インフィニット・ストラトス ー紅蓮ノ太刀ー 作:通りすがりの料理人
今回はまだドイツには行かないです
飛行機が飛び立つシーンで終わります!
いきなりドイツだと思ったか!?残念でした〜ヘ(゚∀゚ヘ)
でも次回はバトル有りな展開だからお楽しみにね!
それでは第24話をどうぞ!
前回のあらすじ!
バレンタインデーの日にチョコを期待する男子!
しかし一夏ばかり貰っていて誰も貰え無い!
荒れ狂う男子達
そんな男子にチョコをあげた鈴は神になった…
蓮仁はウイスキーボンボンで酔っ払い、最終的に千冬手作り
Side蓮仁
季節は春
3月に入りもうすぐで春休みが始まる
そして春休みに入ってすぐにドイツにて第二回モンドグロッソが開催され、俺と一夏の二人は千冬さんを直接応援しに行く事になった
鈴や弾に数馬も誘ったがそれぞれ忙しいようだから二人だけだ
パスポートも既に作ってあるし荷物もまとめ終わった
残り数日の学校生活が終われば春休みに入るから、最初の数日で宿題を全部終わしていこう!行きたい場所を調べとこう!お土産は何があるかな?などと話しに花を咲かせている
そして俺は今エギルことアンドリュー・ギルバート・ミルズさんの店《ダイシー・カフェ》に来ている。夜はバーもやってるみたいだし今度千冬さんに教えよう
そしていつものゲームの面々がいる
まぁ、平日だから仕事のクラインと、まだ入院してるアスナは居ないけど
こうしてゲーム意外で合うのはなんだか微妙に緊張しちゃうんだよなぁ
でもみんな見た目がゲームもリアルも同じだからそこまででもないか
「てな訳でドイツに行ってくるから春休みはしばらくALOにダイブできないからそこんところよろしく!」
『待て待て待て!』
「だが断る!」キリッ
「いや、断るなよ!?」
「蓮仁くんってブリュンヒルデの織斑千冬さんと知り合いだったの!?」
「隣の家だし弟の織斑一夏とは幼馴染だYo!」
『隣の家に幼馴染!?』
「てかこの前にキリトと直葉が学校に来た時に俺と一緒にいた男が一夏だぜ?」
「「えぇ!?」」
意外な所で超有名人の親族にあっていたのには二人もビックリだ
そしてシリカこと綾野珪子が身を乗り出して鼻息荒く質問してくる
「さ、サインはあるんですか!?写真は!?」
「ちょ!近い近い!?落ち着けよ!?サインは持って無いけど写真ならあるから!ほら!」
俺はスマホの写真を見せた
そして皆が食い入るように見ている……ってエギルまで見てんの?仕事中でしょ貴方は…
あ、エギルの奥さんにお盆で叩かれた
しかも凄まじい音がしたぞ…あの人…強い(確信)
「ちょっとちょっと!これが織斑一夏!?すんごいイケメンじゃない!?」
「おっ、そうだな」( ´,_ゝ`)
そう言って一夏に興味を示したのはリズベットこと篠崎里香である
「その甘いマスクと誰にでも優しい性格により落とされた女子の数は計り知れない。そして滅茶苦茶鈍感な性格により泣かされた女子の数も計り知れない……一夏はそんな男なのさ姐御…」(遠い目)
「そ、そう…(なんか凄く遠い目してるんですけどぉ!?これ私のせい!?)てか姐御って呼ぶな!』
「それはそうと、一夏の奴この間のバレンタインにチョコ何個貰ったと思うよ?はいキリト!」
「え!?俺に振るの!?…う、うーん………20個くらい…?」
「残念ハズレ!」
「お兄ちゃん…流石にそんなには貰えないでしょ…」
「正解は83個でした〜!」
「……………うん?」
「い、今なんて言った…?」
「83個」
「あー…アタシ疲れてるみたいね…幻聴が聞こえたわ今…」
「私もみたいですリズさん…」
「だから83個だって…現実を受け入れろ。俺は受け入れた…」
「そんな簡単に受け入れられないわよ!?そんなに沢山貰ってると思わないわよ普通!?」
「これは…クラインが聞いたら血涙流すな…」
確かに
クラインなら間違いなく血涙流すな
弾も流して……いや、弾は吐血したんだったな
「蓮仁はいくつ貰えたの?」
そう聞いてきたのはフィリアこと竹宮琴音だ
えーと…母さんからのはノーカンだとして……
「俺?俺は3……3か?うーん……いや、1つ
「暗黒物質!?何があったんだ!?」
「聞くな…思い出したくない…」
あの凄まじいダメージがトラウマなんだよ…
まるで内臓を握りつぶすかの様な痛みが襲ってきたんだから…
すぐに気絶して目覚めたら病院だったからな
俺バレンタインの日の大半寝てたんだよなぁ…
「まぁ、直葉のが一番旨かったな」
「ッ!そ、そうなの!?」
めっちゃ食い気味に反応してきた…
いやだって鈴のはウイスキーボンボンだったし、千冬さんのは言わずもがな……それを食った後に直葉のチョコ食ったらゴディバのチョコが霞む程旨く感じたよ。いやマジで。
ホワイトデーのお返しには手作りブラウニーをご馳走したぜ!
