「ココちゃん、建御雷の兵装は?」
「記載されているのは長10センチ砲2基、Mk42 5インチ砲10門、25mm3連装機銃19基ですが、黒塗りがあるのでこれ以上に兵装があると考えた方が良いですね」
「相手の艦隊規模は?」
「戦略空母1、戦艦3、航空戦艦2、空母2、航空巡洋艦3、重巡2、軽巡8、駆逐艦24の合計45隻です」
艦隊規模を聞くと無意識に呟いていた
「とてつもない大艦隊だな」
「でも、こんな大艦隊、一体どこにいたんだ?」
西崎さんがそう言うと納沙さんが答えた
「恐らく硫黄島だと思いますよ」
「硫黄島ってそんな大艦隊が停泊出来るレベルの港湾なんてあったっけ?」
「いえ、巨大な港湾施設は無いですけど、昨日硫黄島近海海域が演習で封鎖されてましたから、その海域からこちらに向かっているのであれば説明は付きますね」
「艦長、これからどうします?」
「このまま進んであの空母の後方に抜けたら面舵一杯に!」
「艦長!それでは攻撃をもろに受けることになります!」
「今回頭しても絶対追いつかれる、だったら賭けにはなるけどこのまま進むしか無いんだよ」
艦長の目は本気だった
時系列は少し遡り建御雷ヘ
「間もなく晴風が本艦の視認距離に入ります!」
「分かった、総員戦闘配備!」
「宜候!総員戦闘配備!」
艦内にサイレンが鳴り響き戦闘配備の号令が出された
少しすると配備完了の報告が続々入ってきた
『速射砲群、配備完了!』
『機銃群、配備完了』
『右舷、マ式豆爆雷、配備完了!』
『左舷、マ式豆爆雷、配備完了!』
『右舷被害対策班配備完了!』
『左舷被害対策班配備完了!』
「各部隔壁閉鎖及び総員戦闘配備完了しました」
「そうか、射撃用電探起動、及び、射撃管制装置起動、速射砲群電探と連動、目標晴風、射撃指示はこちらが貰う」
「射撃用電探、射撃管制装置起動、速射砲群、電探と連動しました」
「分かった。さて、そろそろ見えるな」
そう言うと椅子から立ち上がり、双眼鏡で晴風が現れる方向を見ると晴風が水平線上より現れた
「さあ彼女達はどう動くかな?」
そう言うと双眼鏡をおろした
「副長、一応だが突入部隊を編成してくれるか」
「はッ了解しました!」
「第一戦速へ増速」
「宜候第一戦速」
「航海長、晴風と衝突しない様に操艦出来るな?」
「もちろんです、公試の際にたっぷり艦長と先任にしごかれましたから」
「そうか、航海長、操艦を任せるぞ」
「了解しました、操艦いただきます」
「ああ頼んだ。先任、晴風の損傷程度は分かるか?」
「詳しい事は分かりませんが、恐らくこの程度だと思う物を列記しておきました」
「ありがとう、それにしても損傷は目に見える部分だけでも多いな」
「戦闘後に工作艦やドックでの修復が出来ていないですからね」
「それにしても対水上電探破損って可愛そうだな」
「対水上電探は艦の目と言っても過言ではないですからね」
「ああ、それなのに彼女達はよく頑張ってるよ」
その後、両艦ともに接近を続け五千メートルを切った
「晴風、距離五千を切りました!」
「この距離まで逃げずに来るとなると本艦に突撃してくるか、もしくは真横を通り過ぎるのか。だが、どちらにせよこちらから攻撃をしない様に」
「距離四千!」
「航海長!」
「了解!取舵0.5!」
「宜候!取舵0.5!」
この後もどんどん接近し、晴風と五百メートルの位置に来た
「距離五百!」
「衝突警報!彼女達の操舵を見れば分かるが当たる事は無いだろうが吸引作用でぶつかる危険性がある」
「了解!全艦衝突警報!」
「距離二五〇!」
「距離一〇〇!」
「距離五〇!」
『晴風、本艦の右舷、三〇を巡航で航行中!』
『右舷速射砲群、晴風を追尾中!』
「三〇なら物凄い引き寄せがあるのに維持するなんて物凄い操艦技術だな」
「晴風、本艦後方に抜けました!」
「戦闘配備解除、警戒配備へ」
「彼女達から攻撃して来なくて本当に良かったですね」
戦闘配備が解除され緊張が解けた先任が話しかけて来た
「ああ、それ以上にぶつからないか一番ヒヤヒヤしたぞ」
「晴風、本艦後方、五〇〇において右舷に転進していきます」
「分かった、他の艦を平文で呼び戻してくれ」
「はッ了解しました!」
「はぁ、…………これで晴風はほぼ白確定だな」
追加する艦艇
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戦艦
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