【試作版】戦姫絶唱シンフォギアXD -孤独な影と運命に捧ぐ鎮魂歌- 作:ヒモトラマン・ロープダーク
パラレル装者イベント、今回はきりしらみたいですね。きりちゃんアンドロイドに調博士、どんなキャラクターなのかわからん…(困惑)
あと次回で試作版は完結です。恐らく…
ーーKillter Ichaival tron…♪
戦いの狼煙は少女の歌声。
雪音クリスの詠唱に反応して、彼女の紅弓はペンダントの姿からシンフォギアのあるべき形へ展開される。真紅のスカートに額当てといった装甲… くるりとまわすハンドガンのアームドギア。
「ばーん♪」
神すら射抜いた紅き銃『イチイバル』が纏われると歌声に応えるように次々と背部にミサイルポットを形成して、盛大に弾丸を撃ちあげる。
「一発、残らず持っていけぇ!!」
「…やっときたか。…ん?」
一方のダークロプスゼロも詠唱に反応して腰をあげると空にチカチカと光るそれらに気がついた。カメラの倍率を上げて確認すると正体は魚群が如きミサイルの潮流…なる程、まずは絨毯爆撃でこっちの足を鈍らせる気というわけか…。
「おいおい、そんなんじゃ蟲一匹落とせないぜ?」
額に収束する紫のエネルギー… 瞬間、レーザー光線が一閃と空を裂き薙ぎ祓いであっという間に弾幕は硝煙と爆風だけの花火に早変わり。このダークロプスメイザーを実弾で突破なんぞ愚の極み…
…いや、煙を突き抜けて何か
「はっ!」
「なにぃっ!?」
先とは違う一回り大きいミサイルが来たと思ったら何か乗ってる!? ダークロプスゼロの意表を着いてミサイルサーフィンをして急接近してきたのはアガートラムを纏うセレナ。ぶつかる直前で足場を蹴り離脱すると、アームドギアから空中に無数の刃を形成して続けて剣の雨。しかし、ダークロプスゼロは鼻で嘲笑うと合間を残像すら残す速さでかいくぐり、一瞬で彼女を肉薄した。
「瞬間移動…!?」
「いや、滅茶苦茶速く動いてるだけなんですけど?」
次の瞬間、華奢な少女の体に蹴りが炸裂し、残骸の山へと叩き込まれるセレナ。ダークロプスゼロは『あれ、前も言った気がする?』など呑気に着地していたが、そこへイチイバルからの砲撃が直撃し『ぐえ!?』と声をあげる。
「いってぇなぁ… 調子に乗るなよ!」
大してダメージは無いが、怒らせるには充分…両腕でL字に構えて遠方にいるクリスを狙う。その途端、危機を察した彼女は砲撃用形態のイチイバルを格納して一目散で離れる……その数秒後にもならならいうちに真っ赤なビームが大地を抉った。ダークロプスゼロの必殺技のひとつだろうこの技は直撃したらシンフォギアでも粉微塵になりかねない威力。
…だからこそ、ノックバックもそれなりに大きい。
「やれ、マリア!」
「姉さん!」
「…!」
頭上ッ! 無防備な脳天に影とスペシウムの光が重なる…! ウルトラマンギアを発現させたマリアがスペシウム光輪を掲げ、振りおろそうとしていた。咄嗟に頭部のスラッガーを外して受け止めるダークロプスゼロ…しかし、体勢が不十分なため徐々に圧し負けはじめる……
そして、マリアは問うた。
「お前は科特隊のウルトラマンなのか!?お前の目的なんだ…!?」
「…っ。スペシウムの装備、コイツが獲物か。」
答えは返ってこない。だが、声はマリアの知る3人のウルトラマンの誰のものでもない気の抜けたようでいて冷たい男の声。戦の風向きすら気にかけない淡々とした調子は光の戦士たちの熱とはあまりに違う…いや、対局と言っても良い。
彼等とは違う。
そう感覚的に感じとったマリアだが、一瞬の隙をつき光輪ごとスラッガーではじきとばすダークロプスゼロ。空中の無防備な彼女目掛けて逆襲に……
「…お!?」
入ろうとするも、右脚に何かが絡まって動かない…振り向けば、復帰したセレナがアームドギアを蛇状にしてこちらを絡めとっているではないか!
「テメェ!!」
「姉さん!」
この決定的なタイミングを逃すわけにはいかなかった。即座に態勢を立て直したマリアが空を蹴って跳躍し、宙をクルクルと舞う光輪を掴みバランスを崩した敵目掛けて投げつける!
「これでぇぇ!!!!」
爆発が起こった…雪音クリスは対戦車ライフル波に巨大化したアームドギアから固唾を呑んで見守る。あれだけの大技が至近距離からの直撃なら決着と見て間違いないだろうが…油断は出来ない。煙からマリアが離脱し着地し、ブーメランのように戻ってきた光輪をキャッチ…セレナも合流して立ち昇る黒煙の彼方を見据えていた。
「……姉さん…。」
「…」
「お前…さ、ウルトラマンがどうとか言ってたな…?」
「「「!」」」
ゆらりと…チラチラと燃える炎に照らされながら立ち上がる影。赤いバイザーが不気味に輝き、カチリ…カチリ…とスーツが近づいてくる音に戦乙女たちは各々の獲物を握り直す。覚悟はしていた…でも、コイツは『強敵』なんて生易しいものじゃない。
「スーツだけとして見れば答えは『Yes』…よくは知らねえがゼロだがなんだががベースになってるんだらしい…忌々しいことにな。」
晴れて現れた『悪魔』はスーツの煤をはらいながら悪態をついた。傷は目立ったものは見当たらない…やれやれと首をまわしてこちらを睨む。
「期待を込めて、ぶち殺す前に名乗らせてもらうぞ? 俺は殺し屋…
ただの殺し屋じゃない。超一流の中の一流…
……星殺し、『メビウスキラー』様だッ!!」
北斗くん激おこ案件。
そして、シンフォギア側…実は被害が滅茶苦茶甚大だったりします。
謎のZ「なあ響、俺と一緒に師匠の弟子にならないですか!」
響「あーえと、師匠なら間に合ってます。」
謎のZ「まあまあ、そう言わず。若い女の子の弟子なら師匠もウルトラ喜ぶはず……」
謎のMIYAN●「ん…?翼、どうした? 何で刀もってこっちに…」