一つの箱の物語   作:ミカりん

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今回からマジョあいらんど編後半戦です。

ところで今度近いうちにコラボ回やる予定です
その際には活動報告で募集しますのでぜひ参加していただけると嬉しいです


竜の国・テリーのオアシス

 ~墜落したミカサ・作戦会議室~

 

 ジョリーのリゾートから帰還した大神たちはその大半が傷ついてしまっていたためしばらく休養を余儀なくされた。

 そして、その休養を終えた一同はあらためてマジョあいらんどの攻略を再会した。

 

「今回からは2ステージ同時攻略とする。これは、先の戦いの後傷を癒すことに専念したためである。もはや食糧の備蓄なども限界に達しており、またナイトメアの存在も気がかりだからその点に関しても対策を講じなければならない。皆には苦労をかけるかもしれないが、お互い元の世界に帰れるように努力していこう。」

 

 最近はその知識から参謀としても活躍しているクラースがそのように最初に伝えた。

 そして、大神から今回の編成が発表される。

 

「まず、テリーのオアシスの攻略だがこれに関してはピエトロくんを筆頭に白騎士さん、鬼面童子さん、それとレニとデクスくんも同行してくれ。グランティさんぎょうは広大らしいからメンバーを増やす。俺をリーダーとした第一部隊とヒーニアスくんをリーダーとした第二部隊、ユーリくんをリーダーにした第三部隊とする。」

 

 その後協議の結果、第一部隊にはさくらとエリカとクラースとガミガミ魔王が参加することになった。

 第二部隊はジルバとレイヴァン、それとリフィルにロベリアが同行することになった。

 第三部隊はスタンとルーティ、ジャファルとアイラが参加する。

 

 

「みんな、いくぞ!!全員、出撃せよ!!」

 

 大神の号令と共に出陣した。

 なお、荒地エリアの方はかなり距離があるのでガミガミウイングRXを輸送艦として使うことになった。

 ミカサはかなり損傷が激しかったがこちらに関しては無傷とまではいかずともそれなりに運用できるレベルの損傷のため休養期間の間にガミガミ魔王が修理していたのだ。

 

 

 

 ~テリーのオアシス・入り口~

 

 ピエトロたちはテリーのオアシスにやってきた。

 バンジョーは既にジグソー回収要因として彼に預けて攻略が終わったらエリア開放に行く仕事しか残されていなかった。

 戦力としてはドンとゴンの2人と大して変わらないためである。

 

「じゃあ、てっぺんまでとりあえずいこうか。もしかしたら、ジグソーの手がかりがあるかもしれない。」

 

 そういってピエトロたちは頂上に向かって歩き出した。

 道はかなり険しかったが、何とかたどり着けそうであった。

 

「しかしピエトロ殿、拙者には少し楽すぎる気がするでござる。何か罠が仕掛けられているかもしれないでござる。油断しないようにするでござるよ。」

 

 白騎士がそういって警戒を促した。

 そして、その予感は的中することになった。

 

 

 ~テリーのオアシス・頂上テリーの巣~

 

 ピエトロたちは無事目的地だった頂上へたどり着いた。

 もちろん、ジグソーが入った宝箱のようなものが目に映っていた。

 

「こんなところに宝箱でござるか…確かに怪しいでござるな。」

 

 そういって白騎士さんが恐る恐る宝箱に近づいていった。

 すると、宝箱が床の穴に吸い込まれるように消えていった。

 

「こんな明らかな罠に引っかかるとはな…まだまだ子供だな。」

 

 空から声が聞こえてきた。

 

「お前は誰だ!!姿を現せ!!」

 

 ピエトロはそう叫んだ。

 すると、竜の大群が現れた。

 

「お前がピエトロ王子か…クックック、中々楽しませてくれそうな顔つきをしているじゃないか。」

 

 その中でリーダー格の男が話しかけてきた。

 よく見ると全員人が乗り込んでいた。

 

「貴様…誰でござるか。」

 

 白騎士が剣を抜きながら問い詰めた。

 

「私はグラド帝国六将、月長石のヴァルターだ。精々私を楽しませてくれよ?クックックックック…」

「同じく私はベルン王国三竜将、ナーシェンだ。ここがどこだかわからないが精々私を退屈させるなよ?」

 

 2人はそう言うと竜騎士団に攻撃命令を出した。

 

「かぜのやいば!!」

 

 ピエトロはかぜのやいばで応戦した。

 遠距離攻撃はこの状況では効果的である。

 

「クックック…流石はピエトロ王子だな…ナーシェンは知らないだろうが私は知っているぞ?貴様を狩れば私は国に帰れるらしいからな?クックック…」

 

 そうして他の面々も攻撃を始めた。

 

「ドラゴンシュート!!」

 

 ピエトロの攻撃で大半は打ち落とされたが竜を降りても戦える人は白騎士たちが打ちのめしていた。

 

