インフィニット・ストラトス ー紅蓮ノ太刀ー   作:通りすがりの料理人

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原作前第31話 彼の者、歩み進むは修羅の道

第31話です!

 

 今回は蓮仁くんの強化回ですね!人外化待った無し!因みに現在の蓮仁くんスペックも出ますよ!やったね!

 

 

 そして、これを言わせて欲しい……

 

 

 篠ノ之 箒ぃぃぃぃッ!誕生日おめでとぉぉぉぉぉうッッッ!!

 

 出番はまだもう少し待ってくれぇぇぇぇぇぇッ!!

 

 

 それでは第31話どうぞ!

 


 

 

前回のあらすじ!

 

日本に帰ってきた者達と日本にいた者達。

 

それぞれが様々な想いを抱く。

 

そしてそれぞれが新たな道を進む。

 

蓮仁もまたその一人。

 

更に高みえと向かう為に、もうあんな想いをしない為に。

 

彼が歩は修羅の道……。

 

 

 

 

 

 

Side蓮仁

 

 

 6月になって段々とジメジメしてきた今日このごろ。

 

 さて、そんな中でも修行に励む白髪長髪の高身長マッチョマンは誰でしょう?

 

 

 そう、俺だ!

 

 

 日本に帰ったのが4月頃だから早くも2ヶ月近くも師匠の下で修行しているぜ!

 

 

 懐かしいなぁ…帰ってきた時には殴られて説教された後に『よく戻ってきた…!』って抱きしめられて涙腺崩壊しながら謝ったな。……主に痛みでな(白目)

 

 

 それからはまさに地獄の修行が始まったんだよ。

 

 ここで簡潔に今の俺の肉体スペックを説明しよう。

 

 まず束さん製の強化ナノマシン(失敗作)を投与された結果肉体が急成長して身体が既に高校生くらい?になってる。あと痛みのストレスで髪の色素が抜けて白髪頭です。これは学校始まったら染めないとなぁ…。

 

 このナノマシンだけど治癒能力が高くて大抵の傷は治るらしい。あと毒やウイルスも分解するオマケ付き。その代わりに治る時に激痛が襲ってくるのと、毒以外にも薬すらも分解するデメリットがある。

 

 そして以上な骨密度と筋肉密度でスペックバク上がりしたぜ。

 

【身長】181cm

【体重】96kgヒ・ミ・ツ♡

【パンチ力】1.3t

【キック力】11.0t

【ジャンプ力】16.0m

【走力(100m)】5.1秒

【時速】70km

 

 コレが今のスペック(ノーマル)ね。因みに束さん調べ。仮面ライダーの初期フォームより少し弱いくらいだね。あはは(白目)

 ウマ娘の時速も70km。そして俺の時速も70km。つまり俺はウマ男ですね。うまぴょいですね。(白目)そして俺は時速70kmを5時間はキープ出来る。(ドヤッ)

 因みにダチョウも時速70kmです(豆知識)

 

 因みに身体強化とか闘気開放次第では更に強くなるよ!やったね!そんなスペックを持ってる俺でも師匠に一撃すら入れる事はできないぜ!ふざけんな!

 

 

 ふぅー……、まぁ、とりあえず俺のスペックは置いといて現状を説明するか。まず修行の難易度バク上がりしました。

 

 まず師匠との真剣での斬り合いだけどさ?さっき言ってたナノマシンで大抵の傷は治るって師匠にも話したんだよ。そしたらさぁ『なら手足を切り落としても治るのか』って言いながら腕切り落として来やがった。マジふざけんなよ。

 

 ヤバかった。切り落としても繋がるのか解んないもん。痛みに泣きそうになりながら腕拾ってくっつけてソコに回復を集中させてなんとか治ったよ。いや師匠の切り口が凄い綺麗だったのもあるけどさ?

 

 いきなり腕切り落とす?人としてどうなん?

 

 治って良かったぁ…って涙目で安堵&安堵してる時に見た師匠の笑顔。この時程師匠に恐怖した事は無かったよ?

