「あなたの乗って来たあの艦は一体何なの?」
「………何が知りたいんですか?」
「あの艦のスペックを教えてくれる?」
「しかし、それはまだあなた方の指揮下に入ってない以上、教える事は出来ないです」
そう言うと姉さんは俺の手を取り話しだした
「私が全責任を取りあなた達を守るし補給もする。だから引き換えにあの艦の事を教えて」
「分かりました。」
俺は快諾すると建御雷の諸元を説明し始めた
「全長320m、全幅75m、基準排水量7万8000トン、速力30ノット、兵装は長10cm連装高角砲:2基、12.7cm速射砲:10基、25mm3連装機銃:19基、12cm19連装噴進砲:12基、マ式豆爆雷投射機:10基、艦載機総数90機です」
「ありがとう」
そう姉さんは言うといつもの顔に戻った
「二人に帰って来たって言ったらきっと喜ぶわ」
真霜姉さんは嬉しそうにしていたが俺の様子を見て、聞いてきた
「どうしたの?二人に会いたくないの?」
「……会いたいよ」
「それなら、どうしてそんなに暗い顔をしてるの?」
「……俺はあの二人に会う資格なんて無いよ」
俺がそう言うと姉さんは不思議そうに聞いてきた
「どうしてなの?」
「俺は9年前、皆に何も言わずに居なくなったんです、それなのに、今更ヘラヘラ会う資格なんて無いですし、それにまた、居なくなる可能性がある以上、また悲しませる可能性がある、だからあの2人には戻って来た事を言わないほしいんだ」
「…分かった、今は2人に言わないでおくわ、でも、いつかは2人に会ってあげて」
「分かりました、失礼します」
俺はそう言い、部屋から出ようとした時気になったことを聞いた
「今って何月なんですか?」
姉さんは、不思議そうにしながら答えてきた
「今は2月だけど、どうしたの?」
「いえ、少し気になったもので、それでは、失礼します。あと、我々の処遇が決まり次第連絡してください」
俺はそう言うと姉さんに敬礼をして部屋から出ていった
建御雷に戻り数時間後、自室にある電話に通信が入った
『艦長、ブルーマーメイド本部より通信が入っております』
「分かった、つないでくれ」
俺がそう言うと少しした後、通信がつながり、艦隊の所属が一応ブルーマーメイドになった事、ブルーマーメイドの職員とともに全艦の性能試験のため翌朝に出港する事が姉さんより伝えられ、それを伝えるため、艦橋に上がった
「先任士官、翌朝〇七〇〇に出港する、全艦に出港準備を命じてくれ」
「了解しました、全艦に通達します」
「本艦の機関始動は〇六三〇で良い」
「了解しました、機関室に伝えておきます」
「ああ、任せたぞ」
俺はそう言うと部屋に戻り、翌朝〇六五〇時
俺は艦橋の椅子に座り各艦の出港準備を聞いた
「各艦、出港準備はどうか!」
「ブルーマーメイド艦隊は〇六〇〇に出港、本艦隊の航海進路を哨戒中、我が艦隊は全艦、燃料弾薬を搭載、人員の配置は完了、いつでも出港出来ます」
「本艦の機関はどうか」
「はッ、タービン圧上昇、いつでも出港出来ます」
「分かった、全艦、港外に向け微速前進」
「宜候、港外に向け微速前進」
「ブルーマーメイド艦隊に打電、これより横須賀港より出港す、以上」
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