無理矢理転生【リメイクの為、永久凍結】 作:ムメイノライデン
前回のあらすじ
女神により無理矢理転生させられた少年、サーベラスは召喚したキャスターと共に間桐邸を焼き払う。遠坂家に桜と信二を預けたサーベラスは一週間後の聖杯戦争に向け魔術の特訓を始める。
サーベラスside
「よし、頼むよキャスター。」
「えぇ!びしばし行きますよ。」
「アハハ、お手柔らかに」
皆さんどうも、サーベラスです。俺は現在、メディアに頼み家族が寝ている間に魔術の訓練をしている。
取り敢えず空間魔術とやらをマスターしてみたい。投影魔術を使うのは空間を多少操れなければ難しいと考えたからだ。
ちなみにアインツベルン当主に空間魔術について聞いて見たらそれは魔術ではなく魔法だ!と怒られてしまった。
何でも並の魔力じゃあ使うのは不可能なのだとか?
俺の魔力は現在、イリヤと母さんから取り除いた小聖杯を体に埋め込んでる為、無限に涌き続けている。
この事にアインツベルン当主が気付いていないのが幸いだが……気付かれたら恐らくセイバーと契約を結ばされ『HF』のアルトリア・オルタの時のようにエクスカリバー無双が始まってしまう気がする。
それだけは防がなくては!
「所で、特訓と言ってもどんなことをするの?」
「それはですね。カクカクシカジカ」
「なるほどわからん。」
「え?座からのバックアップではこれを言えばショートカット?が出来るとかなんとか。」
「どこ情報だよ!?はぁ~、まぁ頑張って理解しますとも!」
メディア説明中
「なるほど……大体わかった。要するにキャスターが俺をつれてワープするから感覚を覚えろと?」
「はい、そうです!」
「鬼か……」
「いいえ、魔女です!」
「誇らしく言うものではないよね!?」
なんと言うかデジャブを感じたのは俺だけだろうか。きっとスカサハに修行をつけさせてもらっていた時のランサーニキもこんな気持ちだったのだろうか?
特訓は地獄その物だった。アインツベルン城内を高速でワープするのを繰り返すため何回かよいかけた。
その上、何故か起きていたセイバーに見付かりかけたときは死ぬかと思った。
そういや、何処かの
と言うわけでイメージを固めようと思う。まず瞬間移動と聞いてまず先に思い付くのはオッスでサイヤな人、次に思い付いたのは某RPGの魔法ル■■、そしてメディアの魔術、どれも空間と空間をジャンプするものだ。
まだ魔術をマスターしていない俺には空間のジャンプは難しい。どうすればいいのやら青狸のどこでもな扉があれば……
うん?何で俺は空間と空間のジャンプに執着していたんだ?どこでもな扉みたいに場所を繋げばいいじゃないか!?
と言うわけで早速実践!ジーとしててもどうにもならない!
実験中
結果は成功……したのだがなんと言うか予想以上の結果だった。
影や闇を操るのが得意な俺の魔術とあわせて見た結果、影に潜ると言う偉業を成し遂げてしまった。
う~ん。俺はペガッ■星人じゃないぞ?
さてと……影と影を移動する形になったものの闇があるところなら何処でも移動出来るらしい。
それに加え影に潜っている間のみ、アサシンクラス顔負けの気配遮断が出来るらしい。
母さんへ
今日、俺はアサシンクラスの適正を得てしまいました。
下手すればサーヴァントになるらしいです。どうすれば良いでしょうか?
貴女の息子サーベラスより
って、こんな手紙書いてる場合じゃなぁぁぁい!?そもそもこれどこに出すんだよ?え?どこに持ってくの、キャスター?
何、捨ててくる?異次元に?そうですか……まぁ転生特典からチート能力を産み出したところで次は投影魔術でも練習しましょう。
トレース・オンとか士郎君ファンにとっての憧れだからな!うん、頑張ろ。
「ではまずは初級の投影から始めましょう!包丁から投影してみてください。」
「キャスター、随分とノリノリだね。取り敢えずやりますか。
魔術回路に魔力を注ぎながら包丁をイメージすると次の瞬間、自分の手の中に包丁が投影された。
「おっ、出来た。」
「初心者にしては上出来ですよ!ですが投影魔術には一つ欠点があります。」
「姿、形、素材は同じでも、所詮偽物、本物よりは性能が劣るんだよね?」
「そうです!しかし噂ですがとあるサーヴァントは何でも自分で投影した武器を改造するのだとか……マスターも見習ってジャンジャン改造しましょう!」
「その前に武器の解析をしなきゃだけどね。」
何故、キャスターがアーチャーのエミヤのことを知っているかはこの際置いておこう。
取り敢えずは家にあった様々な武器、防具を解析した。斧に、剣に、魔術礼装。
流石、アインツベルン家、時計塔から独立したと言うのに一流の魔術礼装が沢山ある。
剣や斧は恐らく、セラやリズのような召し使いのホムンクルスが持つ武器なのだろう。
セラとリズはこんな重い武器も片手で軽く持つのか……敵に回したくないな。
あと何故か夫婦剣こと
転生特典かな?
