無理矢理転生【リメイクの為、永久凍結】   作:ムメイノライデン

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前回のあらすじ!
前回、投影魔術と直死の魔眼を試し終え、ランサーを召喚すると言う事故を起こしたサーベラスはいよいよ聖杯戦争を終わらせる為の戦いを始める。そんなサーベラスの前に不適に微笑みながら英雄王が登場する。



慢心と初陣

サーベラスside

 

「明日からいよいよ聖杯戦争か……」

 

特訓が日課になってから数日後、俺はだんだん投影に慣れてきてハルペーの強化だけでなく、夫婦剣こと干将・莫耶のオーバーエッジ化(刀身の巨大化のこと、詳しくはwiki等を参照)等も出来るようになっていた。

 

なんなら宝具のように使うことも出来るようになった。技の名前は元になったエミヤの鶴翼三連から名前をとって鶴翼連撃とでも名付けるかな?

 

夫婦剣のお互いを引き寄せ会う性質を利用して相手の寿命の線を遠距離でも近距離でも断ち切ると言う技だ。

 

投影魔術と直死の魔眼、両方を持つ俺にしかできない荒業だ。

 

慢心しているかつ、宝具を展開してこなければ英雄王を無傷とはいかないが倒せるだろう。

うん、慢心してても宝具は展開するから無理だな。

 

アサシンやライダーならどうにかなるのだがな。それに英雄王となれば寿命の線もかなりの数だろう。

 

軽く見積もっても百以上の線があると予測できる。

英雄王をまだ見てないので何とも言えないのだが、俺は影魔術と投影魔術を主戦力にしているのだ。

 

そう、何といっても俺はあの英雄王が最も嫌いとされる贋作者(フェイカー)なのだ。

 

いざと言う時は死ぬ覚悟で聖杯の力を使い無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)の使用を考えなければならない。

 

でもこれはあくまでも“エミヤの固有結界を借りる”だけである為使い方は俺次第だな。

 

俺に出来るかは分からないが自分だけの固有結界とかも作ってみたいものだ。

 

さてと、そんなことは置いておき、今のうち何個か干将・莫耶を投影して、影に収納しておこう。

 

戦闘中の投影は隙が出来るし時間がかかる。英雄王に勝つには一万以上の剣が必要だけど、とりあえず100個ぐらいの夫婦剣を投影しておこう。

 

さてと、念のため防御手段を手にいれなければな…… 熾天覆う七つの円環(ローアイアス)でも使うかな?

 

「さーてとでは早速使えるようにならなきゃな。えーと……熾天覆う七つの円環(ローアイアス)って詠唱って必要なのかな、キャスター?」

 

「とりあえずしたらどうですか?詠唱呪文はこっちで考えますから。」

 

「待ってください、キャスターさん!?私も混ぜてください!」

 

「仲良いな君達。」

 

何だか黒歴史級の詠唱呪文ができる気がするが……よし、慣れておこうかな。

 

数時間後、キャスターとランサーが詠唱を書いた紙を持ってノリノリで戻ってきた。

 

書いてある内容は………黒歴史……確…定かな?

 

「とりあえずやってみますか。え~と、『七枚の花弁の姿をした光の盾よ、その光で我を守りたまえ!熾天覆う七つの円環(ローアイアス)』」

 

詠唱を終えると花の花弁に似た七枚の光の盾が目の前に出現した。

 

しかし精神へのダメージが大きいな!?fate世界では詠唱は普通でも結局、元一般人の俺には恥ずかしいな。

 

おい読者諸君、今笑ったな!?想像してみろ、これから自分の父や母、妹の前でこの詠唱を唱えるんだぞ!

 

読者達は耐えれると言うのか?え?他人事だからどうでもいい………この愉税大好きなマスター共め!麻婆食わせたらァ!

 

まぁメタは置いておこう。使えるだけマシと思っておこう。

 

さてと冬木にいる間は何処を拠点に活動するべきなのかね?父さんはもうホテルに着く頃だと思うし、こういう時は野宿でもした方がいいのかな?

