ややこしくなってきた…(´・ω・`)
その日紫は唸っていた。どうにもあの日から少女のことが頭から離れない。別に恋などといった甘い感情など抱いてはいない。むしろ逆に憎しみすら覚えるほどなのだ。だがどうしようもなく少女がまだ生きているかどうか気になって仕方なかった。
「あーもう!!」
なにかを吹っ切るかのように大声を上げてそして頭をかきながらため息をついた。
「しょうもない本当にしょうもない」
そう言って頬を数回パチパチと両手で叩いたあと目の前の空間が割れそこに少女の姿が見えた。少女は紫が最後に見た姿から変わらずそして一歩も動いていなかった。
「ま、まさか死んでないわよね?」
ちょっと動揺して暫く少女を見ていると僅かにだが肩が上下して呼吸をしていた。どうやら息はあるらしい。
「…ほんと紛らわしいわね」
―――そして少女はこちらを見た。
ありえない。少女からこちらが見れるはずがない。私は空間そのものにスキマを開けてみているわけではなく、存在と存在とのスキマに穴を開けて見ている。それが人間に認識できるはずがない。
―――そして少女は笑った。
「ッ…馬鹿にしているのかしら?」
言い知れようのない怒りが腹の奥底よりこみ上げてくる。自らが理解できない恐怖を塗り替えるようにして、隠すようにして、誤魔化すようにしてこみ上げてくる。
「フザッけんな!」
溜まった怒りを吐き出すようにして少女に叫ぶ。認識できるはずがない、知るはずがない、知らない、それは知ってはならない。認識できるはずのなかった僅かな違和感と影そして…
―――私の過去
オオホシサマオオホシサマオオホシサマオオホシサマオオホシサマオオホシサマオオホシサマオオホシサマオオホシサマオオホシサマオオホシサマオオホシサマオオホシサマオオホシサマオオホシサマ
心の奥にしまいこんでいた記憶と感情。能力を使って封印したはずの過去。
「いやだ…」
脳裏に浮かぶのは長い黒髪を持った一人の美しい女性。その女性は柔らかな笑顔を浮かべこちらを見つめている。そして消えたはずの頭に存在する女性の手の感触。全て忘れていたはずだった。
「助けて……」
体の震えが止まらない。必死になって体止めようとして抱きしめる。それでも止まらない。唇は震え思考が定まらない。
「―――かかさま」
すがりつくように言葉を投げかけるがその相手はどこにも存在しない。この空間に存在するのは
ただひとりの単一種、孤独を生まれた時から決められた存在なのだから。
むかしむかしあるところに※※※※様と呼ばれる人が住んでいました。
※※※※様はそれはそれはうつくしい女の人でした。
※※※※様の住んでいる村は貧しく飢え死にする人が沢山いました。
※※※※様は悲しみました。
どうにかできないかと考えました。
ですが※※※※様はただの無力な人間、いくら考えてもどうしようもありませんでした。
そして※※※※様は流れ星に祈りました。
どうかどうか苦しんでいる人達をお救いください。
ですが流れ星はなにもいいません。
それから数日たってもなにもおこらずいまにも人は飢え、死んで行きました。
※※※※様は悲しみました。
どうして彼らに罪はないのにこのような苦しみを天は与えたのでしょう。
※※※※様は泣きました、何日も何日も泣き続けました。
そして涙も枯れ、今日も飢えに苦しんでいる人達のところに向かいました。
飢えに苦しんでいる人の中の一人が※※※※様に縋りつき食べ物をこいました。
するとそらより雨ににた何かがふってきました。
よくみるとそれは米粒でした。
※※※※様は驚きました。
そして※※※※様はなぜ米が降ってるのか疑問に思っていると縋り付いていた人間が神を崇めるようになんども頭をつけていました。
※※※※様は驚き男に頭を上げるようにいいました。
ですが男は頭をあげませんでした。
男はいいました。
「ありがたや…ありがたや…」
その言葉とともに私の中に奇妙な感覚が湧き上がりました。
そして私はこの力が米を天より降らせたのだとなんとなく理解できました。
この力を使って※※※※様は飢えに苦しむ人たちには食べ物を
迫害に苦しむものたちには救いを
生きることに苦しむひとには安らぎを与えたのです。
そして※※※※様はいつしか大星様という神様として崇められるようになったのです。
終わり
「紫…あなたは生きて」
「いいのか※※※※…おれは」
「あなただからこそその子を預けるの…お願い……私と同じ道を歩ませてはいけないから」
「わかった」
※※※※様は神様になったのです。
これから増える番外編は大星様のものです。
本来大星様についてはAnother紫の日記で少し登場させるだけのつもりでしたが本格的に番外編として大星様の背景などもえがいていこうと思います。
完結まで長くなりそうだ…
まっている読者さんがいる…かもしれないので頑張って終わらせます。
エタったら完結までいっきに飛びそう