【PM剣盾】実績『食の探求者』解除【実況】   作:麻婆豆腐Mk-Ⅵ

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3体目捕獲回〈前編〉

 

 

 まだまだカレーは作れそうにない実況、はーじまーるよー。

 

 

 前回は一般人のアリス・クラン・ルビアにスポンサーになってもらった所で終了しました。今回はロトムを捕獲する所から始めます。

 

 

「──というわけで、俺の勤めてるレコード会社のステッカーを貼って出場してもらいたいんだ」

 

 

 ほぉーん。なるほどね(納得)

 クラン兄貴が今勤めている会社は〈レコード〉を販売しているらしく、古き良き音楽レコードを主に取り扱っていたそうです。味があっていいですね。時々レイドバトルの戦利品として貰える〈技レコード〉も同時に販売していたんだとか。

 あとで販売店の場所聞こうかなぁ(うずうず)

 ただ、最近新たに参入してきた会社にクランの会社の顧客が奪われているらしく、どうにかしてその顧客に戻ってきて欲しいんだとクラン兄貴は言っていました。

 テレビ放送で大々的に映れば、客足が戻るのも有り得なくはないでしょう。自分も見返り(技レコード)が欲しいので、スタジアムに立った時は精一杯アピールを頑張る所存です。

 

 

「はーい! 次はアタシ!」

 

 

 アリス姉貴は……なんかベレー帽被ってますし画家とかですかね? 

 

 

「うーんちょっとおしい! 実は手芸作家なの。最近SNSを通してお客さんに買ってもらえるようになったから、それの後押しになったらいいなぁっていう理由なんだ」

 

 

 あ、手芸作家の方でしたか。話を聞くと今身につけているベレー帽やアクセサリーなんかも手作りらしく、ポケモンをイメージした小物を中心に作成・販売しているんだとか。

 将来の夢は自分のブランドを立ち上げることで、どうやらリクエストも受け付けているそうです。見ているこっちが元気になりそうな笑顔ですね。応援も兼ねてジムチャレンジを勝ち進んでいきましょう(ニッコリ)

 

 

「最後は私ね。私は……まぁ、色々あるのよ」

 

 

うん?(困惑)

 

 

「ルビアは〈むしタイプ専門〉の研究者なんだが、どうにも人が集まらないらしいんだ」

 

 

 気まずそうに顔を逸らすルビア姉貴。何やら思い当たる節があるみたいですね。一体何が原因なんでしょうか(目逸らし)

 

 

「むしポケモン研究所なんで人気ないのかしら。職場だって空気が悪いわけじゃないのに、やっぱり郊外に建ってるのがダメなの?」

「いやどっちかっていうと立地より人の方が問題なんじゃ……」

「え?」

「なんでもないですすいません」

 

 ルビア姉貴の睨みつける攻撃! 

 効果は抜群だ! 

 

 

 ……でもクラン兄貴の言うことは分からなくもないです。さっきのストライクに対する絡みとか本当に危ない人でしたからね。虫好きならともかく普通の研究者ならドン引きしてもおかしくないですよアレ。

 

 

「しょうがないじゃない! 好きなんだから!」

 

 

 とまぁ、じゃれつきながらワイルドエリアを歩くこと約30分。辺りはすっかり暗くなり、空には星と月が浮かんでいます。時間は午後6時を指していますが、ポケモンはまだまだ活発なようです。

 到着したのは《見張り塔跡地》の近くにある休憩小屋。今は誰も使っていないようで電気がついていません。この小屋のどこにロトムが居るのかというと……実は中にいます。まぁドアを開けただけじゃあ見つからないんですけどね。

 

 

「ケホッ……埃がすごい。見回りの人は掃除してないのかな」

「見張り塔跡地はゴーストタイプが多いからな。夜になるとポルターガイスト現象が頻繁に起きるそうだ」

「そりゃあ……使いたくもなくなるわね」

 

 

 クラン兄貴の言う通り、この小屋はゴーストタイプがたくさんいる見張り塔跡地に近いため、ポルターガイスト現象が度々発生します。ただ、森の洋館のように幽霊が出るわけではなく、あくまで物が動いたり笑い声が頻繁に聞こえる程度の可愛らしい悪戯なので『あーまたやってるなぁ』と思えば大丈夫です。この世界の人達は怖がって近寄らないみたいですけど。

 

 

「それで? 肝心のロトムはどこにいるの?」

「分からん」

「はい?」

「聞いたら、そこから先は自力で頼むって言われた」

「えぇ……」

 

 

いやここまで来たら逆に言って欲しいゾ(真顔)

 

 3人は仕方なく手当たり次第に小屋の中を探索した後、結局何も見つからなかったのか深く考え込んでしまいました。ポピーちゃんはデフォルト顔のまま突っ立っていますね。

 うーん。たぶんこちらから何かしないとずっとこのままかもしれないので、ちょっとだけ情報を流しますか。これ初見で見つけるの難しいんだよなぁ(遠い目)