 

考えてみれば工房が必ず必要と言うルールは無いし、ただ単に隠れ家として利用するだけならウェイバー・ベルベットみたいに他人の家を使用するのもありだな。

 

そうと決まれば空き家を探すぞ!宝石剣を使ってな!

 

宝石剣ゼルレッチ

 

転生特典で俺が最初から投影できる干将・莫耶以外の剣だ。

 

この剣はFGO内でこそ星3の雑魚礼装と言われているのだが、実際の聖杯戦争では恐ろしい物なのだ。

この剣は持つ人の魔力を消費せずに無限に攻撃が出来る、まぁHFのオルトリアがやっていた聖剣連打が可能だと思ってくれ。

 

この剣を作ったゼルレッチって人は皆おなじみカレイドスコープのあのおじさんだ。

 

この世界では今の所唯一、空間に干渉する“魔法”第二魔法が使える人物だ。

 

他の平行世界を見る事も出来るのがゼルレッチ、そのゼルレッチが作った剣は幾つもの平行世界から無限に魔力を供給し続けると言うチートスペックを持ってるんだ。

 

でも、この剣はあくまでも持つ人の限界は越えられない。

 

簡単に言うと素人が持つと素人の最大威力が、達人が持つと達人の最大威力が出るという剣だ。

 

まぁ、ゼルレッチが作ったもので有名なのは宝石剣ではなくカレイドステッキだから存在すら忘れられているかもしれないけどね。

 

さてとどうやって宝石剣で空き家を探すかと言うと、宝石剣の力を使い本のちょっとだけ空間を捻じ曲げて冬木市を覗けるようにするのだ。

 

何言ってるか分からないって?あぁ、俺イマイチ分かってないけど………

 

キャスターが言うには望遠鏡で星を覗くようなものなのだとか

 

さてさてとっとと探しましょうかね?

 

 

 

 

数時間後

 

 

 

 

 

(о_о)「ナンデダロウナカナカアキヤガミツカラナイ」

 

「「マスター!?顔が、顔の絵柄が変わっていますよ!?」」

 

「すまない……空き家を見つけられず…すまない」

 

「「マスターが壊れた!?」」

 

「取り敢えず寝室に運びますよランサー!」

 

「えぇ、そうしましょうキャスター!」

 

中々空き家が見つけられず、いつの間にか顔面の絵柄が変わっていた俺はサーヴァント達により寝室へ運び込まれ、しばらく休憩をしていた。

 

ちなみに空き家は見つけられなかったが廃病院やら廃校舎などは見つけられたからそこを拠点にしよう。

 

アインツベルン当主……あぁもう面倒臭い!アハト爺に念の為の金を頼んでいつでも食べ物と服を買えるようにしてもらい、明日に備え眠る事にした。

 

聖杯戦争……絶対勝利してイリヤ達を助けてやる!

その為には俺は英雄王すら殺すだろう。

 

そういやバーサーカーは誰が召喚したんだろう?

もしかして、原作のあの殺人鬼こと雨生龍之介かな?

 

後でゼルレッチ使って止めに入ろう、うんそうしよう。

よし!此度の聖杯戦争俺はルール違反を起こすぞ!

 

と言う訳でバーサーカー召喚は何が何でも阻止させましょう。

 

それと、父さんとの同盟に、英雄王対策、ウェイバー&ライダー、うんやることは沢山だ。

 

こうなったらご覧あれ!騎士王も驚くかもしれない俺の働きっぶりを!元ブラック企業の社員舐めんなよ!

