Infinite・Stratos・RISING   作:umiusi

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どうも、お久しぶりです。今回は、セリフに関して説明させてもらいます。

「」:通常会話
『』:機会音声
():小声・考えていること
〈〉:通信

 とまあ、こんな感じですね。


落雷

 目の前に迫る弾丸、それをギリギリで躱す。

 

ギィィィ!

 

 金属同士が擦れる嫌な音。そうか、掠ったか。

 

「おらおら!どうした?威勢がいいのは最初だけかよ!」

 

 いかんいかん、考え事はまずかったな。いや、だってほら、こいつ倒してアラクネ持ち帰ったらボーナスもらえるし、何買うか考えるの楽しみだろ?

 さて、余計な考えはここまでにして、行かせてもらおうか・・・盛大にな。

 

「てぇぇあッ!」

 

「うおっ!?ハハッ。やっと本気になったか、ニンジャ!」

 

 女は上昇して、すべての手に持っているアサルトライフルを撃ってきた。それを俺はステップで回避する。

 

「ISの利点を利用して・・・!ハンドガンでもいいから持って来れば良かった」

 

 ん?なんだ、銃ならそこらへんにあるじゃないか。

 

「よっと」

 

 落ちていたライフルを腕ごと蹴り上げ、掴む。ジャムっては・・・ないな。弾は・・・ハッ、こいつはいい。

 

「喰らいな」

 

 バババッと景気よく特殊弾丸―――対サイボーグ用の貫通力が強化された弾―――が吐き出され、アラクネを襲う。これならダメージが通るはずだ。

 

「チッ、これじゃあ消耗戦か・・・だったらとっとと決めてやんよぉ!」

 

 なるほど、接近戦で方をつけようってわけか。いい判断だが、相手が悪かったな。

 

「ここは、俺の距離だ!」

 

ガァン!鍔迫り合いが始まる。

 

 いいよね、このセリフ。こういった場面にぴったりだ。

 

「んなっ!?なんで押しきれねぇんだよ!」

 

「細かい数字は知らんが、IS程度の出力なら最大積載量の許容範囲内だ!」

 

 CNT筋繊維ってRAY止められるじゃん?どう考えてもISがあれほどの重さとパワー出せるはずないし、これぐらい余裕だ。

 

「ザアッ!」

 

 鍔迫り合いには、もちろん俺が勝った。あれ?この感覚・・・

 

(走馬灯?いや、違う。相手が遅く見えてる・・・!)

 

 そう、今の俺には奴がスローモーションで見える。最近刀を使う機会が多かったけど、ここまで上達してるなんてな。

 

「ハアアアアアアアアア!!」

 

 無防備な姿を見せている敵に向かって、刀を振る。一本、また一本と蜘蛛のようなアームが落ちていった。

 

「てめっ・・・!よくも!!」

 

 女は距離をとると、周りを周回し始めた。クソ、これじゃあ追いつけない。

 

「おらよ!」

 

「! チィ・・・!」

 

 く、後ろからか。今のはなんとか反応できたが、このままじゃあまずいな。

 

「なら・・・」

 

 落ち着け、神経を研ぎ澄ませ。空気の流れを感じろ。

 

ィィィィキィィィィン・・・!

 

「そこか!」

 

カァン!

 

「馬鹿な!?」

 

 驚いたか?そりゃ驚くよな。俺はそっちを見ていないんだから。

 

「ふんっ!」

 

 体を回転させ女をはじき飛ばし、それを追撃。脳天に踵落としをきめる。ISは衝撃は殺せないはずだから、これは効いただろ?

 

「あ、ああ・・・く・・う・・・てめえ、よくももう許さねぇ、バラバラのスクラップに・・・ああ!?ふざけんな!いくらお前でも・・・わかったよ。おい、てめえ」

 

「なんだ。そいつを返してくれるのか?」

 

「違ぇよ。この勝負、次に持ち越しだ。それまでに、私がもっと楽しめるように強くなっておきな」

 

「く・・・あーあ。行っちまったか」

 

 敗北寸前の奴がよく言う。にしても、結局逃がしちまったなぁ。

 

〈グレイ・フォックス。フォームフェアの展開を確認したが、何かあったのか?〉

 

 大佐か。とりあえず、今起こったことの報告をしておくか。

 

「ああ、テロリストらしき連中と、人命救助だ。尚、テロリストはISを所持していた。そのISだが、アラクネだった」

 

〈なんだと!?奪われたとは聞いていたが、まさかそんなとこに流れていたとは・・・ん?ソリトンレーダーを見てくれ。なにか近づいてきていないか?〉

 

 レーダー?ああ、確かになにか来ているな。

 

「識別・・・IS!?いや、これは日本所属か?搭乗者、織斑千冬・・・こいつの姉か」

 

 いかん、完全に織斑一夏のこと忘れてた・・・生きてるよな?

