空母建御雷 異世界に出撃す   作:高野五十六

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改装、空母建御雷、進水試験を開始す

俺は身体を起こすと妹の真冬に聞いた

 

「俺は、どの位眠ってたんだ?」

 

「まあ、3週間位だな」

 

「3週間も経ってるんだな」

 

そう言うと、俺は窓の外を見た

 

「そう言えばこの3週間で何があったんだ?」

 

俺がそう聞くと真冬は俺の意識の無かった3週間のうちに起きた、建御雷がドックに入った事、建御雷の撃沈命令を出したホワイトドルフィンの士官を尋問し、現在も拘束されている事、尋問時、その士官がしらばっくれ過ぎて、姉さんが激怒してぶん殴った事を説明された

 

「姉さんがキレたのも気になるけど攻撃命令を出した士官はどうなるんだ?」

 

「それに関しては内乱罪として扱うから死刑じゃないかって姉ちゃんが言ってたぞ」

 

「それって、内乱罪で扱えんの?」

 

「まあ、そのへんは法解釈でどうにかするらしいけど、詳しい事は教えてくれなかったから私にはもわからん」

 

「それに関しては、姉さんに聞かないとわからんか」

 

俺がそう言うと、真冬が立ち上がった

 

「すまん兄さん、姉ちゃんに電話して来るから少しだけ待っててくれ」

 

そう言うと真冬は部屋から出ていき、数分後戻って来た

 

「姉ちゃん、少ししたら来るって」

 

直後、真冬が缶のジュースを投げ渡してきた

 

「一応、さっきまで意識無かったんだからジュースじゃなくて水とかにしろよ」

 

「そんな細かい事は気にすんなって」

 

そう言うと、真冬はさっきまで座っていた椅子に、また座った

 

「そういえばましろが高校に合格したぞ!」

 

「そうか、もう高校生になるのか」

 

その後、姉さんが病院に来るまで妹のましろの話で盛り上がった

 

「どうせ、ましろの事だから回答欄を全部ずらして書いてたんじゃないの?」

 

俺がそう言った直後、勢いよく、病室のドアが開いた

 

「真冬!裕くんが起きたって本当なの?!」

 

「姉さん、その呼び方、久しぶりに聞いたよ」

 

俺の声を聞いた姉さんが、俺の方に駆け寄り、抱きついて来た

 

「……死んだかと思ったじゃない」

 

「ごめん姉さん、心配させて」

 

「良いのよ、生きててくれたんだから」

 

姉さんはそう言うと、抱きしめる力を少しだけ強くした

 

「……姉さん、我が、建御雷はどうなっているんですか?」

 

「…ほんと、昔から変わらないわね」

 

姉さんはそう呟くと抱きつくのを辞め、服を正すと、上着のポケットから1つのUSBを渡して来た

 

「なあ、姉さん、USBだけ渡しても兄さんは見ること出来無いと思うんだが」

 

「それもそうね、真冬、貴方のタブレットを貸して」

 

真冬が、姉さんにタブレットを渡すと、USBを挿し、俺に渡され、タブレットに記載されている項目に一通り目を通した

 

「姉さん、この2週間後の引き渡し試験は絶対行かないと駄目なんですか?」

 

「お偉い様方が来られるから絶対参加して」

 

姉さんの言葉に、真冬が文句をつけた

 

「待ってくれよ姉さん、兄さんはさっき起きたばっかりだ、それなのに2週間後に出させるのは酷じゃ無いのか?」

 

「真冬、俺の事は気にしなくていい、だけど姉さん、流石にすべて出るのは酷しいのですが」

 

「大丈夫よ、進水試験だけでも良いわ」

 

「分かりました、ありがとうございます」

 

その後、医師がやって来て、精密検査などが行われた

 

 2週間後、建御雷艦橋

 

俺は、第一種軍装を身にまとい、建御雷の艦長席に座っていた

 

「艦長、ご無事でしたか!」

 

「副長、すまなかったな」

 

「いえ、そんな謝られる事ではありませんよ」

 

「そうか、…試験準備は整っているのか?」

 

「我々の準備は完了しましたが、後はブルーマーメイド側の準備はまだ」

 

直後、後から声が聞こえた

 

「すみません!我々も只今準備完了しました!」

 

「副長、彼女は?」

 

俺がそう聞くと、副長が答える前にその女性士官が敬礼し、名前を答えた

 

「私、この建御雷の修復作業主任の松島と申します!」

 

「自分は帝国海軍、空母建御雷の艦長、高杉です」

 

自分の自己紹介をし、松島さんに敬礼を返した

 

「松島さん、準備完了で良いですね?」

 

「はい、我々も準備完了しました!」

 

「これより、進水試験を開始する、ドック内に注水を開始せよ」

追加する艦艇

  • 潜水艦
  • 空母
  • 戦艦
  • 水上機
  • その他
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