一つの箱の物語   作:ミカりん

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今日でストック分残り2~3つ全部載せきりたいと思いますw
ちなみにサクラ大戦の世界なのにポポロクロイスのキャラがかなり多いですw

どうでもいいけどサクラ大戦では紅蘭が一番すきなんです、はいw


漢のロマン

 帝国華撃団花組の隊員である李紅蘭と行動を共にしたピエトロとナルシアは帝都から少し離れた土地にやってきた。

 

そこには山があり、山に建てられたとある見覚えのある建造物が見えてきた。

 

「や、やっぱり・・・」

 

ピエトロとナルシアの二人はもう男の正体が完全にわかってしまっていた。

ピエトロはこの建造物を見て流石に気づいたようだった。

 

「ほんま、うちもこういう技術を身に付けたいわぁ」

 

 紅蘭は目を輝かせてそう言っていた。そして、町に突入した。

 

「いらっしゃいまヒー!!おや、これはこれはポポロクロイスのバカ王子様、また魔王様のお城に遊びに来てくれたんでフね!!魔王様でヒたらいつものようにお城でふんぞり返っていることと思いまフよ♪」

 

 そして、いつものロボットが歓迎の言葉をかけてきた。これもいつもの事である。

 

「ピエトロはんもこういうの見たことあるんかな?」

 

 紅蘭に質問されてピエトロは

「はい、僕が10歳のときと12歳のときと15歳のときに・・・」

と答えた。

 

 ピエトロは氷の魔王との戦いの前、10歳の誕生日のときに知恵の王冠強奪事件が起き、その後もフライヤーヨットのプロペラスクリューを取り返すために臨時で立てられたお城にやってきた。また、2年後の夢幻魔王イドとの戦いのときに同じく城ごと迷い込んだと思われるこの城の主と再会し、更に3年後にはロマーナのジルバ王女誘拐事件の際にお城に潜入している。ピエトロは4回、ナルシアは3回である。

 ナルシアは夢幻魔王イドの時には戦いに参加していないからだ。

 

 そして、いよいよお城が目前になった。

 

「あ、そうそういい忘れてたわ。今は確か魔王城の警備ロボットの試運転のためにうち以外は多分襲い掛かってくるから気ぃつけてな。」

 

 さらっと恐ろしい事を言うものである。

 しかし、こんなものは既にピエトロたちは慣れっこであった。

 ピエトロたちはお城に突入した。

 そして、警備ロボットを蹴散らしつつついに最上階の司令室にたどり着く事ができた。

 

『ガーーーーハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ』

 

 司令室では聞いたことのあるような笑い声が聞こえてきた。

 

『来たな侵入者共め。このガミガ・・・じゃなくて、魔装蒸気大魔王様に歯向かうなんざ、10000000000年はや~い!!!!!!この帝都の蒸気の力を応用してさらにパワーアップを遂げたこの最新兵器でお前たちを蹴散らしてくれるわ!!!!!!!!!!!!』

 

 なんだかヘンな名前の魔王はやる気を見せていた。

 しかし、ピエトロの顔を見て驚いた様子で叫んでいた。

 

「お、お前は・・・ピエトロ!!それとナルシアちゃんまで・・・!!」

 

 魔装蒸気大魔王は目の色を変えて怒り出した。

 

「やいピエトロ!!なんでお前ばっかりもてるんだ!!くっそー、ギッタギタにしてやるぞ・・・!!!!!!」

 

 しかし、紅蘭はちょっと呆れてしまっていた。

 

「あの・・・うちもおるんやけど・・・?」

 

 そして、襲い掛かってきた。

 

「やっぱり戦うんだ・・・」

 

 ピエトロたちは少々呆れつつも戦いを始めた。

 しかし、ナルシアの魔法やピエトロの技が魔王に通用しているようにはとても見えなかった。

 

「かぜのやいば!!」

 

 ピエトロは自信の得意技でもある剣に大気の力を込めて敵にぶつけるかぜのやいばを放った。

 

「ウインドシュート!!」

 

 ナルシアは呪文を唱えて風の刃を作り出し敵にぶつけた。

 二人の技は魔王のロボットのボディを前にキズをつけることすら出来なかった。

 

 

『ガーハッハッハ!!今回のはピエトロ!!お前を倒すために作った奴だ!!風で切り裂くことはできんぞ!!』

 

 そうやって魔王はいつものように油断していた。

 

「切り裂く・・・そうよ!!ピエトロ、あの蒸気パイプを攻撃したら通用するんじゃ?」

 

 その意見に賛成したピエトロは魔王の攻撃をかいくぐりナルシアと力を合わせて強い風を生み出し魔王のロボットの弱点にぶつけた。

 

