一夏に惚れたら駄目になるみたいな言い方だけど、ある意味間違ってないと思う。

 次回投稿は明後日の7月16日になると思うです。

――追記――
 すいません。ちと職場で手に火傷をしてしまいまして。軽い火傷なので1週間もしないうちに治りますけど、次話投稿は19日か22日になりそうです。
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