ダイシーカフェの調理場を借りてね
エギルにも手際を褒められたしバイトしないかとも聞かれたけど俺まだ中学生だからね?
それからしばらく他愛もない話しをして家に帰った
家に帰ったら束さんが普通にいた
リビングでくつろいでたし何なら母さんにお茶貰ってるし
「ハロハロ〜!レンくん久しぶり!」
「もしもし千冬さん?」
「ちょ!?待って!?シャレにならないからね!?」
「HAHAHAHA!冗談ですよ!……半分ね…」
「ねぇ今ボソッと半分って言ったよね!?半分本気だったの!?」
本当にいきなり来る人だなぁ…
……ん?なんか知らない女の子がいるぞ?
銀髪で目を閉じているまるで人形の様な少女だ
「あ!この娘が前に話した束さんの娘になったクーちゃんだよ!」
「はじめましてレンくん様。クロエ・クロニクルです。気軽にクロエとお呼びください」
おぉう…スッゲー可愛い娘ですなぁ
礼儀も正しいし束さんとはえらい違いだ
あと《レンくん様》って何?束さんがレンくんって呼んでるからレンくんが名前だと思ったのか?
よし、しっかり挨拶して名前を覚えて貰おうか
「ドーモ クロエ・クロニクル=サン ヒリュウ・レンジです」
「なんでニンジャスレイヤー!?」
「…?束様、ニンジャスレイヤーとは何ですか?」
おっと知らないのか
これはアニオタに染め上げるしか無いよなぁ?
「…って話しが進まないよ!本題に入るよ!?」
「なんだクロエを紹介するのが本題じゃ無いんですか?」
「うん、これからは内密な話しをするからレンくんの部屋に行こう」
そして俺と束さんとあとクロエの3人で部屋に向かった
部屋に入ったら俺のベッドにダイブしようとしたので途中で叩き落とした
「それで?いったいなんですか?」
「うん、今度ドイツにちーちゃんの応援にいくよね?」
何で知ってるとか一瞬思ったけど、まぁ気にしたら負けだな
突然現れたりもするしもう何でもできんじゃね?
「実は怪しい動きを見せている奴らがいるんだ。……何をしでかすかわからないけど…」
「…?随分と曖昧ですね…」
「それが…束さんが調べたんだけだ情報が全然手に入らなかったんだ……おそらく…束さんレベルの頭脳の持ち主が隠蔽工作をしている可能性が高いよ」
「ッ!?」
束さんレベルの頭脳の持ち主!?そんな奴がいたなら何で今まで世に出てこなかったんだ!?しかも束さんでも情報を手に入れられないとは…
「あ、でも束さんにもプライドと意地があるからね!なんとか尻尾は掴んだよ!」
フンス!と胸を張る
あ、やべぇなこの胸。ただでさえデカイのに張ったら更にヤバい……目のやり場に困ったのでクロエの方を向いたら自分の胸をペタペタして絶望した顔してた…
……きっとこれから大きくなる…だからよ……止まるんじゃねぇぞ…!(激励)
「それで分かった事は?」
「うん、分かった事は怪しい動きを見せている組織の事だよ。組織の名は……【
「ファントム・タスク……いかにも悪の秘密結社みたいなネーミングですね」
束さん曰く、第二次世界大戦に生まれた組織であり裏の世界で暗躍する秘密結社。現在が2025年なのでおよそ80年以上前から活動しているらしい…。また組織は運営方針を決める【幹部会】と【実働部隊】の二つに分けられているがなんの目的があって活動しているのかは不明……
