仮面ライダーアギト×ソードアート・オンライン ~目覚めろ、その魂!~   作:バーラ18

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遅れて申し訳ありませんでした。

今回からアギトの正体に迫った話を展開していきます。


情報屋

あれから数日後・・・攻略組がたった一体のmobに撤退を強いられたという情報はアインクラッド中に瞬く間に広まった。

 

人は常に騒ぎをはやし立てたりするものだ、それからというものプレイヤー達の間では謎の怪物ことアギトの話題ですっかり持ち切りになった。

 

攻略組を一体で相手取った怪物を倒すのは非常に困難であることを全員が理解していたので流石にアギトを倒して名をはせようとする愚か者はいなかったが、攻略組への有力情報提供料目当てにアギトの情報を収集しようとあらゆる層のフィールドや迷宮区にプレイヤーが殺到した。

 

確かに攻略組が再戦のために有力情報への莫大な報奨金を出しているため一攫千金を狙いたい気持ちは理解できるが、全プレイヤーの7割が毎日律義にフィールドに通う姿は非常に機械的であったため正直気味が悪いと俺は感じた。

 

しかし、いつまでもアギトを野放しにしていくわけにもいかないため、俺も気味の悪いプレイヤー達と同じであると理解しつつもアギトの情報を得るため昔から世話になっている情報屋の下へ足を運ぶ。

 

待ち合わせ場所はオレの根城であるアルゲードの誰もこないような路地裏だった。

 

「よおキー坊、どうやらこの前は手酷くやられたみたいだナ」

 

トレードマークのフード付きショートマントを被り、頬に髭のマークを携えた彼女は二ヒヒと同情するかのように笑う。

 

彼女こそアインクラッドでその名を知らないプレイヤーはいない有名な情報屋、通称《鼠》のアルゴである。

 

売れる情報は何でも売るというスタンスではあるが、βテスターに関する情報は一切取り扱わないことを決めているなど良識はきちんと持ち合わせている。

 

彼女の情報屋としての実力は非常に優秀でキッチリと裏を合わせているため信ぴょう性も高くプレイヤーからはかなりの信頼を得ていた。

 

「ああ、アイツは本当に別格だったぜ。それで、俺をここに呼び出した理由は何だ?情報ならいつも通りメッセージで送ってくれればいいのに」

 

「ところがどっこい今回の情報はメッセージではうまく伝えきれなくてナ、代わりにオイラが場所を案内するというわけサ」

 

「なるほど・・・・でも大まかなことだけでも教えてくれないか」

 

はやる気持ちを抑えきれなかった俺は思わずフライングじみた発言をしてしまい、それを聞いたアルゴは大きなため息をつく。

「はあ・・・・まあここなら誰も聞かれないから大丈夫カ。ざっくり言うとあのアギト自身の起源に迫った情報というわけだナ」

 

「・・・・・つまりアイツはただのmobという訳ではなく、何か重大な秘密を握っている存在なのか?」

 

「百聞は一見に如かず、それは着いてからのお楽しみだナ。」

 

そう言い終わるとアルゴはマントを翻し転移門に向けて歩き始め、俺もその後を見失う事なく着いていった。

 

 

 

 

アルゴの後について転移門から転移するとそこはすでに攻略された小さな階層だった。

 

密林溢れるこの階層は、僅か3日でクリアされた22階層と似たような特徴を持っており、主街区は小さな村しかなく、迷宮区の難易度は低い。

 

フィールドにモンスターは出現するものの、大した強さも経験値もないため練習相手にも脅威にもならないため特に注目されることもなく、階層自体の環境も密林ばっかりであるため拠点としても不人気であった。

 

そのくせ大した遺跡やお宝も存在しないため、もしかしたら22層以上に人々の記憶に残らない階層なのではないかと俺は思っている。

 

こうして考えごとをしながらアルゴと共に何もない密林の深く奥深くまで潜っていった。

 

 

 

密林に入って早一時間、流石に退屈になってきたのかお互いに口を開き始めた。

 

「そういや、キー坊。オマエはアーちゃんと一緒にあのアギトと戦ったらしいが、ヤツの戦いぶりはどうだったんダ?」

 

そう問われ俺は迷宮区での戦いを徐々に鮮明に思いだしていく。

 

「なんというか・・・・とにかく凄まじい技量だったよ。なおかつ無駄な動きを徹底的にそぎ落として洗練させているからアイツの一撃一撃が的確で鋭く・・・そして重かった。」

 

数日たってもなお思い浮かぶアギトの戦い方、あれは純粋に殺し合い・・・・闘争のための技を極めたAI以上に機械的なものに俺は感じられた。

 

「アイツの戦い方はとてもではないがmobやNPCはおろかフロアボスでさえも真似できないと思うんだ。どちらかというと―――」

 

「おっ、キー坊着いたゾ。」

 

重要な仮説を言う前に目的地に到着したため話は中断される、しかしさっき話そうとした仮説は証拠もないし、アルゴを混乱させるだけかもしれないため“聞かせない方が良い”俺は判断した。

 

その仮説は後に真実になることを俺はまだ知らない・・・・・。

 

 

 

 

 

キリト達が辿り着いたのは密林の最奥地、情報によればそこには大きな空き地があるだけで他には何もないということだったが、不思議なことに彼らの目の前にいつの間にか五メートル四方の大きな石壁が出現している。

 

 

そしてその石壁にはメッセージプレートと金色の額縁に囲まれた一枚のイコン画が飾られたいた。

 




いかがでしたでしょうか?

次回も楽しみにしてください。
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