「雷神よ…我に力を!!鬼雷!!」

 

 鬼面童子は雷神の力を借りて雷を呼び起こして援護している。

 

「降りてきても強いぞこいつら!!」

 

 デクスは文句を言いながらそれでも敵を倒している。

 

「ダズ・ラインゴルト!!!」

 

 そんなデクスと対照的にレニは無言で敵を蹴散らしている。

 そもそもレニの槍捌きは竜騎士のそれに遅れを取るようなことはなかった。

 

「フレアー、もし我がベルン竜騎士団が敗れるようなことがあったら貴様を殺してあげるからな?クックック…」

「わ、わかりました…」

 

 そういうとフレアーは白騎士に襲い掛かってきた。

 

「すまない…私も手荒なことはしたくないがこれも我が祖国のため、悪く思うな!!」

 

 そういうとフレアーは勢いよく槍を突き出した。

 標準装備の鉄のやりや鋼のやりではない。

 中間管理職ともいえるべきフレアーはスレンドスピアによる投げやりの技術もすばらしく高かったのだ。

 

「む、こいつ出来るでござるな!!」

 

 白騎士はスレンドスピアの一撃を何とか受け流し、大きく飛び上がった。

 

「ジャンピングスラッシュ!!!」

 

 そして白騎士はフレアーに突撃して逆に斬り上げ、何度も斬りつけた。

 その後最後の一撃を食らわせたがフレアーは何とか生き延びていた。

 

「ぐっ、中々やるな!!だが祖国のため、私のためにも負けるためにはいかんのだ!!」

 

 そしてフレアーはどこにそんな力が残っていたのかと思うほどの威力でなぎ払った。

 白騎士はたたきつけられた。

 

「これで、終わりだ!!」

 

 そう言ってフレアーが突撃を仕掛けた。

 だが、最後の一撃は届くことはなかった。

 

「お、おのれいつの間に…!!」

 

 フレアーが振り向くとそこにはデクスがいた。

 

「悪いね、俺もアリスちゃんに会うまでは死ねないんだよ。D・ブリッツ!!」

 

 そうしてデクスの二連撃を喰らったフレアーは最期の言葉を言う余地もなく血飛沫を上げて死んでいった。

 

「助かったでござる。」

 

 白騎士はデクスにお礼を言った。

 

「ええい、使えない奴だ!!私が討って出る!!貴様らは邪魔だ!!」

 

 それを見たナーシェンは完全に怒りを露にして突撃してきた。

 彼は槍を持たずルーンソードという敵の体力を吸い取る魔剣を持っていたがそんなこともかまわず白騎士に突撃してきた。

 

「甘い!!ぬぅえぇぇぇい!!!!」

 

 その一直線に向かってくるナーシェンを鬼面童子が居合いで迎え撃った。

 もちろん、冷静さを欠いたナーシェンがその居合いを避けられるはずがなかった。

 

「がっ…!!」

 

 そしてナーシェンは竜から落下した。

 そして落ちた先にはデクスがいた。

 

「D・シュトラール!!」

 

 デクスの攻撃がなんと偶然にもナーシェンの首元にダイレクトにヒットした。

 デクスが攻撃しようとした竜騎士は生き延びたがナーシェンは生首だけの姿となり無様な死に様を部下たちにさらすことになった。

 

「あれ…俺ってすごいな!!偶然だけどあのナーシェンをしとめたぜ!!」

 

 デクスは妙に浮かれてしまった。

 また、ナーシェンが討ち取られたことにより竜騎士たちの半数は散り散りに逃げていった。

 だが、グラド軍の竜騎士に関してはまだ士気が下がる様子はなかった。

 

「ベルンの竜騎士団もこの程度か…やはり私のほうが強いようだな?」

 

 グラド軍の竜騎士団を指揮していたヴァルターは終始余裕そうな表情をしている。

 

「さて、半数以下にまで減ってしまったな…私に残りは続け、ベルンの腰抜けとは違うところを見せ付けてやるんだな…さぁピエトロ、私を楽しませろ。」

 

 ヴァルターはそう言うとピエトロのほうに向かってきた。

 

「ドラゴンブレス!!」

 

 ピエトロはそれを迎え撃つがお供の竜騎士は倒れてもヴァルターは倒れなかった。

 

「その程度か、ならば死ね。」

 

 ヴァルターはそういうと銀のやりをピエトロに向かって突きつけた。

 ピエトロはなんとか避けることができた。

 

「そうこなくては面白くない、今のはわざわざ避けやすくしたんだからな?精々泣いて無様に跪け。」

 

 そうヴァルターは語っていた。

 油断さえしなければ気づいていたであろう白騎士たちにはまったく気にも留めずに。

 

「隙だらけでござる!!」

 