「………穏やかじゃ無いですね……それで?こんな事を話すんだ…俺に何かして欲しいんでしょう?」
「うん…レンくんの実力は良く知ってるからね。奴らを炙り出すのを手伝って欲しいんだ」
「なるほど。だが断る!」キリッ
「……だよねぇ〜…寧ろ受けてたら困惑しちゃうよ」
流石に危険過ぎるし俺もそこまで自分の力を過信してないからな。万が一でも命の危険があるなら危ない橋を渡る必要もないだろ……ドイツに行くのも危ないか…
「これは私の憶測だけど……奴らの狙いはちーちゃんを優勝させない事だと思う」
「……!」
「もしそうなら多分いっくんかその知り合いを人質に取ると思うの…だからレンくんといっくんがドイツに行かないなら十中八九此処が実働部隊に狙われるだろうね」
「…ッ!つまり、俺と一夏がドイツに行った情報を奴らが掴んだら間違いなく一夏を狙いに来ると…」
「そうだね…」
敵には束さんレベルの奴がいる…なら空港なり何なりにハッキングでも掛ければ一夏がドイツに渡ったかも分かると…
「それ実質的に一択しか無いですよね…………ハァ〜やるしか無いか…」
「…本当に良いの?確かに人間離れしてるレンくんでもかなり危険だよ?組織の情報が掴めてないけどひょっとしたら…うぅん、確実にISを持ってるよ?いくらレンくんでも生身じゃ勝てないよ」
うん?今サラっと人外扱いされてディスられた?
「持ってるって言っても精々2〜3体でしょう?ISコアって確か500も無かったでしょ?なら裏の組織じゃそんなには所有してないと思います。それにVRゲームで人外とは散々戦ってきましたしね!それに……もし本当にISを使ってるなら、俺はそいつ等を許せないですしね…」
「「ッ!?」」
おっと、殺気が出てしまった…二人がビクついてしまったな
あとクロエ…割と真面目な話しをしてるのに黒丸と戯れるなよ……まぁ美少女と猫の戯れる姿は眼福だけどな
「レンくんがちーちゃん張りに怖い……何でそんなに許せないの…?」
「だってISは束さんが宇宙に行くために作ったのに、兵器として使ってやがる…許せる訳ねぇよ…」
「レンくん…!束さんの為に怒ってくれたの…!ありがとうレンくん大好きだぜぇぇぇぇ!」
「ッ!千冬さん直伝!アイアンクロー!」
「あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ッ!?ギブギブ!頭が割れるぅぅぅぅぅッ!?」
ミシミシと音をたてる束さんの頭を離す
しばらく転げ回ってから痛みが引いたのか頭を擦りながら話しに戻った
「痛〜……あ、レンくんにはコレを渡しておくね!」
そう言って渡してきたのはメタリックなデザインのブレスレットだ。全体的に黒く、赤いラインが入っている
「カッコいい!」
「でしょ〜?レンくんの好みに合わせたからね〜!」
何で好みを知ってるのかは置いといてっと。ただのブレスレットでは無いんだろうな
「これはISにも使われている技術《拡張領域》が組み込まれてるブレスレットだよ!」
「カクチョーリョーイキ?」
「えっとね、分かりやすく言うとドラえもんの四次元ポケットみたいな感じだよ。まぁ、物を入れられる量は決まってるけどね」
滅茶苦茶便利じゃ無いか(驚愕)
つまり銃刀法違反を気にせずに刀を持ち歩けるのか!
更に買い物でもエコバッグ要らずだし荷物を気にせずにいられる!
素晴らしい…!
