一つの箱の物語   作:ミカりん

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流れ的に半分PXZの続きを書いている気がするけど大半出さないしやっぱりポポロクロイス物語のネタが1番多いと思うので気にしたら負けな気がする

マジョあいらんど編もほぼ折り返しに近くなってきました


探索!!ジョリーのリゾートと超古代都市

 ~墜落したミカサ・医務室~

 

「すみません、大神さん…」

 

 さくらは医務室の治療施設に入る際大神に謝罪をした。

 

「誤ることはないよ、さくらくん。生きていているだけで充分さ。今はゆっくり休んでまた元気なさくらくんを見せてくれるかい?」

 

 大神はそういってさくらを安心させ、治療を開始した。

 なお、今回の作戦ではさくらが1番の重傷者であるが、他の面々も出撃するには不安の残る怪我をしている人もいるため編成に大いに悩むことになった。

 

 

 ~墜落したミカサ・作戦会議室~

 

「じゃあ、改めて君たちの自己紹介をお願いするかい?」

 

 医務室に怪我人を搬送した後メンバーを集めて自己紹介を促した。

 もはや恒例行事となってしまっている。

 

「私はアイラ、シャナンを守るためにヴェルダンに向かっているところどうやらこんな場所に出てしまったようだ。グランベルの奴らはいないようだししばらくはこの軍に身を置くことにする。よろしく頼む。」

「僕はシャナン、アイラを助けてくれてありがとう!!よろしくお願いします!!」

「…レイヴァンだ。傭兵をしている、よろしく頼む。」

「ルセアと申します、よろしくお願いします。私たちを救っていただいた皆様に聖女エリミーヌの加護があらんことを。」

「…………黒い牙の四牙、『死神』ジャファル。ニノを助けてくれたこと、感謝する。」

「ニノっていうの!!ジャファルを助けてくれてありがとう!!よろしくお願いします!!」

 

これで女性陣及び剣士たちの挨拶は終わった。

 

「んで、大神さんよ。どういう世界なんだここは?またあの時みたいにオロス・プロクスの奴らが絡んでいるわけじゃねぇだろ?」

 

 ユーリは大神にそう問い詰めた。

 以前大神はとある戦いでユーリと出会い、共に戦ったことがあった。

 当時とは違い他の華撃団のメンバーがいたりそれ以外の面子もガラリと変わってはいるが大神たちには忘れがたいとても大きな戦いであった。

 

「おそらく、経界石に関してはかかわりはなさそうだ。もしそうだとしたら既にベラノス兄弟辺りが俺たちと接触しているだろう。」

 

 そして、とりあえず次のステージを攻略することにした大神たちは次の編成を発表した。

 

「前回のことを踏まえこれからは隊をいくつかにわけて探索しておくことにする。まず第一部隊は俺が隊長を勤めるよ。隊員は比較的怪我の少なかったガミガミ魔王を加え、フィリアくんとクラースさん、スタンくんにグリシーヌとしよう。また、支援部隊となる第二部隊は回復を待ってピエトロくんを隊長にしてユーリくんとアイラ、バンジョーくんも扉を開けたら合流してくれ。」

 

 そして大神たちはピエトロの回復を待って出撃した。

 なお、ナルシアは泡になってしまうという理由で出撃を辞退している。

 錆び付いて動けなくなる白騎士も辞退しているがこれについては最初から不適合ということでメンバーからはずすことは確定していたようだ。

 

 

 ~ジョリーのリゾート・陸上リゾート地~

 

「綺麗な海だな…こういうのを見ていると気分が高鳴ってくるようだ。」

 

 グリシーヌが素直な感想を漏らした。

 先祖がバイキングだったこともあるのだろう。

 

「よし、俺たちはこの海を探索するぞ。ガミガミくん、怒涛海王丸の準備を。」

 

 そうしてウィッチわーるどの近くに停泊していたのを回収してきた潜水艦に乗り込んだ。

 

「お前ら!!この船沈めたら承知しないからな!!」

 

 ガミガミ魔王が部下のロボットたちに命令を下す。

 このロボットの総称はデフロボというらしいが種類が多岐に渡るのでガミガミ以外はそれぞれの呼称を使っている。

 

「はいでフ!!それでは、海底遺跡へ出発するでフ!!」

 

 そして一同を乗せた怒涛海王丸は潜水していった。

 

 

 ~アトランティス・遺跡群~

 

「これはすごいな…リフィルがいたら大騒ぎになっていただろう。」

 

