インフィニット・ストラトス ー紅蓮ノ太刀ー 作:通りすがりの料理人
皆さん覚えているだろうか?
【原作前第22話 新年早々に不運の予感!?】での一夏と蓮仁のおみくじ結果を…
一夏の【旅行】『危機が訪れる。友が解決の鍵』
蓮仁の【旅行】『命の危機が訪れる。しっかり備えよ』
今回のドイツ旅、いったいどうなるのか…
それでは第25話をどうぞ!
前回のあらすじ!
いよいよドイツに行く事になった蓮仁と一夏!
しかし束さんによると謎の組織が暗躍している!?
千冬さんと一夏を助けるべく作戦をたてた!
すると師匠の厳仁にも知られてしまった!?
事情を説明してさらなる成長の為に修行を開始!
そして遂にドイツに向けて飛び立つのだった……
様々な思惑を乗せて…………
Side蓮仁
12時間のフライトを終えて飛行機から降りた俺達
ずっと座ってたから身体がバッキバキだ〜!なんて事は無く、ファーストクラスだったから全く負担にならなかったゾ!
千冬さん張り切り過ぎぃ!?
にしてもこのブレスレットは金属探知機にも引っかからないのか…もはやコレさえあれば密輸し放題だなぁ…
そして割と久しぶりな地面に足をつけれたので謎の安心感がある中
「「ドイツキタァァァァァァッ!!」」
俺達は声を揃えてそう叫んだ
初海外でテンションが自然と上がってしまう!
空港を散策していると見知った人を発見したので二人で近付いていった
「千冬姉!」
「千冬さん!」
「おぉ、待っていたぞ二人共」
千冬さんと無事に合流を果たした俺達はタクシーに乗って滞在先のホテルへと向かった
モンド・グロッソは明日からだし千冬さんは準備で忙しいから今日はホテルで過ごす事になってるんだよなぁ
だから観光とかも当然できない
「あ〜あ…今日は観光できないのか…したかったな〜…」
「右に同じく(だけど何処に敵がいるか分からないから下手に動けないんだよなぁ…)」
「大会が終わったら観光に連れて行ってやるから我慢するんだ」
「「は〜い」」
そしてホテルにチェックインした俺達は千冬さんを見送ってくつろいでいた
「あ"ぁ"〜…ファーストクラスでも12時間のフライトは結構疲れるな〜…」
こいついつも疲れてんな
「いや疲れたのは一夏がはしゃいでたからだろ?ハーゲンダッツでテンション爆上がりだったじゃん」
一夏はもう凄くはしゃいでた
離陸する時も、音楽聞けるの分かった時も、ハーゲンダッツの時も、食事出た時も、着陸する時も……
……コイツずっとはしゃいでんな(呆れ)
横で寝ようとしてたけど全く寝かせて貰えなかったゾ
そして案の定はしゃぎ疲れてるのかアクビをして目を擦り始めた
「ふあぁ〜…眠くなってきたな……いや!せっかくドイツに来て眠れるか!」
「いや寝ろし。晩飯になったら起こしてやるから」
「いやいや、せっかくだしちょっとだけ外に行こうぜ?蓮はドイツ語話せるだろ?な?な?」
そうです。俺は少しならドイツ語を話せるんです!
ん?何故かって?
いやほら、男子なら高確率でかかる病気があるじゃん?つまり厨二病ですよ。そして俺も通過した訳でありまして……ほら?ドイツ語ってカッコいいじゃん?だから色々調べる内にね?興味持って本格的に覚えちゃった(*ノω・*)テヘ
前に一夏にドイツ語で話し掛けたら『(´・ω・`)?』って反応された。因みに鈴は『は?(憤怒)』って言ったよ。
『Kleine Brüste』って言ったら半殺しにされたでござる……意味?《胸が小さい》って意味さ!
ハハハッ!コレを見てるソコの君!例え外国語でも相手を馬鹿にする発言は控えよう!女子は感が鋭いからなんとなく意味を察するゾ!(死んだ魚の目)
っと、話がズレてた
そして困ったな〜…外に出たら十中八九拉致られるはコレ
一夏守りながらなんて流石に戦えないしなぁ…
………よし!
