ずっと美華を観察していて気付く
普通の人間相手なら即催眠術で寝かせている
実力者は少し戦ってから寝かせる
戦ってるようで誰とも戦っていない
そして何かを目的として動いている事がわかる
しかしその目的がわからないままだ
美華の目の前には紫と幽々子が現れるが2人は現れて速攻で寝てしまう
今までとは違うやり方、なんだコイツ?
そうしていると結菜が横に来た
結菜「魁斗、大丈夫?」
魁斗「お前こそ」
2人で聞こえないように話す
そして2人で美華に見つからないよう追跡すると美華は白玉楼に入っていく
俺達も見つからないように入っていくと美華は西行妖の目の前に止まる
そこでまたブツブツと喋ると西行妖が動き出す
美華「私はお前を殺す」
そう叫ぶなりククリ刀を持ち西行妖と戦い出す
結菜「どうなってるの?あれ動き出したけど」
魁斗「俺にも皆目検討がつかん」
そう話していると西行妖から伸びた枝が俺達を貫こうと伸びてきた
俺と結菜はそれを避け戦闘態勢に入った
美華「なぜお前達がいる!?」
魁斗「寝起きでつけてたんだよ!!!」
結菜「教えてよ、この状況を!!」
美華「今はコイツを殺すことだけ考えろ!!!」
俺は西行妖の攻撃を躱しながら屋敷に入りゲイ・ボルグを持ち枝を斬っていく
俺の目の前の枝が動かなくなったことを確認して直ぐに外に出ると美華と結菜は苦戦していた
斬ってもその場で伸びてくる枝をいなし続ける事しか出来ない
俺は結菜を狙う枝をゲイ・ボルグで切り裂く
すると今まで伸びまくり攻撃していた枝はその場で動きを止める
結菜「流石は伝説の槍だね、その呪いだけは恐ろしいよ」
魁斗「レプリカなはずなんだがな!!!」
その場で跳躍して美華を襲う枝の1番太いところにゲイ・ボルグを投げ刺す
そして美華を襲う枝も動かなくなる
美華「助かる」
魁斗「恩は売っとくにかぎんだろうが」
美華「ふん、図太い根性ね」
魁斗「ミステリアスよか幾分マシだろぉが」
結菜「どっちにいってるのよ」
魁斗「どっちも」
美華「……この木を殺したくて私は今まで魔界にいたの」
美華は事の経緯を簡単に話した
昔から幽々子と仲が良かったがこの桜が力を付けたことにより幽々子が自殺したこと
西行妖を殺す方法がどれだけ探しても見つからず外や魔界に月まで行ったらしい
そして遂に殺す術式を組み上げる事に成功しここに来た
しかしその術式は自分を殺す事で真価を発揮する
つまりは玉砕する予定だったから紫達も寝かせたそうだ
魁斗「なるほどな、だから極力傷付ける事無くと」
美華「ま、あんた達はイレギュラーだったけどね」
結菜「ふーん、まあいいんじゃない?1人よりマシでしょ?」
美華「実力に問題はないわ、私の催眠術を破ったのだから」
魁斗「どーでもいい、所でその術式にお前が依代になる必要あんのか?」
美華「わからない、探せばまだまだ色々あるだろうけど……」
魁斗「なんで急いて事をしでかした」
美華「コイツが起きる時期だからよ……」
魁斗「起きる?」
美華「ええ、昔封印こそしたけど私の計算では定期的に紫が封印し直さなきゃいけないの、だけどコイツの力と時期を考えると今回は封印じゃ効かないとわかった、だから殺したかったのよ」
結菜「魁斗さ」
魁斗「言わずもわかる、ゲイ・ボルグだな?」
結菜「そう、その術式とゲイ・ボルグを組み合わせたら貴女が死ななくてもいいんじゃない?」
美華「わからないわ……やってみないと」
魁斗「ならやるしかねぇよな?」
結菜「だね、やろうか」
美華「ただその役目は私がする」
そう言って美華がゲイ・ボルグを奪うが重さに耐えきれず手とゲイ・ボルグが地面に埋まる
美華「なにこれ、重い!!!」
魁斗「あー、やっべ」
結菜「どうせ君の事だから自分以外に持てないようにしたでしょ」
魁斗「うん」
美華「早くこれとってよ!!!」
俺はゲイ・ボルグを拾い上げる
美華「そゆのは先に言ってよ!!!」
魁斗「わりぃ、わっけてた」
結菜「君のその若干抜けてるところ嫌いじゃないよ……」
魁斗「悪気はねーっての」
美華「とりあえずどうするのよ」
魁斗「てかなんで西行妖は動かないんだ?」