 クラースが遺跡を見てそう評価した。

 歴史的に価値があるのは間違いないだろうと判断しているのだから当然だろう。

 なお、リフィルは水が苦手でこういう場所には行きたがらないので今回部隊からは外れている。

 

「ガーハッハッハッハッハ!!!!俺様の怒涛海王丸にかかればこんな場所にもいけるのだ、ガーハッハッハッハ!!!」

 

 ガミガミ魔王がすごく笑っていた。

 

「貴公はもう少し静かにするべきだ。騒がしくてかなわん。」

 

 グリシーヌがとうとうガミガミ魔王に注意をした。

 

「大変でフ!!あちらの遺跡内部に生命反応ありでフ!!」

 

 あらかじめ旗艦となる怒涛海王丸の他に潜水・探索させていた小型の偵察潜水艦から通信が入った。

 

「あー、なんだ?何を見つけたんだ?」

 

 ガミガミ魔王が通信を始める。

 

「魔王サマの怒涛海王丸の正面右の遺跡から生命反応が確認されまヒた、数は合計4つでフ!!敵勢力の可能性大、至急向かってくだハい!!それと、あらかじめ魔王サマがつけていたジグソー反応装置からの反応は合計4つでフ。」

 

 そういうと通信が切れた。

 撃沈したわけではなさそうなので誰も問題なく話を聞いていた。

 

「というわけだ、お前ら!!あそこの遺跡に進路を取れ!!」

 

 そうして怒涛海王丸は遺跡に突入した。

 

 

 ~アトランティス・古代のおフロ~

 

 怒涛海王丸から直接乗り付けるのはできないので内蔵されていた小型潜水艇を使い遺跡内部に入った一行に緊張感が走った。

 

「む、お前は…フィリアに…確かスタンとか言ったか。」

 

 そこには壮年期とみられる歳の男が立っていた。

 

「そんな…グレバム、どうしてお前がそこにいるんだ!?」

 

 スタンが声を荒らげた。

 そこにいた男は、かつて神の眼を強奪し世界を混乱に導こうとしたグレバム大司祭であった。

 

「どうして私が生き返ったのかは知らぬ…だが、はっきりとしているのはここがお前たちの死ぬべき場所だということだ。」

 

 そういうとグレバムは手を振り上げた。

 すると、魔物たちが現れた。

 

「グレバムよ…そういきり立つな。そして久しぶりだな…大神一郎。」

 

 魔物たちに混じって別の男が姿を現していた。

 その男は、まるで昔からの親友を呼んでいるかのように親しげに声をかけた。

 

「お前は、黒之巣会の!!」

 

 大神がその男の姿を見て思わず怒鳴りつけてしまった。

 

「そうだ、私は葵叉丹…あの時以来だな。」

 

 男の名は葵叉丹。

 かつて黒之巣会を操り帝都を破壊しようと行動していた男だ。

 また、その一年後に再び生き返り、大帝国劇場まで攻め込んできたこともあった。

 

「お前も一緒に蘇ってたのか…俺は、三回もお前を倒すことになるとは思わなかった。」

 

 大神もまた仇敵を前に怒りを露にしていた。

 

「さぁ、素敵なパーティの時間というわけだ。楽しんでいってくれたまえ。」

 

 そして、グレバムと葵叉丹の軍勢との戦いになった。

 

「ガミガミミサイル!!」

「フィアフルフレア!!」

 

 ガミガミのミサイル攻撃とスタンの晶術がいきなりグレバムに襲い掛かった。

 しかし、魔物には命中したが男たちに届くことはなかった。

 

「グロース・ヴァーグ!!」

 

 グリシーヌはハルバードを振り回し荒れ狂う水を霊力で擬似的に作り出し魔物たちを殲滅した。

 

「グレバム…私は二度もあなたを倒すことになりますが…どうか安らかに眠ってください!!」

 

 フィリアも覚悟したのか、剣を振り上げた。

 

「レイ!!」

 

 そして、光の雨が残った魔物たちを焦がしグレバムたちを襲った。

 

「甘いな…ストリームアロー!!」

 

 グレバムはいくつもの風の矢を作り打ち出した。

 

「ガミガミミサイル!!」

 

 それをミサイル攻撃で相殺させたが相殺仕切れなかった部分が襲い掛かった。

 

「くっ、だがまだだ!!」

 

 大神はそう言うと葵叉丹に斬りかかった。

 

「狼虎滅却…天地、一矢!!!」

 

 大神の斬撃が叉丹にダメージを与えたが、致命傷にはならなかった。

 