さて流石に疲れて来たので俺は寝ようと習得した影移動(仮名)で自分の部屋に移動し、ベッドに向かって歩き始めた。
しかし神の悪戯か何もない所で俺はずっこけてしまい、投影魔術を使用したばかりで未だに魔力を浴びている腕が消し忘れていた召喚の魔方陣に触れてしまった。
すると魔方陣はキャスターを召喚したときのように光を放ち俺の魔力が吸われ始めた。
「なんでさ!?俺の腕は確かに魔力を浴びているけどなんでこれだけで魔方陣が反応するんだよ!?こうなったらヤケクソだ!素に鉄と銀-以下略!」
「問います、貴方が私のマスターですね?」
魔方陣から現れたのは一部FGOプレイヤーからは『アナ』と呼ばれているクラスランサーのメデューサ(幼女?)だった。
「そうだけど…これって聖杯戦争にとっては盛大なルール違反なのでは?ルーラー呼ばれちゃうよ。天草じゃないなら何でもいいけどさ!」
「マスターが何をいっているのかは分かりませんがもしや私以外に契約しているサーヴァントがいるのですか?」
「いるよ、キャスターがいるよ。あっそうだ、自己紹介忘れてた。俺はサーベラス、サーベラス・フォン・アインツベルンだ。よろしくね、ランサー。」
「えぇ、よろしくお願いします、マスター。改めまして、クラスランサー、真名はメデューサです。」
ある程度、自己紹介をすると次は聖杯にかける願いを聞いたりキャスターとランサーが何やら楽しそうに話をしたりとかなり暇潰しをした。その後、俺は眠りについた。
時は飛んで次の日の夜に移る
今回も投影魔術の訓練だ。対サーヴァント戦もあるかもしれない為、宝具の投影を練習していた。
投影する宝具はランサーが持っている大鎌だ。
この大鎌は「不死殺し」と呼ばれるもので、かつて自分の首を刎ねた鎌剣「ハルペー」と同じ性質のもの。簡単に言うと酒呑童子の「神便鬼毒」と同じく自身の死因が宝具に昇華されたものだ。
この鎌があればメデューサ系統のサーヴァントは大ダメージを受けるらしい。取り敢えず手にとって解析してみる。
解析が終わり鎌をランサーに返しイメージを整え投影を開始する。
「
結果は大成功!俺は宝具も投影出来ることがここに証明された!まぁ、バビロンは無理だけど。
「問題はどう改造するかだ。エミヤの
直死の魔眼も試してみた。目の辺りに魔力を流し込む感覚で発動させると視界に映るあらゆる物体に赤黒い線のような物が見えた。
これが空の境界の主人公、両儀式が言っていた死の線なのだろう。
分からない方の為に説明をすると直死の魔眼と言うのは名前の通り“物を見ただけで殺す”ことができる魔眼……
ではなく物の寿命が“線”として見えるのである。
この線がある箇所は物によって違ったりする。
例えば人、首筋や心臓の辺り、腕や足に見えることもあれば頭や肘、指にのみ見えることもある。
線は寿命と同じような物なので相手の生命力が強ければ強いほど線の数も多くなる。
直死の魔眼を発動しているときに見えるこの線をなぞることでなぞられた部位からその物体は消滅、要するに死に至るのだ。
この線をなぞるのは指でもできるのだが武器を使うことによって射程距離を伸ばすことが出来るため武器を使用する。
この直死の魔眼は生きている物なら何でも死に至らせる。それがたとえ金属であってもすでに死んだ怨霊であっても。
両儀式の言葉を簡単にまとめて説明すると“金属だろうとそこに存在している限り物生きている”“すでに死んでいる怨霊であろうとゾンビであろうと動いているならそれは生きている”らしい。
こじつけに近い理論だが納得のいくものもある。
現にサーヴァント…英霊はかつて存在したとされる英雄達の伝説や空想が産み出した“英雄の霊”であり、サーヴァントであろうと“霊体”と言う“体”をもち、“退去”や“消滅”と言う“死の概念”が存在するのだ。
なら普通の霊に“死の概念”が存在しないとは思えないだろう?