「一夏一夏、ちょっちこっちにおいで〜」
「ん?何だy『オラァン!』グペッ!?」バタンキュー
「………よし!」(現場猫)
一夏を寝かしつけた(物理)
「全然よしじゃないよね!?何やってr『オラァン!』グペッ!?」バタンキュー
「………よし!」(現場猫)
突然現れた束さんも反射的に寝かしつけた(物理)
だっていきなり現れるんだもんしょうがねぇよなぁ?
「束さ〜ん。束さん起きて〜」ペチペチ
「う、う〜ん…あと5時間…」
いや長いな(困惑)
「5時間も寝たら千冬さんが帰ってきてアイアンクローされますよ?」
「あっ、起きます」
「よし!」(現場猫)
「いやよし!じゃないよ!?何でいきなり気絶させてくるの!?」
「だって一夏は外に出たがるし…束さんはいきなり現れたし……ん?俺の悪い要素無くね?」(開き直り)
「なんでさ!?」
「そんで何しに来たんですか?」
「あぁね。このホテル既に見張られてるよ」
「マジすか?」
「マジです!」
やべぇ…ドイツに到着してまだ1時間くらいなのに既にホテルまで特定されてらぁ…
え?ならこのまま外に出たら問答無用で拉致られてたって事?
……ッぶねぇぇぇぇ!俺ファインプレーじゃん!
ナイスゥ!俺ナイスゥ!(自画自賛)
「てな訳でちーちゃんが戻るまでは束さんがここに居るよ!」
「おぉ!なら安心ですねぇ!じゃあ俺も寝ますね」
「え、待って待って。束さんの相手はしてくれないの!?」
「えぇ…」
「うわ、うわぁぁ!あからさまに面倒臭そうな顔してる!いいもんね!レンくんが寝たら寝込みを襲う(意味深)からね!」
「は?アンタ正気か?8歳差もある中学生を襲う(意味深)とか普通に警察案件ですよ?」
それに束さんスタイル抜群やし、何ですかその特大メロン×2は?いったい何を食ったらそうなるんだ??少し鈴に分けてあげて(切実)
そんでそんな抜群スタイルに襲われたら俺の暴れん坊将軍(意味深)が大暴れ(意味深)してしまうでしょうが!
一夏いんのにそんな事出来る訳ないでしょうが!
……ん?今の言い方だと一夏が居なかったらヤッてた?
う〜ん……って何考えてんだ俺は!?
「戦いに備えて英気を養うんで!襲わないでくださいよ!?」
「全く!本当に襲う訳ないでしょ!ぷんぷん!」
「まぁ、処女の束さんじゃ無理ですよねぇ」
「しょ、処女ちゃうわ!?」
その反応が既に処女なんだよなぁ(呆れ)
「そ、そう言うレンくんだって童貞じゃん!」
「俺はまだ中学1年生だからセーフ」
「あ、そっかぁ」(納得)
いや納得するのか…(困惑)
なんかアホな会話してたら本格的に眠くなってきた…
「それじゃ……俺は寝るので…後は…お願いしますね〜……(。-ω-)zzz」
「寝るの早!?」
そして初日は何事も無く終わった
〜モンド・グロッソ会場〜
『織斑選手!強い!流石は初代ブリュンヒルデ!その強さは更に磨きをかけており圧巻の戦いぶりです!』
「すっげぇ…何だあの動き…」
「千冬姉の動きが他の選手と全然違う…」
しかもブレード一本で相手を倒してるし…
いきなりスピードが上がって一気に距離を詰めた千冬さん
するとブレードが光を放って相手を斬り裂いた。なんとその一撃だけで残りのSEを全て削った
『試合終了ぉぉぉぉッ!勝者は織斑千冬だぁぁぁぁぁッ!!ブリュンヒルデの実力は伊達じゃない!』
ん?ガンダムかな?
「れ、蓮…今の千冬姉の使った技って…」
「あぁ、間違いない…アレは……」
「「リボルケインだ…ッ!!」」
『違う!断じて違う!』
『おっと?いきなり織斑選手が叫び出しました?何事でしょうか!?』
何で聞こえてるんですか!?
千冬さんとの距離大分あんのに!?
※千冬さんはハイパーセンサーで蓮仁と一夏のセリフを読唇術で読み取ったゾ!
