結菜視点
刀選びって割かし大変なんだな
そう思いながら私は煙草に火をつける
そうすると魁人が話しかけてきた
魁斗「お前って刀詳しいか?」
結菜「いや、好きではいたけど前に刀を人に置き換えた話が出来てから興味を無くしちゃったかな」
魁斗「なんで?」
結菜「刀は人斬包丁、そこには刀の良さがあるのにお話としていい物にしたらそれは刀の名前だけ貰ってるだけ、あと私そーゆーの好きじゃないのもある、差別や偏見ではなく好きじゃないの」
魁斗「外は色々あるんだな」
紫「なら前に行った別次元に行く?」
結菜「!?」
紫「あそこ調査してたら、刀とか保管してある場所が多いけど人はいないし、刀に何故か色々な能力があったわ、多分あそこの世界は能力持ちの人間が刀に能力をつけまくって戦って、滅んだのではないかと私は見ているわ」
魁斗「つまり妖刀か?」
紫「妖刀とは違うわ、例えば1振りで山を裂いたり伸びる刀があったりと色々よ」
結菜「それなんてBLEACH?」
紫「死神とかではないわよ」
結菜「知ってんのかーい」
魁斗「ならそこに連れてってくれ」
紫「良いわよ、ただ何かいるかも知れないからよろしく」
2人「は?」
何がいるのか聞く前に落とされた
スキマの中で魁斗は考えていた
私は落ちていく恐怖にまだ慣れてないので叫んでいた
スキマが開いた先には荒れ果てた土地が広がっていた
建物はチラホラと見えるが、ほんとに何も無い
結菜「どうする?どっちに行く?」
魁斗「適当に歩くしかないだろ」
結菜「だよねぇ、まぁ君について行くよ」
私達は歩き出した
無言で歩くこと数時間
暇になり、魁斗と話す
結菜「ここに君しか居ないから話すけどさ」
魁斗「なんだ?」
結菜「君は実際私の事好きなの嫌いなの?」
魁斗「ここにお前しか居ないから言おう、惚れた腫れたの話は他を当たれ」
結菜「なら妖夢のことは?」
魁斗「剣術や洞察力に関しては尊敬の念を抱く、間違いなく強者の部類に入る逸材だが……抜けてる部分がそれを目立たなくさせている」
結菜「惚れた腫れたの話は?」
魁斗「お前よりは好きだな」
結菜「私を100だとしたら?」
魁斗「妖夢100のお前は90だ」
結菜「わお、意外と高い」
魁斗「なんだかんだ関係性が長いのもあるがな」
結菜「ついでに残りの10はなんなのかな?」
魁斗「性格」
結菜「ほぇ?」
魁斗「向こう見ずの特攻バカで後先考えない」
結菜「それが無ければ、なのね」
魁斗「逆をいえばそれ以外は認めてる」
結菜「なるほどね、まあ直せる気は無いがね」
魁斗「俺はいいさ、だがアリスや優曇華院の事を考えろよ」
魁斗は私の胸ぐらを掴みあげる
魁斗「お前が半妖として戻った時、アリスは苦しんだし優曇華院は守れなかったと泣いたんだぞ」
結菜「……君は何時だって自分を棚に上げる、君だって私が人間として死んだ時泣いてたくせに」
魁斗「俺はお前の恋人でもねえ、捨てようと思えば捨てる」
結菜「それが出来ないから助けに来たんだろ、瀕死になりながら」
魁斗「……ほんとお前は調子を狂わせる」
結菜「それが私」
魁斗は俯きながら私を下ろしてくれた
優しいくせに、それを隠しきれてないんだよなぁ
魁斗「二度と無茶な真似すんな、俺がいてもいなくてもな」
結菜「わかったから泣くなよ、私は君の泣き顔なんて見たくないぜ?」
魁斗「……泣いてねーよ」
結菜「あー、はいはい」
私は魁斗の頭を撫で、また歩き出した