シンフォギアの世界で偽物やってます   作:サソリス

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マレー式蒸気機関車とガーラット式蒸気機関車のいいところを友達と語り合い、リアルファイトで決着を付けたので投稿します。勝負方法は簡単、腕相撲だ!(蒸気機関車関係ない)

コメントありがとうございます!
自分はガノタですのでガンダムネタをどんどん入れたくなります・・・けど、やっぱり控えめにした方が良いですよね?

それでは最終回、どぞ


落ちる月と偽物の心残り

宇宙空間、本来静かで暗く重力もない不思議な空間なのだが音が聞こえる。

 

【たった一度与えられた いのちはチャンスだから】

 

空高く地球から登ってくる赤い粒子を出しながら登ってくるものはまるで赤い流星。それは歌を発しながら月の欠片へと向かっていた。

 

【僕自身を勝ち得るため 魂の旅を進んでゆく この胸にうまれついた 生きる威力を武器に】

 

そしてその流星は欠片へとぶつかるとその大質量を押し返している。

 

【孤独だって 何度だって 強くなれ】

 

流星に見えるものの正体は・・・人であった。

 

※※※

 

【シンフォギアは伊達じゃ無い!!】

 

【よっしゃ!フォニックゲイン補給完了!出力制限解除、押し返す!】

【おしきれーーー!】

 

 拝啓、既に炭素分解されたヒビキちゃんのお父様にお母様、お元気ですか? 私は現在月の欠片を宇宙空間で一人、押し返しているところです。

本来なら響に雪音さん翼さんが絶唱歌って破壊し、ハイ終了ってシーンの筈なんけど3人が破壊したのとは別にあれより一回り小さな欠片があと二つ地球に落下中なんだよね〜、一人でどうしろと!

今は一番近い2つ目の欠片を上へと押し返して衛星軌道のようにグルグルと地球の重力に引かれて回転する軌道まで修正している感じだ。起動計算自体はもうお馴染みのバイザーさんに頼って計算済みだから後は指示通りに押し返すだけなんだけど。

 

【何でMSでした事を生身でしなければいけないのだああああ!】

【わかさゆえのあやまち?なのだ!】

 

ヒビキちゃん、なんでそのセリフ知ってんの!?

 

 それでなんでこの方法をとったかと言うと計算結果一番いいのは破壊又は軌道修正って出たからだ。その時映画逆襲のシャアって作品に出てたν(ニュー)ガンダムがやったアクシズショックと呼ばれる現象の再現ができるなーってちょこっと考えてた。その結果バイザーくんがその思考を読み取ってそれが最適解と割り出したのか押し返す際の軌道を計算してくれて、もうやるしか無い状況だったのさ。結果が5分と言う時間制限の中もの凄い重い岩を地球の重力から逃げるように押し出している状況だ。

 

【うぉおおおおお!まだだ! まだ終わらんよ!】

【どっこいしょー!】

 

 スラスターをさらに変形、展開させて白い羽のような形を形成、足も扇状になっていた装甲が変形、次々と大きなスラスターが出現して推進力を底上げする。

その結果は凄まじく先ほどの三倍のスピードで地球の重力を振り切り破片を押し返す。

 

【よし!次だ!】

【いそがしー】

 

欠片の軌道修正を確認して次へと向かっている途中で通信が入る。

 

【ゴースト!既に欠片は大気圏に突入している状態だ、急いでくれ!】

【予定より2分早いぞ!?】

【どうやら重力による加速が予想以上に早かったようだ】

【無茶苦茶だ!】

 

本来なら2つ目の欠片も押し返すはずだったんだがこれでは間に合わない。何かいい方法はないかと考えるが…考えるが…すっごい危険だけど打開策あったわ。

 

【ヒビキちゃん】

【ん?】

 

ヒビキちゃんはこちらを向いて…いると思う、だって光の塊なんだもんどっち向いてるかわかんないぞ。

 

【かなり危ない事するぞ!】

【?】

 

ヒビキちゃんは何のことかわかっていないようでキョトンとしてると思う…可愛い。

とりあえずヒビキちゃんに体に入ってもらう。元は一つの()に二つの魂が入ってたんだから簡単だったが油断するとまたもや変な事になるから注意しないと。

ヒビキちゃんが入った事により左腕の暴走したような部分が活性化し始める。本来ならそれによってドロっとした感情、負の感情が増幅されるはずなんだけど完全に分離した俺の魂には影響はなくギアの出力が上昇しただけでいるのだが―――