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モンド・グロッソが始まって早数日
本日いよいよ第二回モンド・グロッソ決勝戦である
各国の猛者達を退けて決勝戦に進出したのは当然のように千冬さんと専用機《
確かに猛者揃いだった。武を嗜む俺から見てもかなりの強者達だ。それでもやはり千冬さんには敵わない。相手が銃を使おうが全ての弾丸を切り落として相手を一刀両断だ。よくもまあブレード一本でここまで勝ち抜けたものだなぁ…
そもそも…なんだっけ?あのリボルケインみたいなの…?……あぁ、確か
そんな千冬さんの相手をするのがイタリアの国家代表のアリーシャ・ジョセスターフだ。使用するISは《テンペスタ》と言う機体でコチラも単一仕様能力を発動させている。風を操る能力で凡用性に優れているから色々出来そうだな。分身作ったりもしてたし。これはアレか?ダンまちのアイズさんのリル・ラファーガかな?
実力もかなりのものだけど千冬さんには及ばないな。つまり単一使用能力を上手く扱えるかが勝負の鍵だ…
まぁ、多分俺は試合を見れないだろうけどな…
決勝戦が始まるまであと2時間といった所で一夏がトイレに行くと言い出した
「トイレ行ってくるな」
「あっ、おい待てぃ」(江戸っ子)
「ん?何だよ蓮も行くのか?」
当たり前だよなぁ?一人にしたら速攻拉致られるもんなぁ?
てな訳で一夏を連れてトイレにGO!
………つけられてますねぇ…
数は大体…8人か…
そしてトイレに入った俺達、一夏は小用をたして手を洗っている。その一夏に近付いて…
「一夏…悪ぃな…」
そう言って鳩尾を殴り気絶させた
「がっ!?…れ、蓮…何…を…」
気絶した一夏を個室に押し込んでブレスレットの拡張領域からウィッグを取り出して被る
これでほとんど一夏だな。あとは左眉の傷を隠して、少し身長も小さく見えるようにしてっと。あとは服の下に対スタンガン用の防具(束さん作)を着込んで、更に靴を鉄板入りの強化シューズに履き替えて準備完了
そしてトイレを出た瞬間に男8人に囲まれた
「お前が織斑一夏だな?」
「……はい、そうですが…グッ!?」
すると男が腹部にスタンガンを当ててきたけど、対スタンガン用の防具着てるから全くのダメージが無いけど気絶したフリをする
「織斑一夏を捕えた。今からそちらに向かう」
『了解した。くれぐれも後をつけられるなよ』
何処かに通信してから俺を車に運び入れ、出発した。
目は瞑ったまま、しかし大体の方角はコッソリ確認し、聴力を極限まで研ぎ澄ませて外の情報を取り入れる。
周りの音、信号の音と数、大体の速度と移動時間などなど
…
それらを脳内に纏めて大体30分程して目的の場所に着いたようだ。割と近いな…
「オータムさん連れて来ました」
「おう、なら椅子に縛り付けときな」
何処かの廃墟?みたいな感じの建物に複数人の奴らがいる…
男が16人、しかも全員武装しているな…そして女が6人、この中の何人かがISを使うのだろうな…
そして男達は俺を縛り付ける
するとリーダー格の女、確かオータムとか呼ばれてたな、ソイツが話しを始めた
「それじゃあ俺を含めたIS部隊四人が会場に待機する。残り二人はここの守備だ。男共はソイツを見張りながら織斑千冬に連絡を入れて大会を辞退させろ」
そう言ってオータムと3人の女が出ていった
しばらくしてから残りの女達が男達に話しかける
「あんたらさぼんないでよね?」
「そうそう。ISを使えないんだから見張りくらいしっかりしなさいよ。アハハハ!」
そう言い残しながら部屋を出ていった
何だよあの女尊男卑全開の奴ら?あんたらも大変だねぇ…(同情)
「チッ!ISが使えるってだけで偉そうにしやがって!」
「おい止めろ!もし聞かれたらどうする!」
「…チッ、悪かったよ…」
そして一人の男が電話を掛け始める
