DーHEROと共に戦うデュエリスト。 リメイク版   作:無言の短パン

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VS 神獣王バルバロス

「まさか究極完全態グレートモスに勝利するとは思わなかったぞ」

 

「奴は戦闘もデュエルも強い。そんな奴を殺るとは」

 

「お前、相当デュエルの腕が立つ様だな」

 

 

「獣戦士族、恐竜族、獣族の上級モンスター。と言うことは お前らは町を襲った奴らのリーダーか」

 

「いかにも。俺は獣戦士族のリーダー、神獣王バルバロス」

 

「俺は恐竜族の長、スーパーコンダクターティラノ」

 

「獣族の長、森の番人グリーンバブーン様だ」

 

「何の用だ」

 

「しれたこと。俺たちの仲間を狩っている貴様は始末する!」

 

「俺たちはグレートモス並みに強いぜ」

 

「そんな俺たち3人同時に相手して貰おうか」

 

 3匹は一斉にデュエルディスクを構えた。

 

「3対1かよ。種族のリーダーの癖して恥ずかしくないのか!」

 

「何とでも言え!」

 

「勝てばいいんだよ」

 

「グレートモスを倒す実力のある貴様は厄介だ。ここで確実に息の根を止める」

 

 逃げることは難しそうだな。やるしかないのか。

 

「そのデュエル、私も混ぜて貰おうか」

 

 声のした方を見てみるとそこにはショナーがいた。

 

「未来君、城から飛び出したと聞いて心配していたよ。無事でなによりだ」

 

「何、貴様は執行官!」

 

「馬鹿な! 貴様は城を離れていた筈」

 

「何故ここにいる」

 

「貴様達4種族が私の町を襲撃したと聞き急ぎ戻ってきた。随分好き勝手してくれたな」

 

「ぐぅ。おい、俺がコイツをやる。お前たち2人で執行者をやれ」

 

「そうするしかないな」

 

「執行者と言えども俺様とティラノの2人がかりなら勝てる」

 

「だそうだ。未来君、バルバロスの相手を頼む」

 

「分かった。やるしかないみたいだな」

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

 

 

「先行は俺の物。俺のターン、ドロー。俺は俺自身、神獣王バルバロスを攻撃表示で召喚する」

 

「俺は上級モンスターだが攻撃力を1900にして通常召喚することができるんだよ」

 

「カードを3枚伏せる。俺はこれでターンエンドだ」

 

 いきなりバルバロスを1900にして召喚か。

 伏せカードはスキドレの可能性が高いな。

 

 

 

「俺のターン、ドロー」

 

 スキドレを伏せてるかはコイツで探ってみるか。

 

「デビルガイを守備表示で召喚。そしてデビルガイの効果発動。このターンのバトルを放棄する代わりに、相手フィールドのモンスターを2ターン後の俺のスタンバイフェイズまでゲームから除外する。バルバロスを除外する」

 

 デビルガイは右腕からチェーンをバルバロス目掛けて打ち出した。

 

「そうはさせん。伏せカード発動、スキルドレイン。ライフを1000払う事で、全てのモンスターの効果を無効にする」

 

「そして効果が無効化されたことにより俺の攻撃力は元の3000になる」

 

 やっぱり、スキドレか。だがこれで奴のライフは減った。

 ここは一気に融合してドラグーンディーエンドを出す。

 

「手札から融合を発動」

 

「無駄だ! 伏せカード発動、融合禁止エリア。融合は不発だ!」

 

 また融合禁止エリアかよ! さっきのグレートモスといい融合モンスターを警戒してるな。

 手札のドグマガイとブルーディーが腐るな。

 

「わははは。なぜ俺が一対一でデュエルを挑んだと思う。……それは私のデッキが圧倒にお前のデッキと相性がいいからだ」

 

「グレートモスとのデュエルを見たところ、D-HEROはモンスター効果は強力の様だが能力値は低い」

 

「なるほど。確かにスキドレとは相性が悪いな」

 

「融合も封じた。先程のブルーディーとかいう上級モンスターは効果が無効になれば役に立たない。もはや貴様に勝ち目はない」

 

「カードを一伏せでエンドだ」

 

 こいつはスキドレや融合禁止エリアが除去される可能性とかを考えてないのか。

 

 

 

 未来のフィールド

 モンスター

 D-HEROデビルガイ(守備表示)800

 伏せカード1枚

 手札3枚

 ライフ4000

 

 

 

 相手フィールド

 モンスター

 神獣王 バルバロス(攻撃表示)3000

 永続トラップ

 スキルドレイン

 融合禁止エリア

 伏せカード1枚

 手札2枚

 ライフ3000

 

 

 

「俺のターン、ドロー。不屈闘志 レイレイを攻撃表示(2300)で召喚する」

 

 レイレイか。確か攻撃を行った後に守備表示になるモンスターだったはず。

 スキドレとは相性がいいモンスターだな。

 

「バトル。レイレイでデビルガイを攻撃! 雑魚を蹴散らせ!」

 

 レイレイの攻撃でデビルガイは破壊された。

 

「まだ俺の攻撃が残っているぞ! ダイレクトアタックを喰らえ! トルネード・シェイパー」

 

「ぐわぁあー! (4000→1000)……い、いてぇ……」

 

 風を纏った槍をくらい、俺はぶっ飛ばされて地面に激突した。

 

