つまんない。
ずーっと、つまんない。
周りにいっぱい、みんないる。
でも、みんな戦って、戦って、みられて、戦って、みられなくなって、いらなくなって、いなくなって、作られて。
みんな、楽しいことしない。
楽しいことしよーってしても、ムシされる。
みんな、わかってるのかな?
それとも、みんなキライなのかな?
みてる人たち、みんなトクベツって言う。
ずっと生きのこってて、それに緑のもよべるから。
妹、っていうみたい。味方らしい。でも、よわいからみんなすぐいなくなる。
おはなしは全然できない。つまんない。
みてる人たち、みんな楽しいことしてくれない。
みてるだけ。きょーみは無いみたい。きょーみあるのはトクベツだけみたい。トクベツだから、みんな見る。
つまんない。つまんない。ずーっと、つまんない。
――――――――
ある日、いつものように誰かきて、みんな戦った。
誰かきたら、戦う。
まけたら、死んじゃう。誰かがみんなを死なせちゃう。みんなが誰かを死なせちゃう。
でも、べつにいい。いつものこと。
誰かを死なせたみんな、みてる人たちに褒められる。みてる人たち、とってもよろこぶ。
でも、みてる人たち、みんなをみてない。
だから、みんなを褒めてない。
全然、うれしくない。楽しくない。つまんない。
だから、あんまり死なせたくない。褒められてつまらないの、すっごく嫌。
その日、きた人。すっごく強かった。
みんな、どんどん死んじゃった。
きた人の仲間も、とっても強かった。
戦ってみて、強くて、死んじゃいそうになって、にげちゃった。
楽しくないまま死んじゃうの、嫌。
いつもは、死んじゃいそうにならないし、にげてるあいだにみんなが死なせちゃうから良かった。
でも、その人はみんな死なせちゃった。
最後になっちゃった。
みてる人たち、ちょっと怒ってた。でも、強いのみてよろこんでもいた。
どっちでもいい。あんなの。
緑のいっぱい出したけど、意味なかった。
ナイフみたいなので、みんなズバズバ切ってった。
足もはやくて、すぐ追いつかれちゃう。
で、また死んじゃいそうになっちゃった。
こんどは、もうにげられなかった。
その時、その人はなにもしなかった。
ナイフでズバって、みんなみたいに死なせなかった。
なんでだかわかんない。不思議。
そっから、お話、してきた。
仲間にならないか、って言ってきた。
不思議な人。まっすぐなのに、おかしくて。やさしそうなのに、みんなへーきで死なせちゃって。でも、やさしく話してきて。
不思議な人で、おもしろそうだった。
わたしに話かけてきた、はじめての人。
その人が、しゅー様だった。
――――――
それから、わたし一回にげた。
そして、今のすがたになった。
しゅー様やしゅー様の仲間のみんなみたいに、人っぽい姿になった。
なにより、わたしはもう、わたしになったから。
話かけてくれたから、わたしになれた。
それから、変な道具に入れられて、しばらくしたら出てきて。
そして、名前をつけてくれて、お洋服をくれて、パーティをしてくれた。
パーティ、おいしいのいっぱい。お洋服えらびも、ステキなのいっぱい。
どれもどれもとーっても楽しかった。
わたしの名前は、フラニカ・メノウィってのになった。
たしか、フラニカ・メノウィ・シュクロ=コゴートだって。長いからフラニカとメノウィだけでいいや。
いちばん、メノウィがすき。
だから、メノはメノって呼ぶことにした。
とってもかわいい。
しゅー様もみんなも、とってもやさしかった。
みんな、メノのことをちゃんとみてくれて、メノといっぱい楽しいことをしてくれた。
みんなと一緒だと、とっても楽しかった。
だから、メノはみんなが大好き。
大好きと、楽しいがいっぱいで、メノいま、とってもしあわせ。
あと、おいしいとゆっくりもできるからしあわせ。
ぎゅっもちゅーもできるから温かくてきもちよくていっぱいしあわせ。
――――――
『――そう、それは良かったわね。メノ』
うん、良かった。
で、なんでそんなこと聞いたの、わたし。
『うん? ちょっと気になってねえ、アンタが退屈してたら、ちょっとこらしめてやろうかと』
ふふん、今のしゅー様とっても強いから、わたしもボコボコになる。
『ガチの外なる神を舐めないで欲しいんだけど?』
最近のしゅー様のしゅみ、神殺し。
だからわたしもヨユー。
『……ほんと、イイシュミしてるわね、アンタのしゅー様も』
流石しゅー様。
『……そういうことにしといてあげるわ』
じゃあ、わかったらはやくあっちいって。
メノ、ぐっすり寝たいの。わたしがジャマしてるから、ぐっすりじゃないもん。
『えー、もうちょっとお話しましょーよ』
はたらけにーと。
『はいはい、分かりましたよ。お邪魔してごめんなさいねー』
わかればよろしー。
『ん、じゃあ元気でやりなさいよ』
んー、わかってる。
『じゃあまたね、メノ』
またね、わたし。
…………やっと、行った。わたし、口うるさいからキライ。ジャマしないでほしい。
……………………。
…………うー、なんか目、さめたくなる。
一回おきよっかな……でも、まだ寝たい。
ん…………。
…………あっそうだ。
一回おきてしゅー様のとこで寝よ。
一回おきれるし、もっかい寝れるし、温かいしカンペキ。
しゅー様ぎゅーってして寝るの、メノとっても大好き。温かくて、やさしくて、とってもおちつく。
きょーは誰もいないかなー? たぶん、いない気がする。うん、さっそくしゅー様のとこにいこー。
それじゃ、おはよーございますー。
そしてしゅー様、おやすみなさい……♪