高杉機動艦隊はその頃、太平洋を着々と八丈島に向かい航行していた
「直援の雲鶴隊発艦、瑞鷹と交代せよ!」
「対潜警戒、第二群へ交代!」
「空中作戦機、二番機へ交代せよ」
「艦長、我々の要望通りの補給をしてもらえますかね」
心配そうに先任士官が聞いてきた
「先任士官、安心しろ。姉さん…………いや、宗谷監察官が必ず用意してくれるさ」
すると、副長が声をかけて来た
「艦長、当直の交代に参りました」
「そうか、もうそんな時間か」
「はい、それに艦長は退院されたばかりですので、ゆっくりなさって下さい」
「済まないな、少し寝てくる、何も無ければ補給艦隊と合流時に起こしてくれ。あと、敵の潜水艦に関しては起きた時に何隻沈めたか教えてくれればそれで良い」
「はッ、了解しました」
「先に上がらせて貰う。各員、交代要員が来たら随時上がるように」
そう言い私室に戻った
私室に戻ると、上着を脱ぎハンガーにかけると椅子に座り、撃沈地点の写真を確認をした。
(大戦型潜水艦にしては流出油量が多過ぎる、それに敵潜は発見されているが、潜水艦による民間船舶への攻撃が一件も起きていないのは少し異常だな)
少し考えると壁にある受話器を取った
「交換手、艦橋に繋いでくれ」
交換手に伝え、少しすると艦橋に繋がり副長が出た
『艦長、どうかされましたか?』
「すまんが首席参謀がいたら変わって貰えるか?」
すぐ、副長から首席参謀に変わった
『艦長、私に何か御用でしょうか?』
「すまない、作戦立案をして貰いたくてな」
『どの様な作戦ですか?』
「潜水艦の鹵獲だよ」
『潜水艦の鹵獲と言う事は紺碧艦隊や旭日艦隊が行ったような事を我々も行うのでありますか!?』
「ああ、詳しい事は後で説明する」
『了解しましたッ』
「完成したかどうかは補給艦隊との合流時に報告してくれればいい。後、高速電算機の使用を許可する」
『はッ、直ちに作戦立案に入ります』
「ああ、頼むぞ」
そう言い受話器を戻した
(敵の動きとしては、まず海上要塞への補給に専念し、要塞が復活すると、要塞を補給拠点として民間船舶への攻撃と補給線荒らし、それと要塞本体を使った都市への直接攻撃くらいか)
(それと敵潜への燃料は、東南アジア、中東、コーカサス、満州、北海、南米、北米、何処から来てるんだろうか、しかし、敵の目的が反ブルーマーメイドであれば何処からでも手に入れる事は出来るだろうな)
立ち上がり背伸びを行った
「とりあえず寝るか」
そう言い、ベットに入った
そして、しばらくの後、電話が鳴り、受話器を取った
「どうした」
『補給艦隊と合流します、艦橋にお越しください』
「分かった、すぐに向かう」
上着を着、艦橋に向かった
「状況はどうだ?」
艦橋に入って早々そう聞くと全員が自分に向かい敬礼をし、その中で副長が報告をして来た
「はッ、現在はブルーマーメイドの哨戒艇の先導で補給艦隊に向かい移動中です」
「そうか、それで潜水艦の方はどうだ?」
「はッ、潜水艦に関しては三隻を発見し、一隻を撃沈しました」
「うん、それで良い。首席参謀、作戦立案の方はどうだ」
「はッ、終了しております。こちらをどうぞ」
そう言い、首席参謀から作戦計画書を手渡され、中を一通り読んだ
「上出来だ、良く出来ている」
「お褒めいただきありがとうございます」
「変更があれば後で伝える」
程なくして補給艦隊と合流した
「駆逐艦及び軽巡は燃料補給を開始、補給が終わった艦から順に哨戒の任務に当たり、重巡以上の艦艇は投錨、燃料弾薬の補給は翌朝より行う」
「ブルマー艦艇より発光信号!」
「内容はなんだ」
「数名の乗艦許可を求めています!」
「許可すると伝えてくれ」
「了解しました!」
「副長、出迎えに行ってくる」
ラッタル部に向かうと、内火艇が接舷し、階段を上がってきた
「姉さん、ようこそ建御雷へ」
そう言うと姉さんは微笑みながら答えた
「お疲れ様、しばらくお世話になるわね」
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