晴風遭遇戦後、第一航空機動艦隊は晴風の監視と数隻の潜水艦を血祭りに上げつつ太平洋を補給艦隊との合流地点である、八丈島に向けて航行していた
その頃、八丈島に先着していた補給艦隊は高杉機動艦隊受け入れの準備を行っていた
「八丈島なんて何年ぶりかしら」
そう呟くと補給艦隊の旗艦である、みくらから八丈島基地に降り立った
「宗谷監察官は八丈島に来られた事あるんですね」
一緒に降りた平賀さんが聞いて来て、
「ええ、中学の時に何回かだけど」
「宗谷監察官、中学校はどこに行かれてたんですか?」
「私は横須賀中等海洋学校よ」
「中等海洋学校と言う事は、高杉少将と一緒に行かれたのですか?」
「ええ、共学だったからね」
「宗谷監察官と高杉少将はどの艦に乗られてたんですか?」
「私は河内で艦長、高杉司令は摂津で艦長をしてたわ」
「河内と摂津と言うとあの艦ですか?」
平賀さんと歩きながら歩いていると平賀さんが話題に上がった艦を見つけ、その方向を向くと2隻の弩級戦艦が停泊していた
「ええ、河内型なんて懐かしいわね」
そう言い、河内と摂津を眺めていると平賀さんが意を決した感じで話しかけて来た
「宗谷監察官にとって高杉司令とはどう言う存在何ですか?」
そう聞かれると、私は平賀さんの方を向いた
「そうね、ただの姉弟と言いたいけど、貴方の聞きたいのはそう言う事ではないのでしょ?」
私はそう言うと、もう一度河内型の方を向いた
「私にとって彼は大事な弟であり、生きる希望、いえ、私の全てと言っても良かった。彼が私を支えてくれたからこそ、この場所に責任者として立つことが出来たのよ」
「宗谷監察官、教えていただきありがとうございます。あと、もう1つだけお聞きしたいのですが、なぜ高杉少将は簡単に我々の指揮下に入ったのですか?」
そう聞かれ、私は少し考えると答えた
「補給じゃないかしら」
「補給ですか?」
「ええ、燃料と弾薬が無ければどんだけ強い艦でもただの鉄屑になるでしょ?そして、指揮権の事に関しては単純に知らない人間に指揮権を渡すよりは身内に指揮権を渡して方が安心できるからよ」
そう答えると八丈島基地の庁舎に向った。
八丈島基地の庁舎に入ると基地司令に挨拶され、会議室に向い、補給の手順の確認を行った
「建御雷だけで油槽船一隻丸々使うんですか!?」
計画書を見た八丈島基地司令が驚いていた
「大和型より大型な上、大和型以上に出力が出る機関を積んでますから」
私がそう説明していると、弾薬量を見た平賀さんが聞いてきた
「戦艦用の補給弾薬が噴進魚雷や徹甲弾と徹甲榴弾の対艦装備だけですけど、高杉少将はアメリカ太平洋艦隊と戦争でも始める気なんですか?」
「確かにあの艦隊の規模なら損害無しで太平洋第2、第3艦隊を殲滅出来そうだけど流石にそんな事はしないと思うわ」
「アメリカ太平洋艦隊と戦争を始めないとしても高杉少将は何を考えているのでしょうか?」
「私もあまり分からないけど、戦艦同士の
「戦艦同士の砲撃戦と言う事は、学生艦と撃ち合う可能性があるって事ですか?」
「その可能性は高そうね」
私がそう答えた。その後、細部を詰めていると基地職員が報告にやって来た
「宗谷監察官、第一航空機動艦隊が間もなく到着します」
「ありがとう。平賀さんそろそろ向かいますか」
そう言うと私達はみくらに戻り、補給中の哨戒任務にあたる哨戒艇数隻を引き連れ、補給艦の待機する海域に戻った
皆様、新年あけましておめでとうございます。
またも作品が遅くなってしまって申し訳ありません。今後もこの様なペースになると思いますが最低でもアニメ版完結までは執筆予定ですので今後ともお付き合いよろしくお願いします
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