無理矢理転生【リメイクの為、永久凍結】 作:ムメイノライデン
前回、プライミッツ・マーダーを殺し、座に帰ってきたサーベラス。
休憩中であった彼の元に、座に接続する何者かが……
そして警告しておくが、今回の主役はサーベラス君ではないぞ?今回の主役はタイトル通りだ!
詳しくは本編で!
「あぁ〜よく寝た!流石に座では暇だからな〜。やる事なんて、宝具の改造ぐらいしかないし……」
俺は今、自分の座でのんびりと休んでいる。
流石に冬木の一件と言い、座に帰ってきたのに疲れが残っている気がして気持ち悪いからな。
だから、休んでいた。
どうせ、長くは続か無いことは分かっているのだがね?
そう思っていた時だ。
やはりと言うべきか何者かが座に接続してきた。
ん?“召喚”じゃなくて“接続”?
何か可笑しくないか?普通なら召喚のはずなのだが……
ちょいと宝石剣を使って見てみるか。
………………………………
嘘だろおいおい、座に接続しようとしてきたのはまさかの桜ちゃんだぞ?
と言うか、あの手に握っていたのは確かクラスカードだっけ?と言うことはプリヤ時空の……それも、前世では雪下の誓いと言うタイトルで映画化していた
今、桜ちゃんはあのアーチャーのクラスカードを英雄王と思っているのか…………
と言うことはこの後桜ちゃんは……
こうしちゃいられない!正直、使いたくなかったが、単独顕現を使うしか無いか?
嫌、なんでかは知らないが俺の座に接続してくれたんだ。これを利用して士郎に力を貸すとしよう。
だったらとっとと完全に接続してやる!
邪魔をするなよ抑止力!
〜sideout〜
〜衛宮士郎side〜
「浅はかだったな桜ァ!! お前が裏切る事なんか、ジュリアン様は最初から想定済みだったんだよ!! そのお前にギルガメッシュのカードを渡すはずが無いだろ!! お前の持っているそれは、どの英霊にもつながっていない、正真正銘の屑カードなんだよ!!」
果てしない絶望が訪れる。
桜が持っていた“Archer”と書かれたカードは何の反応も示さない。
目の前のアサシンの複数あった腕が、一つの長い腕となり、桜に迫る。
「逃げろ、桜!」
それはとっさの反応か、俺は“兄”に教えられた通りに、強化魔術を足に使い、急いで、桜に向かって走り出す。
間に合わないッ!?
アサシンの伸ばした腕が、桜に接触するまで、もう数える程の時間がなかった。
グチャァ
貫く音がした。
だが、それはアサシンが桜を貫いた音では無く……
「……え?何だよこれ?……と”う”し”て”ほ”く”か”……つ”ら”か”れ”て”?」
突如、桜の目の前に出現した“見覚えのある”巨大な二振りの剣により、アサシンはその
「なんで?剣が……ウ”…ウ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”!!!」
アサシンは耳障りな断末魔を上げ、消えていく。
アサシンがいた後に残されたものは“Assassin”と書かれた金色のカードだけだった。
あまりに、早すぎる展開に脳が付いて行けず、俺と桜はしばらくその場から動けなくなる。
「いっ、今のは……何処の英霊の……?」
桜が、声を上げる。
その手には未だにアーチャーのカードが握られているのに、目の前の剣は存在する。
それは可笑しい、有り得ないはずだ。
先程のアサシンを見ると、このクラスカードと言うものを使うと、変身ヒーロー物のように自分が、英霊に力を使えると言う物だと予測出来る。
なら、何故アーチャーのカードが残っているのに、目の前の剣は消えていないのか?
別の誰かが侵入してきたのか?
否、結界には反応がない。
と言うことは恐らくだが、あの剣はアサシンとも、アーチャーとも違う別のカード……二振りの剣を使うセイバーだろうか?
桜なら何かわかるか?
「なぁ、桜?」
「…………先輩……その姿は……?」
「俺の姿がどうかしたか?」
「兎に角!鏡を見てきてください!」
「ちょっ、桜!?」
俺は桜に押され無理矢理、鏡の前に連れてこられた。
そこに映っていたのは…………
「これは…………俺……なのか?」
俺なのに俺じゃない何か……
身体は影のような物に包まれ、髪は一部銀に似た白髪に、そして、先程まで気付かなかったが首元には影に似た灰色のマフラーが……
「どう言う……事だ?」
「まさか、先輩が何かしらのクラスカードを
状況が理解出来ない……
何故、俺の姿が変わっているのか……そして、この英霊の正体は?
──どうでもいいから、とっととやるべき事をやれ
「ッ!?誰だ!」
突然聞こえた謎の声を発した人物を探す。
しかし、周りには誰もいない
「どうしたんですか?先輩……」
どうやら桜には聞こえていないようだ。
──んな事どうでもいいでしょ!こんな事をしてる暇があるなら、早く妹を助けに行かないか!
ッ!?何故、美遊の事を知っている?
まさか、エインズワースの刺客か?