 

「大丈夫か?」

 

「う・・・はい。なんとか」

 

「安心しろ、敵は全員逃げた。お前の姉もこちらに向かってる」

 

「え?じゃあ・・・」

 

「ああ。恐らく棄権したんだろうな」

 

「そんな、俺のせいで・・・」

 

 おうおう、落ち込んでるな。小学生?にしちゃ責任感じすぎじゃないか?

 

―ィィィィィィ

 

 お、どうやらむこうも来たみたいだな。

 

「ほら、むかえが「貴様が一夏を!よくもぉぉぉぉ!!」・・・え?」

 

 あれ、もしかして・・・あ、うん。完全に間違えられてるな、これ。

 

「おわっ!?ち、ちょっと待て、話を・・・」

 

「貴様と話す舌など持たん!」

 

 ああ、クソ!よりにもよってこんな時に・・・!

 

「ハァァ!!」

 

「くっ・・・」

 

 まずい、この人、俺より強い・・・!だが!

 

「でええぇぇい!」

 

「! そんな!?」

 

 渾身の一撃を振り下ろされたブレードにぶつけ、弾き飛ばす。これで、向こうは丸腰にもなった。そして、俺もブレードを放り投げた。

 

「戦いの基本は格闘だ、武器なんかに頼ってはいけない」

 

 これが言いたかった!それ以外に意図はない!

 

「ま、待って、二人共!」

 

 あ、一夏のこと忘れてた。

 

「千冬姉、その人は俺を助けてくれたんだ!だから、その人に攻撃しないで!」

 

「なに?おい、お前。それは本当か?」

 

「ただのついでだ。そう大したことじゃない」

 

 ここはアラクネを追ってたことを目的にしておこう。あと、問題がひとつあるんだが、できればこないと助かるんだがな。

 

「そうか。話も聞かずいきなり攻撃してすまない。それと、一夏を助けてくれたことは本当に感謝する」

 

 よしここで終われよ?

 

「お前の名前を教えてくれないか?恩人の名を覚えておきたいし、お礼もしたいんだ」

 

 デスヨネー

 

「ああ、いや、それは・・・」

 

「どうした?まさか・・・」

 

 ああ、またこじれてきた。一応、大佐に聞いてみよう。

 

(大佐、日本の国家代表に俺を見られた。現在、名前を聞かれている。どうすればいい?)

 

〈・・・確か、織斑千冬だったな。君から見て、彼女は信頼できるか?〉

 

(ああ。見たところ誠実そうだし、信頼できると思う)

 

〈わかった。ならば、話していいぞ。下手に騒がれても厄介だしな〉

 

(了解)

 

「言えないのか?まあ、名前はともかく、せめて所属だけは教えてもらえないだろうか?」

 

 所属だけでも、か。あー・・・まあいいや、コードネームも教えとこ。

 

「わかった、話すよ。俺はCIAの工作員、グレイ・フォックスだ。ここに来たのは、奪取されたアメリカの第二世代IS、アラクネの奪還任務があったからだ。で、あんたの弟を助けたのはそのついで、ってわけだ」

 

「そうか。なら、このことは他言無用にしたほうがいいな?」

 

 話が早くて助かるな、この人。

 

「ああ、そうしてくれ。あ、この死体なんだが・・・あんたが来た時には既にこうなっていたとドイツには伝えておいてくれ。そのくらいの痕跡は大丈夫だろう」

 

「そうしておく。ほら、もうすぐ軍が来る。早くいけ」

 

「そうさせてもらうとしよう」

 

 そうして、俺は工場跡を去っていった・・・織斑千冬。いずれ、もう一度勝負をしてみたいものだ。あれほど楽しめたのはあれが初めてだったし。

 

〈飛行機の手配が完了した。荷物をまとめて、空港に急いでくれ〉

 

 休暇、潰れたな・・・




ここまで戦闘シーンを書いたのは初めてです・・・もし何かおかしなところがあれば、ご指摘ください。
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