『もしもし?誰だ?』
「お前の弟は預かった。返して欲しくば今すぐに決勝戦を辞退しろ」
『…何?今なんと言った貴様ッ!一夏をどうした!?』
怒り狂う千冬さんの声がコチラまで聞こえるな
皆がその通信に気が向いてる間に関節を外して縄抜けする
さぁて…いっちょやりますか
まずは近場の男に近付いて口を塞ぎ一瞬で意識を刈り取った。そこでようやく異変に気付いた奴が二人。しかし音も無く目の前に移動し鳩尾に一発。もう一人はサマーソルトで顎を蹴り上げた。
まずこれで3人
そして倒れた音に気付いた残りの13人がコチラを見た。その表情は驚愕である。そして反応が遅れている所にさっき気絶させた奴を投げ飛ばし、二人を巻き込んで転倒、我に返った他のやつらが銃を構えて来た。
ブレスレットから愛刀の雪月赤を取り出した俺は抜刀の体制のまま【
この段階でほとんどの銃が破壊されてしまったのだ。
更に突然刀を取り出した事にまたもや驚愕してしまったのが運の尽き。銃を向けてきた内の5人を次々に意識を刈り取っていく。
これで8人
そして先程気絶した奴を投げつけて転倒した奴ら二人を顔面にパンチして気絶させた。
これで10人
あっという間に半数以上が無力化されて恐れおののく男達。電話を掛けていた男は携帯を落として壊してしまうのだった。
そして俺はブレスレットからある物を取り出した
ソレは巨大な円盾だ。束さんが防御用に渡してくれていたから使ってみよう。
「クソッ!撃て!ただし殺すなよ!」
それが合図となり次々と発砲してくるが全て盾で防いで刀で斬り落とす
「何だよコイツは!?化物か!?ッ…!グハッ!?」
すぐさま近付いてシールドバッシュを喰らわせて壁に叩きつける。これで11人
そして円盾を投げて周りの敵にぶつける
「グアッ!?」
「クソッ!」
気絶まではさせられなかったがスキは出来た
すかさず天井に張り付き足をめり込ませ、右手の刀を突き刺して固定し左手にISに使われる強度のワイヤーを取り出して敵に巻きつける
「ワイヤーアクション…“
ワイヤーを巻き付けた男を振り子の用に振り回して周りの敵を巻き込みながら壁に激突して気絶。これで12人
他の奴らもかなりのダメージを喰らっているようだ。そんな相手にも無慈悲に攻撃を喰らわせて気絶させていく。これで15人
そして最後の一人に振り返ると他の気絶した奴から奪った銃を撃ってきた
俺はそれをジャンプして回避する。そして空中で回転しながら遠心力で破壊力のました踵落としを食らわせる
「《
「ガ…ァ…」
そして最後の一人を倒した俺は刀を鞘に戻して円盾とワイヤーをブレスレットにしまった
「だいたいこんなもんか…」
とりあえず束さんに連絡……はしなくて良いんだな。なんか常にコチラの状況を把握してるとかストーカー宣言してきたし。なら千冬さんに無事だと伝えないとな。
そして千冬さんに連絡すべく電話を取り出したのだった…
Side蓮仁Sideout
Side千冬
決勝戦に向けてストレッチなどをしていた時に電話が掛かってきた
「ん?知らない番号だな…」
最初は一夏と蓮が応援に電話でも掛けてきたのだと思ったがどうやら違ったらしい
そして電話に出る
「もしもし?誰だ?」
『お前の弟は預かった。返して欲しくば今すぐに決勝戦を辞退しろ』
電話に出た瞬間に加工された声でそう告げてきた
…弟は預かっただと…!?
「…何?今なんと言った貴様ッ!一夏をどうした!?」
『彼は今の所無事だ。だがお前の判断によっては…』
「くっ…!決勝を辞退すれば良いんだな…!」
『あぁ、その通…ッ!?な!?何だ!ヒッ!?』
ガチャン……プー…プー…
すると電話の相手が突然何かを叫んで電話が切れた
「オイ!オイ!?何があった!?一夏!一夏は!?……クソッ!」
何が起こったんだいったい!?
直ぐに助けに行かなければ!蓮は無事なのか!?
そうだ直ぐに束に連絡しなければ!