 

sideout

 

 

 

 

 

 

 

ランサーside

 

「くっそ、英雄王の宝物の中には確かハルペーもあったっけな?対策を考えとかなきゃな。あの父さんがそう簡単に同盟に乗ってくれるかな?隙を見て起源弾を撃ち込まれるかもしれないし、それに加えてセルフギアスクロールを書かされるに違いないし。そういやケイネス・エルメロイ・アーチボルトはどうなってるんだ?ゼルレッチを使って覗いてみるか……えぇ!?ウェイバーと一緒に聖杯戦争に参加するのか!?」

 

何やらマスターは作戦を考えるので忙しそうですね。

私はランサー、此度マスター…サーベラスに聖杯戦争に召喚されたサーヴァントの1人です。

 

マスターは何かと優しそうな人で、私が寒いから何かくれないかと頼むと暖かい服をくれ、キャスターが食べ物を頼めばいつの間にか作って出てくる。

 

その上、聖杯戦争に参加した理由が妹と母、父を幸せにする為だと言うのだ。

 

何だか姉様達とは大違いだ。本当に私を縁だけで召喚したのかと思うほど不思議だ。

 

私を縁だけで召喚出来るのと言えば女神の子孫やハルペーを持つ者、蛇の魔物に関連する魔術師だけだろう。

 

そう考えると何が原因で私が召喚されたのだろう。

 

sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サーベラスside

 

「ウェイバー&ケイネス、遠坂時臣&言峰綺礼、父さんと母さんそして俺か……圧倒的に不利だな。」

 

単純に考えると今俺は3つの陣営を敵に回している。

ウェイバー&ケイネスのサーヴァントはクラスライダー、真名イスカンダル、征服王は……ノーコメントだな。

 

言峰綺礼のサーヴァントはクラスアサシン、真名は百貌のハサン、こいつは警戒する必要は無し、どうせイスカンダルにヘタイロられるだけだしね。

 

1番の問題は遠坂時臣のサーヴァント、アーチャークラスのギルガメッシュだ。

 

あの底の尽きない財宝はかなりきつい。

 

不死殺しの宝具、竜殺しの宝具、令呪、霊薬シリーズ、天の鎖にヴィマーナー等あらゆる種類の宝具が収納されている為、敵に回すとかなりきつい相手だ。

 

唯一の救いは俺程度の相手には慢心してくれる事だろう。

 

慢心さえしてくれれば何とか勝ち筋は見えるはずだ。

うん、どうにかしよう。考えよう。

 

時は飛んで次の日の朝

 

「お兄ちゃん本当に行っちゃうの?」

 

悲しそうな目でイリヤは俺を見ている。

ことの成行はこうだ。

 

朝起きる→イリヤに野暮用で出掛けると伝える→全力で止めようとする→全力で説得する→イリヤ涙目

 

まぁ、こんな感じだ。

やめろよイリヤ俺まで悲しくなるでは無いか!

 

「大丈夫、必ず勝ってくるからさ!父さん達の到着を楽しみにしとけよ!」

 

「うん、分かった!イリヤはレディだからね!必ず帰ってきてよお兄ちゃん。レディを待たせちゃ行けないんだから。」

 

そう言って俺の帰りを信じてくれるイリヤを見て俺はとても悲しく寂しい気持ちになった。

 

何故なら俺はいずれ聖杯になり、帰ってくるのは恐らく母さんと父さんだけ、それなのに、この妹は俺の帰りを望んでくれているんだ。

 

聖杯にかける願い、決まったな。

さてとそれでは出発しようか、Fateの(聖杯戦争が)始まったあの町(始まりの地)

 

冬木にて

 

現在の拠点は冬木の地にてたまたま見つけた廃病院だ。

つい最近廃病院になったのかベッドシーツ等はキレイさっぱりの新品同然だ。

 

薬類もあり、工房にするにはピッタリだ!とキャスターが喜んでいた。

 

取り敢えず人よけの結界を貼って中に影を利用した罠を幾つか貼る。

 

これは俺に対して敵意がある者が踏むと影の中から無数の夫婦剣が飛び出してくるという物だ。

 

廃病院なだけに電気が通っておらず薄暗いからこそ作れた罠だ。うん、準備は万端だ!早速まずは勝負を仕掛けてきます!

 

ケイネスがディルムッド(初代自害するランサー)を召喚していない為、俺が魔力を放ちファーストコンタクトの切っ掛けを作る必要があると思ったからだ。

 

さてとこれまた影で瞬間移動して例のコンテナがある港へ来ました!

