エルフナイン「早く!早く医務室へ!」
医者「生命維持に、全力を注げ!緊急手術を行う!なんとしてもこの子の命の灯火を守るぞ!この子は…我々の切り札なんだ!」
エルフナイン「まず、皆さんが無事だったのはアマルガムがゼウスの強すぎる攻撃に自動作動し、各シンフォギアが装者の身の安全を図った為、皆さんは比較的軽症ですみました」
エルフナイン「響さんは…その攻撃を解除後も受けた為…2発目は人体で受けており…」
エルフナインが重い口を開いた。
エルフナイン「この状態が後数日続いた場合、生存率が格段に下りますもし、例え意識が回復しても…一生、寝たきりになる可能性も…」
未来「エルフナインちゃん…」
エルフナイン「はい…」
未来「響は…死ぬの?」
エルフナイン「…それは、響さんの頑張り次第です」
未来「…響が死んだら!恨むから!エルフナインちゃんを一生…恨むから…恨むから!」
翼「…小日向っ!私も奏が死んだ時、何もしなかった自分を恨んだ…しかし、エルフナインを恨む姿を見たら立花は…どう思う?」
エルフナイン「良いですよ…翼さん、恨みを買うのは…慣れてますから僕なんかで…よ、良ければ恨んで下さい、それで気が少しでも紛れるのなら」
未来は涙を流して、全く動かない立花響の胸で静かに泣き伏せる
クリス「バカ野郎…寝てるんじゃねーよ、嫁を泣かすなよ…なあっ!ふ…ふぇ…ちょっと外行ってら」
調(クリスさんは、明らかに涙声だったし…泣いてた…切ちゃんはさっきから鼻すすりまくってるし…目、(つд⊂)ゴシゴシしてるし私?みんなが泣いたら前に進めなくなるから…悲しみを噛み殺してグッ…耐えてる…慣れてるから!うん…?慣れてる?私にもこんな事があったの?覚えて無いけど)
マリア(お願い、良い神様…響を助けてあげて…セレナ…?セレナ?妹のようにはさせないもう、大切な人を殺させはしない!)
響の微かな混濁した内面の意識に現れた、かの日のかの世界で別れた少年の残像を表して
響「ここは、どこだろう」
シェム・ハ「久しぶりだな神殺し…」
響「私…神殺しって言うの?」
シェム・ハ「うん?貴様…自分の名前も分からぬのか?」
響「はい…」
シェム・ハ「では…この少年もか?」
シンジ「響さん!僕ですよ!シンジです!」
響「シンジ君…誰だっけ?」
シンジ「なら…口づけで!」
チュッ
響(ンアッ…あれ?私…これ、自分からやった事あるような…あれ?この、温かい感触…唇の感触…キスの味…あっ!思い出した)
「シンジ君…もう二度と会えないと思っていたけれど…また、会えた!」
シェム・ハ「思い出したか立花響…」
響「!シェム・ハさん!お願いがあります!私を、本来の小日向未来の元へ返して下さい!」
シェム・ハ「良いのか?また、戦いへ身を投じるのか?このままここでシンジと過ごしても良いのだぞ?」
響「私は未来とって太陽なの…太陽が無くなったらみんな、特に未来は困るの、だから…お願いシェム・ハさん!」
シェム・ハ「分かった、良いだろう戻そうお前を…いつの日かまた、会おうぞ」
響「はい!」
響が返事をすると、眩い光が目の前に見える
響「知らない天井…いやっ!知ってる天井だ!」
未来「響…?」
エルフナイン「響さん!?立てますか?」
響「え?ちょっとボケ〜としちゃうけどほい!」
響はベッドから起き上がるように立ってみせた
響「イタタ…」
エルフナイン「…まさか、後遺症も何も発症しないなんて…奇跡が起きたのかな…あ!先生を呼ばなきゃ!」
医師「問題…無いですね」
未来「良かった…良かった…」
医師「むしろ…問題がある方が多いですよ…ここまで意識不明だと」
