DーHEROと共に戦うデュエリスト。 リメイク版   作:無言の短パン

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VS 究極完全態グレートモス

 あれから城の近くにいた4種族を全て駆逐した。

 今は森の中で引き続き倒しているところだ。

 

「貴様か。我ら4種族を狩っている者は!」

 

 上空から巨大な蛾が目の前に舞い降りてきた。

 

「お前は何だ」

 

「私は昆虫を束ねる長、究極完全態グレートモス。私の同胞達を随分と葬ってくれたな!」

 

 そいつは究極完全態グレートモスだった。

 

「お前らだって町の人たちを殺しただろ」

 

「黙れ! 貴様は許せん! デュエルで痛みつけた後にあの世に送ってやろう!」

 

 奴は数ある足の一本にデュエルディスクを付けており、デュエルディスクを構えて来た。

 

「普段なら命懸けのデュエルなんて受けないが、俺もお前を痛みつけてあの世に送りたい。だから受けてやるよ!」

 

 

 

「「デュエル!!」」

 

 このデュエル、絶対負ける訳にはいかない。

 

 

 

「先行は貰う。私のターン、ドロー! プチモスを守備表示で召喚し、その後進化の繭をプチモスに装備する」

 

「これによりプチモスの守備力は2000になる。カードを2枚伏せてターンエンド」

 

 究極完全態グレートモスは進化の繭を装備して6ターン経過したプチモスを墓地へ送って特殊召喚するモンスター。

 さっさと破壊したほうがいいな。

 

 

「俺のターン、ドロー」

 

 手札がイマイチだな。

 

「D-HEROダイヤモンドガイを守備表示で召喚。そしてダイヤモンドガイの効果発動、デッキの上のカードを一枚めくりそれが通常魔法カードの時そのカードを墓地に送り、次の俺のターンのメインフェイズに発動出来る。引いたカードは永続魔法、D-フォーメーション。不発の場合はデッキの一番下に行く」

 

「運がないようだな」

 

「黙れ! カードを2枚伏せて、ターンエンド」

 

 

「私のターン、ドロー。手札からゴールデンレディバグの効果発動。手札にあるこのカードを相手に見せることで、自分は500ライフポイント回復する。この効果を使用したターン、エンドフェイズまでこのカードを相手に見せ続けなければならない」

 

 ゴールデンレディバグか、厄介なモンスターだ。

 これで自分のターンの度に、ライフ500ポイント回復か。

 

「更に、インセクトソルジャーを召喚しダイヤモンドガイを攻撃!」

 

 ダイヤモンドガイは腹を貫かれて破壊された。

 

「この瞬間、伏せカード発動、デステニーシグナル。このカードの効果により自分のモンスターが戦闘で破壊され墓地に送られた時、デッキからレベル4以下のD-HEROを特殊召喚出来る。来い、D-HERO ディスクガイ」

 

「私はカードを1枚伏せてターンエンド」

 

 

 

 

 未来のフィールド

 モンスター

 D-HEROディスクガイ(表側守備表示)300

 伏せカード1枚

 手札 3枚

 ライフ4000

 

 

 

 相手フィールド

 モンスター

 プチモス(守備表示)2000 装備カード 進化の繭

 インセクトソルジャー(攻撃表示)1900

 伏せカード3枚

 手札1枚

 ライフ4500

 

 

 

「俺のターンドロー! ディスクガイをリリースして、ダッシュガイをアドバンス召喚する!」

 

 この攻撃力ならどちらのモンスターでも倒せる。

 プチモスはまだ1ターンしか経ってない、よってまだまだ脅威じゃない。

 ならば狙いは……

 

「バトル! ダッシュガイでインセクトソルジャーを攻撃!」

 

 ダッシュは助走をつけた飛び蹴りをお見舞いし、インセクトソルジャーを破壊した。

 

「ぐうー! (4500→4300)……だが私はその攻撃に対し、速攻魔法ターンジャンプを発動していた。このカードの効果により3ターンの時が進んでいるぞ!」

 

 ターンジャンプ。遊戯がレベルモンスターの攻撃力を上げるのに使ってたな。

 

「ダッシュガイは攻撃を行ったバトルフェイズ終了時に守備表示になる。これでターンエンド」

 

 次の奴のターンで5ターン目。究極完全態は出せないがグレートモスは出せるか。

 

 

 

 

「私のターン、ドロー。ゴールデンレディバグの効果で500ポイントライフを回復する」

 

「その後、伏せカード無謀な欲張りを発動。このカードの効果でデッキからカードを2枚ドロー。更にチェーンしてもう一枚の無謀な欲張りを発動、2枚ドロー。これで私は2ターンの間ドロー出来ない」

 

 無謀な欲張りを2枚使うことで、リスクを減らしたか。

 

「来たぞ、私は6ターン経過したプチモスを生贄に、私自身、究極完全体グレートモスを特殊召喚する」

 

 いやまだ5ターン目だぞ。

 そうか、アニメでは互いのターンを合わせて6ターンだったのか。

 

「さらに装備カード、メテオ・ストライクを私に装備。これで私に貫通能力が備わった」

 

「バトル。究極完全体グレートモスでダッシュガイを攻撃。モス・パーフェクト・ストーム」

 