 

 

▶貴方は〈ロトムが電化製品の中にいるかもしれない〉と伝えた

 

 

「なるほど、野生のロトムもカタログみたいに電化製品に取り憑いてるってことか。確かにありえなくはないよな」

「ここにあるのは電話機とテレビだから、どちらかにいるかもしれないわね」

「叩けば出てくるんじゃない?」

 

 

 手刀で何かを叩くような仕草をするアリス姉貴。完全にワタルさん(脳筋ゴリラ)の発想ですが、方向性としてはあながち間違いではありません。今のロトムは電化製品の中で隠れている状態なので、何かしらのアクションを取らないと出てきてくれないからです。要はその『方法』が違うって話。

 逆鱗の湖から逃げてきたロトムは、自身の弱さを自覚しているため異常な程に慎重です。

 強者()が過ぎ去るのを待つ忍耐力。

 引き際を誤らない決断力。

 弱肉強食の世界で磨き上げられたその2つは、手刀で叩いた程度では崩せないほど強固です。

 ではどうやって警戒心の高いロトムを引き摺り出すのかというと──

 

 

▶貴方はスマホロトムを皆に見せた

 

 

 ──エンジンシティの観光案内所で借りたコレを使って誘き出します。

 

 

「スマホロトム?あっ、わかった!仲間を装って誘い出してもらうんだね?」

 

 

 アリス姉貴That's Right! 

 

 このスマホロトムは野生のロトムを誘い出すために借りてきた物です。逆鱗の湖で捕獲する場合は必要ないのですが、このレベルの低いロトムを捕獲するためには〈ロトムスマホ〉を所持していないと戦闘が発生しません。

 この戦闘は所謂、隠しイベント扱いで『ポケットモンスター・DP』に出てくる「森の洋館イベント」のオマージュとなっております。

 特定の条件下でテレビを調べると、ロトムとの戦闘が発生するというもので、この小屋のBGMにも所々に森の洋館の怪しげなBGMが含まれていることから、意識して実装されたイベントだと思われます。

 ちなみに出現するロトムのレベルですが、ダイアモンド・パール基準ではなくプラチナの方と同じLv20で出現します。

 それではロトムに誘い出してもらいましょう。

 

 

▶貴方はロトムに電波を出してくれるよう頼んだ

 

 

 スマホロトムは最初驚いた表情で拒否しましたが、もう一度頼むと引き下がらないことを察したのか渋々引き受けてくれました。

 サンキューロトム! 

 部屋の端──テレビから離れるように指示を受け4人が壁側に寄ると、スマホロトムがテレビに向かって特殊な電波を発し始めた次の瞬間、

 

 

『キュルルルィイイィイ!!』

『野生のロトムが襲いかかってきた!!』

 

 

 独りでに電源が付いたテレビから、怒りの表情(・・・・・)を浮かべたロトムが物凄い速さで飛び出してきました。

 

 

「おい……なんかあのロトム凄い怒ってるぞ」

 

〈だからさっき止めたんだロト!〉

 

「どういうこと?」

 

〈あのテレビはロトム達にとって凄い良い物件なんだロト! それを奪おうとしてると勘違いされたんだロト!!〉

 

「はぁ?!」

 

 

 そうなんですよねー。これ仲間だと思ったから出てきたんじゃなくて、同族が自分の住処を奪いにきた(・・・・・・・・・・・・・・)と勘違いしたから出てきたんですよねー(遠い目)

 ヤドカリが背負っている殻の奪い合いとでも言えばいいでしょうか。

 自分のお気に入りの殻を相手が狙っていると勘違いして、奪われないために戦闘を仕掛けてきた、という構図を思い浮かべてくれると分かりやすいと思います。

 それと『力がないから逃げてきた』という設定なので、当然『縄張り争いで負けた個体』もこちら側に逃げてきています。逃げた先でようやく自分の住処を見つけたのに、またそれを脅かそうとする侵入者がやってきたら、そりゃあ怒るし戦闘態勢にもなりますわな(当然の帰結)

 

 

『ゆけっ、ストライク!』

『ストライクはポピーの指示を待っている』

 

 

 でんこうせっか

 つばさでうつ

かげぶんしん

 カウンター

 

 

『ストライクのかげぶんしん! 回避率が上がった!』

『ロトムのあやしいひかり!』

『ストライクは混乱した!』

 

 

スゥ……(察し)

いや、まだ自滅してないから大丈夫(震え声)

 

 

『ストライクは混乱している!』

『──わけもわからず自分を攻撃した!』

 

 

バンッッッ!!(ダイパーン威力135)

 

 

『野生のロトムはあやしいひかりをつかった!』

『しかしもうすでにかかっている!』

 

 

状態異常技を2回連続で撃つとか、さてはおめぇ…性格……(クソ)生意気だなァ??(おみとおし)

