ハイスクールB×D   作:厨二辰

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認識

今日は目覚ましよりも先に目が覚めた

理由は夢のせいだ

何もない真っ暗な空間に俺と顔も見えない人達が俺を囲むようにズラリと立っていた

別になにかされたりしたわけじゃない

ただ凄く…怖かった

一人ひとりが纏っていた雰囲気ってやつがとても不気味で重くてなによりさみしそうだった

 

 

あの人達は俺に何を伝えたかったのか…

そして俺に何をして欲しかったのか…

俺には分からないけれど、あの人達の力になれたらいいなって思ったんだ

 

 

 

 

 

 

そして時間になったから学校へ向かっているとなにやら生徒達の様子がおかしい

どうやら一誠とリアス先輩が一緒に登校してきたようだ

そりゃ学校も騒ぐもんだ

普通で考えたらあり得ないカップリングだからな

そして一誠は松田、元浜とバカ騒ぎを起こしていた

ほんとこの3バカデルタフォースをどうにかして欲しいと切実に思う

 

 

 

 

 

放課後、一誠と俺の元に同じ学年の木場裕斗がやってきた

一誠はモテるこいつが嫌いなようで

「で、何かのご用ですかね?」

とそっけなく返すが木場は変わらず笑顔のまま、

「リアス・グレモリー先輩の使いできたんだ」

と続けた

俺と一誠は顔を見合わせて頷くと

「OK、OK、んで俺達はどうすればいい?」

「僕についてきて欲しい」

と言われたので木場についていく

後ろから女子の悲鳴やらなんやらが聞こえた気がしたが気のせいだろう

 

 

 

 

俺達は木場について向かった先は、旧校舎だった

「ここに部長がいるんだよ」

と言われ一誠と共に部長?と首をかしげる

そして校舎内に入り階段を上り、ある教室の前で立ち止まる

そこには『オカルト研究部』とプレートがかけられていた

「部長、連れてきました」

と木場が中に確認を取ると

「ええ、入ってちょうだい」

とリアス先輩の声が聞こえてきた

どうやらリアス先輩は中にいるようだった

そして中に入った瞬間俺は絶句した

室内、至る所に書き込まれた謎の文字

そして教室中央にある魔法陣のようなもの

顔が引きつっているのが自分でもわかる

俺の中で誰かが喚いていたが気にしない

 

教室の中を見渡しているとソファに小さな女の子が羊羹を食べていた

こっちに気付いたので視線が合う

「こちら、兵藤一誠君と西園寺誠君」

と木場が紹介してくれる

それにあわせてぺこりと頭を下げてくる女の子

「誰?」

と小さな声で一誠に聞く

「え、お前しらねぇの?」

「知らねぇよ、下級生なんて」

とやりとりをしていると横から木場が

「塔城子猫ちゃんだよ」

と紹介してくれた

「さんきゅ」

と礼を言う

そんなやり取りをしていると奥からシャワーの音が聞こえてきた

なんか色々と常識の範囲外でごさいます、ありがとうございます

そして奥で着替えているようだったので俺はソファの一つに腰掛ける

その時に小猫ちゃんが一誠に向かって何か言ったようだがうまく聞き取れなかった

 

そして、濡れたままの髪で制服を着込んだリアス先輩の姿が奥から現れた

後ろにはリアス先輩と共に二大お姉様と称される姫島先輩もいた

「あらあら。はじめまして、私、姫島朱乃と申します。どうぞ、以後お見知りおきを」

丁寧な自己紹介をされたので

俺たちも同じように自己紹介する

 

「どうもはじめまして、二年の西園寺誠です」

「お、同じく二年の兵藤一誠です。こ、こちらこそはじめまして」

と挨拶を交わす

「これで全員揃ったわね。兵藤一誠君、西園寺誠君。いえ、イッセーとマコト」

「はい」

「私たち、オカルト研究部はあなたたちを歓迎するわ」

「あ、どうも…」

「悪魔としてね」

えっと、天使の次は悪魔ですか?