美華「私の能力」
結菜「なんかめんどくさくなりそうだから終わったら聞こうよ」
魁斗「とっととその術式をゲイ・ボルグに組み込め」
美華「あー、もう!!!」
美華はゲイ・ボルグに手を添えるとゲイ・ボルグが禍々しい赤色のオーラを帯びる
美華「本当は誰かに任すなんてしたくないのよ!!!でも決めてよね!!!」
魁斗「狙いは!?」
美華「幹の中心部、傷がある所!!!」
魁斗「りょーかい!」
俺は少し下がり投げる構えをとる
その瞬間西行妖はまた動き出した
美華「うそ!?」
結菜「なにしてんのよ!!!」
美華「しまった、また強くなって」
そう言った直後美華に対して枝が横なぎに振られ美華を吹き飛ばす
結菜「やるしかないよねぇ……」
祝儀(英雄の偽り)
結菜がスペルを発動すると結菜と俺の横に英雄が現れる
結菜「英雄の方々、しばらくの間力を貸してください!!!」
クーフーリン「なんだぁ?召喚されて早々に……しかもこりゃ聖杯戦争じゃあねーな?」
結菜「はい、申し訳ありません……しかしここは何卒お願いします」
クーフーリン「しゃーねーよなぁ、状況も状況だしよ」
そう言ってクーフーリンはゲイ・ボルグを構える
クーフーリン「へっ、なら精々楽しませろやぁ!!!」
魁斗「俺がこれを投げるまでの時間稼ぎを頼む!!!」
エミヤ「承知した」
エミヤはその場で干将莫耶を生成し構える
エミヤ「本来なら、聖杯戦争でもない戦いだ……手を貸したくは無いのだがね?」
魁斗「状況が状況だ、嫌味なんてのは無しで頼む」
エミヤ「ふむ……しかし君の能力とやらは俺の投影魔術と似た者を感じるな」
魁斗「いまの干将莫耶を出したそれか?」
エミヤ「そうだ、君とはいい仲になれそうだ」
魁斗「そうかよ、なら終わった後にでも話そうぜ」
エミヤ「そうだ、な!」
エミヤは目の前に来る枝を斬りながら魁斗をまもる
下ではクーフーリンと結菜が凄い速さで枝を斬っていく
クーフーリン「やるなぁお嬢ちゃん、俺のスピードに着いてくるとわなぁ!」
結菜「私は猫の半妖なんでね、猫のように早く動けるのよ!」
クーフーリン「そいつァすげぇな!」
クーフーリンはニコニコ笑いながら枝を切っていく
エミヤ「全く……奴と来たら遊んでいるな」
魁斗「そうなのか?」
エミヤ「クーフーリン、遊びながらでも構わないがマスター達にケガだけはさせないようにな」
クーフーリン「わーってるよ、心配すんなよ!」
魁斗「今だ、動きを完全に止めてくれ!!!」
クーフーリン「よし来たァ!」
エミヤ「了解だ!」
結菜「あいよぉ!」
クーフーリンがまさかの魔術を唱え枝を全て燃やす
再生する枝を結菜とエミヤがさらに切り付ける
魁斗「ウオリャアアア!!!」
ゲイ・ボルグを投げる
しかし狙いがミリ単位でズレた
しくじった!
クーフーリン「まだまだ狙いがあめぇぞ!!!」
クーフーリンはそう言ってゲイ・ボルグを蹴る
なんとも正確な蹴り
ズレが修正され、狙い通りに刺さる
ゲイ・ボルグが半分入った辺りで西行妖が枝を束ねて俺を貫こうと伸びてきた
エミヤ「させるか!!!」
エミヤが俺の目の前に立つ
エミヤ「熾天覆う七つの円環(ローアイアス)」
その瞬間目の前に7つの花のようなものが現れる
ソレは枝を防ぐが1枚割れた
エミヤ「クーフーリン!やれ!!!」
クーフーリン「持たせろよアーチャー!!!」
そう言ってクーフーリンはゲイ・ボルグを投げる
クーフーリン「刺し穿て!!!」
枝を貫通した
枝には赤色の脈のような紋様がはしり、枝がその場で落ちた
そして俺が投げたゲイ・ボルグが完全に西行妖に入ると西行妖は動かなくなった
エミヤ「これで終わったかね?」
結菜「ええ、ありがとうございます」
クーフーリン「なーに、こんな面白そうなところなら何時でも呼んでくれて構わねーぜ?」
会話が頭に入らない
どうやら力を使いすぎたらしい
俺はその場に倒れた
エミヤ「まさかこの手の作品にでるとはね」
結菜「その気になれば色んな英雄が出せます」
クーフーリン「あの金ピカだけは一緒にださないでくれよ!?」
結菜「ランダムですので……」