「中に色々入っているから確認してみてね。ブレスレットの一部がスライドするからそこをイジるとウィンドウが出るよ」
そう言って左腕に装着してくれたので言われた通りにスライドすると空中にホログラムのウィンドウが現れて拡張領域に何が入っているのかが表示された
「しゅごい!」(語彙力低下)
「物を取り出す時は取り出したい物をイメージすると出てくるよ。試しに束さん特製のスマホが入ってるから右手に意識を集中させて取り出してみて」
右手に意識を集中…あ、出来た
すっげぇ…
語彙力低下する程すっげぇ
「戻したい時は…『しゅごい!色々入ってる!おっ、コレは何だ!?』えぇ…もう使いこなしてる…」
「おぉ!ちゃんと愛刀の雪月赤も収納できた!」
「凄いですね束様…」
「うん…完全に使いこなしてるよ…」
そして色々と説明を受けてこのブレスレットについて理解を深めた。素材はIS素材で超頑丈。金属探知機に反応しない特殊加工。更に水や火、雷にも強いときた。
しかも束さん特製スマホは色んな機能搭載してるし衛星電話にもなってるらしい。因みに衛星は束さんが独自に撃ち上げた物らしい…
やっぱり規格外だこの人…
「さて、それじゃ纏めるよ!レンくんはいっくんに付き添って守る!束さんは移動ラボで近場に潜んで奴らの動向を探る!クーちゃんはレンくんの居ない間は緋龍家に居てパパさんとママさんを守る!この事はいっくんとちーちゃんには内密に!以上!」
「所々気になる事があったんだけど!?移動ラボって何!?クロエは家に滞在するの!?」
「うん!移動ラボはまぁ…また今度ね!クーちゃんにはさっきも言ったけど此処を守って貰うよ!」
「はい。私には束様から頂いた専用機【黒鍵】があるので必ず守りぬきます。ですのでレンくん様…どうかご心配なさらずに」
「専用機ってISの!?マジか……なら大丈夫か…?……あとレンくん様って止めてくれない?蓮仁って呼んでくれて良いからさ…」
「かしこまりました。蓮仁様ですね」
「いや様が一番いらないヤツぅぅッ!?」
「むぅ…前処します…」
前処するって言う奴程前処しないんだよなぁ(※番外編 千冬さんは掃除ができない より)
でも『むぅ…』って言うの可愛かったからOKで
「よし!みんな十分に気おつけよう!」
「うん♪」
「はい」
こうして話し合いは終了した
そして普通に晩ごはんを食べてから帰った
うん?クロエの滞在の事?母さんに話したら即OKしましたよ。娘が出来たみたいで嬉しいらしいです…
親父の許可?親父はあんまり帰って来ないから別に許可いらねぇだろ。今も仕事で居ないし
そして翌日から戦闘に備えて師匠の元で修行をする為に何時もの修行場に来ている。師匠は文明の利器を使わないから連絡も取れないし、住所も知らないから家にも行けないから不便だ。決まった曜日の決まった時間に修行場に行かないとまず出会えない。
あ、でも前に一度師匠が鷹の足に手紙括り付けて飛ばしてきたなぁ…。あの時は俺に向かって滑空してきた鷹にビビったなぁ……。つうか鷹なんて何処から捕まえてペットにしたんだ?
俺も欲しい!
そして修行場にたどり着くと既に師匠が来ていた。しかしいつもと違った様子で眉間にシワを寄せている
「……来たか」
そう言って俺の前に来た師匠は俺を見据えて話し始めた
「今度ドイツに行くと言っておったな?」
「え、はい…それが『行くのは止めろ』…っ!」
「嫌な予感がする…俺の感は……いや、《気》を会得した者には自然と第六感に目覚める。その第六感が反応した……何かが起こる筈だ、だからドイツに行くのを止めろ……!」
「……ッ!!」
師匠に勘付かれた
何の話もしていないのにだ
まさか第六感で気付くとは…予想も出来やしない…
「……師匠。実は…………」
俺は全てを話した
ドイツで裏の組織が暗躍している事
その狙いがおそらく千冬さんの大会棄権の事
間違いなく一夏を狙うこと……
「だから俺はドイツに行きます。一夏を守る為に」
「……ッ…馬鹿弟子が……覚悟は出来てる様だな。なら出発までに更に鍛えるぞ。前々から教え始めていた上位技の完成を最優先にする!分かったか!」
「はい!」
「………それと、コレを預ける…」
そう言って師匠が渡してきたのは師匠の愛刀にして時雨流剣術免許皆伝し、なおかつ当主になる者にだけ受け継がれてきた刀《朱時雨》だ。何故未だに初級技しか扱えない俺にコレを渡してきたのか…?疑問に思いながらも手に取った時だ
ゾワッ
「ッッッ!??」
急激な寒気に背筋が凍り、刀を落としそうになった。しかし寸前で正気に戻り何とか持ち直した。そして刀を見て改めてその異質さに恐怖した。
なんだこれは?俺は何を持っている?
