指定された時間通りに俺は学校へ来た
そして会議室の扉をノックして中に入る
そこには先ほど出会ったサーゼクスさんの他にメイド服の人、小さな少女みたいな人、金の翼の男の人と天使とわかる女の人、そして黒い翼を生やしたおじさんみたいな人に青年が一人
後はグレモリー眷属に会長さんが居た
「彼が《特異点》である西園寺誠です」
とリアス先輩が俺の紹介をしてくれる
「そこの席に座りなさい」
とサーゼクスさんの指示を受け、メイド服の人が椅子を引いてくれた
俺はそこの席に座りある人に人格を交代する
恐らくこういう場ではこいつ以外に適任は居ないだろう
そのために俺はあれからずっとこいつを説得してたんだから
人格を変わったことを確認したサーゼクスさんが言う
「彼が来たことで会談の条件が整った」
「これより会談の議題の一つである《特異点》西園寺誠の処遇についての話し合いを始める」
会談は割と順調に進んでは居た
皆の意見はこうだった
今回の会談は所謂三代勢力の不可侵条約を結ぶ様なものが元だったらしい
そのため俺はどっちつかずの立場
簡単に言えば各勢力に対する抑止力になると言うこと
それが条件で自由にしてくれるという事だ
要するにこの三代勢力のトップ達から見ても俺は抑止力となる位恐ろしい存在らしい
そしてその時ミカエルさん(さっきの金の翼の人だ)が今の俺に問いかけようと口を開いた
だが
「僕は神だよ。ミカエル」
質問よりも先に俺が答える
いや正確にはハオの人格が表にでた俺である
その言葉に辺りは息を飲む
「僕から神と同じ波長のようなものを感じ取ったんだろう」
「正しい。僕の持ち霊はG.S」
「今はこの身体に収まってはいるが元々はこの世界をあまねく魂の存在だ」
「だが勘違いしないでほしい」
「きみ達が知っている死した神とは僕は違う」
「神、の定義が僕達と君達とは違うからね」
「ははは!なかなかおもしれぇ神器だなやっぱりてめぇの神器はよぉ」
と黒い翼の男の人、アザゼルが笑う
「口を慎めよ。アザゼル。僕がその気になればこの世界などいつでも滅ぼせる」
と殺気を込めてアザゼルに言い放つ
「これはこれは失礼」
とアザゼルが冷や汗をかきながら答える
「この会談で一つ気になった事がある」
とハオはアザゼルの連れてきた青年を指差した
「なぜ裏切り者がここにいる?」
その言葉を皆が認識した時だった
なんとも言えない奇妙な感覚が辺りを包み込んだ
だが
「ちっちぇな」
ハオにはそれは通用しなかった
グレモリー眷属の一人であるギャスパー・ヴラディの神器の能力 時間停止 の効果だったのだが実力が上のものには通用しないらしくミカエルやアザゼル、サーゼクスなど実力者は停止して居ない
だが問題はそれではなくハオの言った言葉である
「ヴァーリ・ルシファーなぜ貴様みたいなやつがここにいる?」
「!!」
時間停止していない者たち全てが驚く
ヴァーリ・ルシファーと呼ばれた男はなぜ分かったのかという驚きを
他の人はルシファーだと!という驚きを
「貴様、心が読めるのか」
「そろそろなんだ?カテレア・レヴィアタンが来るのか」
とヴァーリから次の作戦を先読みするハオ
「そいつもちっちぇな」
「ここにいる奴らで片が付く」
「だが白龍皇お前だけは僕が相手になろう」
「ここにいるやつでは雑魚すぎて相手にならないだろう?」
と勝手に話を進めるハオ
「アザゼル、お前は封じた龍の力を思う存分に使うといい」
「なんでそのことを!」
「黙れ、さもなくば貴様の黒歴史である剣の名をここで言うてやろうか?」
「リアス・グレモリーはキャスリングとやらでさっさと吸血鬼を助けてこい」
「え、えぇ」
「兵藤一誠、貴様も着いていけ」
「お、おう…」
「早くしろ、カテレア・レヴィアタンとやらが来るぞ」
その時魔法陣が展開され一人の美女が現れた
のだが
「ちっちぇな」
ハオの一撃によりなにも言葉を発する間も無く退場するカテレア・レヴィアタン
「そんな、仮にも魔王の血を引く者なのに…」
と口にするサーゼクス
