ハイスクールD×D-同級生のアルケミスト-   作:駄目男。

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いままで思い浮かんだ小話纏めでございます。
また浮かんだら付け足す形で書くやもしれません。


第十四工程:小話①

~その1「レイナーレのその後」

 

さて、することもないし届いたメールでも見るか。

 

贈り主:アザゼル

件名:ありがとう

 

今回の一件で、レイナーレだけでなく他の下位の堕天使とも会話した。どうやら俺たちには縦の繋がりの交流が足りなかったみたいだ、他にもいろいろと不満を抱えていた堕天使がいたのがその証拠だな。

これを機に堕天使勢内での交流をもっと深めようと思う。全てはお前のおかげだ、ありがとう。あとレイナーレはしっかり説教した後に、俺の娘として接していくことに決めた。未婚だが子が出来るというのはなかなか複雑な気分だな。そしてドーナジーク、ミッテルト、カラワーナには罰としてトイレ掃除一週間を命じた。まあ罰はちょっと甘い位が丁度良いだろう。

 

P.S.

お前の言う「礼」のおかげで堕天使勢の方向性が決まり、神の子を見張る者(グリゴリ)を中心に神器研究の方へ力を加えていくことになった。俺らに出来ることが有ったら何でも言ってくれ、全身全霊で応えよう。

 

 

 

どうやらあちらも何かあったようだな、それもようやく一段落といったところか。

 

 

「進様、何を礼として差し上げたのでしょうカ?」

 

横からパソコンの画面を覗いてきたのはクルス、お料理の片手間に見に来たのだろうか?

 

「ん?アレだな、2年前くらいに完成させた手帳の複製」

 

「ああ、確か神器の考察と人工神器の実験に着手していた頃ですネ。

一応理論は出来ましタけど、当時素材と資金不足で断念しましたネ...懐かしいでス」

 

「そうだな、当時はもやし生活で苦労かけたな」

 

「気にしないでくださイ、私は進様の所有物(ホムンクルス)なのデ。今は自営業も始めて豊かになってきタので、別にいいのでス」

 

「そう言われると照れるな......さて、夕食にしようか」

 

 

 

※ちなみに『東乃進の手帳』はたとえ複製品であろうとも、その内部には暗号化された「常識を越えた研究結果」が記載されている。それ故に価値は十桁など簡単に超える。

世界では「東乃独占禁止条例」に基づき、東乃進本人から渡されでもしない限り他勢力の所持を禁じている。

 

 

 

 

 

 

~その2「バイサーのその後」

 

 

休日。流石に私も研究尽くしでは体を壊す。なので週に一日程度は研究から離れて普通の生活を送るようにしている。現在も軽く朝の日差しを浴びながら散歩して帰宅したところだ。

...決してジョギングでは体が持たないから等という理由ではない、違うってば。

 

「お帰りなさい、朝ごはん用意してあるから食べてね。あたしは掃除してるから」

 

リブ生地セーターを着て二本足でスカートを履き後ろで綺麗な黒髪を纏めた女性は、そう言いながらスリッパをパタパタさせて掃除機のもとに向かう。

 

「いや、クルスが掃除してくれてるから大丈夫なんだが」

 

「そうですヨバイサーさン。昨日から私が掃除洗濯担当ニ、あなたが食事担当で分担したじゃないですカ」

 

「いや...何かしてないと落ち着かないというか、申し訳ないというか」

 

そう、なんとこの人バイサーさんである。我が家で保護することとなり、ご近所さんには家政婦ということで通しているのだ。

 

「別に構わん、家族なのだから遠慮はいらないだろう?まあテレビでも見ているかクロゴマちゃんの面倒でも見ていてくれ」

 

「......そうね、私達家族だものね。じゃあクロウタちゃん撫でながらテレビでも見ようかしら」

 

そう言ってご機嫌な様子でクロウタちゃんを見に行くバイサーさん、元気そうでなによりである。

 

 

(進様は気付いていなイ...今バイサーさんは『上の下着つけてない』状態!更に微力ながら魅力向上の力が籠った香水を使用シ、リブ生地セーター&スカートwith黒ストという大人の女性の大人しめながらモどこかエロスを感じる誘惑ファッション...!