「エア・シューター!!!!!!!!」

 

 二人の協力技は魔王のロボットの配管に見事に命中し、配管は見事に切り裂かれて飛んでいった。

 

『うん?あ"----------!!!!!!!!!!!!!!俺様のロボットの蒸気配管は

1本でもなくなると自爆してしまう!!!!!!!ぎゃああああああああああ!!!!!!!!』

 

 そして、魔王のロボットは大爆発を起こし、ついに魔王を撃破することが出来たのだった・・・

 

「魔王はん・・・蒸気機関の技術を生かすんなら弱点くらい無くすように心がけたほうがええんとちゃうんか・・・」

 

 紅蘭はそっと呟いた。

 

「ぶっはーーーー!!!!!!!!!!!!」

 

 ロボットのコクピットから1人の男が出てきた。

 白いひげを生やし、赤い鎧に身を包んで眼にはゴーグル。やはり見覚えのある人だった。

 

「やっぱり・・・ガミガミ魔王さん!!」

 

 ピエトロはそう話しかけた。

 

「やい、ピエトロ!!これで負けたわけじゃないからな!!」

 

 そしてガミガミ魔王と呼ばれた男は壊れたロボットから颯爽と飛び降りた。

 

「魔王はん、今回は頼みごとがあってきたんよ。」

 

 紅蘭が魔王に話しかけた。

 

「あー、なんだお前か・・・何があったんだ?よりによってピエトロを連れて。」

 

 魔王は邪険に扱いつつも質問した。

 そして、紅蘭から聞いた話を聞いて目の色を変えたようだった。

 

「何、氷の魔王だと!!」

 

 ガミガミ魔王もかつてピエトロたちと氷の魔王や美の女神マイラを倒してポポロクロイスを救った仲間の1人だった。動機はかなり他の人とずれていたとはいえ氷の魔王のことはよくわかっているつもりだった。

 

「ねぇガミガミ魔王さん!!あなたの力も必要なの、お願い!!力を貸して!!」

 

 ナルシアはそうお願いをした。

 同じポポロクロイス王国から来てしまった人同士、そして氷の魔王という共通の敵を前にして、ガミガミ魔王の力も借りたいと思っていたのだ。

 

「あー・・・仕方ねぇ。ナルシアちゃんと紅蘭の頼みなら聞いてやらんこともねぇな。しょうがねぇなぁ。付き合ってやるよ。」

 

 そして、ガミガミ魔王が仲間になった…かに見えた。

 

「おっとっと・・・あ!!!」

 

 魔王は忘れていた。

ピエトロを倒すための最後の切り札、漢のロマン・・・自爆スイッチをしっかりと準備していた事に。

 

「魔王さん・・・それって、もしかして・・・?」

 

 ピエトロは嫌な予感がした。

 

「あ・・・忘れてた。漢のロマン、自爆スイッチを出してたの。そして・・・押しちゃった・・・」

 

 そして、城全体が揺れ始めた。

 

「がは、はは、あーはっはっはっはっはっは!!あばよピエトロ!!ナルシアちゃ~ん、また後でね♪」

 

 そして、魔王はイスの形をしたエレベーターに乗り上に行ってしまった。

 

「ピエトロはん、ナルシアはん!!いつもこういうときどないしてんねん!!」

 

 紅蘭は流石に慌ててしまっていた。

 

「えーっと、確かいつものパターンだとあっちに魔王さんの部屋があってそこにはダストシュートがあってそこから外に抜けられる仕組みに・・・」

 

 と、ピエトロは簡単に説明して部屋に飛び込んだ。

 案の定そこにあったのは昭和の香りが溢れる四畳半とダストシュートであった。

 

「中々楽しそうやな・・・うちが一番に飛び込むさかい、はよ来てや」

 

 そういうと紅蘭は真っ先に飛び込んでいった。

 

「さ、ナルシアも早く!!」

 

 そしてナルシアが飛び込み最後の確認をした後ピエトロも入った。

 そこから抜けた先は町を出たところにあったゴミ捨て場みたいなところであった。

 

「楽しかったけど、においが流石にきついわぁ。機械のにおいは大好きなんやけど・・・それ以外の臭いのは流石に抵抗感あるわぁ」

 

 そして、一同は途中の宿でにおいを落としつつ帝都に帰っていった。

 

 

 

一方、時を少し遡ってピエトロたちが魔王城に出かけた後、大帝国劇場では翔太が大神とベジータの二人から特訓を受けていた。大神のときはドンとゴンの二人も一緒であった。

 

「翔太くんも何も出来ないのは困るから、自分でも少しは強くならないとね。」

 

