この物語は、とある青年が不思議な箱を開けたことによって起きた
本来起きるべきではない出会いと友情の物語である…
異変の始まり
ここは東京・池袋。
一人の青年が非日常を求めフラフラと出歩いていた。
名前は「神坂 翔太」。ネットでは「シント」という名前で活動している。
翔太は退屈な毎日にサヨナラしたいと常に思っていた。そして、今日も夜の池袋をうろついていたのだった。
そんな翔太は不思議な箱を見つけた。中身は不明だが重いわけではなく、むしろ軽いものであった。
翔太はしばし考えたが箱を開けることにしたのだった。
「俺の求めていた非日常の世界、この箱がもしかしたら鍵なのかも!!」
翔太はそう判断し、自分の家に持ち帰ることにした。
そして箱を持ち帰った翔太は自分の部屋でその箱を開ける事にした。
「私ともあろうものが少し緊張してきましたよ・・・」
そして緊張した空気の中、翔太はその箱を開けた。
すると、部屋の中が光に包まれた。
翔太が気づいたとき、その場所は自分の部屋ではなく辺り一体草原になっていた。
いつも使っているパソコンも、自分で一から縫って作り上げた愛用の赤座あかりの抱き枕も、何もかも存在しなかった。
あるのは今自分が身につけていた服と箱の近くに落ちていた自分の帽子と食料袋と3DSなど一部携帯ゲーム機であった。開けたばかりの箱は、どこにも見当たらなかった。
「ここは・・・どこなんだ?俺は確か自室にいたはずだ・・・」
時間も違う、箱を開けたのは大体夜の9時半。外は暗いはずである。だが、自分が今いるところは明らかに昼間の草原である。そしてひざしのよい素晴らしい天気で過ごしやすい気候であった。
「とりあえず…なんかあそこに村みたいなものが見えるな、行ってみよ。」
とりあえず自分の私物を全て拾い上げ帽子を被り一緒に流れ着いたであろう愛用のリュックサックを背負い食料袋を携帯して村に向かった。
ちなみに食料袋の中身はポテチや菓子パンなどすぐ食べられるものではあったが。
栄養状態を考えていないが故におやつ袋みたいなものである。
村の中はのどかな暮らしをしている村人と家畜でいっぱいだった。
ものすごい速さで薪を割る達人や切り株ですやすやと眠るおじいさんなど平和そのものといっても過言ではないものがそこにあった。
「あの~、ここはどこなんですかね?」
翔太は切り株に座り眠っているおじいさんに声をかけた。
「ほえ・・・?ここはタキネン村じゃ。おや、城下町では最近そんな格好が流行っておるのかのぅ・・・?」
翔太は疑問に思った。
服装はそれなりに見苦しくないTシャツの上にパーカーを着てジーンズを着用したそれなりに外に出るような服装であった。
外見年齢が実年齢18歳には見えない出で立ちである事には違いないがそれなりに見苦しい格好はしていない。
それに、タキネン村という村は日本には存在しない。
日本の村と聞いて一部田舎にある○○村みたいな地域しか知らない。
ましてや、漢字表記には思えないような村の名前が日本にあるとは到底思えなかったのだった。
どうやらタイムスリップしたというバカな話は存在しないようであった。
「タキネン村・・・一体俺は池袋の自宅からどこまで飛ばされたんだ?」
村の中心で翔太は呟いた。
しかし、翔太はこのとき知らなかったのだ。
この世界は現実の世界ではなく、剣と魔法の世界。そして、この国の名前がポポロクロイス王国ということに。
「おやあんた見かけない顔だね。どこから来たんだい?」
見知らぬおばさんに声をかけられた。
「俺は・・・神坂翔太って言います。池袋には戻るにはどうすればいいのかわかりますか?」
おばさんは顔をしかめた。
「イケブクロ?あたしゃそんなもの聞いたこと無いよ。旅の人だろうけどとりあえず行く当てがないんならあたしの家に来るかい?何か事情がありそうだからねぇ。ほら、遠慮するんじゃないったら!!」
そして翔太はおばさんの家に行く事になった。
「あたしはここの村長の家族だよ。あんた、見かけないけど本当はどこからやってきたんだい?」
