ポケモンと現実の混ざった世界で   作:チュロッシー

21 / 39
19.五つ目

キンセツシティのポケモンセンターで目覚めたタツキはシャワーを済ませ、ポケモン達と朝日を浴びていた。

昨日は疲れからか部屋に帰って来るとすぐに寝てしまい汗を流せなかった為、今朝目が覚めてからシャワーを浴びたのだ。

 

ポケモンセンターでポケモン達と朝食を済ませ次のジムのある町、フエンタウンを目指し、自転車を漕ごうとして止まる。

 

(ゴーグルが無いと砂漠のポケモンを捕まえられないな…。売ってるかな?)

 

とキンセツシティのショッピングエリアへ移動する。

幸いな事に観光でタツキと同じくゴーグルを求める人が多いらしくここ最近取り扱う様になったとの事だった。

 

無事ゴーグルを購入したタツキは、今度こそフエンタウンを目指し自転車を漕ぎ出す。

 

途中砂漠には寄るつもりは無かったが、今後ほのおのぬけみちの探索もする事を考えると先に探索しておいた方が良いかもしれないと寄り道をする事にした。

 

(フライゴンは種族値的に見たら微妙だけど何か好きなんだよな。この世界、バトルでは6体選出しなきゃだけど持ち歩ける上限がないからなぁ。ナックラー捕まえたら育てようかな。)

 

そんな事を考えながら砂漠を探索し、ナックラーを手持ちに加える。

化石を探してみたが見つからず断念した。

 

タツキは、ナックラーを含めた手持ち達のレベリングを行いながらフエンタウンを目指す。

 

砂漠はやはり暑く、砂漠から離れ少し暑さが和らいだ所で木陰を探して昼食にする。ポケモン達をボールから出し、それぞれの食事を用意する。用意が終わるとナックラーの紹介を行う。

 

「みんな、今日から仲間になったナックラーだ。仲良くしてやってくれ。」

 

「シャモ!」「サーナイ」「グラー!」

 

「クラァッ!」

 

古参組を前に右前足?をヒョイっと振り上げて挨拶するナックラー。

先輩になったグライオンが甲斐甲斐しく世話を焼いている。同じく地面タイプで何か感じるものがあるのだろう。

 

食事と休憩を終えるとフエンタウンへと進んでいく。

 

道中何度かバトルも挑まれ、ナックラーのいい経験値になってもらった。少しでも早く進化したいらしく多くのバトルをナックラーに頑張ってもらっている。

どうやら先程の昼食の際に古参組と話している様だったがその時に何か思う事があったのだろう。

 

(やる気がある事はいいが、オーバーペースにならない様に見てやらないとだな。)

 

小さな身体で大きな相手に向かっていく姿は見た目以上に逞しく見えた。

 

そうしながら道を進んで行くと前方にロープウェイの乗り口が見えて来た。チケットを買い一度ロープウェイでえんとつやまの山頂を目指す。

 

ゴンドラ内はタツキしかいなかった為、ポケモン達を出し一緒に景色を楽しむ。

 

グライオンはフェルに抱かれており、ナックラーはタツキが抱えていた。

 

「ナックラー。」

 

タツキが話しかけると景色を見ていたナックラーがタツキの方に顔を向ける。つぶらな瞳と視線がぶつかる。

 

「俺がロープウェイを使うのはこれが最初で最後だ。次は、お前が大きくなって俺を乗せてこの景色を見せてくれ。」

 

タツキがそう言うと先程よりも目を輝かせ何度も頷き

 

「クラァーー!」

 

やる気に満ちた声を上げる。それを見ていた古参組の目は幼子を見守る親の目の様だった。

 

山頂に着き、すぐにフエンタウンへ向け下山を開始する。

登山道の途中でも捕獲、レベリング共に欠かさず15時頃にはフエンタウンに到着した。

ポケモンセンターでポケモン達を休ませ、タツキも一息つく。

 

回復が終わるとすぐにフエンジムへ挑戦する。

 

 

 

 

     *** ***

 

 

 

 

今回は、ナックラーのレベリングも兼ねていた為、若干時間が掛かったものの何の危なげもなくバッジをゲット。

 

(これで五つ目のバッジ。あと三つでチャンピオンリーグ大会へのエントリー資格がもらえる。)

 

ホウエンにタツキが来てから十日、うち三日が論文の作成。その為実質一週間でバッジを五つ獲得している事になる。さらに捕獲などに時間を割かなければもっと早かった可能性がある。

 

夏休みは、後三週間。それまでにバッジをあと三つ。それからポケモン図鑑を貰ったことで図鑑のページを埋める事も目標の一つとなっていた。

 

この後、残すジムはヒマワキ・トクサネ・ルネの三ヶ所。順路的に行くならヒマワキだが流星の滝にも行きたい。とタツキは考えていた。

 

(どのみち分布調査で行くんだけど、今回にするか次の機会にするか…。)

 

と悩んでいたが、ポケモンセンターに併設されている無料の天然温泉に浸かっていると、思い立ったが吉日という言葉を思い出す。

次の目的地は流星の滝に決めた。温泉から出たら明日の準備をしなければいけないなと思いながら、日頃の疲れを取る。

 

温泉から出たタツキはフレンドリーショップで道具の補充を行い、ポケモンセンターで部屋をとる。

荷物を部屋に置き、食堂で食事を済ませる。明日の移動の事を考え、この日は早めに横になった。

 

 

 

*** ***

 

 

フエンジムでのバトルで見事ナックラーは進化した。

手持ちになり砂漠での探索、フエンまでの道のり、そしてジム戦でのバトルでレベルを15近く上げた事になる。

 

 

ーーー   ーーー

 

 

シャモ(バシャーモ) レベル45 かわらわり ビルドアップ でんこうせっか ブレイズキック

 

フェル(サーナイト) レベル45 めいそう ムーンフォース サイケこうせん 10まんボルト

 

グライオン レベル43 ポイズンヒール

   どくどく まもる じしん みがわり

 

ビブラーバ レベル37 ふゆう おくびょう

   とぎすます かみくだく ドラゴンテール じならし

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。