すると控え室の扉をノックされた
「すいません!至急お伝えしたい事が…」
「今は一大事だ!後にしてくれ!」
焦りで声を荒げてしまった…
そしてスタッフの人は怯えながらも話しかける
「ヒッ…し、しかし…弟さんが…」
その言葉に私は動きを止めた。そしてスタッフに詰め寄り問いただす
「一夏がどうした!無事なのか!?」
「あ、あの…男性用トイレの個室で意識を無くしていたのを他のお客様から聞いて、別室に運んで休ませています…」
「直ぐに連れていけ!」
そしてスタッフの案内で直ぐさま一夏のいる部屋に向かうのだった
部屋に入ると一夏が寝かされていた。直ぐに近付いてケガなどが無いか調べるが特に外傷は見当たらない…
すると一夏が呻きながら目を覚ました
「う、うぅ…あれ…?千冬姉…?」
「一夏!良かった…いったい何があったんだ!?」
「え…えっと……蓮と一緒にトイレに行って……ッ!そうだ!蓮に鳩尾を殴られて気絶したんだ!」
「何?蓮が…?(何故そんな事を……ッ!まさか!)」
「あ、そういえば『一夏…悪ぃな…』って言ってたな…」
あぁ…あぁ!さっきの電話のは一夏じゃ無い!蓮の事か!
まさか一夏の身代わりに…!
すると電話が掛かってきた
私はすぐさま部屋を出て電話を確認する
すると電話の主は蓮ではないか
直ぐに電話に出る
『もしもし千冬さん?』
「蓮!大丈夫か!?今何処にいる!?いったい何があった!?」
『うわっ!?声がデカイですよ!とりあえず無事なんで落ち着いてください。事情を説明するので…』
「…ッ!……そうか…良かった……それでいったい何があった?」
『簡単に説明すると千冬さんの大会優勝阻止の為に亡国企業って組織が一夏を誘拐しようとしました。そして一夏を気絶させて一夏になりすまして奴らにわざと捕まりました。人数は今分かってるだけで武装した男が16人とおそらくISを所持している女が6人です』
「なッ!?大丈夫なのか!?」
『とりあえず男16人は制圧して縄で縛り付けました。女6人中4人は会場に向かって、残り2人は男達に仕事任せて何処かに行きました』
は?16人の大人の男を、しかも武装した奴らをたった一人で制圧しただと?
……はぁ〜…まさかここまで強くなってるとは…
「だがまだISを所持している奴らがいるなら危険だ!場所は分かるか!?今すぐに助けに行く!」
『それは駄目だ千冬さん』
「何を言っている!?ISの危険性が分からないとでも!?」
『そうじゃ無いです!この大会でISの危険性は分かったので!』
「なら!」
『千冬さんが決勝戦に出ないのは勝手だ。けどそうなった場合、誰が一番責任を感じると思う?……万じょ…ん"ん"!…一夏だ』
コイツいま万丈って言おうとしたぞ
しかも聞いた事あるセリフだと思ったら仮面ライダービルドのワンシーンのセリフじゃないか…
『考えてください。自分を守る為に友人が攫われて、姉が棄権したなんてなったら一夏は自分を許せますか?アイツは絶対に責任を感じて自分を責めますよ?』
…ッッ!!一夏ならやりかねんな…
「………分かった。ただしドイツ軍に応援要請をする。場所は分かるか?」
『大体なら…』
そして場所を聞いてから連絡に向かって喋る
「相手を倒したら直ぐにそっちに向かう。だから……死ぬなよ…!」
『流石に戦いたく無いので逃げるのを最優先にしますよ。あと、直ぐに来たいからって対戦相手を蔑ろにしないで下さい。圧倒的な力で完膚無きまで叩きのめして下さい』
「…中々エグい事を……はぁ…分かった。相手にも、観客にも、私の圧倒的な強さを見せつけてから助けに行く。だから気おつけろ」
『千冬さんも頑張れ!』
フッ…全く頼もしい限りだ…
む…そういえば最後に聞きたい事があった
「何故お前が組織の名前や目的を知ってた?」
『……えっ…』
「まさか……この事件、束も一枚噛んでるのか?」
『……あ、そろそろ行かなければ(棒読み)そんじゃさいなら!』プツッ
……ふぅ…帰って来たら束共々いろいろ聞かなければなぁ?
そして私はもうすぐ始まる決勝戦に出るべくピットに向かって歩き始める
もちろんドイツ軍への応援要請も忘れてはいない
あと、一夏にも無理せず休むように連絡しなければな…
Side千冬Sideout
Side蓮仁
ヤッベェェェ!千冬さんにバレたぁぁぁぁぁッ!?
偶然勘付いて一夏の身代わりになったって設定だったのに、計画的な身代わりだったとバレたぁぁぁぁぁッ!?
アカン!このままだと帰ってから怒られるぅぅぅぅッ!
今のうちに束さんに全責任をなすりつける作戦考えなきゃ!