 

【ウガー! プリン食べたい!】

 

―――――ヒビキちゃんの方にはモロ影響が現れるんだよな…まぁ、影響と言っても駄々こねるぐらいだから軽くあやしてやれば済む話なんだけどね。

俺は心の中でヒビキちゃんをあやしながらバックパックの収納スペースに入った物を取り出す。

それは本来なら倍プッシュで赤き竜へ放つつもりだったライフル型のイチイバルだった。ライフル型のイチイバルへと生成機能が増幅機能へと変化したデュランダルを通して増幅した大量フォニックゲインを流し込み形を変える。ライフルは二丁に別れ分離してそれぞれの砲身が延長され左手の方のライフルは暴走の部分が侵食を始め色を変えていく。結果赤の装飾が施されたデザインとなり、右に白、左に黒の配色をしたライフルが出来上がった。

 

【間に合え!、グランザム…ではなくトランザム!

 

俺は武装へ回すエネルギー以外を最低限にして残り全てを推進力へ回すと体は赤色の光を放ち始めスピードを増した。ライフルを両手に持ち大気圏へと突入し始めている欠片へと急ぐ。

欠片は既に大気との摩擦により赤く発光を開始しながら落下を開始している。俺はそれを追い越し欠片の下側へと潜り込むと羽を広げてバランスを取り背中から降下しながら両手のライフルを連結させ銃口を向けた。

 

【ターゲット、ロック。ツインバスターライフルエネルギー充填開始】

 

デュランダルから増幅されたエネルギーをライフルへと伝達させ始めると両腕の内臓式のスクリューのような軸回転機構が火花をあげながら回転を始める。

チャージしながら降下を続けるとバイザー中にエラーが流れ始めエネルギー充填が臨界を迎えた事や落下スピードを知らせるがまだ、まだ破壊するにはエネルギーが足りない。

 

【ゴースト! それ以上の降下は危険だ、すぐに離れるんだ!】

 

通信越しに司令殿が何か言ってるが離れるわけにはいかない、これが落ちれば少なくない被害が地上で出る事となる。そんな事を許せるはずがない!

 

【それはできない相談だ、司令。俺は守れなかった居場所をまた守る機会に恵まれたのだからな!】

 

エネルギー伝達による腕からの排熱が追い付かなくなりスクリューが熱により真っ赤に燃え始め身に付けたシンフォギアの全身にヒビが入り始める。

 

【そして!響達が守った未来への障害の排除は、この橘 響輝が引き受けた!!】

 

【我流・オーバーチャージ ツインバスターライフル】

 

引き金を引き溜め込んだエネルギーを前方の欠片へと解放した。

 

※※※

 響達が月の欠片を破壊しに飛び去ったあと月の欠片が実は三つだったと知らされて恐怖で身を竦ませたが橘さんが破壊しに行くと言って飛び去ってしまった。その後一つ目は響達が破壊したのが見えたけど・・・行方がわからなくなってしまい。2つ3つ目の欠片も大気圏への降下を始めたらしい。2つ目は何とか橘さんが押し返したみたいだけど3つ目が大気圏を超え降下を開始し始めた。もう間に合わないと思ったけれど。

 

【そして!響達が守った未来への障害の排除は、この橘 響輝が引き受けた!!】

「死ぬつもりか!」

 

通信越しにで聞こえる橘さんの声は覚悟の決まった凛々しい声、それに対して弦十郎さんは叫ぶのだけど考えは変わらないようで破壊を試み続けた。

空高くでは赤く光り輝く姿が星のように写っている。その光から発射された線は月の欠片を破壊した・・・が。

 

【これは、死ではない!!私達が生きる為の───】

 

「橘さん?橘さん!返事をして!!」

 

ここで通信が途切れてしまう、上を見上げると赤い光が爆発してまるで花が咲いているかのように綺麗であった。

 

「嫌! 響に続いて橘さんまで…そんなの嫌!」

「装者すべての反応喪失・・・ゴーストの反応も消失しました、残念ですがあの状況で生き残るのは絶望的かと」

「っく、やっと寄り添ってくれたというのに…こんな別れ方は無いだろ」

「嫌────!」

 

その場に残ったのは私の声と弦十郎さんの後悔する声だけであった。そしてその空にはいつか響と見に行こうと約束していた流れ星が流れていた。

 

 

3週間後・・・・

 