 

 良い笑顔で『コレで多少手荒でも問題無いな(ニッコリ)』って言われた時はマジで……あ、なんか泣きそうになってきた……。

 

 

 それからの2ヶ月ときたらもう…手足切り落とされて、内臓を避けながら身体貫いて貫通してくるし。身体中切り裂かれたり。本当に死ぬかと思った。難易度アルティメイト過ぎてワロタァァァ!

 

 それに加えて気の修行と闘気開放の時間延長の修行もしてるし!滝に打たれながら師匠の投石を避けたりもするし!まさに地獄!あ、因みに日記書いてるんだよなぁ。精神的に安定させる為にね。

 

 

 


 

蓮仁の日記〜地獄の修行編〜

 

 

 

4月○日

 

 今日は師匠の下に修行の為に来た。怒られたり色々したけど住み込みでの修行を許可してくれた。因みにあの修行の山、時雨山の麓辺りに家がある。麓って言っても山の中だったけど。

 

 さあ!修行開始だ!

 

 

 

 

 

 

 イッパイ斬ラレタ…

 

 

 

4月✕日

 

 今日モイッパイ斬リ落トサレタ…

 

 

 

4月△日

 

 今日ハイッパイ貫カレタ…

 

 

 

4月□日

 

 シフ達との戯れが唯一の癒やし…はっきり分かんだね。段々斬られ切り落とされ貫かれるのに慣れてきた。痛みにも慣れてきた。だからって両手を切り落とさないで(泣)

 

 あとドイツで買った服が全て切り刻まれた。師匠の服は体格的に着れないからどうしよう…。

 

 

 

4月◎日

 

 滝行してたら投石してきた。あはは!すごーい!速すぎて見えないや!銃弾より速いとかマジなんなの??

 

 師匠が服を調達してきてくれた。サイズもピッタリ!だけどさぁ……何故全て和服?もう侍の着物に忍び装束とか甚平とか……。何処で調達したん?

 

 

4月●日

 

 滝行中に投石されるのに慣れてきたので撃ち落とす余裕ができてきた。それが気に食わないのか威力マシマシの数もマシマシになった。あはは!すごーい!まるでガトリングガンだね!(白目)

 殆ど喰らって骨折や打撲したけど牛乳沢山飲んだら骨折治った。この身体凄い。でもそれ以上に師匠が凄い。

 

 風呂に入る時傷の多さに引いた。いくら治るとはいえ生傷絶えないから古いのが消える前に新しいのがどんどん増える…。

 

 あ、因みに師匠の家の風呂は五右衛門風呂だよ!なんかイイね!

 

 

 

4月◇日

 

 投石を刀で撃ち落とす。つまり今の俺はガトリングガンを刀一本で攻略出来る訳だ。やったね!

 

 ヤバい。師匠が大量の槍持ってきた。あはは!すごーい!まるで突き穿つ死棘翔の槍(ゲイ・ボルク)の雨みたいだね!(死んだ目)

 今の俺には急所を守りながらなるべく撃ち落とす事だけさ。7本突き刺さった。あははは…

 

 死ぬは!7本とか普通は死ぬは!?急所避けたけど普通の人間なら死んでるからねぇぇぇぇぇぇッ!?

 

 ……自分で自分を普通の人間では無いと言ってる事に気付いた。泣きたい。

 

 

 

5月○日

 

 月が変わり新しい修行がスタート。何でも《気》の進化系らしい。

 

 ………………………………?

 

 ……………………( ゚д゚ )?

 

 ……………………(つд⊂)ゴシゴシ

 

 ……………………( ゚д゚ )

 

 

 …………………………

 

 

 ……師匠ガ炎ヲ出シタ……

 

 

 

      工エエェェ(´д`)ェェエエ工

 

 

 

 

 あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!

