ただただのんびりしたい幻想生活   作:グアルガ

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プライドなどその辺の猫の遊び道具にしちゃえ

妖夢と人里で団子を食べていると目の前にいる知らない人間が俺を見ていた

団子を食べながらお互いに目を離さず数分が過ぎた

妖夢が席を外すと言って居なくなって3分後に俺の元に来た

 

 

男「すまない、君は妖怪かな?」

 

魁斗「人間から妖怪に変化した者だが、なんだ?」

 

男「いや、なに……妖怪がなぜこんな所にいるものかと思ってね」

 

魁斗「不服かな?」

 

男「不服と言うか、妖怪如きが人に混じり甘味を食らってるとは心底面白いと思ってね」

 

魁斗「元人間なのでな、恋しくなるものだ」

 

男「まあそんな事はどうでもいい、俺は人里に妖怪が居るって事が気に入らなくてね」

 

魁斗「続けろ」

 

男「なに、シンプルな話だ……今すぐ出ていけ」

 

魁斗「用が終われば出て行くさ」

 

男「今すぐ、と言ったが?」

 

魁斗「まず、お前の言い分を聞くメリットが無いな」

 

男「メリットが欲しいか、ならばこれでどうだ?」

 

 

 

男は懐からナイフを取り出し俺の首に突き付けた

 

 

 

男「君の安全を保証しよう、ってのはどうかな?」

 

魁斗「安すぎる」

 

 

 

俺はそのナイフに怯えず立ち上がる

男は1歩も引かない

 

 

 

男「安すぎる、か……しかし俺は本気だ」

 

 

男は首の皮を斬る

少しばかり出血

別に痛い訳じゃない

 

 

魁斗「もしもだ、俺がこのまま引かずに居たら君はどうするかな?」

 

 

俺は1歩前に出る

 

 

男「そのまま刺さるだけだ」

 

 

ナイフは首に刺さりだす

 

 

魁斗「ならば次は折ってみるか」

 

 

俺はナイフを折る

すると男は驚く

 

 

男「目の前でナイフを折るなんてね、驚いたよ」

 

 

男はその場でナイフを捨てる

 

 

魁斗「次はどうする?どうやって俺を追い出す?頼みのナイフは折れちまったなぁ」

 

俺は折れたナイフを蹴る

喉元の傷のせいで服が汚れて苛立つ

さてさて、どうしてやろうかな

 

 

男「妖怪風情が……」

 

 

男は背中に担いでいた刀を抜いた

なんか最近刀を見すぎてる気がする

そんな事を考えていると男がゆっくりと近付く

構えも無しに

 

 

魁斗「我流か?」

 

男「妖怪相手に構える必要があるか?」

 

魁斗「そんなプライドは捨てておけ、痛い目を見るぞ?」

 

男「確かにそうかもな、だが負けれんのだ」

 

 

男は俺の眼前に来ると正眼の構えをとる

俺は面倒くさくなってきたので木刀をその場で生成した

 

 

男「そのチンケなもので俺を倒すのか?」

 

魁斗「もう、面倒くさいのだ」

 

男は刀を横薙ぎに振った

 

 

しかし刀は目の前で別の刀に遮られた

 

 

妖夢「刀を収めてください」

 

男「妖怪が命令などするな!!!」

 

魁斗「半人半霊って妖怪の部類なのか?」

 

妖夢「え!?妖怪だと思いすけど……」

 

男「え、妖怪じゃないの?」

 

魁斗「いや、俺は元人間だ」

 

妖夢「てかなんで、そんなに妖怪を嫌っているのですか?」

 

男「……俺はとある女に恋をしたんだ」

 

魁斗「ほう」

 

男「しかしその女はある日……」

 

妖夢「ま、まさか……」

 

男「ああ……俺の目の前で姿が変わったんだ、そしてそいつは俺を散々馬鹿にした挙句逃げやがった」

 

妖夢「……殺されたとかじゃなく?」

 

魁斗「え、そんな理由で俺襲われたのか?」

 

 

なんとも悲しくなった

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