インフィニット・ストラトス ー紅蓮ノ太刀ー 作:通りすがりの料理人
ついに蓮仁VS箒ですね!
この試合を制するのはどちらか!?
そして箒は蓮仁に何を思うのか!!
道場入門編ラストスパート!!
それでは第6話!どうぞ!!
前回のあらすじ!
一夏は箒との試合で奮闘したものの体力の限界により箒に敗れてしまった!
だが箒にも強さを認めてもらうことができた
そしてついに蓮仁の戦いが始まる………
Side蓮仁
篠ノ之との試合を終えて戻ってきた一夏
とても今日初めて竹刀を握ったとは思えない試合だった
しかし一夏の顔には悔しさが滲み出ていた…
「ちくしょお…!一本も取ることができなかった!」
悔しさの余り俯く一夏
後半での戦い、特に最後の一撃は素人目からしても素晴らしい攻撃だったと思う
「一夏、確かにお前は負けた…だけど初めてであそこまで戦えたんだ!悔しいだろうけど胸を張ってもいいと俺はおもうぜ?」
試合中の一夏は普段の様子とは違いとてもカッコよかった
そんな一夏を初めて見た俺は褒め称えることが出来ようとも笑うことが出来るだろうか?
答えは否!
俺の唯一無二の親友に自分の思いを伝える
「お前は良くやったよ親友の俺が保証する!今まで見た中で一番カッコよかった!負けちまったけどお前を笑う奴何ていやしない!それだけ頑張ったんだからな!」
「蓮…ありがとな」
ようやく顔を上げた一夏
その顔はいつも通りに戻っていた
そして千冬さんも声をかける
「一夏、悔しいと思うのは悪い事じゃない。その気持ちがお前をより強くするだろう。だから今の気持ちを忘れずに己を鍛えるんだ」
「千冬姉…あぁっ…!俺はもっと強くなる!そして今度は勝ってみせる!」
千冬さんの言葉に闘志を燃やす一夏…もう大丈夫そうだ
「次は俺の出番だ。一夏よく見とけよ?俺の戦いを」
「あぁ!応援してるぜ!」
一夏を慰めていると視線を感じ見てみると篠ノ之がこちらを見ていた
口の端を上げてニヤッとしている顔の篠ノ之…
まるで千冬さんみたいだ
要するにとっても怖いです…
ヒェッ…目があった…そんなギラギラした目で見るなよぉ!
べっ別に怖く何かないやい!目を逸らしたり何かしないやい!
しばらく睨み合い(?)をしていたらさらに怖い笑顔になった…なんでぇっ?
何かもう戦闘狂みたいな顔してるしヤベーイなアイツ
今から戦うと考えていたら憂鬱になってきた…
だが一夏が漢を魅せたんだ!俺もやらなきゃ漢が廃る!
そして俺は防具を付けて篠ノ之と向かい合った
「もう休憩は良いのか?」
「あぁ問題無い。早くお前とも戦いたいからな」ニヤリ
あぁ…完全に戦闘狂ですね間違いない…
そして俺は篠ノ之に向かって…
「最初に言っておく。俺はかーなーり、強い!」
そして遂に俺と篠ノ之の戦いが始まる!
Side蓮仁Sideout
Side箒
「最初に言っておく。俺はかーなーり、強い!」
緋龍は私に向かってそう宣言した
「今のってゼロノスだよな?」
「あぁ…ゼロノスだな」
織斑と千冬さんがなにか言っている
ぜろのす?とは何だろうか
少々呆れた様子の千冬さんが話しはじめた
「それでは試合を開始する。ルールは先程の試合と同じだ。審判は引き続き私達が行う」
そして私達は前に出る
「構え!」
互いに睨み合いながら竹刀を構える
「蹲踞!」
互いに蹲踞をし始まりの時を待つ…
「始めぇぇぇ!」
先程の試合を見られてるのでいきなり攻めずに様子を見ようとした…
その時
「…ッ!!メッメェェェェン↗!!」
バシッーーーン!
音が響き渡る
「…!面あり!一本!」
語尾の上がった掛け声で突っ込んできた緋龍によって先手を取られた私はなすすべなく一本決められたのだった
「っな!?」(何だと!?これは私が織斑にやった事…!あの試合で学んだか…!!)
