ハイスクールD×D-同級生のアルケミスト-   作:駄目男。

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第四工程:錬金術師

 

「「「ほんっっとに申し訳ありませんでしたぁ!」」」

 

「え~...」

 

天野夕麻消失事件当日の深夜。お店を開けてたら3名の堕天使達が土下座しに来た。

ドーナドーナさんとミテルヨさんとカイワレーナさんだっけ、多分そんな名前の人たち。人じゃなくて堕天使だけど。

 

不自然なほど露骨に何か隠していたが、どうやら変なことをやらかすつもりらしく。その途中でイッセーにもちょっかいを出してしまい、私の親友だということに後で気づき謝りに来たんだとか。

なんでも彼らのトップは部下の話をあまり聞かないらしく、「至高の堕天使を目指す私が何故謝罪しなければならない!」状態なので3人が独断で詫びを入れにきたとのこと。

 

「え~と、では今後はイッセーには手を出さないようにしてもらいたい」

 

「も、もちろんです!!私たちなりに危害を加えないように頑張りたいと思います!!」

 

良かったなイッセー、しばらくは危険に巻き込まれることはなくなったぞ。

 

 

 

 

 

「やぁ、兵藤君と東乃君はいるかな?リアス・グレモリー先輩の使いで来たんだけど」

 

レなんとかさんの思惑...苦労人堕天使トリオが教えてくれなかったので個人的に気になる。なのでイッセーと色々と調べて数日。中二病の設定があるとオカルト関係の情報を持っていても不自然じゃないので便利だなと改めて実感していた放課後に私たちの教室に誰かがやってきた。

 

「おいイッセー、東乃!!学校一のイケメン木場祐斗様がお呼びだぜ~」

 

「何だろうな、お前らが変なことしでかすとは思えないし...俺らと違って」

 

そう言いながらため息を吐く松田と元浜。...自覚あったんだな。

 

「一体何でしょうね師匠、個人的にはリアス先輩に呼ばれて俺内心ドキドキしてるんすけど」

 

「何だろうな、私もグレモリーという苗字には覚えはあるがリアス先輩とは接点が無い」

 

そんなことを喋りながら旧校舎へと歩いていく。...何故だろう、木場君の視線が若干熱を帯びている気がするのは気のせいだろうか。

 

「...一体何かね、私をちらちら見て」

 

「いっいや、ええと...綺麗な髪だなと思ってね」

 

「当たり前だ、そこそこ手入れには気を使っている。見るがいいこのキューティクル」

 

そう言いながら髪をふぁさっと軽く広げる。

 

「.......」

 

何も言わず頬を染めてこちらを見てくる木場祐斗に、危機を感じたのは私の気のせいではないハズである。

 

 

 

 

 

そして歩いた先、旧校舎の奥の教室。『オカルト研究部』と書かれたプレートが扉にぶら下がっている。

 

「部長、二人を連れてきました」

 

「良いわ、入ってらっしゃい」

 

扉を開けて中に入ってみると...何だか色々とカオスだった。

床には魔法陣...チラ見しただけだから詳しくは分からないが認識阻害の効果だろうか?あとはところどころに置かれている置き物には魔力の親和性を高める効果がある気がする。あとは割と高めの効果の結界が貼られているな...

 

「いらっしゃい兵藤一誠君、そして『現代に生きる錬金術師』東乃進君。この場合はシン・エイジアと呼んだ方がいいかしら?」

 

そんなこと言いながら豪華な椅子に座っているのは紅の髪にナイスバディな駒王学園二大お姉さまのリアス・グレモリー。

 

「自己紹介させてもらってもよろしいでしょうか?私は姫島朱乃といいます、以後お見知りおきを」

 

「僕も改めて。木場祐斗だ、よろしく」

 

「...塔城 子猫」

 

「そして私がリアス・グレモリーよ。私達はあなた達を歓迎するわ......悪魔としてね」

 

そういうと全員から悪魔の翼が生えてきた。マジですか、アンタら全員悪魔だったとは...しかも私のペンネームも知られているとなると、結構な大御所か?

 

「...師匠、俺まだ何がなんだか分かってないんですけど。もしかして現在進行形で結構な非日常だったりします?」

 

「そうだなイッセー、この部屋にいる全員が一般人とは呼べない存在だ。...無論、私も含めてな」

 

 

 

 

私たちはグレモリーの指示に従い、ソファーに座りイッセーに詳しい説明をしている。まあ悪魔、天界、堕天使の関係は私も昔から知っているところだ。というかどの勢力にも私の家から技術提供をしている。悪魔勢の悪魔の駒(イービル・ピース)にも我が家の錬成陣が刻まれてるし。そこらへんをイッセーに分かりやすく簡単に噛み砕きながら説明する。

 

「まあだいたい分かりました。でも俺が知りたいのは...」

 

「私のこと、か...丁度いい機会だ、簡単に説明しよう」

 

そう言って私のことについて説明することにした。

 

 

東乃進は錬金術師である。その資料や知識は東乃一族から受け継いできたものも多い。東乃一族は古くから悪魔や堕天使、そして天界とも関係を紡いできた。そして同時にどこの勢力につくこともなかった。錬金術によって開発された技術は独占されてはならないものであったからである。......まあ先人たちが基本縛られるのが嫌いな自由人であったこともあるだろうが。

その技術には現在では当たり前のように使われている魔法陣・錬成陣の小型・携行化から遠隔魔法の応用、陣作成の簡略化に魔法アイテムの錬成なども含まれている。この道では有名な「フェニックスの涙」も私の先祖様が作成方法をまとめたというのだから、その影響力が何となく分かるだろう。

 

「まあ一般人をまきこむまいと基本はナイショだったんだ、悪く思わないでくれよイッセー」

 

「うっす...まだ現実味がないんすけど、師匠実はすごい人だったんすね」

 

「すごいも何も...私達三勢力には暗黙の掟、というか格言があるわ。『東乃家は留められない、独占できない、拘束できない』」

 

 

グレモリー先輩、酷い言い様である。

 




ペンネーム(シン・エイジア)~錬金術師は著書を残す場合、著者名にペンネームを使うことが多い。○○・エイジアは東乃家が主に使うペンネーム。ちなみにシン・エイジアで書かれた著書には「精霊と具現化エネルギーの互換性」、「属性エネルギー=エネルギー×属性因子」、「アナタもできる!リアル魔法少女(上下巻)」、「{ドリル・キャノン・ロケットパンチ}ゴーレム~今こそロマンが必要な時~」等がある。
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