近づく二人   作:月島柊

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今回も最後だけ、ね。


紗由理

「えっと、2人とも、本当かな?」

冷静を偽っていたがそんなに偽れてない気がしてきた。

「うん・・・」

「胡桃、大丈夫なのか、まだ仲間はいるんだぞ」

主戦力はいなくなったものの、まだ仲間はいる。

「大丈夫。柊くんがいてくれるんだったら」

「そうか?だったらいいんだが・・・」

「・・・楽しそう・・・」

紗由理がこっちを羨ましそうに見ている。どうしようもできないが。

「もう授業始まるから座ろうか」

と言っても紗由理は俺の前だからいつでも話せるが。

 

 4時間目が終わり、昼休憩にはいる。俺はいつも弁当を作らないから購買ですませてしまう。今日も購買に行き、弁当を買う。外で食べたかったから俺は校庭の脇に座る。人も来ないから食べやすい。

「柊くん、ここいいかな?」

「え?あっ、いいけど」

横を見るとそこには紗由理がいた。周りには誰もいないから静かだ。

「紗由理、どうしてここに」

「柊くんと一緒にいたかったから?」

こんなかわいいと思ったの初めてなんだが。いつも幼馴染みとしてみていたが、さっきだけは恋人のように見ていた。

「そうか。」

「柊くんは私と居たくない?」

居たくないって訳でもない。

「別にいいけど、お前も購買で買ったのか」

「作るの苦手だし。」

なんか女子は料理得意だと思っていたが違うのか。俺も料理出来ないけど。

「それはそうと、俺がここにいるってよくわかったな」

「こ、ここにいると思ったから・・・」

俺は購買の弁当を食べ始める。

「ねぇ、柊くん」

紗由理が俺に話しかけてくる。

「どうした?」

「ぎゅってして?」

急に何を言ってくるかと思ったら抱きつけと。周りには誰もいないから見られるってことはないとは思うが、いくらなんでも付き合ってないのに抱きつけって

「嫌だったらいいんだけど・・・」

「分かったよ。ほら、こっち来い」

俺は紗由理にこっちに来るよう指示した。遠いとしずらいし。

 

【姫宮紗由理視点】

 

(よかった・・・!胡桃ちゃん、柊くんに何かしてるかと思った・・・)

私は抱きついた柊くんの温もりを感じてホッとした。今の私はドキドキよりも安心の方が強く、勝っていた。しかし、落ち着いてくると、今、何をされているか理解が追い付いてきた。

私は急に恥ずかしくなって何か喋らないと柊くんに不快な思いをさせると気付き、回らない頭のなかを回転させ、なんとか言葉を発した。

「っ、柊くん、暖かい・・・」

この空間だけ時間が止まっているようだった。

私は柊くんの体と腕に包まれて、ずっとこのままで居たいと思っていた。




最初、俺が略し過ぎて1000文字越えませんでした。けど優しい同級生が追加してくれて1000文字越えることが出来ました!
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