 

 

 ストライクは回避率が1段階上昇しているものの、自滅で体力の4分の1を失い、相手のロトムに追い込まれています。もしこれで自滅を連続で引いた挙句、相手の攻撃技が当たりでもしたら、目の前だけじゃなくお先も真っ暗になってしまいます(激うまギャグ)

 ポケモンは状態異常ゲーってそれいつも言われてるけど、やっていいこととやっちゃ悪いことがあるよなァ?!(半ギレ)

 

 

『ストライクは混乱している!』

『わけもわからず自分を攻撃した!』

『野生のロトムはかげぶんしんをした!』

『回避率が上がった!』

 

 

あ"ぁ"あぁあ"あ"あ"ああああああああああああああああああああああああああ!!!!!(混乱)

積み技なんぞ使ってんじゃねぇえーーー!!! 

ぶっ〇すぞ!!(特大ブーメラン)

 

 体力満タンで影分身積まれまくったら確実に負ける! 傷薬はあと2個しかない! 

 お願い負けないでストライク! あんたがここで負けたら、皆でカレーを食べる約束はいったいどうなっちゃうの? 

 とりあえず〈つばさでうつ〉で攻撃して! 

 体力はまだ半分も残ってる! 電気技と怪しい光さえ避ければロトムに勝てるんだから!! 

 

 次回、ストライク死す!!

 

いや死んでたまるかぁあああああ!!(ヤケクソ)

 

 

『ストライクは混乱している!』

『ストライクのつばさでうつ攻撃! こうかはいまひとつだ』

 

 

全部の技ロトムと相性わるいやんけ(白目)

 

 

『野生のロトムはエレキボールをつかった!!』

『しかし攻撃は外れた!』

 

 

 あっっっぶな!!!(神回避)

 電気はストライクに効果抜群だから、かすりでもしたら即お陀仏。影分身積んでてよかった……(ブーメラン回収)

 でもどうしようこれ……この状況に、相性の悪いポケモンの技、残り少ない回復アイテム。勝てるビジョンが全く見えない。

 ドロバンコは戦闘不能状態だし、ストライクの体力も半減しかない。

 自分のプレイスキルなんて素人に毛が生えたようなものだから、全避け一択しかないんなろうけど、それをするにしても全ての攻撃を躱せるとは思わないんだが(絶望)

 

 勝てない……ロトムに……まける……このまま……負けて終わる?またリセット……??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ──いや、まて。まだ策はある。

 

 

 

 

 ◆

 

 

 

 

 ストライクが混乱状態になり、自滅行動で体力の半分を削られた。正直なところ彼女は負けると思った。

 タイプ相性も悪ければ、場所も悪いからだ。

 ストライクは速さと機動力、そしてそこから繰り出される鋭い攻撃が強みのポケモンだ。こんなボロ小屋で、しかもテーブルとか椅子みたいな障害物まであるこの場所で戦うこと自体が、彼女達にとっての足枷(ハンデ)だったのだ。

 

 

 ストライクがふらふらになりながら必死でエレキボールを避けている。

 俺達の目の前で指示を出す彼女の手に、力が入る。

 

 

 俺達は助けに入らない。入れない。

 例え俺達のポケモンに戦えるだけの体力が残っていようと、ロトムに有利な技を覚えていようとも。これはあくまで彼女個人の戦いで、レイドバトルとは訳が違うからだ。

 一匹のポケモンを捕獲するために数人がかりで攻撃するなんて、もはやそれはポケモントレーナーでなく『密猟者』に過ぎない。

 

 

 勝つも一興、負けるも一興。

 喜びもある。悔しさもある。

 それは俺も理解している。

 負けるのは辛い。あぁ……誰だって辛いさ。

 今まで積み上げてきたもの──勝利・経験・自信──が、目の前でへし折られる。誰もがアツくなれる接戦だろうが、一方的な蹂躙だろうがそれは絶対に変わらない。

 

 だから俺達にできることは、この戦いの行く末を見届けることと、彼女をポケモンセンターに連れて行くまで守ること。

 アリスは彼女達が負けないように胸の前で両手を組んで、必死に祈ってる。

 ルビアは目元が暗闇でよく見えないが、少しだけ唇を噛んで耐えているのがわかる。

 

 

 変則的な軌道で動くロトムが、そのスピードを更に上げる。

 片膝をついたストライクが心配するかのように背後にいる彼女の方を向いた。

 彼女は……握った拳に更に力を込めるだけで、何も答えない。

 

 

 お前は頑張ったよと心の中で思った。

 

 そのはずだった。

 

 

 

 





後編に続きます。

新しく追加するポケモンについて(4体目)※1番多い欄を基準に図鑑からランダムで選びます

  • 伝説・準伝説・幻関係のポケモン
  • 第8世代のポケモン(ガラル)
  • 第1~第7世代のポケモン(ガラル以前)
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