 そういって白騎士はジャンピングスラッシュでヴァルターを叩き落した。

 

「くっ…私としたことが油断したか。だが私の邪竜ワイバーンがなくても戦えないわけではない。残念だったな?クックック…」

 

 そうして銀のやりでピエトロを一思いに突き刺そうとした。

 だが、その前にヴァルターの首が飛んだ。

 

「ピエトロ殿にはあまり見せたくない光景だが致し方あるまい。」

 

 そう、すばやく近づいた鬼面童子がヴァルターの首を切り落としていたのだ。

 幸いピエトロ王子はその瞬間を見ることはなかった。

 他の竜騎士を倒していたからだ。

 

「残りは片付けたか逃げてったぜー!!」

「敵、全滅を確認した。これより先の追撃はないと思う。」

 

 デクスとレニが全滅の知らせを届けた。

 

「ふぅ…でも、この床の下にジグソーは落ちていっちゃったね。」

 

 ピエトロはそう言った。

 

「ピエトロ殿、こいつらジグソーを持っていたでござる。」

 

 死体を処理していた白騎士がジグソーを届けた。

 ナーシェンとヴァルターで一つずつ持っていたようだ。

 

「じゃあ、これで二つは集まったんだね。でも一旦下に落ちなきゃ…」

 

 そう言うと白騎士は無謀にも飛び降りていった。

 

「し、白騎士さん!!!」

 

 ピエトロはそう叫んだ。

 

「どうやら、防護ネットみたいなものは重みで破れてしまったようだね。」

 

 レニが冷静に突っ込んだ。

 ピエトロたちはあわてて引き返していった。

 

「だから拙者高いところは嫌なのでござるぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!」

 

 白騎士は自業自得にも程があるような発言をしながら水の中に落ちた。

 そして、宝箱を下敷きにしてしまった。

 ピエトロたちが駆けつけたときは既に白騎士は動けなくなっていた。

 

「白騎士さん、大丈夫ですか?」

 

 ピエトロは白騎士を助け出して声をかけた。

 

「あいやピエトロ殿、助かったでござる。少し衝撃が大きくて気絶してしまっていたようでござるな。」

 

 そういって白騎士は謝った。

 

「…ピエトロ、あれ…多分ジグソー。」

 

 レニはそう言って白騎士がいた地点を指差した。

 

「わかった、僕がとってくるよ。」

 

 そう言ったピエトロはしかしとめられた。

 

「ピエトロ殿、そのまま行ったら服がぬれてしまうでござる。ここは拙者が取りにいくでござる。」

 

 そう言って白騎士が取りに行った。

 すぐにまた上陸した白騎士は拾ったジグソーを渡した。

 数は先ほどのを含めて7つ、まだ3つ残っている。

 

「じゃあ、とりあえず外に出よう。竜騎士の残党たちがいるかもしれないから早く探し出してミカサに戻ろう。」

 

 そういって外に出た。

 

 

 ~テリーのオアシス・駅近くの檻の前~

 

 ピエトロたちはその後億のほうまで調べてみた。

 すると、ロックナッツ族と名乗る生物たちが現れた。

 

「お前たち、俺たちの仲間殺した。許さない。」

 

 どうやら先ほど逃げた竜騎士たちがやってくれたようだった。

 

「僕たちは違うよ、ただこれを探していて…」

「それは俺たちの宝、絶対渡さない!!」

 

 ピエトロたちがどう説得してもロックナッツ族は動かなかった。

 そのとき、竜騎士たちの残党がやってきた。

 

「あいつら、また来た。絶対宝、渡さない!!」

 

 そう言ってロックナッツ族は抵抗をした。

 戦いはロックナッツ族が押される形であった。

 

「かぜのやいば!!」

 

 ピエトロは竜騎士たちを吹き飛ばした。

 風の力で翼を引き裂かれた竜は墜落していってそのまま息絶えた。

 竜騎士に関しては無事だったがピエトロたちの姿を見るなり逃げていった。

 

「お前たち、いい奴。宝、持っていけ。俺たちじゃ、守れない。」

 

 そう言ってジグソーをプレゼントしてくれた。

 

「ありがとうございます!!」

 

 そしてピエトロはもらったジグソーを見た。

 3つそろっていた。

 

「よし、早く戻ろう!!」

 

 そしてピエトロたちはロックナッツ族に見送られながらテリーのオアシスを後にした。




ロックナッツ族はウンガブンガ族よりはマシかなと考えた結果がこちらになります
ついでに今回は残酷な描写タグがお似合いの話になりました。

ナーシェンとヴァルター…わかめ竜騎士繋がりで共演させてみました。
あれ、既にグラド帝国六将2人死んでる…((((

次回はグランティさんぎょうになります
ただ、原作みたいな謎解きは多分あまりありません、チートなあの方大活躍ですから

では、次回をお楽しみに!!
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