てか早く脱出しないと!あとウィッグも外しておこう!
俺はとりあえず扉を中から塞ぎ、ダクトに入って脱出を試みる
因みに俺は身体の関節全部外せるから頭が入れば大体の場所は通れる
そしてダクトを通り外を目指して進むと明かりが射し込んでいる場所を発見
どうやら外に繋がってる様だな
周りに人がいないか確認してからダクトを飛び降りる
そして素早く移動し……た先に居ましたねぇ…
女二人が居ましたねぇ……
「「「………」」」
「アー、道に迷って変な場所に来ちゃったなー。出口は何処かなー?」
そう言って反対側の道を戻ろうとした
が…
「おいアイツ!さっき捕まえた奴と同じ服装だ!」
「なんですって!?あの男達は何をしているの!?」
バレたぁぁぁぁぁぁぁッ!!
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!?」
ダッシュで逃げる
剃を使って高速移動しながら逃げる
しかし相手はISを持っているのだ
空を飛んで追い掛けて来るし、銃までぶっ放してくる
しかもIS用の銃だからまともに当たったら致命傷になる
あぁ…本当に致命的なミスをしちまった…
銃弾を回避しながらなので距離を詰められている
もう戦うか?
武器ならまだまだあるし身体強化すれば戦えるだろうし奥の手もあるし…
何よりここから出たら人通りがあって周りを巻き込みかねない…
……やるしかねぇな…
俺は振り返るとワイヤーを取り出して一機に巻き付けた
「
「ぐっ!?」
そしてその拘束したISを地面に叩きつけた
刀を抜刀し、上段の構えから一気に振り下ろす
「《
《時雨流・岩砕割り》は斬るのでは無く叩くや、砕くといった物理的な技でありかなりの高威力だ。名前の通り岩を砕き割る事ができる
その一撃を喰らってもなお大したダメージの無いISを見るにかなりの防御力がある様だな…
確か《シールドバリアー》に《絶対防御》だったな…
先ずはシールドバリアーのエネルギーを0にしないとコチラに勝ち目は無いな
へっ、望む所だ!
俺は跳躍しもう一機に近付いていく
しかし銃で牽制されて上手く近付いていけない
そしていつの間にか復活したもう一機が後ろからブレードで斬り掛かってきた
まともに受け止めるのは不可能だ。俺の腕が吹き飛ぶ。だから受け流してから相手の顔面に殴りかかる。この時瞬時に腕にガントレットを装着した
「グアッ!?こ、コイツ!?(今突然腕にガントレットが現れた!?クソっ!いったい何なんだよ!?)」
流石に硬いな。顔面を殴りたかったけどバリアーに塞がれてしまった
「オイ!このガキの攻撃に気おつけろ!既に3割削られた!」
「なんですって!?」
なんですって!?2発で3割ですって!?
いやまぁ、初級技とは言えかなりの高威力だからなぁ…多分岩砕割りで2.5くらいイッたな
……あれ?これ割とイケるのでは…?
あぁ、いや慢心してる訳じゃ無いからな?
っと、あまり考えてる時間は無いな…
俺は直ぐに走り出して右手に持った刀を突きだす
「《
とりあえず今はシールドエネルギーを減らさないと
次々と技を繰り出し、時にはクナイや投げナイフなども使うがやはり牽制程度しか威力が無い
そしてブレスレットからある物を取り出した俺は相手にソレを投げつけて直ぐに目を瞑る
次の瞬間辺り一帯を眩い閃光が包み込んだ
「グアァァァァッ!チクショウ!?閃光弾か!?」
「なんでそんな物持ってんのよ!?」
束さんに貰ったからです!
スキを生み出し勝負を一気に決めるべく奥の手を使う!