 

 「師匠が 刀を抜いて構えたと思ったら 突然刀が炎を纏った」

 

 な… 何を言っているのかわからねーと思うが

 

 おれも 何をしたのかわからなかった…

 

 頭がどうにかなりそうだった… 幻覚だとか手品だとか

 

 そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ

 

 もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ…

 

 

 

 さてさて、この技だけどどうやら温度を気で上昇…つまりは強化して発火させているらしい。応用すれば温度を下げて氷点下の冷気を纏わせる事も可能らしい。

 

 しかし無から生み出した訳では無くてあくまで強化なので熱気と冷気……つまり熱さと冷たさが無いと駄目な技のようだ。炎は自身の体温の熱気を使えばいつでも使えるけど、冷気は冬とか冷たい場所とかでしか使えないと。近くに川とかの冷たい水があれば使えるらしいけどね。

 

 更に更に、暑い時…つまり夏に冷気を使うと気の消費量が半端無いらしいから使い勝手が悪い。

 

 

 そんな技をいきなり『やれ』と言われても困るんですが?説明してどうにかなる事じゃ無いよ???だってこれ明らかにもう世界観が……あ、はい。直ぐにやりますぅ…

 

 

 …………できました(白目)

 

 これには師匠もびっくりですね。俺もソーナンス。

 

 

 

 

5月△日

 

 昨日は新技を呆気なく覚えてしまったので今日はお休みですね。休みは自主トレとか山の散策とか師匠の鍛冶の仕事の見学とかしてる。ん?シフ達との戯れ?毎日の日課ですが?唯一の癒やしの時間ですが何か?

 

 鍛冶を見学してたら『お前もやってみろ』と言われた。師匠に教えてもらいながらなんとか刀を作る事に成功!ヤッベ!初めてでこれは才能有りなのでは!?……って思ってたら師匠が刀を見てへし折りやがった。

 

 『まるで話しにならん。形だけの只の金属の塊だな』だってさ。

 

 ムキになってこの日から本格的に刀鍛冶を覚えようと決意した。

 

 

 

5月□日

 

 今日は新技の開発中。せっかく炎出せる様になったんだからかっこいいのが欲しいよな!鬼滅の刃を読んで参考にしてやるぜ!

 

 貸し与えられた部屋で鬼滅全巻を普通に楽しんでしまい慌てて修行した。う〜ん、やっぱりなんか新技って難しいなぁ…。

 

 師匠家に戻ったら師匠が眼鏡掛けながら鬼滅読んでた。流石は鬼滅ですな。師匠すらハマったぜ。だからって飯の直前まで読まないでくださいな。

 

 あ、因みに食事は俺が作ってます。

 

 

 

5月✕日

 

 修行しようと外に出たら師匠がなんかしてた。コッチに気付いたのか手招きしてきたのでそのまま師匠と開けた場所に移動。

 

 そして俺は自分の目を疑った。何故かって?

 

 

 師匠がヒノカミ神楽を使ってたからだよッ!!

 

 

 マジかあんたオイオイオイ!?昨日初めて鬼滅の刃読んだ癖に次の日に何でヒノカミ神楽をマスターしてるんですかぁぁぁッ!??本当に何なんですか師匠は!??

 

 

 

5月◎日

 

 修行に新たにヒノカミ神楽が追加された。それどころか前集中の呼吸を参考にした呼吸法を編み出したらしくそれすらも追加された。マジで何なんですか?何で新技編み出したりフィクションの動きを再現するんですか?

 

 ……あ、俺の斬撃って月牙天衝を真似て覚えたっけ。

 

 

 

6月○日

 

 今日も今日とて滝行しながら突き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルク)を避けたり叩き落としたりして、師匠に手足切り落とされそうになるのを必死に防いで、師匠独自の呼吸法を練習して、ヒノカミ神楽を舞って、シフ達と戯れて、飯準備したりするのがルーティーンになった。最近は畑仕事も手伝ったり狩りをしたり魚釣りしたりなんかもしてる。

 

 毎日が充実してるなぁ

 

 やってる内容は地獄だけどな!

 

 

 


 

そんな地獄を今日まで乗り切った俺は一人で鉄を斬る修行中!

