ただただのんびりしたい幻想生活   作:グアルガ

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能ある鷹は爪を隠す、隠すやつはいるのか?

ただいま地獄を見ている

勇儀は、いや鬼は酒豪なのだろう

度数が高い酒で樽5個目だぞ!?

なんてこった、俺も飲める方ではあるがこんなにも……

たまに水を飲みながら酒を飲んでいるが、限界だ

 

勇儀「そういやぁ、アンタの名前を聞いてなかったねぇ」

 

魁斗「……魁斗とだけ覚えておいてくれ」

 

勇儀「魁斗ね、気に入った!」

 

魁斗「気に入られたならありがたいが、俺ァ限界だ」

 

 

俺は寝た

その後に色々な妖怪が来て騒いでたみたいだが関係ない

 

 

 

 

かなり寝ていたようだ、俺は起き上がる

勇儀が絡み酒なのだろう

周りは死屍累々とも言える惨劇だ、呑み潰れた妖怪で足の踏み場もない状況だ

クソッタレ、頭が痛てぇ

 

しかし1人生きている奴がいた

そいつは俺に水を渡してきた

 

 

パルスィ「貴方も大変ね、私はパルスィよ」

 

魁斗「魁斗だ、水をありがとう」

 

パルスィ「別にいいわ」

 

俺は水を飲み干す

一息着いたのでパルスィに話しかける

 

魁斗「お前だけが生き残りか?」

 

パルスィ「そうみたいね、まあ私が来るのが遅かったのもあるのだけどね」

 

魁斗「それにしても酷い有様だ、酒好きといえど控えるよう言って貰えると助かる」

 

パルスィ「……貴方、勇儀に勝ったらしいわね」

 

魁斗「殴り合いは引き分け、呑みは完敗だ」

 

パルスィ「貴方のその余裕が妬ましいわ」

 

 

パルスィが妬ましいと言う意味がわからないが、妬ましいと言われた瞬間に変な感情が芽生える

何だこれは

まあ、どうでもいいか

 

 

魁斗「ここら辺でこいしと言う妖怪を見なかったか?」

 

パルスィ「さとり妖怪の妹ね、見てないけど奥の館に行けばいいと思うわ」

 

魁斗「地底の館とは、何とも面白いものだな」

 

パルスィ「幻想郷だもの」

 

魁斗「違いないな……ありがとう、先に行く」

 

パルスィ「ええ、気を付けて」

 

 

俺はパルスィと話し終え、1人歩いていく

ゲイ・ボルグを杖代わりにして歩く

神話の槍を杖にするとは、クーフーリンに怒られかねないな、会ったことは無いが

 

 

歩き続けると、目の前には屋敷がある

ここか?

そう思いドアをノックする

 

 

?「はーい、どちら様?」

 

魁斗「ここにこいしと言う妖怪は来ていないか?」

 

?「こいし様ですか?おりますが?」

 

魁斗「ならば、あわせてくれないか?海斗と言えば分かるはずだ」

 

?「しばらくお待ちください」

 

 

言われた通り待っているとドアが開く

中からは小さい女の子が出てきた

 

 

さとり「初めまして、この屋敷の主、古明地さとりと言います」

 

魁斗「丁寧にどうも、俺は魁斗と言う」

 

さとり「魁斗さんですね、苗字の方は……天内と言うのですね」

 

魁斗「……言ってもないのに何故わかる?」

 

さとり「ふふっ、考えてみてください」

 

 

少女は微笑みそう答える

 

頭の中を読まれたのか?

しかし何も考えてはいなかった

記憶を読まれた?

そちらの方が道理がいきそうだな

ん?そう言えばパルスィがさとり妖怪と言っていたな……さとり、悟り?

日本の妖怪に覚と言う妖怪が居たな……たしか

 

さとり「心を読む、それであってます」

 

魁斗「なるほど、便利ではあるだろうが呪いのような能力だな」

 

さとり「なぜ、呪いだと?」

 

魁斗「心を読むなら邪心も読めてしまうだろうに」

 

さとり「当たりです、私はその能力故にここに居るようなものですから」

 

魁斗「地底なら人間と会わずに住む、奥の屋敷ならわざわざ訪ねる妖怪もいないから、という事か?」

 

さとり「そう言うことです」

 

 

ふむ、なれば俺の心に汚れた場所はあるだろう、退散するのが正解か?

 

 

さとり「貴方は暗い過去があるだけで、心まで汚れていませんよ?」

 

 

気遣いには感謝する、所でこいしはどうした?

 

さとり「あの子なら寝ています」

 

ならば俺は帰ったと伝えておいてくれ

 

さとり「よろしいのですか?ここに住んでいただいても構わないのですよ?」

 

魁斗「いや、俺はまた地上に戻るさ、気が向いたらまた来るとも伝えておいてくれ」

 

さとり「私達のことを考えているのなら良いのに……ですが、意思は変えなさそうですね、わかりました」

 

魁斗「ありがとう」

 

そう伝えると俺は地霊殿を後にした

正直なところ1箇所に固定されるのは嫌なのもある

俺は最低限の寝れる場所さえあればいい

 

地底から出ると周りはまだ真っ暗だ

あてもなく歩き出す

すると野党が現れる

 

 

野党a「兄ちゃん、こんな夜中にそんな物騒なもん持ってなぁにしてんだい?」

 

野党b「その槍と金品を全部置いていきな!」

 

野党c「なんなら死んでから剥ぎ取られてくれてもいいんだぜぇ?」

 

 

笑い出す野党

数は少ないな

ため息をついた

 

 

魁斗「なら3人でかかってこい、お前らが勝てば殺して奪うでも何でもしろ」

 

野党c「あ?」

 

魁斗「俺が買ったら金を全額置いて二度と悪さをしないと誓え」

 

野党b「お前、なんでお前が命令してんだァ!?」

 

野党c「殺すぞ!!!」

 

 

俺はため息をついた

始めに飛びかかってきた野党bに回し蹴りで迎え撃つ

bの脇腹を蹴り飛ばすとそのまま意識を失った

aは短刀で刺そうとしてきたがその短刀を手刀で叩き折った

その時点でaは戦意喪失した

cもその光景をみて刀を捨てた

 

 

野党c「あんた、ナニモンだ?」

 

魁斗「元人間の妖怪だ」

 

野党a「……約束は約束だ、金を全額渡すよ」

 

魁斗「ちゃんと人里で働いて今までの悪さ以上に献身的に生きろよ」

 

野党c「……ああ」

 

 

俺は3人から金を受け取る

野党bを担ぐaとその横を歩くc

3人を見送るとミスティアの店に走る

まだやっていた

そこで代金だけきっちり払いまた歩き出す




結菜「次から私のパート!」

霊夢「よかったわね」

結菜「うれしー!やったー!」
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