この技は今まで練習して来た中でもかなりの曲者だ。攻撃技じゃ無い、言うならば身体強化の更に上と言った感じの技だ
しかし身体への負担がかなりのもので、しかも俺じゃまだ20%しか力を引き出せない…
「ふぅぅぅ……《
自然から吸収し身体に貯蓄していた純度100%の自然エネルギーの全てを解放する。更に普段は無意識の内に脳がセーブしている人体の力の全てをリミッター解除。
それにより身体能力が爆上がりして全ての技が昇華する。更に五感に加え第六感的なのも使える状態になる
まぁ、簡単に説明すると仙人モードとかスーパーサイヤ人とかギアセカンドとか、ワンフォーオール・フルカウルみたいな感じ
ただし使用後は肉体ダメージが凄くて場合によってはまともに動けなくなる。そもそも人が普段力をセーブしているのは筋力が持つ全てを使った場合、人体そのものが保たないからだ。
ソレを身体強化で身体を強化した状態にしてなんとか肉体を守ってるんだ。だけど肉体の力を全て解放に加え自然エネルギーで更にブーストさせるからもう無理。100%の力を使ったら俺は爆散するぞ(ガチ)
だから今は20%しか使えないし使いたくない。
このあと会場まで戻らないとだからサクッと倒してダメージは最小限に控えたい
そして俺は一瞬で姿を消した
もはやISのハイパーセンサーで捉えることすらできない速度で移動したのだ。当然反応できる筈も無く、真上を取ることができた。そして腕に力を込めると筋肉が膨張し袖が引き千切れる。その腕に持った刀を上段に構えて一気に振り下ろした
「《
刀がISに触れた次の瞬間、爆音を響かせながらISが地面に激突し砂煙をあげた。その一撃の尋常では無い威力にもう一人は恐れおののいた。明らかに先程までと違うその威力・スピードに。今目の前にいるのは本当に人間なのか?ISを倒せるような奴が人間なのか?
すると砂煙が晴れていく。晴れた先には大きなクレーターができており、そこにはかろうじて膝をついてコチラを睨み付ける女がいた
しかし既に満身創痍といった感じであり頭から血を流している
「く…そが……はぁっ…はぁっ…!シールドエネルギー全損させやがった…絶対防御まで発動したぞ…!はぁっ…」
その言葉に愕然としたのは言うまでもない。まだ7割近くあったシールドエネルギーをたった一撃で全損させたのだ。ISが無ければ間違いなく死んでいた。その事を考えたら血の気が引くのは当然だ。
そしてそんなスキだらけの敵を放っておく訳が無い
「《
無数の突き技がまるで雨のように降り注ぐ。先程の超威力の一撃とは違う無数の攻撃で削ってくる技。しかしISに対しては低い威力でも、生身の人間相手ならその一撃一撃全てが必殺の一撃だ。
その全てをまともに喰らい続ければSEなんて直ぐに尽きてしまう。なんとか躱そうと上に飛び上がる。
しかし次の瞬間にはISにワイヤーが絡みつき身動きが出来なくなっていた
「なっ!?このっ!…クッ!外れない!?」
ワイヤーを引き千切ろうとするがビクともしない
「当たり前だよなぁ?なんたってISにも使われる特殊なワイヤーなんだからなぁ?」
「そんな物何処から手に入れたって言うの!?」
「企業秘密だよ!オラァッ!」
ワイヤーを手繰り寄せ、ISが落ちて来た。そこに取り出したのは特大の大剣だ。刃渡り役150センチ持ち手を合わせれば200センチは超える大剣。重量はおよそ100kg級と人間ならまずまともに扱えない程の重さ……刃は潰してあるがその重量の一撃を喰らえば生身の人間なら挽き肉になる威力。ソレを落ちて来たISにまるでバッティングするかのように軽々と振りぬいてぶっ飛ばした
ぶっ飛んだ先の壁を貫いて進み、ようやく止まった時にはISの原型は既に無く、操縦者の女は白目を剥いて気絶していた
ソレを確認してから《闘気解放》を解除してもう一機に近づく。かろうじてISを纏っているが既にアシストは機能停止しており何の役にもたたない鉄塊に過ぎない。
「この化物がッ…!」
「黙って気絶してろ」
直ぐに手刀で気絶させた
「……勝ったか…はあぁぁぁぁッ…しんど…」
そう言いながら壁に背を預けてズルズルと座り込んだ
「やっぱ20%でもかなりキツイなぁ…明日は筋肉痛確定だなこりゃ…」
拡張領域からスマホを取り出して束さんに連絡しようとしたら電話が掛かってきた。しかも束さんからだよ……マジで盗撮でもしてんのか?そう思いながら電話に出た
「もしもし、たった今IS2機を撃h『今すぐに逃げて!』…はっ?」
突然そう叫んだ束さんに驚く
すると続けて叫んだ
『コチラは会場近くでレンくんの言ってた4人を相手にしてたけど、今は突然現れた謎の機体と交戦してるの!そして他の4機はソッチに向かってるから直ぐに逃げて!ISのスピードなら直ぐに到着する!それ…と…ザザッ……一機…ザザッ……ヤバイの…が……ザザッ……』プツッ
そこで通信が途絶えてしまった
「束さん!束さん!?クソっ!何だよ繋がらなくなりやがった!ジャミングか!?束さんは無事なのか!?」
しかしやはり繋がらない
このままでは危ない。そう思い直ぐに逃げようとした時だ。
「……あぁ…もう、最悪だな…」
俺の真上に4機のラファール・リヴァイブが現れたのだった……
第25話でした!