 

 

 暴走した時、確かにISの装甲を両断したんだ。…そう、人と一緒に両断した……。余り思い出したくは無い記憶だが斬鉄はISと戦う以上必ず必要になる。

 

 あの暴走した力はまさに異常。ISのシールドエネルギーを全損させ絶対防御を突破し装甲と人体を両断した。たった一振りで。

 

 そこまでの力はなくとも斬鉄は大きなアドバンテージになる。だから今現在刀で鉄鎧を斬ろうとしている。…けど、駄目だなぁ…。多少切れ込みは入るけど両断できない。刀の刃こぼれも酷い。

 

 

 一旦刀を取りに工房に戻る。此処は師匠の仕事場の鍛冶場で依頼を受けて刀や包丁を打ってるらしい。主な収入源らしい。因みに 刀:2 包丁:8 の割合で注文があるらしい。なんか師匠の打つ包丁って凄い有名らしいし、刀はコレクターからヤクザまで幅広い人が欲しがるらしい。オークションに出したらとんでもない額になるらしいよ。

 

 そして俺はそんな凄い有名な師匠の打ってくれた俺専用の愛刀【雪月赤】を……折られてしまった……。俺が未熟なせいで…!

 

 

 折れた雪月赤は師匠に預けてある。その後どうなったのかは知らない。

 

「おう、ちょうど良い所に来たな」

 

「?」

 

 鍛冶場で作業をしていたらしい師匠がそう言った。何か用があるのかと思い師匠の所に行く。

 

「どうかしたんですか?」

 

「あぁ、今刀を打ってたんだが材料が足りなくなってな」

 

「なるほど。なら取ってきますね。何が必要ですか?」

 

「あぁいや、必要ない。今ちょうど向こうから来てくれたからな」

 

 向こうから来てくれたと言った師匠の言葉に疑問を感じた俺は質問しようとして右手の違和感に気づく。右手を見ると……肘から先が無くなっていた。

 

「…ッ!?グアァッ!痛えぇぇッ!?」

 

 俺が右手の傷を抑える中、師匠は赤熱化している刀に俺から切り落とした右腕から血を垂らしだす。ジュウゥゥゥッ!と音を響かせる刀にどんどん血が垂らされていく。

 

「よし、もういいぞ」ポイッ

 

「俺の手の扱いが酷過ぎる!?」

 

 ポイ捨てされた右腕をキャッチして直ぐにくっつける。傷に気を集中させて治癒力を底上げし、ナノマシンで更にブーストさせて一気に治す。暫くしてからしっかり感覚があるのを確認してから師匠に怒鳴る。

 

「師匠ッ!やって良い事と!やって悪い事と!どちらでも無い事と!様々ッッ!!」

 

「何が言いたいんだ?それよりお前の《気》をこの刀に流せ!早くしろ!」

 

「えっ!?はっ!?……あぁもう!やれば良いんでしょうやれば!」

 

 師匠が刀を打つ横でひたすらに《気》を流しこむ。

 

「もっとだ!もっと捻り出せッ!!」

 

「は"い"っ!!」(ヤケクソ)

 

 

 そしてどれほどそうしていただろうか…。既に気は無くなってダウンした俺の横で師匠は打ち上げた刀を焼き入れし終えて研いでいる。

 

 それから(なかご)に銘を入れ始める。そして事前に作ってあったのだろう龍を施した鍔や柄を取り付けて目貫で固定し紅い柄巻を巻いていく。

 

 そしてこれまた事前に作っておいただろう紅に金の装飾が施された鞘に納める。どうやら完成したようだ。

 

「蓮仁。お前の新たな刀だ」

 

「え…?それ、俺の…なんですか…?」

 

「あぁ、お前の雪月赤を溶かして素材にし、玉鋼や他の金属、お前の血と気を練り込んで鍛え上げた刀。その名も【緋徹(ひてつ)】だ」

 

「こ、これが……雪月赤を使ってできた刀?」

 