「旧魔王派とやらは禍の団とやらに協力することをきめたらしい」
とハオは言う
そして外に飛び出した
「こい、ヴァーリ・ルシファー。遊んでやる」
そうヴァーリに言い挑発するハオ
「面白い、禁手」
白い鎧を身に纏ったヴァーリがハオに向かって飛翔するだが
「ちっちぇな」
ハオはG.SをO.Sする
「自身を神と言い張るだけの事はある!」
ヴァーリは億さずハオに向かって突っ込んでくる
だがハオはその場に太陽を作り出す
「大宇宙の小さな地球、その中でも小さな人間」
「ちっちぇな」
「太陽面爆発」
作り出した太陽からフレアを放つ
だがそれをヴァーリは半減の力を用いダメージを軽減させる
「なかなかやるじゃないか」
「これで…終わりか?」
ヴァーリは立ち上がりながら言うだが
「太陽の表面から数万kmまで立ち上る真紅のガス柱」
「紅炎」
超高温の炎の柱がヴァーリを襲う
いくら半減の力を用いダメージを軽減させたとしてもそのダメージは大きい
「くそ!近寄れない…」
「まだいくぞ」
その言葉にヴァーリは絶望に近い表情を浮かべる
「ガスと氷からなる凶兆のほうき星」
「彗星」
「くっ!」
残る力を振り絞りなんとか彗星を受け止める
だがこれで終わるほどハオは優しくはない
「ダメ押しだ」
「燃やし尽くせぬ天よりの使者」
「隕石」
その隕石の集団に飲み込まれるヴァーリ
それを見ていた他の者たちからすればもはや絶望しかないだろう
歴代最強の白龍皇と呼ばれるヴァーリをおもちゃ扱いする誠の姿に
「まだ…やられるわけにはいかない」
「せっかく面白くなって来たんだ」
と立ちあがるヴァーリ
「…良いだろう」
「これで絶望を与える準備は整った」
「アザゼル、ここの結界はどんな事があっても壊れないのだろう?」
「あ、あぁ今の技術力全てを投資した結界だ。壊れることはない」
「そうか、それにもう吸血鬼は助けれているだろう。この場から離れよ今すぐにだ」
「おい!今すぐここから出るぞ!」
とアザゼル達は転移魔法陣で結界外へと転移する
「ヴァーリ・ルシファーよ。力の限りを尽くしそれでもなお敵わぬ力」
「星の進化の最終段階」
「銀河に及ぶ大爆発」
「超新星」
壊れることのない結界が壊れるかというくらいの大爆発が辺りを包み込む
学校は粉々に砕け散り後にはなにも残ってはいない
だがヴァーリは生きていた
「はぁはぁ…まさか覇龍を使わされるとはな…」
ドラゴンなどを封じた神器でその力を強引に開放する禁じ手
発動させれば一時的に神をも上回る力を発揮するが、それと引き換えに命を落とすか寿命を著しく縮めるというそれを発動させたヴァーリ
ヴァーリの場合は溢れる魔力を使うことで寿命を削る代わりにしているためまだ大丈夫な方である
だが、彼にとってこれは奥の手であることも確かである
「そして、星が死んだ後に残るもの」
「まだ…続くのか…」
「大質量星の爆発は重力崩壊によるものだ」
「星が消え行き場を無くした重力は際限なく圧縮されて」
「やがて超高密度の重力場を作り出す」
「まさか…」
とヴァーリの顔に等々絶望の表情が浮かぶ
「ブラックホール」
「はははははは!」
「これに吸い込まれたが最後」
「お前の魂は無限に収縮し2度と出られることはない」
「くっ!」
せめてものと抵抗を見せるヴァーリ
だがもはや体力も残ってはおらず半減の力も発動しない
しかしいきなりハオはO.Sを解いた
「ちっちぇな」
ヴァーリは助かったと思い腰を落とす
禁手も解けていた
「アザゼルめ、なにが壊れることはないだ」
会合前に張ってあった結界は今はどこにも見当たらないのだ
「この程度耐えられなくてどうする」
ハオはヴァーリに目もくれず歩いて何処かへ行ってしまう
アザゼル達もそんな誠を止める事など出来ず何処かへ行くのを見つめている
ハオは最後にこう呟いて帰って行った
「どいつもこいつも、ちっちぇな」
ちょっと長くなってしまった感がありますがハオ様の強さを再現しようとしたらまだまだ足りない位です
ちっちぇなってら怒られそうですハオ様に…