 グレートモスが起こした暴風はダッシュガイを一瞬のうちに蹴切らし、俺を襲った。

 

「ぐわぁぁー! (4000→1500)」

 

 暴風をまともにくらい、耐えきれず吹き飛ばされた。

 

「はっはっは。どうだ凄まじい一撃だろ。私を倒すことなど不可能だ! カードを4枚伏せてターンエンド」

 

 

 

 未来のフィールド

 伏せカード1枚

 手札3枚

 ライフ3200

 

 

 

 相手フィールド

 モンスター

 究極完全体グレートモス(攻撃表示)3500

 伏せカード4枚

 手札2枚

 ライフ4800

 

 

 

「好きなだけ吠えてろ。俺のターン、ドロー。デステニー・ドローを発動。手札からD-HEROディアボリックガイを墓地へ送り、2枚のカードをドローする」

 

「ならば私も、伏せていた、3枚目の無謀な欲張りを発動。デッキから2枚のカードをドローする」

 

「関係ない、手札から融合を発動。手札の……」

 

「無駄だ! 伏せていた永続トラップ、融合禁止エリアを発動。これにより、お互いに融合を行うことはできない」

 

 これじゃあ、ドラグーンディーエンドを融合召喚できない。

 

「これで融合は不発。貫通能力を備えた私から逃げる術はない! 貴様は終わりだ!」

 

「……手札から死者蘇生を発動。ディスクガイを蘇生する」

 

「死者蘇生だと。苦し紛れに墓地に眠る雑魚を蘇らせたところで何になるというのだ」

 

 攻撃力やレベルでしかモンスターを見れないのか、哀れな奴だな。

 

「ディスクガイの効果発動。墓地からの特殊召喚に成功した時にデッキから2枚のカードをドローできる」

 

「2枚ドローだと……何という効果だ。だがどれほど強力なモンスターを出したところで私に勝つ術はない」

 

「ドリルガイを召喚。ドリルガイの効果で手札のダガーガイを特殊召喚する」

 

「その後、墓地のディアボリックガイの効果発動。除外することでデッキからディアボリックガイを特殊召喚する」

 

「デステニー・ドローで捨てたモンスターか。だが、貴様は召喚を行い強力なモンスターは出せない。雑魚モンスターをいくら並べたところで壁にすらならない」

 

「ダガーガイ、ディアボリックガイ、ディスクガイ。3体のモンスターを生贄に手札からブルーディーを特殊召喚する」

 

 3体のD-HEROは薄黒い血となり地面に吸収され、そしてそこから、大量の黒い血が吹き出した。

 そしてその血の中から、ブルーディーが姿を現した。

 

「3体のモンスターを生贄に特殊召喚だと!?」

 

「コイツこそが究極のD-HEROと呼ばれてるモンスター。その強さは究極完全態グレートモスなんか目じゃない」

 

「だが攻撃力では私の方が上だ」

 

「ブルーディーの効果発動。敵モンスターを吸収しそのモンスターの攻撃力の半分とモンスター効果を得る。グレートモスを吸収しろ!」

 

 ブルーディーは一瞬の内にグレートモスを吸収した。ブルーディーの翼の中からグレートモスが顔だけを出して、すぐに引っ込んだ。

 

「なっ、何! 馬鹿な!?」

 

「これでブルーディーの攻撃力は3650。ドリルガイの攻撃力1600を合わせればお前のライフを上回る」

 

「(今私が伏せている、我が身を盾にと王宮のお触れはこの状況では意味をなさない)こんなことが…」

 

「バトルだ。ドリルガイでダイレクトアタック」

 

 ドリルガイのドリルがグレートモスを貫いた。

 

「ぐわぁぁー! (4800→3200)」

 

 ブルーディーのダイレクトアタックが防がれたとしても、まだ伏せカードがある。

 ここは勝負に出る。

 

「これで終わりだ! ブルーディー、ダイレクトアタック!」

 

 ブルーディーは翼から大量の針の形をした血の塊を、グレートモス目掛けて打ちこんだ。

 

「ぐぎぁあ──!! (3200→0)」

 

「終わりか……」

 

 グレートモスはその場に墜落し、身体が光り出し消滅し始めた。

 

「なぁ、消滅する前に聞かせろ。どうしてあの町に攻撃を仕掛けたんだ」

 

「当然、この世界を我々昆虫族の楽園にしたかった。その為に昆虫族以外を滅ぼす必要があった、だから魔法使いの町を攻めたそれが理由だ」

 

「楽園ねぇ。自分の種族しかいない世界が本当に幸せだと思ってるのか」

 

「黙れ! 貴様に何がわかる。弱きものとして虐げられてきた我ら昆虫族の思いが!」

 

 コイツも元はプチモスだった時期があった筈。その時に色々あったのか。

 

「分からないな。だとしたらどうして他の種族と手を組んだんだ」

 

「馬鹿め。今回は利害が一致しただけに過ぎない。他の3種族も私達と変わらない。最後には己の種族存亡を賭け戦っていた」

 

「あぁそうかよ」

 

「おのれ……まさか私が……貴様の様な……若造に……負ける……と……は……」

 

 グレートモスはそう言い残し完全に消滅してしまった。

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