一夏
『危機が訪れる』→誘拐
『友が解決の鍵』→蓮仁が身代わりになる
蓮仁
『命の危機が訪れる』→VS亡国企業
『しっかり備えよ』→修行&拡張領域ブレスレット&朱時雨
蓮仁くんのガチバトル!IS2機?余裕ですよねぇ?
しかし肉体ダメージがヤバイ!既にガタがきているよ!
そんな蓮仁くんは次回ラファール4機と戦うのか……しかも一機は狂化機(誤字に非ず)ですよ。
ネタバレすると蓮仁くん死にかけます。
それでは次回もお楽しみに!
技紹介コーナー
【時雨流の段階】
時雨流→時雨流“極”→時雨流“奥義”
《時雨流・穿ち》
刺突技で身体を捻りながら突く事により貫通力と威力を高めた技。その威力は鎧を貫くとされている。会得難易度は低いが常人では覚えられないだろう。
《時雨流“極”・五月雨》
穿ちの上位技でその名の通り高速の穿ちを雨のように何発も放つ。穿ちの技術を更に鍛えなければ扱えない。また、派生技が存在する。
《時雨流・岩砕割り》
上段の構えから振り下ろす技。斬るでは無く、割る・砕くなどを目的とした技。その名の通り岩を砕く威力。初級技の中でも会得難易度が高い。
《時雨流“極”・鉄塊割り》
岩砕割りの上位技で更に威力が増し鉄塊を粉砕する。大抵の物は破壊できる強力な一撃。
《時雨流・疾風斬り》
抜刀術で疾風の如し速さで敵を斬る技。シンプルながらも威力が高くスピードもあるので使い勝手が良い。初級技では会得難易度が低い方。
《時雨流・空烈斬》
八双の構えから振り下ろし斬撃を飛ばす技。その衝撃だけで雲を割る。初級技の中でももっとも会得難易度が高い技。
《時雨二刀流・旋風刃》
時雨流の二刀流技で、両手に刀を持って回転する事により旋風の斬撃を中範囲に放つ技。ただ回転すれば良い訳では無く、身体を捻りながら鋭く回転するのが重要。
《時雨流・かち上げ斬り》
下から上に向かって刀を振り上げて相手の武器を弾き飛ばす技。元々は武器を弾き飛ばす目的の技だが筋力しだいでは敵を吹き飛ばす技にもなる。
《時雨流体術・獅子威し》
空中から回転をかけながら落下した状態で繰り出す踵落とし。高さや回転により威力は様々である。ただし回り過ぎには注意。
《ワイヤーアクション》
敵や物にワイヤーを巻き付けたり鞭のようにして攻撃したりする。他にも高い場所に引っ掛けて空中移動などに使える。イメージはスパイダーマン。
《ワイヤーアクション“ペンデュラム”》
天井など高い場所に張り付き、敵や物をワイヤーで縛り付けて振り回す技。
《ワイヤーアクション“バインド”》
ワイヤーで相手を拘束する技。そのまま地面に叩きつけるのも良し。引き寄せて追撃するのも良し。
《身体強化》
身体に《気》を纏って身体能力を底上げした状態。攻撃特化の《身体強化・攻》やスピード特化の《身体強化・速》や防御特化の《身体強化・防》といろいろある。他にも攻撃・スピード特化の《身体強化・攻速》などいろいろあるらしい。
《闘気解放》
自然から取り込んで貯めている自然エネルギーを解放し身体能力をブーストし、身体のリミッターを強制解除する技。そのまま使うと身体が壊れるので身体強化で肉体レベルを強化しながら使う。もはや人間の領域から逸脱した力であり使用者の肉体に多大な負荷が掛かるためとても危険だ。