「甘いぞ、それでも帝国華撃団花組隊長か!!」

 

 そして大神は吹き飛ばされた。

 

「今、楽にしてやるぞ…サイク…」

「ジルバちゃんスペシャル!!」

 

 グレバムが風の上級晶術、サイクロンを唱えようとしたときに邪魔が入りそれを唱えることは出来なかった。

 大神がグレバムの方を見ると、お団子頭の少女が立っていた。

 

「何…どうしてこんな小娘がこんな場所に…」

 

 グレバムは狼狽していた。

 少女はその隙を逃さなかった。

 

「アクセルスピンキック!!!」

 

 少女は回転しながら何度も魔物たちとグレバムを蹴りつけた。

 不意打ちを喰らったグレバムはどっと倒れこみうめき声を上げた。

 

「何者だ!!」

 

 叉丹がそう叫んだがすぐに叉丹自身も吹き飛ばされる運命にあった。

 

「敵の援軍が一人だけだと思うなよ?一百林牌(すーぱーりんぱい)!!!」

 

 叉丹は振り向いた瞬間別の人物から攻撃を喰らい壁にたたきつけられた。

 

「どうした、隊長?あたいのいない間に少し弱くなっちまったか?」

 

 すると、後から現れた女性が大神に話しかけてきた。

 

「ここにいたのか…カンナ!!」

 

 女性の名前は、桐島カンナ。

 帝国華撃団花組の隊員で琉球空手桐島流の第28代継承者である。

 そして、もう一人の女性はというと…

 

「げっ、どうしてアシ女がこんなところにいるんだよ!!」

「げっ、どうしてこんなところにあのヒゲオヤジがいるのよ!!」

 

 ガミガミ魔王と女性はそろって驚いていた。

 

「ガミガミ魔王、これは一体…?」

 

 大神は少し尋ねた。

 

「私はロマーナ王国のジルバっていうの。よろしくね♪」

「どうしてこんなところでアシ女と出会わなきゃならねぇんだ。」

 

 ガミガミ魔王が少し落ち込んでいるが、戦いは終わってはいなかった。

 

「か、勝ったと思うなよ…まだ終わってはおらぬ…!!」

「大神一郎…今度こそお前を倒すぞ…!!」

 

 そして、魔物たちの増援が現れた。

 

「叉丹…いえ、山崎少佐…今度こそ決着をつけましょう!!」

 

 大神はそう言うとすべての力を振り絞って技を出した。

 

「狼虎滅却…紫電一閃!!」

 

 大神は居合い抜きの要領で剣を抜き放ち、その力を霊力と共に一点に放出した。

 葵叉丹はまともにそれを喰らい、一瞬で心臓を貫いた。

 

「お、おのれ…再び…貴様に負けるとはな…ふっ、ふははは…はははは…!!!がはっ!」

 

 そして、叉丹は三度目の死を迎えたのだった。

 

「くっ、中々やりおるわい…」

 

 グレバムはそういったが次の攻撃を出すことは出来なかった。

 

「大司祭様…安らかにお眠りください。唸れ炎よ!!」

 

 フィリアは燃え盛る炎を呼び出した。

 グレバムはその炎に焼かれた。

 

「舞え、吹雪よ!!」

 

 その後炎が消えたかと思うと今度はゴーゲンのダイヤモンドダストを思い出すような氷の雨が降り注いだ。

 氷の雨はグレバムの体を貫いていった。

 

「切り裂け、風よ!!」

 

 そんな満身創痍のグレバムを襲ったのは小規模ながら強力な竜巻であった。

 竜巻に巻き込まれた魔物たちやグレバムは吹き飛ばされ、魔物たちはこの時点で全滅した。

 

「大司祭様…これで最後です。とどめ、ディバインパウア!!!」

 

 最後に綺麗な色をした岩がグレバムを押しつぶした。

 だが、それでもグレバムは立ち上がってきた。

 

「ま、まだ…わしは死なんぞ…!!」

 

 だが、思うように動けずグレバムは再びサイクロンの詠唱を始めた。

 その詠唱の隙をスタンは見逃さなかった。

 

「グレバム!!これでお前も終わりだ!!殺劇舞荒剣!!!」

 

 スタンは何度も何度もディムロスを振り回し切り裂いていった。

 

「おりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃ、てぇぇぇぇいやぁぁぁぁ!!!!!」

 

 最後に炎をまとった斬り上げを喰らったグレバムは、そのままうつ伏せになって倒れこんだ。

 

「お、おのれ…またしても…こんな小童ごときに…」

 