普通は警戒して後ろに下がると思ったがいきなり攻めてきた…
いや…コイツならば普通な事などしてこなくて当然か
いつもクラスで見ているヤツは普通じゃないしな…
だがそこが面白い!!
先に取られたがここから取り返す!!
そしてまた竹刀を互いに構え直したのだった
Side箒Sideout
Side蓮仁
竹刀を構えて蹲踞した俺と篠ノ之
「始めぇぇぇ!」
そしてついに試合が始まった
(さっきの試合でいきなり攻撃してきたしここは下がるべきだな)
攻撃を警戒した俺は下がって距離を取ろうとした
しかし
ガッ!
(あっヤベ!袴踏んじまった!)
慣れない袴を踏んでしまい前に倒れそうになった俺
(アカーン!転ぶぅぅぅ!クソッこうなったら…)
「…ッ!!メッメェェェェン↗!!」
前に転びそうな勢いを利用し苦し紛れの面打ちをする
バシッーーーン
竹刀が何かにぶつかった音が響いた
(っっぶねぇー!転ばずに済んだ!)
心の中で安堵していると…
「…ッ!面あり!一本!」
と聞こえたので周りを見ると皆が驚いた顔でこっちを見ていた…
えっ?俺が取ったの?
うわぁー!マジかよぉ!カッコつけて『俺はかーなーり強い!』( ー`дー´)キリッ
とか言ったのにこんな一本は嫌だぁぁぁ!しかも声語尾上ずってたし!
「すっすげえ!?蓮のヤツいきなり決めやがった!」
「ふっ…流石だな蓮…!」
一夏!千冬さん!違うんだ!誤解なんだぁぁ!
篠ノ之もやめて!そんな『面白い!』って顔で見ないで!事故だから!偶然だからぁぁ!
心の中で悶える俺。しかし顔には出さない
いつまでも悶えている訳にはいかないので気持ちを切り替え構え直す俺
(最初はあんな一本だったが次は俺の実力で決める!)
「構え…始めぇぇぇ!」
今度は距離を放す俺
篠ノ之も必要以上には攻めてこなかった
俺の攻撃をまだ最初のアレしか見ていないから下手には攻めてこれないのだろう
攻撃パターンを見切られる前に方をつける!
篭手に攻撃しようと前に出る
「ハアァッ!」
しかしその攻撃は届く事なく避けられてしまう
そして篠ノ之が竹刀を振り上げる
「ヤァァァッ!」
「…っ!」
振り下ろされる攻撃を竹刀を横に構え受け止める
(なんだ!この力は!?)
あの体のどこからこれ程の力が出てくるのか
何とか受け止めたが何度も食らっていたら体力が持っていかれる
距離を取り牽制するがそこにまたしても突っ込んできた
(早い!避けるのは間に合わない…なら!)
再び横に竹刀を構え受け止める…と思われた
しかし竹刀がぶつかる瞬間横の構えを斜めにして受け流した
(…っ!受け流したか!…不味い!)
攻撃を受け流され体制を崩した篠ノ之の面に向けて竹刀を振り下ろす
しかし首をずらして避けられた
(今のを避けるのかよ…やっぱ経験者は違うな)
後ろに下がる篠ノ之に追撃する
カウンターを気にしつつ面に向かって鋭い一撃を放つ
今までで一番の攻撃
決まったと思った
しかし
篠ノ之は左に体を躱し前に出る
そしてすれ違う瞬間に…
「ドォォォォッ!!」
「…ッ!?ガハァッ!!」
胴に一撃入れられてしまった
「胴あり!一本!」
クソッ取られたか!
俺と篠ノ之の本数が並んでしまった
次に取った方が勝つプレッシャーの中互いの竹刀を構え直す
「先程の織斑も強かったがお前はそれ以上だ」
篠ノ之が話しはじめた
「だが負ける訳にはいかない!この勝負私が勝つ!」
「悪いがそう簡単にはいかないぜ?俺は結構負けず嫌いだからなぁ!!」
そして激しい攻防が始まった
俺はなるべく攻撃を受け止めずに避けるか受け流すかをしていた
(余り時間を掛けるとこっちの体力が無くなるのが先だ、余り悠長にはしてられない!)
カウンターを織り混ぜながら確実に追い詰めてくる篠ノ之
このままでは勝てないと思った俺は勝負に出た
篠ノ之の攻撃を誘い込みそれを力尽くで弾き返す
(んなっ!?まだこれ程の力があったのか!?)