診断の結果、流石に全身を打撲したような痛い感覚はあるがエルフナインが危惧した、一生物の怪我は負わずにすんだ。
弦十郎「響君!無事だったようだな!良かった…」
響「作戦があるんですよね?そう、皆から聞きました。」
弦十郎「あぁ、全知全能の神…ゼウスの攻撃後、この地点に何らかの動きがあったようだしかし…響君は休みたまえ」
響「その地点には何が…はい、そうですよね」
弦十郎「地点Aは日本、そして、B地点は…ウクライナ、現在のチェルノブイリ原発所跡付近だ」
ウクライナ チェルノブイリ原発所跡付近
切歌「ここが、チェルノブイリ原発所跡…デスか…」
エルフナイン「はい…皆さん!防護服とマスクは付けましたか?」
翼「その手にある装置はなんだ?」
エルフナイン「ガイガーカウンターと呼ばれる放射線を計測できる装置ですTERRAなんちゃらって書いてありましたねそれの黄色Versionですね…」
切歌「やっぱり高いんデスか?数値は」
エルフナイン「えぇ、高いですよ…やっぱり放射線事故は向こうを永遠に穢す事になりますからね…」
全員、バスを降りて反応が示す場所まで歩く
響はその国のホテルにて、休養しながら他の装者の無事を祈る…何かあれば彼女も駆り出される身であるから
マリアは神妙な顔立ちで歩いている
マリア「ここが…私の本来の生まれ故郷」
調「生まれ故郷?マリアは確か、ウクライナの首都で生まれたんじゃ…」
マリア「おじいちゃんはね…事故が起きた時、チェルノブイリ原発で作業員として働いていたの、その日は丁度非番であそこにはいなかったみたいだけど…事故後もおじいちゃんは自分の職場がしでかした人類史上最悪の原発事故の作業員として働いたの
せめて、少しでも、未来の私達に…この惨劇を見せまいと、もうこんな惨劇はもう二度と起こさせ無いと…願い、死んでいったの癌が原因でね…過去の世界が起こした悪夢をこれ以上、先の世代に引き継ぐ訳にはいけない!」
そして、反応があった所へ装者達はたどり着いた。
緒川「敵性反応!?」
切歌「…なんデスと!」
調「というか、何か敵…形が崩れてる?何これ…」
マリア「まさか…放射能!?」
「そのとおりだ…」
そこに現れたのはシェム・ハであった。
翼「シェム・ハ…」
マリア「やはり…人類が間違っていたのかも知れないわね…」
シェム・ハ「自然の摂理を壊しこの地を変えたのは他ならならぬお前達、人類である…」
翼「血塗られた人の歴史…否!我々の手によって変える…変えてみせる!」
シェム・ハ「フッ…貴様らも武器を持っているだろうが!」
切歌「これは…シンフォギア!」
調「人類の希望…バラルの呪詛が無いのなら!」
マリア「世界は…人類は…一つに!戦争の無い世界に出来るかも知れない!」
シェム・ハ「…フフッお前達なら、そう言うと思っておったぞ」
マリア「!?」
シェム・ハ「ゼウスか…厄介な相手が敵になったな」
切歌「力を…貸してくれるんデスか?」
シェム・ハ「確かに…人の歴史は血塗られている…それを変えてみせると言うのだろ?なら、我の力を貸そうぞ…神殺しはどうした?」
ウクライナ首都 ホテル
響「…回復した?」
シェム・ハ「ディバインウェポンの例の平行世界へ肩代わりさせる技の応用よ…」
響「って事は…ムスッとした響にダメージが…」
シェム・ハ「ムスッと…?」
切歌「これで!神殺しも復活して万々歳なのデスか?」
シェム・ハ「我が与えられる力は…「絶対なる障壁《アブソリュート・バリア》のみである…これは防御技だな…攻撃となると奴しか居らん…」
響「教えて下さい!奴って誰ですか?」
シェム・ハ「エンキ…奴しか居らんよ…攻撃を司るアヌンナキは」
次回につづく