 そう言うと、グレバムもまた息絶えた。

 

「ふぅ…何とか勝てたな。」

 

 スタンも流石に疲れてしまったようだ。

 

「魔王サマ、ジグソー回収完了でフ!!残るジグソーは偵察に出ていた僕の仲間たちが更に二つ集めたので後三つでジグソーがそろいまフ!!」

 

 どうやら、戦いの間もデフロボたちが広い海底を捜索して二つ集めてくれていたようだった。

 地上部分のジグソーは恐らくピエトロたちが回収していることだろう。

 

「よし、地上に戻ろう!!」

 

 大神たちは小型艇経由で怒涛海王丸に乗り込み脱出した。

 

 

 

 

 ~ジョリーのリゾート・陸上リゾート地~

 

 ピエトロの部隊は大神より遅れて出発したため到着したときには既に大神たちは海底に向かっていた。

 

「ここではお店が立ち並んでいて中にはジグソーを販売しているものも…ああ、ここでジグソーが買えますよ。」

 

 そうしてバンジョーの紹介で入っていったのはポウノの骨董品店であった。

 

「また来たのかよ、お前たち」

 

 店主のポウノはそう言って邪険に扱ったがバンジョーが持っていたダブランを渡すことで何とかジグソーを買うことが出来た。

 

「でもバンジョーさん、どうしてここのお金を?」

 

 ピエトロはそうたずねた。

 

「ああ、たまにこの辺りまで冒険に行くからそのときに少しずつ集めておいたんですよ。」

 

 説明に納得がいったようだった。

 

「後はここのジョリーとかいう奴が持っているわよ。それとビーチにもあったわね。」

 

 カズーイがそう進言したのでそれぞれ向かうことにした。

 

「しかし、アタシも久しぶりに出番があったわね。」

「カズーイ、あまり気にするなよ。これはポポロクロイス物語が一応原作なんだから。」

「お前ら、メタ発言は寒いからやめろ。」

 

 久しぶりのカズーイの出番で早速メタい発言をしたのでユーリが注意した。

 

「アレがジョリーのパブじゃないのか?」

 

 アイラはそう言うと中に入っていった。

 他の面々もついていった。

 

 

 パブは二年前と変わらず閑散としていた。

 

「おや、バンジョーじゃないか!!」

 

 店主のジョリーが話しかけてきた。

 

「やぁジョリー、今日は彼女はいないのかい?」

「実は1年前に別れてしまってここを一人で今は経営しているんだ」

 

 バンジョーは軽く世間話をした後ジグソーについてたずねた。

 

「ああ、それなら僕のこれを5ダブルンで譲ってあげるよ。それとビーチにあるという噂のジグソーは最近ビーチに住み始めた人が持っているらしいよ」

 

 有力な情報を手に入れた一行はジョリーからジグソーを受け取り、ビーチへと向かった。

 ビーチにはバンジョーの知らない人が確かに居座っていた。

 

「お前、パティじゃねぇか。こんなところで何やってんだよ。」

 

 どうやら新しい知り合いはパティという名前の少女のようだった。

 

「ユーリ!!ユーリがうちを迎えに来てくれたのじゃ!!」

 

 どうやら、パティという少女はユーリの知り合いのようだった。

 

「パティ、こういう金の塊を見なかったか?」

「だったら、あそこで拾ったのを持っているのじゃ!!」

 

 そしてパティからジグソーを受け取ったユーリはパティを伴いビーチを後にした。

 その後再びリゾート中心部に戻ってきたユーリは怒涛海王丸から傷だらけの姿で降りてくる他の面々と合流した。

 

「随分傷ついたみてぇじゃねぇか。ジグソーはどんだけ集まった?」

「7つさ、そっちは?」

「3つだ、これで全部そろったってこった。」

 

 そして簡単に自己紹介を済ませた。

 

「うちはパティというのじゃ、よろしくなのじゃ!!」

「あたいは桐島カンナってんだ。隊長が世話になったようだな。よろしく頼むぜ?」

「あたしはジルバって言うの。気軽にジルバって呼んでね☆」

 

 そしてジグソーをまた揃えた一行はミカサに引き上げていった。




今回は海底遺跡ですが大体バトルの描写で結構文字数使うので結構ジグソーが原作みたいにばらけてはいません。
ダブランの話は盛り込みましたが亀を出すのもあれなのでユーリ繋がりからパティを。

多分これでマジョあいらんどの冒険も折り返しに到達したかと。
春までに出来るなら完結させたいですが終わるか怪しいくらい長くなってます((((

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