濃厚な死の気配を纏うソレは恐ろしさしか伝わって来ない。呼吸は浅くなり、身体中が震えて手に持っている刀がカチャカチャと音を鳴らしている
「呑まれるな!正気に戻れ!」
「はっ!?はぁっ…はぁっ……!」
師匠に肩を掴まれて揺すられた事により正気に戻る事が出来た俺は地面に座り込んでしまった
直ぐに刀を地面に置いて手を離すとおぞましさが消えた
「……師匠…この刀って…」
「あぁ、妖刀だ。……歴代の所有者の中でこの力に呑まれた者は早死にしておる……それも悲惨な死を迎えた者ばかりだ……今のお主ではどうしようと扱えない代物だ」
妖刀…実在する物だったんだなぁ…
本気でヤバかった…この世の物じゃない気がする…
なんだか呪術廻戦みたいになってない?これ多分だけど特級呪物的なサムシング?
何コレ?ISなんてSFなパワードスーツのある世界なのに、俺は刀を使って鬼滅の刃みたいに修行して、BLEACHみたいに斬撃飛ばして、最終的にはONEPIECEみたいに岩とか鉄とかスパスパ斬らないといけないのに、ここで更に呪術廻戦みたいな呪われた妖刀だと??
ジャンプの内容突っ込み過ぎだろ!?何だよ俺は最終的に何を目指してるの!?最終的にはスーパー日本人になって宇宙人と戦うの!?そしてスーパー日本人ゴッドになって神と戦うの!?
何なんだよ本当にさ!?
あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ッ!!
……ふぅ、落ち着いた
「すいません色々取り乱しました」(世界観の話)
「……あぁ、色々受け入れ難いだろう……」(妖刀の話)
噛み合ってるようで実は噛み合ってないなこの会話
俺はブレスレットに朱時雨をしまった
師匠には驚かれた。説明したけどそもそもISを知らないらしい
そして残り少なき日数を修行に費やすのだった……
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春休みに入り遂に出発の日を迎えた
俺は朝早くから師匠に修行を付けて貰っていた
そして修行が終わり出発しようと修行場を後にする
「蓮仁」
俺は振り返る
そこには不安そうにこちらを見る師匠がいた
俺に近付いた師匠は切り火をして清めてくれてから肩に手を置いて…
「必ず…必ず生きて帰って来い」
「師匠…はい!分かりました!」
そして俺は再び歩き出した
(何故だ…何故今になって死んだ妻と息子を思い出す…!くっ…!二人共……どうかあの馬鹿弟子を守ってやってくれ…!)
その時、ブレスレットの拡張領域にて朱時雨が淡く光ったのは誰も知らない……
◇
俺達は親父の運転で空港まで連れてきて貰った
千冬さんは準備やらなんやらで既にドイツにいるので俺と一夏は現地での合流になる
「本当に二人で大丈夫かしら…?」
「おいおい母さん、二人をいつまでも子供扱いしてやるなよ。男の成長ってのは早いんだぜ?」
母さんと親父がそんな会話をしている中で一夏は初めての空港にワクワクしていた
「すっげぇな!なぁ蓮!………?…蓮?」
「ん?あ、あぁ…どうした?」
「なんか元気ないみたいだけど大丈夫か?」
「なに?具合が悪いのか?」
「そうなの?」
一夏に続いて親父に母さんまで心配してきた
「だ、大丈夫だよ!朝から師匠の所で修行してたから眠くて眠くて…」
「そうなのか?こんな日にも修行なんてやっぱり脳筋だな」
「おいコラ!何サラっとディスってんだよ!」
みんなにばれないように空元気で誤魔化すがやっぱり不安で仕方がない……それに朱時雨を預かってから妙に落ち着かない…
俺に出来る事は全てやった筈だ。修行にて時雨流剣術の上位技も何個か会得したし、ブレスレットに師匠から貰った様々な武器や束さんのくれたアイテムなんかも入っている…
しかしやはり不安が拭いきれない
そしていよいよ出発の時
母さんと親父と別れ飛行機に乗り込む。この時、ひょっとしたら最後になるかもと二人を見た時、二人は心配そうな顔をしていた
…はっ!やっぱり両親には俺の空元気なんてお見通しか…
飛行機の座席に座り窓から外を眺める
俺は再びこの地に戻って来れるのか……
すると一夏が満面の笑みで
「楽しみだな蓮!」
と言ってきた
…何だかごちゃごちゃ考え過ぎたな…
それにせっかく外国に行くんだから楽しまないとな!