 ということで、稽古をつけてもらうことになっていたのだ。

 その後、昼食を食べた後ベジータに何故か少しはなれた人気の無い場所に連れて来られて1人特訓をする生活をしていた。

 

「貴様の甘ったれた根性、このベジータ様が鍛えなおしてやる!!」

 

 と、舞空術の練習からみっちりと特訓を受けていた。

 そのおかげかいくらかましになっていたほか、3日目には何とか飛べるようになり、技を教わっていた。

 

「いいか、これから貴様に教えるのは・・・狼牙風風拳だ。」

 

 そして、ベジータは地球の戦士、ヤムチャの必殺技で敵にすばやい連打を浴びせる技を翔太に伝授した。翔太はなんとかそれを最終的には使いこなす事が出来た。

 

「貴様のその技は正直強くない。ハッキリ言って弱い技だ。だが、上手く使えばそれなりに戦う事はできるだろう・・・大神とやらが基礎訓練をしているからかここまで良く付いてくる事が出来たな。戦闘力もいくらか上昇しているだろうな・・・今度時間があるときにギャリック砲くらい教えてやろう。」

 

そして、ベジータに連れられ生活の拠点となっている大帝国劇場に戻っているとき、空から赤い物体が帝都に落ちていくのが見えた。

 

「あれ・・・!!まさか銀座の方に!?」

 

その赤いものの正体は炎に包まれたガミガミ魔王の脱出ポッドであるが、ガミガミ魔王のことを知らない二人には知る由も無かった。そして、ベジータが気づく頃には銀座に墜落し周囲が炎上してしまった。

 

「な・・・!!なんだアレは・・・!!」

 

 ベジータも墜落した音で流石に気づき、叫びながら飛んでいった。

 翔太も習得したばかりの舞空術でベジータよりも遅いスピードながらも現場に急行した。

 

 現場には既に消防などが到着し消火活動に当たっていた。

 また、墜落現場の近くに大帝国劇場があったので大神たちも現場に来ていた。幸いにも劇場に被害は無かった模様である。

 

「翔太くん、ベジータくん、これはどういうことなんだ!?」

 

 大神は慌てていた、こんな異常事態が発生したのだから当然である。

 

「わかりませんけど、向こうから飛んできて・・・」

 

 そういいかけたとき、消防の人が大声を上げた。

 

「おい!!中に人がいるぞ!!」

 

 全員が驚愕の声を上げた。

 そして、そこににおいを落とした紅蘭たちが帰ってきた。

 

「大神はん!!そんなかに多分やけどあの人が!!」

 

 紅蘭は宿で休憩してにおいを落とした後、蒸気バイクに乗り込み先に行ってしまったのだ。ピエトロとナルシアの二人は箒に乗って空を飛んでくるとのことだった。

 

 

「紅蘭!!詳しいことを知っているのかい!?」

 

 そして、紅蘭はそれまでの状況を説明した。

 状況を把握した大神は中にいたガミガミ魔王を救出した。というより、消火活動の最中に飛び出してきたガミガミ魔王を保護した、といったほうが正しいのだが。

 その後、今回の事は完全な事故なのでお咎めなしとなったが、被害を受けた人のための奉公活動を命じられ、当分の間は何も出来ない状況になりそうであった。

 

 それから、ガミガミ魔王の迷惑な事件も終結し、一旦は帝都に平和が戻ってきた。しかし、まだ10月の中旬なのにかなり寒くなっていた。最近では雪も降るようになり、異常気象と号外が出るほどとなっていた。

 

 

 

 

「氷の魔王様の復活も近い・・・後は器さえ手に入れば・・・」

 

 暗闇の中でヤブーたちが不気味に微笑む。

 そして、帝都はさらなる危機を迎えるのだった・・・




ポポロクロイス物語の定番であるガミガミ魔王城での戦いは結構ギャグ要素を盛り込んだ形になったと思いますw

どうでもいいですけどガミガミ魔王は悪の天才発明家を自称しているので
同じ発明家の紅蘭とは何か共通点があるんじゃないかなというネタで今回出しましたw

二人とも、作品の中ですごく大好きなキャラなんですけどね

それと、翔太は大神との稽古で体を鍛え、その後ベジータから実践での戦い方を学んでいます。狼牙風風拳を最初に教えたのは単純な技だからですwww

ちなみにヤムチャご本人の登場は未定です。
というか、ドラゴンボールキャラを出しすぎると戦闘力の高さから他よりもすごいことになりそうなので出すとしても前のブロリーみたいなときにでもならない限りどうにもならないと思いましたw


翔太のバトルシーンは後々ちょっとずつ書かれていくと思います
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