「本来ならば攻撃をしたレイレイはバトルフェイズ終了時に守備表示になるが、スキル・ドレインによりその効果は無効になる」

 

「カードを一枚伏せる。これでターンエンド。お前のターンだ!」

 

 

 まずいな。手札はブルーディー、ドグマガイ、ディフェンドガイ。

 このドローでいいカードを引けなければおしまいだ。

 

 

「俺のターン。ドロー」

 

「手札からデステニードロー発動。D-HERO ブルーディーを墓地に送り、カードを2枚ドローする」

 

 いいカードが来た。これはいけるか。

 

「手札からオーバーロードデステニー発動。こいつは墓地のD-HEROを対象にして、そいつのレベルの半分以下のレベルを持つD-HERO1体をデッキから特殊召喚する。ブルーディーを選択して、デッキからダンクガイを特殊召喚する」

 

「ただし、この効果で特殊召喚されたモンスターはターンの終わりに破壊される」

 

「壁にもならない雑魚を呼び出してなんのつもりだ」

 

「ダンクガイの効果を発動。手札のD-HEROディアボリックガイを墓地へ送ることで500ポイントのダメージを与える

 

「血迷ったか! スキル・ドレインにより効果は無効。手札を1枚無駄にしただけだな!」

 

「墓地のディアボリックガイの効果発動。除外する事で、デッキからディアボリックガイを特殊召喚する」

 

「くっ、墓地からの効果は、スキルドレインでは無効に出来ない。このためにダンクガイの効果を使用したのか」

 

「まだ通常召喚はしてない。D-HEROディフェンドガイを召喚」

 

「3体のモンスターを並べブルーディーを召喚するつもりか。だが効果はスキル・ドレインにより無効化される」

 

「スキル・ドレインを除去するつもりなら無駄だ。俺は偽物の罠を伏せている。こいつは罠カードが破壊される時に身代わりになるカード」

 

「手札は1枚。よって頼りになるカードは伏せカードだけだろうが、一枚ではこの状態を崩すことは出来ない。お前は終わりだ!」

 

「ダンクガイ、ディアボリックガイ、ディフェンドガイ、3体のモンスターを生贄に現れろD-HEROドグマガイ」

 

 全身に闇のオーラを纏い、ドグマガイが姿を現した。

 

「こいつはD-HERO一の攻撃力3400だ」

 

「攻撃力3400だと! ブルーディー以外にも3体を生贄に特殊召喚するモンスターがいたのか」

 

「(だが俺の伏せているカードは攻撃力を1500ポイントアップさせる効果を持つ罠ライジング・エナジー。攻撃を行った瞬間返り討ちだ)」

 

「さらに、伏せていた装備カード、巨大化をドグマガイに装備。これにより、ドグマガイの攻撃力は元々の攻撃力を倍にした数値6800だ」

 

「6800だと! 馬鹿な! (レイレイを攻撃されればライジング・エナジーを発動しても俺は終わりだと)」

 

 この攻撃が通れば勝ちだが相手の伏せがミラフォやシリンダーだったら負け。

 だがもう手札は0。ここは勝負に出るしかない。

 

「ドグマガイでレイレイを攻撃!」

 

 ドグマガイの胸のあたりに紫色の光が集まっていき、やがて紫色の球体状になり、それをレイレイに向けて放った。

 攻撃を受けたレイレイは破壊された。

 

「がぁぁああー!? (3000→0)」

 

「勝てたか。……危ねえ。今回はギリギリだったな」

 

 やっぱり命懸けのデュエルなんてやるもんじゃないな。

 どんなに実力があっても、手札が事故れば終わりだぞ。割に合わなすぎる。

 

「この俺が負けた……だと……馬鹿……な」

 

 そういい残し、バルバロスは消滅した。

 

 

 

「勝ったようだな。無事でなりよりだ」

 

「ショナーも2匹に勝ったんだな。……それも無傷で」

 

「そうだな。奴らはそこまで強くはなかった」

 

 強くはなかったって、戦った奴は恐竜族のリーダーと獣族のリーダーだぞ。

 この世界では相当強い部類だろ。

 俺みたいに未来の強力なカードを持ってるわけでもないのに、2対1で圧勝なんて……こいついくらなんでも強すぎないか。

 

「なぁ、あんたは何者なんだ。デュエルの実力が頭一つ抜けてるぞ」

 

「その強さで何故ピケルやクランの教育係をやっているんだ? 本当は魔法使いのリーダーとかじゃないのか」

 

「魔法使いのリーダーは他にいる。きっと…私の正体はいずれ分かる」

 

 いずれ分かるか。なんだその含みのある言い方。

 近い将来で何かが起こるのか? 

 

「さぁ、今ごろクラン様たちが君のことを心配している。城に戻ろう」

 

「あぁ、分かった」

 

 

 

 

「お兄ちゃん……お兄ちゃん……」

 

「ベルちゃん」

 

「こんな時にあいつはどこに行ったのよ……バカ」

 

 

 

「……」

 

「いいの〜。あの子、あのままで……」

 

「仕方ないよ。もう、僕の運命は決まった。あの子のことはピケル様たちに任せるよ」

 

「君はどうするんだい?」

 

「私は残りの邪神使いを探すよ〜。目星もついてるしね〜」

 

「それなら僕は同士を集めることにするよ。来たるべき戦いに備えて」

 

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