「それで、私に何の用ですか?」
そう言い拳銃に手を掛け、安全装置を解除した
私の動きを見た憲兵が煽る様に話した
「宗谷監督官がそこまで警戒しているのは義弟さんが殺されかけたからですか?」
「ッ!!!」
ホルスターから拳銃を抜き、そのまま憲兵に拳銃を構えると同時に憲兵も私に銃を突き付けてきた
「宗谷監督官、弟さんが殺されかけて気が立っているのは分かりますが、少し落ち着きください」
そう言われ拳銃を下ろし、ホルスターに戻した
私が拳銃を戻したのを見ると憲兵も拳銃をホルスターに戻し、話が始めた
「我々がこちらに来たのは、まず高杉少将の病院への搬送の警護とホワイトドルフィンの横須賀基地並びに東部方面司令部の制圧に参りました」
「そうなのね。それで聞いたところで答えて貰えないとは思うけど動員兵力はどのくらいなの?」
「警護とホワイトドルフィンの基地制圧の為に歩兵2個連隊、機械化歩兵1個中隊、戦車1中隊が投入されています」
「かなりの数の部隊が投入されてるわね」
「ええ、この間のドイツでの一件があってすぐに日本でも同じ様な案件が起こったなんて言ったら国の威信にかかわりますから」
「あの件ね……それであのクソ野郎は捕まえれたの?」
「いえ、まだ捕まえれて居ませんがおそらく敷地外には出ていないとは思います」
「なぜ出て無いって分かるの?」
「攻撃の報が来た直後には制圧しましたのでおそらく」
「そう、まだたくさん聞きたいことはあるけども、あのクソ野郎が捕まえてくれいればいいわ」
「分かっております、草の根を分けてでも見つけ出しますのでご安心ください」
「期待してるわ。あと…………彼が搬送中、敵に襲撃でもされたら本気で許さないから」
「は、はい分かりました!」
私が拳銃を向けた時は平然としていた憲兵が今は何故か怯えていた
「私はこれから行かなければならない場所があるので失礼します」
そう言い、その場を立ち去り母親のいる横須賀女子海洋学校へやって来た
「失礼します」
ノックをし、母の居る校長室へ入った
「貴方がここに来たって事は彼の事ね………それで彼の容態は?」
母にそう聞かれたが、私は力無く首を横に振るしか出来なかった
「そう、その様子だとあんまり容態は良くないのね」
校長室の応接用の椅子に座り、説明をした
「ええ、攻撃を受けた際に後頭部を強打して頭蓋骨損傷と
「そう、そこまで重大なのね……それにしてもあなたが彼を置いて私の所に来れるなんて成長したわね」
「本音を言ってしまえばずっと彼の隣でずっと見守っていて上げたいわよ。でも、今となっては管理職ですからそんな事してる暇は無いのよ」
そう母に話しているとどんどん目から大粒の涙がこぼれ始めた
「頑張ったわね」
そう言い母は椅子に座って泣いている私を抱きしめてきた
「あなたはよく頑張ったわ。後はお母さんに任せてあなたは彼のところに行ってあげなさい」
「でも、まだしなきゃ行けないこともたくさんあるし」
「良いのよ。あなただって彼の事が心配なんでしょ?行ってあげなさい。あなたがしないと行けない事は全部私がしておくから」
「わかった。行ってくるわ」
そう言い私は部屋から出て彼の居る病院に向かった
娘が部屋から出たのを確認すると自分の執務机に座った
「さて、私の可愛い息子を殺されかけた挙げ句、娘すら泣かされたんだからそれ相応の落とし前を付けてもらわないとねぇ」
そう言い机の上にある電話の受話器を上げた
新年あけましておめでとうございます。今年もゆっくり更新していきます。
チヨちゃんが可愛すぎて辛いです
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