 刀を受け取ると鞘から抜き刀身を確認する。その刀身は鮮やかな紅色で、炎の様な刃紋の刀……否、刀と呼ぶには刀身が長過ぎる。

 

「それは普通より長く作ってある太刀だ。しかし反りは本来の太刀程無い。今までより扱いは難しくなるだろうが問題無いだろう?」

 

「はい。それに……この形状は【朱時雨】と同じですね」

 

 そう、緋徹はまるで朱時雨の様な形状をしている。普通より長い刀身。しかし太刀程の反りが無い…。そして何より色が似ている。

 

「朱時雨は既に俺の手から離れた。…既にお主が契約してしまった故にな。しかし、今のままでは到底扱えまい。故に新たな刀はより朱時雨に近くした。形状、素材、そして使用者の《気》と血…。まずは緋徹に慣れるんだ。分かったな?」

 

「は、はい!分かりました!」

 

 俺は鞘に納めてから腰に下げ緒で固定する。多分今の俺はすっごく侍だと思う。和服に刀とかもう侍だよね?髪は白だし、なんとなく三編みにしてるけど…。

 

 そして師匠による緋徹のココが凄い!が始まる。

 

 曰く、今まで打った中での最高傑作。刀身の刃紋はまるで燃え盛る炎の様。鮮やかな紅色が美しい。この刀には隕鉄を使用している。

 

「つまりこの刀の正式な名前は【流星刀(りゅうせいとう)緋徹(ひてつ)】って訳だ」

 

「えっ、流星刀とかロマン溢れるヤツじゃん。めっちゃかっこいい」

 

「朱時雨も今は妖刀だが、元は流星刀だ。緋徹を使いこなせれば朱時雨もいつか使いこなせるだろう」

 

 ……朱時雨は日本に戻ってからは師匠に預けている。今は俺が継承したが正式なものでは無いし今の俺では扱えない。何よりまだトラウマを克服できていない。日本に帰ってからも時々夢であの悪夢を見る。その度に胸に残った朱時雨を突き刺した傷が痛む。心臓を突き刺すような痛み。

 

 その度にアイツが語り掛けてくる。……アイツだと分かりづらいから、ダークサイドの俺だから今後【レンジ・オルタ】と呼ぼう。毎回毎回悪魔の囁きのように何か言ってきている。いつかコイツとも決着をつけないとな。

 

 

「あ!そういえば斬鉄用に刀を取りに来たんですが……。流石に緋徹をいきなり使ってボロボロにするのはちょっと…」

 

「問題無い。鉄程度で刃こぼれなんぞ起こさん」

 

「えぇ…?」

 

「ほれ、早うせんか」

 

 そう言われたので渋々さっきの場所まで戻り鉄鎧の前に立つ。そして師匠をチラッと見るが『早うせんか』と目で促されるだけだ。あぁクソっ!

 緋徹を抜刀して構える。この時点で俺専用に造られたのだなぁとはっきり分かんだね。まず柄が手に良く馴染む。俺の握り方を完全に熟知してないとこのフィット感は出ない。そして俺の細かい癖すらも熟知しているのか刀全体がこう…なんか凄い馴染む。まるで昔から使っていたかのような…いや、それ以上にまるで身体の一部の様だ。

 

 今なら何だって斬れるとすら思う。そして俺は緋徹を振り上げてから一気に振り下ろす。

 

「ハアァッ!!」

 

 振り下ろされた緋徹は鉄鎧の三分の一まで斬り裂き止まる。俺は過去最高記録をすんなり更新した事に驚きながら直ぐに刀身を確認する。しかし刀身には刃こぼれ一つしていなかった。

 

「す、凄い…!自分に良く馴染む刀だとここまで違うとは…」

 

 感動しながらも今までより重くて長いからかまだ上手く扱えない緋徹を完全に使いこなせればどれほど高みえ行けるだろうと考える。すると師匠が顎に手を当てながら話しかけてきた。

 

「ふむ…お主は無駄に力身過ぎだ。もっと力を抜け」

 

「え…鉄鎧斬るんですからそりゃ力むでしょう…」

 

「お主はもっと柔軟に考えろ。これは鉄鎧などでは無い。豆腐だ。豆腐を斬るのに力を入れる必要は無いだろう?」

 

 え…えぇ…。いきなり何を言ってるんですか…?鉄鎧は豆腐?いいえ、鉄鎧は鉄鎧です。いくら豆腐だと思っても斬れないだろんなもん!?