「あぁ、楽しみだな」
一夏にそう返すと飛行機が動き出した
そして遂に飛行機は飛び立つのだった………
Side蓮仁Sideout
Side???
「ふむ…まぁ、こんなモノかな…」
そこはとある施設の研究所
その研究所にて白衣を着た男がISの…ラファール・リヴァイブの前でウィンドウを操作して最終チェックを済ませていた
「やれやれ、幹部会も面倒な要求をしてくるものだよ……私の実験はまだ活用できる段階では無いと言うのに…」
そう言いながら白衣を椅子にかけてコーヒーを飲む
すると部屋の自動ドアが開き一人の女性が入ってきた
「入るわよDr.ゲノム。ISの方はどうかしら?」
「ん?あぁ、スコール君か。ラファールの改造は既に済んでいるがとても実用段階では無いよ。そもそも私の研究は…」
「『私の研究はまだ完成していない』でしょう?もう聞き飽きたわ」
「おっと、すまないね。レディに何回も同じ話しをするとは。それで?これは誰が扱うのかな?」
「オータムよ」
「オータム君か。なら大丈夫そうだね。しかし危険も伴う事は伝えておかないとね」
そう言ってDr.ゲノムと呼ばれた男はカバンに荷物を纏めていく
「あら?何処かに出かけるのかしら?」
「あぁ、私もオータム君と共にドイツに向かうよ。あそこにはVTシステムの研究所があるからね。私の研究にも取り入れたい」
「ヴァルキリー・トレース・システムね…でもまだ完成していないわよね?」
「だから私が完成させてくるよ」
いとも簡単にそうのべた男は最後にラファールを待機状態にして荷物を持って扉を出る
「早く行かないと飛行機に間に合わなくなるわよ?」
「なに!?急がなければ!?」
そう言って急いで駆け出して行った
スコールと呼ばれた女性は少し呆れながら部屋をあとにするのだった……
こうしてドイツに役者が揃い出す
ドイツにていったい何が起こるのか…
蓮仁と一夏はどうなるのか……
様々な思いを乗せ、飛行機はドイツへと飛んでいくのだった…
TO BE
CONTINUED
第24話でした!
遂にドイツに行きますよ!
次回はどうなりますかね〜
あ、最後に出てきたDr.ゲノム氏はこの作品のオリキャラにしてラスボス的な感じの人物です(ネタバレ&ラスボスとは言わない)
実力は束さんクラスであり只今何かの実験をしているらしい
そしてドイツにてVTシステムを完成させる男だ!
【妖刀・朱時雨】
時雨流剣術を編み出したとされる初代時雨当主が使用していたとされる刀。
その歴史は古く、戦国時代より前には既にあったと言われている。
長い年月使用者の《気》を吸い続けて妖刀と化した。
その呪われた力に呑まれた者は悲惨な死を遂げている。
ある者は血を抜き取られた様になり、ある者は正気を失い怒り狂う様に敵味方関係無く殺し続けて力尽きたり、ある者は自らの心臓に突き立てて死んだ……。
☆オマケ☆
飛行機内
蓮仁(……果たして俺は生きて帰れるだろうか…)
一夏「すげぇ…雲より高く飛んでる!」
蓮仁(………ん?よくよく考えたら日本に残って師匠に守って貰えば良かったのでは?)
一夏「おぉ!音楽まで聞けるのか!凄いな!」
蓮仁(俺達は日本に残って師匠に守って貰う。そしたら手の空いた束さんがドイツで千冬さんをサポートすれば万事解決だったのでは…?)
一夏「うぉ!アイス売ってるぞ!買おう買おう!」
蓮仁(しくじったぁぁぁぁぁッ!何でそれに気付かなかったんだよ俺はぁぁぁぁぁぁッ!?師匠ならISなんか瞬殺できるだろうに!寄りにもよって何故飛行機内で気付いたぁぁぁぁぁぁッ!?)
一夏「飛行機で食べるハーゲンダッツは最高だなぁ」
蓮仁「(俺の)バカ野郎ッ!」
一夏「何で!?」Σ(゚Д゚)
☆オマケ2☆
厳仁「二人共……どうかあの馬鹿弟子を守ってやってくれ…!」
厳仁の妻『しょうがねぇなぁ』(悟空)
厳仁の息子『じゃけん(朱時雨に)憑依しましょうね〜』
朱時雨『ンアー!♂』
次回もお楽しみに!