変態天狗を色んな意味で退けた私たち
夜になってしまい、暗くて怖くて歩きたくない
文「なら、近くに私の家があるので泊まりますか?」
美華「え、いいのかしら?」
文「いいんですよ、迷惑かけちゃいましたので……」
結菜「文が悪いわけじゃないのに」
妖夢「確かにそうです、気にする必要ありません」
文「そう言われると助かります、コチラですよ」
文はゆっくりと飛びながら道案内してくれた
和な雰囲気の中に散らばる新聞紙やクシャクシャにされた紙くずが散乱した部屋
寝床は綺麗にされている
結菜「文ぁ……この散乱した部屋はなんだい?」
文「掃除する暇が無くてですね……」
妖夢「……軽く片付けますか」
そう言って妖夢はゴミを捨てる
私はゴミ袋を出して捨てる
美華は捨てやすいようにゴミをまとめる
30分後にはあらかた片付く
文がお茶を出してくれたので飲みながら事情を話す
文「なるほど、それで魁斗さんが居ないと……」
美華「てか魁斗放置してきてない?」
結菜「アリスがいるから大丈夫でしょ?」
妖夢「それより、呪術に詳しい方とかいませんか?」
文「天狗でってこと?」
美華「念の為にね、人形代がこっちに来てるから間違いは無いと思うのよ」
文「そうですねぇ……しばらく待ってていただけます?」
そう言って文は外に出て飛んでいく
結菜「ここで見つかれば嬉しいのだけどね」
妖夢「そうですね、魁斗さんが心配ですし」
美華「まあ……ね」
文が帰ってくると別の妖怪が現れる
文「この子は白狼天狗の椛と言います」
椛「犬走椛です、初めまして」
結菜「初めまして」
椛「結菜さんと美華さんですよね、話は聞いてます」
文「椛、天狗や白狼天狗の中に呪いが使える方は居ますか?」
椛「私が知ってるだけで2人は」
美華「なら明日その2人に当たってみますか」
結菜「そうね、それがいいわね」
妖夢「なら方針は決まりましたね」
結菜「ならご飯にでもしようか」
文のキッチンを借りてご飯を作る
野菜メインで作る
椛も次の日は休みらしいので泊まりになった
私達は眠る
深夜にふと目が覚める
おかしい
私は違和感がない限り目が覚めない
気になり周りを見ると美華が起きていた
結菜「美華、誰か来たの?」
美華「ええ、外にいる」
結菜「出来れば話し合いで解決したいけど……」
美華「……出るしかないわね」
私と美華は外に出ると、天狗が1人
葉うちわを持っている
私は爪を、美華は体術の構えを取る
天狗「すいません、こちらに戦う意思はありません」
そう言って天狗は葉うちわを足元におき、両手を上げる
美華「……念の為に拘束だけするわね」
私がロープを出し、美華は天狗を縛る
結菜「それで、私たちになんの用?」
天狗「いえ、私が誤って発動した呪術に似た雰囲気を感じたので」
美華「それで?」
天狗「解呪、並びに謝罪をと思いまして」
結菜「誤って発動した呪術って、誤って発動するものなの?」
天狗「巫蠱は元々相手と接触しないと発動しない、接触せずにできる方法を調べ試していたら発動してしまいました……」
呪術は怖い、そう思った