ごほんと場を引き締めるような小さな咳のあと紫は対面に座る靈夢を見る。霊夢より少しだけ大人にした容姿にどこか掴めないような雰囲気。
―――まるで霊夢だ
小さい頃のいじけた霊夢によく似ている。紫は目の前の靈夢という少女は精神が幼い、きっとどこかで壊れてそこで立ち止まってしまっているのだろう。
「で、あなたは一体何者なのかしら?」
簡潔にそれだけを聞く。それだけの言葉にどれだけの意味があるのか相手も察しているのだろう。先ほどからそわそわとしていた靈夢は一気に地面に叩きつけられたかのように表情が暗くなる。
「…冗談よね?紫?……あんたが私を忘れるなんてそんなことありえないって、ありえない」
慣れない正座をしているせいもあって血液が流れにくくなっている足の感覚がなくなっていく。それが体を軽くしたような体重をなくしてしまった喪失感に繋がる。
―――この紫は私の知っている紫ではない
直感、博麗の血に伝わる未来予測にも等しいそれが全力で目の前の少女が紫ではないと靈夢に告げる。
―――ヤッパリこうなっただから止めとけばよかったのに
もう一人のワタシが出てくる。
―――この願いはあなたではかなわない
ふざけるな私の願いをあなたに否定されるいわれはない。そもそもあなたが願った夢のせいで私は生まれたんだ。ならあなたがそもそも否定されるべきだ。
「それは…ワタシの願いじゃないもの」
「やっと本性を現したかしら?」
紫は目の前の獣を見つめる。敵味方関係なしにこの獣は本能によって願いを振りまくだろう。種は割れている、だが靈夢の能力を防ぎようがない。例え私がスキマに逃げようとも彼女の能力を防ぐことすらかなわないだろう。
「博麗靈夢…パラレルワールド?だったかしら…そこから紛れ込んだ化け物」
靈夢はその言葉を聞き嬉しそうに笑う。まるでやっと理解者にあった社会不適合者の殺人鬼のように誰にも理解されない殺人衝動をわかってくれたように静かに笑う。
「そう、そう、そう、そう…当たりだよヤクモユカリ」
「そういえばアナタには言っていなかったわね…あなたは何者なのかしら?」
「―――今日はイイ月がでてると思わない?今日くらいは何もなく…昔の思い出を語るようやく再開した親友のように互いに敵意なしに分かち合ったほうがいいはずよ」
「グゥ…そうね、その方が……方が、アナタ一体なにを」
命令…精神干渉、介入など様々な言葉があるがそれを妖怪の賢者とさえ呼ばれる高位それも術に特化した専門科相手にただの人の身でやってのけた
―――化け物
スキマによる空間の検査には何も引っかからない。いや違和感はあるがその正体は理解することができない。何よりも私に対して術または能力によって精神の操作、思考の操作をやってのけたことが理解できない。いつもなら怒りにまみれどんな手を使ってでも排除していたであろうはずなのにその怒りすら理解できないという思考に埋もれていた。
「それじゃあね…ヤクモユカリ」
そう言ってレイムは扉を開けて外に出て行ってしまった。藍を呼ぶが返答がない。橙を呼ぶがこちらもまた返答がない。紫はまだ思考が安定しない三日酔いをさらに酷くしたかのような頭を無理やり動かして手足に命令する。傍からみればそれは酔っ払いの歩みそのものだが今の紫にはそれが限界である。
やっとさ出口に辿りつき発動しない能力にイラつきながら外を見る。
―――月が綺麗ね
先ほどの言葉を思い出しながら月を見つめている。月には…穴があいていた。
ここから下はそもそもの化け物靈夢と幻想郷の原型
最初は日常的なもので時々シリアス基本ギャグにするつもりでした。
どうしてこうなった
それととってつけたようなものですが
明けましておめでとう御座います
今年も一年よろしくお願いします
…( ゚ ω゚)フム
博麗靈夢
幻想郷安定の為に八雲紫に利用され、最後に裏切られた別次元の霊夢。
全てを裏切ってまで幻想郷のために戦ったが裏切られた。
裏切ったのだから自分も裏切られたのも当然という思いと最後に友と信じた紫に裏切られ恨んでいる思いでせめぎ合っている。
死ぬ直前に幻想郷に弾幕が広まった幻想郷に迷い込む。
強さ
神すら倒しちゃう。幻想郷の土地を手に入れる為に龍神を殺した。
奥義
色即是空 All is vanity
そこにあるにも関わらずそこに存在になる。
この状態になると距離などが関係なくなり離れていても攻撃が当たる。
霊撃砲(霊撃砲)
手のひらに圧縮した霊力に指向性をもたせ開放する技。
頑丈な鬼ですら一撃で屠る。
術符
雷撃・炎撃・風撃・氷撃を放つのに必要なもの。
本来、墨に自分の霊力を込めながら書く事により発動するための霊力のみつかうことにより霊力の節約や込めた分の霊力を足すものだが、靈夢の霊力では生半可な紙では持たないため、霊力をこめずに書き、その場で霊力を込め放つ仕様となっている。
式神
「チビれいむ」
靈夢を手のひらサイズに小さくしたもの、相変わらずの仏頂面である。
「チビれいむMk2」
ちびれいむに『れーざーほー』を追加したもの、そこいらの妖怪では勝てないほどつよい。つおい
「ちびれいむ」
靈夢が使っていたものを霊夢が真似たもの。ちょっと⑨(バカ)。こちらは仏頂面ではなく感情がある。紫曰く「これ本当に霊夢に似せたもの?まるでどこかの氷妖精みたいだわ」とのこと。
「ちびれいむまーくつー」
つよいけどバカ。こちらは『おんみょーんだーま』を追加したもの
『れーざーほー』
魔理沙の八卦炉を小さくしたもの。『ますたーすぱく』が撃てる。
その性能は本体の二分の一とかなりものである。
『おんみょーんだーま』
みょん、こと魂魄妖夢と霊夢の合作。みょんの半霊と霊夢の陰陽玉を参考に作られた。
性能は『ざんげーきー』と『たたみー』が飛んでくる残念仕様。
ざんげーきーは柄がたたみーは畳が飛んでくる。ある意味つおい?