 

さてと魔力放出ってどうやるのだろう?ランサーもキャスターも魔力放出のスキルは持っていないし、俺がやるしかないのだが……まぁ、体内の魔力を外に向かって爆発させるイメージでいいだろう。

 

「………ほいっと!」

イメージを思い浮かべて魔力を放つとまさかの爆発が発生して恐ろしい程の魔力が外に放出されてしまった。

 

FGOの魔力放出のスキルで例えるなら魔力放出EXって所か……恐ろしいな。暫くは封印だな。

 

おっ、原作通り真っ先にセイバーと母さんが来たな。父さんと、舞弥さんも後ろでスタンバってるみたいだな。

 

他にも多数の気配があるから恐らくアサシンだろう。

退場したと聞いたがそれは嘘なわけだからな。

 

さてと、大人しくセイバー達に話しかけるとしよう。ちなみに声は魔術で偽装して見た目は影を纏った状態でフードを深く被ってるからバレる事は無いよ!

 

「さてと、誘いに乗ってくれたみたいだね。え〜と、君の姿からしてセイバーかな?俺のサーヴァントはランサーだからね。」

 

「えぇ、確かに私はセイバーですね。ですが貴方も不用心にも程がある。マスターなのに堂々と前線に立ってますか。」

 

「生憎、サーヴァントは既にスタンバイしてるし、俺はちょいと特殊な魔術を使うからな?取り敢えず、聖杯戦争だし、戦いますかね。頼むよ、ランサー、キャスター!」

 

「えぇ!」

 

「お任せ下さい!」

 

「なっ!2体のサーヴァントだと!?」

 

そりゃあ驚くだろうね。普通はマスター1人につき一体のサーヴァントと言うのが常識だ。

 

だが俺は無尽蔵な魔力と運の悪さのお陰でこうして2体のサーヴァントを従えている訳だ。

 

「本当はルール違反したくなかったんだけどトラブルがあってさ、でも今回は聖堂教会と遠坂時臣がずるをして協力し合ってるからこれぐらいいいよね?」

 

俺は聞こえるようにわざとそう宣告すると母さんとセイバーはかなり驚いた表情をしていた。

 

「さてと、じゃあ始めようか?話はその後だ。」

 

「では行きますよ!キャスター、あのセイバーはかなりの強敵です!あの見えない剣が恐らく彼女の宝具、気をつけて戦いましょう!」

 

「えぇ、任せてランサー!でも私の魔術が効くかしら?見た所彼女の対魔力はかなり強いみたいよ?」

 

「相手が二人なら遠慮はいりませんね。下がっててください、アイリスフィール。全力で行きます!」

 

セイバーが剣を深く握り一歩を踏み出すのと同時に戦いが幕を開けた。

 

セイバーの攻撃は単純、不可視の剣で斬りかかったり風王結界(インビジブル・エア)を利用した風の斬撃、風王鉄槌(ストライク・エア)を放っているのみだ。

 

対するランサーは鎖鎌の形となったハルペーを器用に操りセイバーにバレないように何かトラップを仕掛けているようだ。

 

普段のセイバーなら直感スキルで回避する事ができるのであろうがこちらのキャスターがガンガン魔術を放ってくれるお陰で直感スキルはキャスターの不意打ちや砲撃の方に向いているようだ。

 

「さてと、俺もちょいと手助けするとしますか!解析開始!」

 

俺は手をセイバーの方にかざし、投影魔術を使用する為の解析を開始する。

 

さすがに風王結界(インビジブル・エア)により隠されている聖剣までは解析できないが、まさか風王結界(インビジブル・エア)その物が解析できるとは思わなかった。

 

やったね!英雄王への対策が1つ増えたよ!

あとオマケで解析した風王鉄槌(ストライク・エア)を改造して俺が使いやすいようにしてみたよ。

 

「よし、それじゃあ早速だけど喰らってみな!投影開始(トレース・オン)、拳に纏ってからの超改造した俺の技。幻影結界(インビジブル・シャドウ)からの、幻影鉄槌(シャドウ・ストライク)!ネーミングセンスは皆無だが仕方ないよな?」

 

拳に纏われた影が、さらに暗くまさに闇になった所を不可視の弾丸として飛ばす技、ネーミングセンスは元ネタである風王結界(インビジブル・エア)から取ってきた!