 天気は雨、私はお墓参りに来ていた。

あの日から時間がたち響達の捜索は打ち切られることになった。弦十郎さんによると響達は作戦行動中の行方不明から死亡扱いになると聞きました。

郊外にお墓が立てられましたが機密の関係上名前も彫られてもいません。外国政府の追求をかわすためだと説明されましたが、私にはよくわかりません。橘さんに関しては隠蔽の為に存在そのものが記録から抹消されるらしくお墓すらない状態です。弦十郎さんはその結果に腹を立てながら悔しそうにしていました。私が渡した響の写真、それが無ければだれのお墓かさえわからない寂しいお墓です。

それでも私は響達の辿った軌跡の執着へ通い続けている。

バスを降りてお墓の前に立つ、そのお墓にはあの写真と私が持ってきているお花だけがある・・・

 

「会いたいよ…もう会えないなんて私は嫌だよ…響、私が見たかったのは響と一緒に見る流れ星だったんだよ…」

 

思わず悲しく寂しい感情がこみ上げてきて涙が溢れ出してくる。私が泣いていると遠くから悲鳴が聞こえた。

こういう時響ならどうする――――

 

私は響がやっていたように悲鳴の元へと駆け付けた。そこには電柱にぶつかって煙を吐いている車とその外にいるドライバーの女性、そしてそれを取り囲むように出現したノイズがいた。

 

「こっちへ、早く!」

 

私は女性へ駆け寄り手を握るとノイズから逃げるために逃走を始めた。響ならあきらめない、絶対に!

息が上がってなお雨の中走り続けていると女性が転んでしまう。

 

「わたし、もう!」

「お願い! 諦めないで!」

 

転んでしまった女性を起こそうとするが周りに囲むように現れたノイズ、もうダメかと思ったその時。

 

「え?」

 

強力な風が起こりノイズはすべて吹き飛んで炭素の塊と変わってしまった。風の発生元を見ると見慣れた姿をした人たちが‥‥あぁ、あぁあああああ!

 

「ごめん、いろいろと機密を守らなきゃいけなくって…未来にはまたホントのことを言えなかったんだ」

 

私は一目散にその見たことのある姿をした人、響へと抱き着いた。よかった、生きてた!響が生きていた!

私は響のぬくもりを感じながら生きていたことに安心するのだった。けれど、橘さんは何処に・・・本当に亡くなってしまったのだろうか・・・・

 

 

※※※

 

 小日向未来が逃げていたそのさらに後ろの方でさらに追加で現れたノイズを炭素へ変えて倒す人影があった。その人が変身を解くと黒色の変わった形のバイザーを身に着け、灰色に紫の模様と共に可愛い猫のワンポイントが付いたパーカーを羽織りその上にエプロンを身に着けた姿の女の子が1人、友との再開に喜ぶ姿を遠くから見ていた。

 

「小日向さん元気そうでよかった」

【あんしんした】

 

女の子は包帯をして固定している左手ではなく、右手で胸に手を当て、安心するかのように息を吐いた。

右腕に大きな買い物カバンを持つとゆっくりと歩んでいく。

 

「俺達も帰ろうか。店長も心配するし早く買い出しを終わらせないと派手にレーアさんが心配してファランさんに迷惑かけちゃう」

【うん!】

 

その女の子はふわふわと浮いている光と話すと響達とは反対方向の道へと歩いて行ったのだった。

 

 

 

 




おぉ、こんなところで死んでしまうとは情けない、所持金を半分失うかわりに生き返るか?

YES or NO

次回【響輝死んでる】デュエルスタンバイ!

さぁーて、次回も!さいーびす♪さーびす♪

(嘘予告です)

~追伸~

変形したバックパックの羽のデザインのモチーフはEW版ウィングガンダムゼロです。
機動戦士ガンダムWのラストのオマージュをやりたかったんや・・・

~どうでもいい設定~

Q:なんで3つ月の欠片を落としたかを答えよ

響【大きい欠けらが分裂した】×ちがいます

クリス【私たちの絶唱で対応できると思ったから】×それも違います。

翼【奏可愛い】×××確かに可愛いですけど今は関係ないです。

響輝【私に絶望を与えたかったため】×そこまで私も鬼畜じゃない。

ヒビキ【プリン!】×あとでスタッフが買ってきますのでもう少しお待ちを。

フィーネ【カデェンg×あなたに回答権はありません

正解はなんとなく逆シャーのセリフと名シーンである状況を再現したかったから、でした!

読者のみんなはわかったかな?またみてね~
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