なんでもありですねありがとうございます

そのあと明らかにファンタジーものの話のようなものを聞いたが天野夕麻の話が出た途端に話しは急展開する

「あの日、あなたは彼女とデートして、最後にあの公園で光の槍で殺されたのよ」

その言葉に俺ははっとする

確かに俺は一誠の腹に穴が空くのをみただけど

「でも!俺は生きてるっすよ!だいたいなんで、俺が狙われるんだよ!」

と一誠が叫ぶ。けど俺には心当たりがあった

「神…器…」

と呟く

「そう、神器とは特定の人間の身に宿る、規格外の力。たとえば、歴史上に残る人物の多くがその神器所有者だと言われているんだ。神器力で歴史に名を残した」

と木場が口を開く

「大半は人間社会規模でしか機能しないものばかり。でも、中には私達悪魔や堕天使の存在を脅かすほどの力を持った神器があるの。」

と説明を受け、リアス先輩が一誠になにやらさせはじめた

すると一誠がドラゴン波の構えをとりそれを放った

思わず笑い出してしまったがその笑いもすぐに消え失せた

一誠の左腕が光だし赤い籠手のようなものが装着されていた

「それが神器。あなたのものよ。一度ちゃんとした発現が出来れば、あとはあなたの意思でどこにいても発動可能になるわ」

「はぁぁ、見た目は痛い子だけどなぁ」

と思わず口にしてしまう

「イッセーはその神器を危険視されて堕天使、天野夕麻に殺されたの」

「でもなんで俺生きてんすか?」

「イッセーが呼んだのよ、この紙から私を召喚してね」

 

「そして召喚された時には堕天使は追い払われ、あなたは死ぬ寸前、だから私はあなたを救うことを選んだ」

「じゃぁ次の日普通に学校に居たのはリアス先輩のおかげだったわけだ」

「そう、悪魔として、イッセーあなたはリアス・グレモリーの眷属として生まれ変わったの、私の下僕として」

 

 

その時俺たち以外の皆の背中きら羽根が生える

そして隣の一誠からも羽根が生えた

「おいおい、俺はこの世の終わりでもみてんのか?」

と口に出す

どうやら凄いことに巻き込まれたようだ

 

 

「あ、リアス先輩、神器がどんなものかわかったんですけど、なんで俺は呼ばれたんですかね?」

 

「えぇ、それも話さなくてはいけないポイントよ」

 

「マコト、あなたにもその神器が宿っているの、それもかなりヤバイ神器が」

 

「ヤバイ…ってどういう意味ですか?」

自然と声が震えているのが分かる

「なに、そこまで構えなくても大丈夫。でもあなたの神器は今までに発現した事のある神器とは違うの」

「違う?」

「えぇ、恐らくあなたの神器は歴代の所有者の人格を自分に憑依させるもの、と推測されるわ」

とリアス先輩が自分の考えを口にする

しかし誠が返したのは否定の言葉だった

 

「残念ですがその考えは間違っていますよ、リアス・グレモリーさん」

静かに否定する

「私達は歴代所有者なんかではありません」

いきなり雰囲気が変わった俺にオカルト研究部のみんなから警戒される

「そこまで警戒しなくても大丈夫ですよ。今の私にはあなた方に敵対する意思はありません」

「あなたは、誰?」

とリアス先輩は疑問を口にする

「これはこれは自己紹介が遅れ申し訳ありません。私はシュナイゼル・エル・ブリタニア、ブリタニア王国の第二王子です」

「ブリタニア王国?聞いたこと無いわね…」

とさらに警戒を強めるオカルト研究部の面々

 

「えぇ、それが答えですよ。リアス・グレモリーさん」

「どういう意味かしら?」

「私は確かにブリタニア王国の第二王子です。ですがあなた方はブリタニア王国を知らない、つまり私は別の世界の住人、ということです。勝手な推測になりますが恐らく彼、西園寺誠君が宿した神器とやらは別の世界の住人の人格を自分に宿しそれを自分の身体を媒体として使役する、といったものでしょう」

 

「なるほど、一理あるわね」

「ご理解いただきありがとうございます、それではあとは任せましたよ」

とシュナイゼルが言うとソファに誠が倒れる

「多分まだ別の人格に身体を使われることが慣れてないからよ、今は休ませてあげましょう。彼が目覚めたらさっきの考えを説明しましょう」

 

 

 

 

とリアス・グレモリーは誠に毛布をかけてあげた

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