 

「なっ!これは風王結界(インビジブル・エア)と同じような技だと!?」

 

「“同じような”ではなく“投影して俺なりに改造した”って所だ。体に纏っている影との相性もベストマッチ!アサシンクラスだろうが俺を見つけられないだろうね?そして、今だ、ランサー!」

 

俺が合図をすると同時にランサーは地面に垂れていた鎖を一気に動かしセイバーの腕から不可視の剣をはじき飛ばした。

 

「なっ!隙を取られて!」

 

「あらよっと。この見た目、この解析結果。なるほどね。セイバーの真名は判明したって所だな。ほい、返すよセイバー。1度解析さえ出来ればいいからね。それじゃあ次は殺す気で戦おう。」

 

聖剣エクスカリバーを解析し終えた所で高々と殺し合いの再開を宣言すると遠くから

 

「AAAALaLaLaLaLaie!!」

 

という叫び声と共に何処からかライダーが君臨した。

 

「双方、武器を収めよ! 王の前であるぞ!

我が名は征服王イスカンダル、此度の聖杯戦争ではライダーのクラスを得て限界した。」

 

「……………………」

 

唖然とするセイバー。

 

「「何を考えて(いるんだ)やがりますか!この馬鹿は!」」

 

自らの真名を隠そうともせず叫ぶライダーにマスターであるウェイバーとケイネスはかなりのストレスを感じてるように見える。

 

あ、デコピンされて気絶した!まぁ、あのイスカンダルのデコピンで気絶で済む方が凄いのだけど……

 

「うぬらとは聖杯を求め相争う巡り合わせだが、まずは問うておくことがある。うぬら……ひとつ我が軍門に降り、聖杯を余に譲る気はないか!!さすれば余は貴様らを朋友と遇し世界を征服する快悦を共に、分かち合う所存である。」

 

そう高々と宣言するイスカンダルにセイバー、ランサー、キャスター、母さん、果てには遠くにいるアサシンや父さんまで困惑の色を隠せていないようだ。

 

「っフフ、アハハハハ。これは面白いサーヴァントもいたものだ。聖杯が作られた真の目的も知らないと言うのに。それ以前に高々と自身の真名を明かすとは、さぞ、マスターは苦労してるのだろうな。」

 

一方俺は笑いを堪えきれずに話しかけてしまった。

しかし内心では色々と考えている。

 

ここでイスカンダルを仲間に出来るのなら、今すぐにでも大聖杯を破壊しに行けるかもと言うアイディアが思い浮かんだのと同時に原作道理の登場で感動していたのだ。

 

「生憎だけどこっちにも目的があってだね。まぁ、俺も元はと言えば同盟を組めるかな?程度の気分でここに来た訳だが、まさか真名を明かすサーヴァントがいるとはな。まぁ、此度の聖杯の真実は元から教えるつもりだし、別にいいよ!同盟って事でならね。セイバー陣営はどうかな?」

 

思考の結果、俺は同盟を組む事に賛成した。

英雄王を倒すにはそれだけの力が必要なのだ。

 

これでセイバーも応じてくれるといいのだが期待しようのない物には期待しないでおこう。

 

「おおぅ!そうか、同盟を組んでくれるのか!」

 

「まぁ、俺も普通なら同盟なんて結ばないさ。ちょいと特殊な目的でね。その為には何人かのサーヴァントの協力が必要だと思っただけさ。」

 

テンポよく会話を進めていく俺とライダーを目の当たりにしているセイバーと母さんは驚きの色を隠せていないようだ。

 

そして俺とライダーが次、何処で集合するか話し合おうとした時

 

「我を置いて王を名乗る不埒者が一夜に二匹湧くとはな。」

 

不敵な笑みを浮かべた金色の鎧に身を包んだ英雄王が姿を表した。

 

「難癖つけられた所でなぁ。イスカンダルたる余は世に知れ渡る征服王に他ならぬのだが…」

 