間違いないですネ、彼女は進様にガチ惚れでス...自らの体を差し出す準備、万端じゃないですカ!!)

 

 

何故かクルスが思いつめた表情で固まってしまったが、一体どうしたのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

~その3「進の家族構成」

 

「私の家族について?」

 

「ええ、良かったら教えていただけないかと」

 

部活動中、暇してた姫島先輩と茶会に興じていたらそのようなことを聞かれた。私は基本騒動が無い時はイッセーの手伝いをしたり、このように部室にいる人たちと交流したりしている。

今日は姫島先輩に誘われ、彼女が用意してくれた紅茶を飲みつつ談笑していた、というのが現状である。

 

「まあ私の父親は錬金術を嗜んでいる以外は普通のサラリーマンだな...最近は錬金術の方に力を入れているみたいだが。

母親は冥界のはずれに住んでいたが、仕事で冥界に来た父親に惚れて弟子に志願したとか聞いたな」

 

「知っていますわ。『働く爆弾狂』キンブリー・エイジアと『嵐を呼ぶ奥さん』トトゥーリア・エイジアですわね」

 

「...何だいその爆弾狂とかは」

 

「お二方の二つ名ですわ」

 

え~...父さんに母さん、なんか変な二つ名つけられてる...

 

「えっと、ちなみに私には何か二つ名はついてるのかな?」

 

「進さんには『現在に生きる錬金術師』という二つ名がついているじゃないですか、ですからリアスもそう呼んでいたのですわよ?」

 

まあ両親よりかは常識的な感じが有って良かったとも思えるし、錬金術師としてはちょっと物足りない感じがするし...まあ複雑な気分である。

 

「そうですわ、おじい様やおばあ様について聞いてもよろしくて?」

 

「私の爺さんか...」

 

いつの間にか隣に座っていた姫島先輩に言われ、爺さんについて思い出す。女性特有の良い香りが心地いい、香水も非常にリラックスできる香りの種類のようだ。

 

「確か名は東乃シロカネだったかな、いつも爺さんと呼んでいたからね。結構昔から錬金術師をやっていたそうでね、途中で人形術なんてかじったりしてたみたいだ。その経験からなのか、ゴーレムの技術に関しては凄まじい領域にいるらしい。あと婆さんに教えてもらって魔術なんかも使えるとか。

婆さんは確か東乃パチュリー、結構高名の魔術師だったみたいだね。よく小さい頃は五行理論等を教えてもらったよ。

今は遠い場所にある紅い館で図書館の管理人をやっているとか。たまに招待用の転移錬成陣が書かれたカードも送ってくるし、遊びに行くのも悪くないかもしれない」

 

記憶を辿るようにゆっくりと話していたが、姫島先輩は静かに聞いてくれた。

...こんなのんびりした時間の心地よさ、やはり平和が一番だ。

 

(...........進君と何か話をしたくて聞いてしまいましたが、とんでもないことを聞いたかもしれませんわね...今の話と私が知ってる知識で、思い当たる人物が二人!

おそらく彼のおじい様は『三解』と呼ばれたゴーレムの、そして錬金術の第一人者...フェイスレス・アジア...そしておばあ様はかの有名な『七曜の魔女』パチュリー・ノーレッジ...!)

 

その後もお茶会は続き、姫島先輩手製のお菓子ももらった。ただ若干姫島先輩の顔色が悪かったのは何故だろうか?




バイサーさん~肉食系ヒロイン追加のお知らせ。
むしろ地獄から救ってくれた上に体も元に戻して、更に家族宣言されたら惚れる可能性もあるでしょう。アニメで見たあの美人さん+プロポーションがそのまま人の形になり話中の恰好をしています、正直イッセーならすでに陥落しています。
見えないところでアピールしているのは先にもっと進君のことを知りたいから奥手になっている、ということで。

進君の祖父母~進君はあまり理解していませんが、どちらも出来ぬこと無しと言われた伝説級のお人。冥界の教科書にも載っている。

三解~分解し、理解し、解決する。フェイスレス・アジアの二つ名であり、彼の代名詞。

七曜の魔女~東乃パチュリーの二つ名。五行だけでなく属性の陰と陽を司る日と月の属性すら操る為、こう呼ばれている。
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