近づく二人   作:月島柊

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夜間モードはoffで。




 咲春が入ってきたのは2年前。俺が高1、暁依が中2のときだった。

その時の咲春は臆病で、人見知りだった。多分怖かったんだろう。

しかしそれから俺は咲春と積極的に話し、仲良くなった。

 

「お兄ちゃん、さっきから、どう思ってるのかって思ってない?」

 

なんで分かってるんだ。エスパーかなんかか?

 

「あぁ。特に暁依には話してなくないか」

「そうだね。だってぇ、怖いし」

 

あいつ表裏ありすぎるからな。学校ではかっこよくしてるけど、家に入るとすげー怖いから。

 

「内心優しいぜ」

「本当?話しても殺されない?」

 

どんな感情抱いてんの?

 

「死なないよ。ほら、あと少しで帰ってくるぞ」

 

17:50。時間に細かい暁依は帰る時間も細かく決める。今日は17:57。あと7分だ。

 

「うぅ、怖いなぁっ」

「大丈夫だって。お帰りぐらい言ってみろよ」

 

 そして帰ってくる。決戦の時間だ。

 

「お、お帰りなさい、暁依くん」

「あ?あぁ。ただいま」

 

なんだよ最初の「あ?」って。怖いに決まってんだろ。

 

「お兄ちゃん、怖いって!」

「大丈夫だって。頑張れよ」

 

また話しかける。

 

お腹空いたでしょ?ご飯作るね

 

弱々しいなぁ。怖いんだったら当たり前かな?

 

「よろしく」

 

これは怖くないだろ。

そして作り始める。咲春って料理できたか?すると

 

熱っ!

 

火傷する直前じゃないか。危ないからやめろ。

 

「咲春、あぶねぇだろ。貸せ」

 

暁依だ。なんだよ、また怖いぞ。まるで暁依の方が年上だ。

 

「お前を守るのが俺の仕事だ。」

 

カッコいい!何て思う俺もいるが、咲春はどう思ってるんだ?

 

「ごめんなさい」

「謝るな。悪くない。ほら、やってみろ」

 

やらせるところは先生っぽいな。

 

「こうでいいですか?」

「俺は先生じゃないし、怖くないぞ。」

 

自分から言うかよ!隠れながらみているがついに突っ込んだ。

 

「怖くない?本当?」

「あぁ、本当だ」

 

だんだん仲良くなってるかな。するとまさかの行動に移った。

 

「ほら、怖くない」

 

暁依が抱きついたのだ。恋愛に持ってこうとしてない?

 

「暁依くん!?ちょっ、」

「怖いか?」

 

怖くないけどドキドキしすぎて死ぬだろ。

 

「怖くないけど、好きになっちゃいそう」

「いいじゃん。家族だし」

 

家族だから何てパワーワード勝手に使うんじゃない。

 

「俺も好きだしさ」

 

あらー、家族全員好きなこと判明したな。

 

「お兄ちゃんの方が」

「上下関係ないから柊でいいんだよ」

 

いいこと教えたな。

 

「だからさ、仲良くしようぜ」

 

ガシッとつかむ。ずるいなぁ。俺もだ!

 

「俺もいれろよー」

「狭いー!」

「面白いじゃん」

 

全員仲良くなったな。目標達成。

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