Infinite・Stratos・RISING   作:umiusi

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ISが使えるようになる話。
 現在
ジャック:11歳
ナターシャ:16歳


プロローグ―05 今日から頑張って行ってみよう(棒)

「ジャック……まさかこんなことになるとは……」

 

「ええ……なんでこのタイミングなんでしょうね……」

 

「欠陥品のものとは言え、ISコアが反応するとはな」

 

 はい、絶賛大佐と重い話をしています。何でこうなったかって?じゃあ、ちょっと時間をさかのぼってみよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今日で、白騎士事件から5日たった。アメリカではもう適性検査が始まっている。それで今日が、この州の順番だ。もちろん、姉さんが行く。それだけでいいはずなんだけど……

 

「ほらジャック、早く行くわよ!」

 

「いや、俺は必要ないだろ!?」

 

「いいじゃない!友達に会わせたいのよ!」

 

 最近、姉さんのブラコンっぷりが加速しています。とりあえず抱き枕の件は許そう。だが、いくらなんでもシャワー浴びてる時に入ってくるのは許さん。それと、あの観察日記はビビった。なんで俺の一日が書いてあるんだよ。まあ、ちょっとOHANASI(出力20%)して矯正したからだいぶ落ち着いたけど。

 

「写真でいいじゃないか」

 

「ダメ!あなたの可愛さは生で会った方が伝わるんだから!」

 

 もう、泣いていってあれ?体がういでっ!?ちょっ、首締まって……!

 

 

 ここはミズーリ州の市民ホール。適性検査はここで行われていた。

 

「遅ぇ……」

 

 そんな中に、誰かを待つようにして立っている少女がいた。

 

「やっと見つけた……ごめんイーリ。待った?」

 

 声をかけられた少女―――イーリス・コーリングは振り返った。どうやら、ナターシャを待っていたらしい。

 

「ああ、待った。ったく……ナタル、お前今までなにしt……おい、そいつはなんだ?」

 

「ほら、前から言ってたでしょ?弟のジャックよ」

 

「ああ、うん。それはわかるけどさ、降ろしてやったらどうだ?」

 

「え?いいでしょう、このくらい」

 

「いや、だってほら。なんかぐったりしてるし……」

 

「あ」

 

 ジャックはナターシャに抱きしめられていた。ただ、何がどうしてこうなったのかはわからないが、見事にチョークスリーパーが極まっていた。

 

 

 

 

「げほっ!ごほ……うえ……」

 

「ジャックだったけ?ほらよ、立てるか?」

 

 の、脳ユニットのプロテクト機能がなかったら死んでたな、こりゃ。

 

「だ、大丈夫です。なんとか、立てます。―――で?ねえさn」

 

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい―――」

 

 うわぁ……

 

「ほ、ほら。ナタルも反省してることだし、許してやれよ。な?」

 

 これは酷い。一瞬で怒る気力をもっていかれたぞ。

 

「はぁ……もう怒ってないから、顔を上げてよ。時間もないんだから」

 

「本当?本当なのね!?ジャッ―――」

 

 ガシィ!

 

「あんたって人は……!」

 

 許したと思ったらいきなり抱きつこうとしてきやがった。学習能力がないのか?この姉は。

 

「さあて、姉さん。20%?30%?それとも……50%でしてやろうか……?」

 

「わかったわよ!だから私の頭を潰そうとしないで!?」

 

 これだけ脅しておけばしばらくは何もしてこない……ハズ。

 

「じゃ、入りましょうか。イーリスさん」

 

「お、おう……」

 

 扉をくぐると、受付の人がいて、その奥にはIS(名前は知らない)と、むき出しのコアが置いてあるのが見えた。

 

「あなたたちは、えーと……ファイルスさんとコーリングさんですね?では先にそこのコアに触ってから、そちらのISに触れてください」

 

そう言われて、まず姉さんが行った。姉さんが触ると、ISは普通に反応したがコアの方は全く反応しなくて、それはイーリスさんも同じだった。ISコアってハードがあるかないかでこうも変わるのか?

 

「あー、やっぱりねぇ。ねえ、上にNo.26は欠陥だって伝えておいて」

 

「分かりました」

 

 欠陥?ああ。だから動かないのか。でもこれなら、触っても怒られはしないよな。

 

「あ、坊や!」

 

「いいじゃないの。どうせ、あれは誰も使わないんだから」

 

 ふーん、意外と軽いんだ。ん?あれ、なんかこれ……光ってね?

 

「うそ!反応してる!?」

 

「欠陥品だから!?と、とにかく報告しないと……」

 

 ちょ!?こいつ……痛っ!おいおい嘘だろ?なんで、右腕に入ってくるんだよ!?なんだよ!?片手になにか宿るってもろ厨二じゃん!

 

「うん……うん…分かった!ジャック!キャンベルさんが迎えを送るからこっちにこいって!」

 

「オーケー分かった!」

 

「私はどうすればいいんだ……?」

 

 なるべく言いふらさないでいてくれると助かります。

 

 とまあ、こんなことがあって―――

 

 

 

 

 

 

「さて、どうしたものか……」

 

 今に至る。

 

「ジャック、現状は最悪だ。君にその気がなかったとしても、今の君は十分危険な存在だ。ISの性能とサイボーグのパワー。理論上は最強だからな」

 

 確かにそうだが、それはあくまで理論上だ。現実はそうじゃない。

 

「それでしたら、このコアを使うのであれば大丈夫です。今確認したら、どうやら、今のところバリアしか張れないみたいです」

 

「なるほど、欠陥品であることには変わりないか……まあ、それで世論はある程度収まるだろう。しかし、もう一つ問題がある」

 

「俺を捕まえて、モルモットにしようとしている奴らがいる、ですか?」

 

「相変わらず物分りがいいな。だが、その年でそれは不思議だが、今は触れないことにしておこう。そこで、だ。君に提案がある」

 

 面倒なことになったなぁ……

 

「君の体を完全なサイボーグに改造し、ここ、CIAに所属する。そうすれば一応の身の安全は保証できるが、どうする?ああ、手術を依頼するのは信頼できる場所だ。社風はまあ……あれだがな」

 

 このままでいれば間違いなく嫌な奴らが来る。そして、もし俺がサイボーグだとバレたら、製造方法のノウハウを得ようとさらに集まる。はぁ……こうなりゃ、とことんやってやる。

 

「分かりました。その提案を受けます」

 

「よし。なら、早く行こうか」

 

 こうして、俺の人生にはもう二度目の転機が訪れた。

 

「その前にだ。今から行く場所にいる連中が言ってくることは全て断れ。さもなくば、君自身が男のロマンとかいう兵器にされるぞ」

 

 大丈夫だろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――2日後―――

 

 どうも。改造終わりました。いやあ、変態ってすごいわ。俺が成長できるように、義体の組織を分解・再構成するナノマシンなんて作ってるんだから。

 

「ではジャック、君は今日からCIA、諜報部の一員で」

 

 とりあえず、頑張って―――

 

「与えられたコードネームは、グレイ・フォックスだ」

 

 ……はい?




ジャックのコア
シールドの展開:○
拡張領域:○
PIC:× =飛べない
絶対防御:×
コア人格:×
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