翔太は日本の東京都にある池袋というところから来たこと詳細に説明したがおばさんたちにはさっぱりわからないようだった。
「あたしらにはさっぱりわからないねぇ。そうだ!!この森にはすごく物知りで大体のことはわかるギルダさんという魔女がいるんだよ。もしかしたらあの人なら何かわかるかもしれないよ?場所を教えてあげるから、ちょっと行ってきたらいいかもしれないよ?」
そして簡単な地図を描いてもらった翔太はその日はおばさんの家に宿泊する事にし、翌日の朝ギルダさんという人の家に行くことにした。
「ここがギルダさんという人の家かぁ・・・」
内心翔太は心を躍らせていた。願っても無かった非日常の世界に来たのだから。
そして翔太は木で出来た梯子を登り、その門戸を叩いた。
中から出てきたのは、なんと魔物であった。
「何者かしらねぇけどよぉ、こんなところに何も武装せずに来るとはいい度胸してんじゃねぇかぁ?一思いに殺してやるよぉ!!!!!!!」
流石に命の危険が迫ってきたので思わず逃げ出してしまった。
翔太の事を魔物が追ってくる気配は無かった。
気づくと翔太はきれいな泉のところに来ていた。
「ここはきれいな場所だなぁ・・・」
するとそこにピンクの服を着てピンクの可愛らしいとんがり帽子を被った女の子がやってきた。
「あら・・・?あなた誰・・・?」
そして、質問されたので思わず自己紹介してしまった。
「あ、その・・・俺は神坂翔太っていいます・・・ネットでは、シントと
名乗って活動してます・・・はい。」
すると女の子は
「とりあえず、ギルダ姉さんのところに行きましょう。」
といってついてくるように促した。
(ギルダ姉さん・・・?)
翔太は疑問に思ったがとりあえずついていくことにした。
そして、着いた場所は先ほど魔物が現れたあの家であった。
「ここよ、私とギルダ姉さんの家。ギルダ姉さんなら何かわかるかもしれないから、何か質問してみるといいわ。」
こうして翔太は無事にギルダの館に入ることが出来たのであった。
「おやナルシア、おかえり。ん?その人は、さっきここに来た・・・?」
奥からおばあさんが出てきたと思ったら翔太を見て顔をしかめた。
「ギルダ姉さん、多分この人は大丈夫よ?」
そして、改めて翔太は自己紹介をした。
その後、ギルダさんは考え込んでしまったがやがてこういった。
「多分だけどね、あんたはこの世界の人じゃないだろ?これはあたしの推測だけど、あんたの世界には魔法なんてものは存在しないだろ?」
見事に正解であった。
「困ったね・・・とりあえず、最近行方不明者が急増しているし何らかの関係はありそうだねぇ。そうだ、東の国にラダック仙人という人が住んでいるんだけど、あの人の力を借りる事ができればもしかしたらいいのかもしれないねぇ・・・ナルシア、あんたシントを連れてお城にいきな。パウロ国王にも説明しないといけないし、サボーという奴の知恵も必要かもしれないからねぇ。あたしはもう少しここで文献を漁っておくからさ。」
そしてナルシアという名前のさっきの女の子と共にポポロクロイス城に向かう事になった・・・
だが、翔太はおろかポポロクロイス王国民の全てがまだ知らなかった。
この世界にまだポポロクロイスの世界とは違う人たちが紛れ込んでいるという事実に・・・
「親父ィ・・・なんなんだぁ?この場所は・・・?」
ものすごい筋肉をつけた謎の男がもう一人の男に声をかけた。
「・・・。多分ここは俺たちの知っている場所ではないだろう。そして、ここがどんな
場所なのかを知るものはいまい・・・」
話しかけられた男が先ほど声をかけた男に声をかけた。
二人はどうやら親子のようであった。
結構作者の文才が無いのでかなり物語自体はサクサク行きます
色々書き足したほうがいい気もしますがとりあえず後でそういうのは考えていきたいなと思います。
それと、ストックはそれなりですが今度XP終了の件についてですがPCがそれまでに買い換えられそうに無いので4月9日以降は多分しばらく停滞すると思います。
それまでの期間で出来るだけ更新しますのでどうぞお楽しみください。