「戯け、真の王たる英雄は、天上天下に我ただ独り、後は有象無象の雑種に過ぎん。」

 

「真の王を名乗るなら先ずは名乗りあげてはどうだ?」

 

「やめとけ、ライダー。今ので大体分かった。彼奴のクラスは恐らくアーチャー、そしてあの自分が唯我独尊の王として自分を名乗る英雄。ここまでキーワードが揃えば彼奴の真名ぐらいは推測できる。恐らく古代エジプトの王オジマンディアス王…いや、それより前の王か?しかしキャスターはもうすでに俺が召喚してるから魔術王ソロモン王でもないだろう。となると恐らくメソポタミア文明にて繁栄した古代ウルクの王であり、神代を終わらせた…英雄王ギルガメッシュ王に違いないだろうな。」

 

「ほう?一目見て、一言我が語るだけで我の真名を当てるか?やはり貴様は見ようがあるな雑種。」

 

「あれってきっと慢心してるんだよな?勝てる気がしないな。流石、英雄王だ。」

 

「フハハハハ!慢心せずして何が王か!よく我が一言言っただけで我の真名を当てれたな雑種!誉めて使わす。」

 

「嬉しいけど嬉しくないな!さてと早速、『直視』」

 

直死の魔眼を発動して周りを見渡す、イスカンダルの線の数は40、セイバーも同様。

 

ウェイバーとケイネス、母さん、父さん、舞弥さんは全員5、それに対して英雄王は150と?

 

「くっそ、なんだよ……あの線の数……覚悟はしていたが無理ゲーにも程がある!?」

 

「ふん、『直死の魔眼』か…やはりその眼は伊達では無いな?どうだ、ここはひとつ我の下僕にならないか?」

 

「断らせてもらうよ。今はもう征服王と同盟を組んだからね。早々に裏切るほど俺は腐っていないんだよ。」

 

「ふん。今回はその失言、見逃そう。何せ今の我は気分がいい!精々我を楽しませる為に戦えよ、雑種。」

 

そう言い残し英雄王は金の粒子となってこの場を後にした。

 

「はぁ、緊張した。さてと、ライダー。続きは俺の工房でいいよな?」

 

「あぁ、承知だ!それでは乗れ!」

 

「乗らねーよ!俺は影で移動するから。それじゃあ行こうか、ランサー、キャスター。」

 

「「はい。」」

 

「それじゃあ、またね。騎士王とアインツベルンのマスター。あ、大聖杯には気を付けてね。危ないから」

 

俺は唖然としているセイバーと母さんにそう言い残しこの場を去った。

 

さてと上手くイスカンダルを仲間に出来ると良いんだけどな。

 

 

残り陣営

マスター サーヴァント

 

衛宮切嗣 セイバー「アルトリア」

 

ケイネス ライダー「イスカンダル」

 

言峰綺礼 アサシン「百貌のハサン」

 

遠坂時臣 アーチャー「ギルガメッシュ」

 

サーベラス キャスター「メディア・リリィ」

ランサー「メデューサ」

 

雨生龍之介? バーサーカー?




作者の〜次回予告!
さて今回もやりますよ!次回予告、ついでに最後に残っている陣営とサーヴァントも上に記載することにしました!
それでは
初陣でまさかのライダーと同盟を組むことにしたサーベラスは作戦会議改め、聖杯の現状をウェイバーとケイネスに話す事を決意したようだ。一方で冬木の殺人鬼、日本のジャック・ザ・リッパーと恐れられている雨生龍之介に宇宙サーヴァントの裁きがくだる!
龍之介「ねぇ、君って悪魔?」
???「貴方のようなマスターはお断りです。では死んでください」
サーベラス「これも呪い、もう慣れたよ。」
ウェイバー「お前も大変なんだな。」
ケイネス「なるほど、その為の聖杯戦争だったと言うのか…」
イスカンダル「なるほど……では先ずはあのアーチャーとアサシンをどうにかせねばなるまいな!」
次回 「作戦会議」
次回もお楽しみに!
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