驚き体制を崩した篠ノ之は反応が遅れてしまった
(これで!止めだ!!)
「メェェェェン!!」
そして最後の力を振り絞り全力の一撃を振り下ろす
そして誰しもがその一撃が決まったと思った
そう思ったのだ
しかし…
蓮仁の手の中には竹刀がなかった…
「「「「「はっ?」」」」」
その場の皆の声が一つになる
バシーン!
その音に後ろを振り向く蓮
その先には蓮が持っていた竹刀が転がっていた…
「oh…」
そんな声しか出せなかった蓮仁はギギギっと聞こえそうな動きで前に向き直る
そこには…
竹刀を振りかぶった篠ノ之がいた
あっアカン(察し)
「メェェェェン!!」
「カラミソッ!?」
そして蓮仁の脳天にクリーンヒットしたのだった…
「………め、面あり!勝者篠ノ之箒!」
こうして俺の戦いは幕を閉じた
Side蓮仁Sideout
Side一夏
試合の終わった蓮が戻ってきた…
めっちゃドンヨリしながらな
なんとも言えない最後のやられ方…
あんなん何て声掛けりゃいいんだよぉぉぉ!?
とりあえず話しかけて見る
「お、おう蓮!お疲れ様!凄い試合だったぜ!」
「…あぁ…ありがとな一夏…」
めっちゃ落ち込んでるぅぅぅ!!
やっぱコイツメンタル弱いな!?
すると千冬姉が…
「蓮いつまでも落ち込んでいるな。最後の一撃は力が入り過ぎていたから竹刀が飛んで行ってしまったんだ」
「そうだぜ!蓮!俺にも言ったろ?始めてであそこまで戦えたんだから胸を張ろうって!」
「一夏…あぁ!そうだな!善戦できたんだから良しとしよう!この敗北を糧にもっと強くなる!」
やっと戻ったか…よかった…
胸を撫で下ろしていると篠ノ之がこっちにやってきた
「二人共お疲れ様!いい試合だった!」ニコッ
今まで見たことの無い明るい笑顔を向けてくる篠ノ之
すると蓮が…
「へぇ良い笑顔じゃんいつものムスッとした顔よりそっちの方が似合うぜ?」
「んなっ!?いきなり何を言うのだ!?」カァッ…
蓮の言葉に顔を赤くする篠ノ之
しばらくして落ち着いてきたのか話しをもどした
「織斑の試合も緋龍の試合も本当に素晴らしかった…特に緋龍は最後の一撃、竹刀を落としてなければ負けていた…」
するといきなり頭を下げてきた篠ノ之
俺も蓮も驚いて目を見開く
「二人には色々酷いことを言ってしまった!本当にすまなかった!」
そう謝る篠ノ之
俺たちは…
「別に気にしてねぇから大丈夫だぜ?な一夏」
「ああちゃんと謝ってくれたしな」
「…ッ!ありがとう二人共!!」
顔を上げた篠ノ之がお礼をいってくる
そして蓮が…
「よし!それじゃあ今日から俺たちは友達でありライバルだ!よろしくな!」
篠ノ之に右手を差し出す
「うむ!よろしく頼む!」
そして握手をして笑い合う
「おれもよろしくな!次は負けないぜ?」
「あぁよろしく!私も負けてやるつもりはないぞ?」
俺も握手を交わして笑い合った
こうして俺たちに新たな友達兼ライバルができて道場の洗礼が終わったのだった
Side一夏Sideout
Side???
道場の外から箒と笑い合う蓮仁と一夏を見つめる人影があった
「ちーちゃんが連れてきた子達つよかったな〜」
そうつぶやき見つめ続ける
「特にあの子が気になるな〜」
その視線の先には蓮仁がいた
「緋龍蓮仁だっけ?面白そうな子、流石ちーちゃんに認めて貰っただけはあるね」
怪しい笑みを浮かべる女性
そして蓮仁を見つめ
「どうやって接触しようかな?早く話してみたいなぁ〜♪蓮仁だからレン君だね♪フフッ楽しみにしててねレン君♪」
第6話ででした
最後に出てきたのはいったい何処のエボルラビットだ?(すっとぼけ)
さて蓮仁が知らぬ間に天災に気に入られた模様
一難去ってまた一難!
次回は学校でのお話しです
それではまた次回お楽しみに!