 

 試しに斬ってみるけど…?無理ゲーだとは思ってるけど!

 

「豆腐〜豆腐〜あれは豆腐〜……今晩は豆腐ステーキにでもしようかな…?あ…遂に豆腐に見えてきた。そいっ!」

 

 

スパンッ!!

 

 

ゴトッ!!

 

 

「(´゚д゚`)?」

 

 斬れた……?………うん、斬れました。

 

 

 ………………………マジか…

 

 

「結論ッ!!」

 

「!?」

 

「鉄鎧は豆腐だったッ!!以上ッ!!解散ッ!!」

 

 

 そして俺は晩飯の用意をする為に台所に向かった。師匠をその場に残して、俺の残像を残して…。

 

 

「………まさか本当に斬るとはな…。流石に思考が柔軟過ぎるだろう…」

 

 

 

 

 晩飯を作り食卓に並べている中で師匠の家にある唯一の家電の電話が鳴り響く。師匠の家には電化製品が電話しか無い。あとはアナログテレビ。

 

 台所は釜戸だし、冷蔵庫は無くて氷室が地下にあるからソコに食材を保管している。氷室内は涼しく、更に師匠が氷を作って(修行で覚えた《気》で水を氷にしたヤツ)入れてる。場所によっては冷凍庫並みの温度の場所もある。

 

 

 って話がそれたな。そんで今鳴り響く電話だけど主に仕事の依頼とかでかかってくるんだよな。師匠は今風呂に入ってるから後でかけ直すように伝えとこう。

 

ガチャ

 

「もしもし、時雨です」

 

『明日の昼に貴様との決着をつけに行くぞ厳仁ッ!今度こそ朱時雨と共に時雨流剣術免許皆伝をいただくッ!首を洗って待っておれッ!ガチャ!ツー…ツー…』

 

「……え、えぇ…?」

 

 

 どうやら何かが始まるらしい…。

 

 どうでも良いけど豆腐ステーキ旨かったです。

 

 




第31話でした!

 最後の電話はいったい……?

 そして蓮仁くん新武器&属性攻撃&斬鉄を会得!更に刀一本でガトリングガンをも防ぐ!やったね!完全に人外だ!

 しかしそんな蓮仁くんより師匠の厳仁のほうが化け物だね☆友人Bに聞かれた質問があるけどコチラです!

Q.暴走蓮仁と厳仁とだったらどっちが強い?

A.厳仁のほうが強いです。何なら本気を出さないで勝てます。


Q.それはもう化け物なのでは?

A.人間だと思いたいけど、やっぱり人外ですね。



【新武器解説!】

武器名 流星刀・緋徹

見た目 紅い鞘に紅い柄巻、更に紅い刀身とオール紅色。
    下げ緒は紫色。鞘には金の装飾が施されている。
    鍔には龍の装飾が施されている。
    普通の刀より長い太刀に分類されるが、本来の
    太刀程反りが無い。刃紋は燃え盛る炎の様。

使用素材 雪月赤の残骸 玉鋼 隕鉄 鉄 蓮仁の血 蓮仁の気




☆オマケ☆

箒「ハッピーバースデー私〜…ハッピーバースデー私〜…ハッピーバースデーディア私〜……ハッピーバースデー私〜……」

箒「………グスッ…」

箒「蓮と一夏に会いたい……」


〜その頃の蓮仁〜

蓮仁「斬鉄!斬鉄!オラオラオラオラオラッ!」

〜その頃の一夏〜

一夏「まだだ…!こんな程度じゃ追い付けないッ!ウオォォォォォォォッ!!」



箒「……二人に会いたいなぁ…グスッ…」

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