ゾンビやスケルトンにしてもそうだ。死んでいるのは元の体の“精神”だけ、未だ“肉体”は存在するのだ。
一部の魔術師が使うネクロマンシーと呼ばれる魔術や死徒と呼ばれる吸血鬼擬きはすでに“精神が死んだ肉体”一般的に言うなら死体を自信の眷族や媒介とすることによりその肉体を動かす。
つまり擬似的ではあるものの“命を与える”と言う行為を行っているのだ。
命を与えられたのに死の概念がないのはおかしいだろう?不老不死であろうと神であろうと結局は死には抗えないのだ。
かの大英雄ヘラクレスは死しても蘇る怪物を相手にどうやって倒した?答えは蘇る度に殺し、完全に消滅するまで休まず殺したのだ。
かの英雄王はどうやってウルクを守り、神代を終わらせた?答えは神を殺したのだ。
イシュタルが仕向けたグラガンナを殺した事により彼の唯一の友、エルキドゥは死に至り、王は不老不死の霊草を探したと言う。しかし結局、不老不死を捨て王は死んだのだ。
かのアーサー王、つまりアルトリアも
果たして死とはなんなのだろうな。肉体の死なのか、精神の死なのか、どっちなのだろうな?
話が哲学的になってきて長くなったので元の話題に戻ろう。直死の魔眼で見えた木に映った線をなぞるとその木のなぞられた部位から消滅したので、結果は大成功である。
「あの…マスターちょっといいですか?」
「どうしたの、ランサー ?」
「いえ、大したようでは無いのですが……その…失礼なのは分かるのですが…寒いのが苦手なので暖かいものが貰えないかと」
突然ランサーが話しかけて来たと思えばなるほどそういう事か。ランサー…つまりメデューサは蛇の怪物ゴルゴーン。
例えアテナの呪いにかかる前の若かりし頃であったとしてもその性質はほとんど変わらないのだな。
「ランサーは蛇の性質を持ってるんだもんね。ちょっと待ってて、俺の服で良ければ持ってくるよ。」
俺はクローゼットまでワープをして中からもふもふなコートや、手袋、帽子を取り出しメデューサに差し出した。
「ありがとうございます、マスター。」
メデューサはそう言い残し服と共に霊体化したと思うとしばらくしてから着替え終わったのか再び実体化していた。
元が男物でも子供用である事には変わらない服なのか、それともただ単にランサーの元が可愛くて何でも似合うのかは知らないがその姿はとても可愛く、子供らしさが出ていた。
そんなランサーの姿を見ていたキャスターは何やら他の服も着せたいです!と志願していた。
キャスター……あんたこの頃から人を着せ替え人形にするのが好きだったのか(呆れ)
俺に視線を向けるな服は買わんぞ。
その後、キャスターとランサーに模擬戦を頼み自分の力量をとにかくあげた。昼間はイリヤと父さん達と遊び、夜は修行この日課を繰り返し続けた。
さてと、だんだん戦闘には慣れてきた。
聖杯戦争までいよいよあと1日、見ていやがれアインツベルン当主。
俺はお前の力を借りることなく母さんと父さん、そしてイリヤを救って聖杯戦争を終わらせてやるよ!たとえ抑止力に邪魔されようと、地獄に落ちようとな。
sideout
「フハハハハ!面白い。せいぜい我を楽しませろよ雑種!」
千里眼で彼を覗いていた英雄王は不敵に微笑んでいた。
作者の~次回予告!
さぁはじまりました次回予告。次の更新はネタがあれば速くなるかもネ!
それでは
いよいよ始まった聖杯戦争。サーヴァントを二人連れたサーベラスの前に不適な笑みを浮かべた英雄王が姿を表す!
サーベラス「慢心してるのに勝てる気がしないな。流石、英雄王だ。」
英雄王「フハハハハ!慢心せずして何が王か!よくいったな雑種誉めて使わす!」
サーベラス「嬉しいけど嬉しくないな!くっそ、なんだよ……あの線の数……覚悟はしていたが無理ゲーにも程がある!?」
果たして彼の初陣は上手くいくのか?
次回「慢心と初陣」
お楽しみに!
staynightの次は彼を何処に飛ばそうか?By抑止力
-
空の境界
-
EXTRA
-
Apocrypha
-
サーヴァントユニヴァース
-
kaleid liner プリズマ ☆イリヤ