近づく二人   作:月島柊

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胡桃

俺は魔法高校に通う高校3年。魔法高校に通う以外は大して他の人たちと変わらない。全然普通の高校生。

強いて言うのなら俺に好きな人がいることだと思う。まぁ、俺の片想いかもしれないけど。向こうだって言ってないから意識してないはずだ。

しかも好きな人は学校一の美人。そんなやつとかかわり合えるはずないとは思ってるけどまぁ好きなのはいいだろう。おかしい気もするけど。

「ねぇ、ちょっといい?月島くん」

月島は俺の苗字。俺は月島柊。さっきも言った通り普通の高校3年だ。そして今話しかけてきたのは葉元胡桃。俺の好きな人だ。

「あぁ。どうした」

「月島くんって大学行く?」

「俺は魔法生かすから行かないよ。」

推薦されたら別だけど。

「そっか。私と一緒だね」

「胡桃も大学行かないのか。胡桃だったら行けそうだけど」

学力も2年連続学年2位だから行けるかと思ったんだが。

「だったら月島くんの方が行けるじゃん。3年連続学力1位でしょ」

それを言われたら何も言えない。確かに1年の時から1位だった。魔法を使うわけだから猛勉強した結果だ。

「まぁな。けど俺は頭がいいのを自慢したくないし。」

「そう」

あれ、何か嫌なこと言ったか?

 

【葉元胡桃視点】

やっぱり好きな人に話しかけるのは緊張する。あんまり話したくないからかすぐに会話を終わらせてしまう。ずっと話してると心臓が飛び出てしまいそうだから。

私は会話を終わらせ、自分の席に向かった。だけどやっぱり月島くんは私のところに来る。

「俺何か嫌なこと言ったか?」

「えっ!いや、言ってないよ・・・」

悪いって思わせちゃった。私のこと嫌いになっちゃったかな?けど誤解は解いたはずだからそれはないよね?

私は頭の中でこのことばかり考えていた。だって好きな人から嫌われたら嫌だから。

 

【月島柊視点】

俺は嫌われるかもしれないと思いながら胡桃に聞きに行った。さっきの俺が悪いこと言ったか。

「俺何か嫌なこと言ったか?」

ついに聞いてしまった。もう後戻りはできない。

「えっ!いや、言ってないよ・・・」

少し焦って胡桃が返す。俺は小さく頷いて席に戻る。席につくと窓から強い風が吹いてきた。窓側の席だから日常茶飯事だ。

「今日も風強いね」

前に座ってた女子が言ってきた。紗由理だ。

「あぁ。窓閉めたら暑いから微妙だよな」

まだ8月だから全然暑い。

「エアコンつけないかね。魔法使えるからいいだろとか言ってるけど」

「限度があるもんな。全く、先生もどうかしてるよ」




葉元胡桃視点は従兄弟に協力してもらってます。それ以外は自分で。
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