──そんな訳無いだろ?俺の力を貸してるんだから、早く美遊を助けに行きなさい!今ならまだ、敵も少ないはずだ。途中で、英霊を見かけたら、兎に角倒すといい。
──美遊を助けるには必ずクラスカードが必要になる。クラスカードはそこにあるアーチャーとアサシンを含めた7つ……つまり、残り5つが必要だ。
全部が揃うまでは俺が、力を貸してやるよ。
待て待て、勝手に話を進めるな!
まずお前は何者だ?そもそも何故、美遊の事を知ってる?
──ん〜それは聖杯の知識というか、俺が、究極のイレギュラーだからと言うか。面倒臭いから真名でも教えるか?俺はクラス
ケルベロス?
それって確か地獄の番犬だよな?
──俺は少し違うが……まぁ、気にするな。それよりも……早くエインズワースを探しに行きなさい。早くしないと美遊が危険な目に会うぞ?
…………聞きたいことは色々とあるけど、それも後にしておこう。力を貸してくれるというのならトコトン使わせて貰う。
美遊を助ける為なら、例え俺の命が燃え尽きようが、悪魔と契約だってしてやる。
──いいねぇ!その覚悟!それじゃあ頑張れよ?少年。君は美遊だけの味方なんだから。それじゃあ俺に聞きたい事があれば話しかけてくれよ〜。
その言葉を最後に、声は聞こえなくなった。
ただ、やる事だけは分かった。
「敵を殺して、カードを奪い取る…そして、美遊を助ける。」
やる事が決まったのなら今すぐに行動だ。
それにしても、この姿になってからやけに、色々な事が分かるようになって来た。
先程の見覚えのある二振りの剣の名前は“干将・莫耶”かつて、俺の“兄”が愛用していた剣だ。
あのアサシンの真名は
桜が持っているクラスカードに接続している英霊は現在は存在しないが、俺を触媒に呼び出す事が出来る。
兎に角、自分でも怖くなるほど物事が分かるのだ。
これも、あのケルベロスと名乗っていた英霊の能力か何かなのであろう。
そう考えると俺に力を貸した英霊はかなり凄い存在だと実感させられるな。
とりあえず、美遊を助けに行く。
ケルベロスの話が本当なら俺を殺す為に刺客が送られて来るはずだ。
その刺客達が持つクラスカードを全て、集めてれば美遊を助けられるらしい。
普通ならあのケルベロスとか言う奴の言うことが信じられないであろう。
だが、なんでかは分からないが信用出来る気がするのだ。根拠はなから不思議なんだけどな。
「あの〜先輩?聞いてますか?先輩?」
「……あっ、すまない桜。少し考え事をしていた。」
「…………それはやっぱり美遊ちゃんの?」
「…………すまない桜……やっぱり俺は行かなきゃ。」
目的地や、方法は分かった。
ならば早急に助けるだけだ。
「……そうですか……先輩これを持っていってください。」
そう言って桜が渡して来たのはアーチャーとアサシンのクラスカードだった。
「先輩が今使っている謎のクラスカードとこのクラスカードがあれば美遊ちゃんを助けられるはずです。」
「……いいのか?」
「ええ。だって、私は先輩の後輩ですよ?先輩がお人好しであるように、私もお人好しなのです。」
「……ありがとう桜……」
「どういたしまして。あの、先輩。もしも、もしもですね?先輩が美遊ちゃんを助け終わり、何処かに逃げるのなら……」
「あぁ、その時は桜も一緒に行こう。美遊も、桜なら受け入れてくれるはずだ。」
「…………はい!」
──(これは仕事が増えたな……まぁ、頑張れよ士郎。兄さんは応援しているぞ?)
今、何か声がした気がしたが気のせいだろう。
とりあえず、先ずは襲い来るであろう刺客をどうにかするか考えなくては……
ケルベロス……次に来る敵のクラスや真名は分かるか?
分かっているなら教えてくれ!
──急に話しかけて来たと思えば……普通、俺が知っていると思うか?俺は
……そうだったな。すまない。良く考えれば分かる事なのに……
──仕方ないねー俺が知っている限りは情報を話そう。
ただし、攻略法は自分で見つけろ、攻略法が見つけられないんじゃ美遊は救えないからな?
──残りの敵のクラスは“セイバー”、“ランサー”、“キャスター”、“ライダー”、“バーサーカー”そして、“アーチャー”……アーチャーだけは二人いる。
──君がたった今接続した事で接続した英霊……エミヤ
その他に一人いる……ソイツは俺の宿敵だ。
宿敵?ソイツとは因縁があるのか?
──因縁しかないね?生前に、アイツと戦った事がある。あの時は家族を守る為に必死でな?まぁアイツの真名は英雄王と言えば分かるかな?
英雄王……それって確か、古代メソポタミア文明の…
──そう、奴の名は“英雄王ギルガメッシュ”……
古今東西、過去未来……あらゆる宝具をマシンガンのように放つことのできる“
そんな奴に勝つって……………あんた一体何者だよ……
──通りすがりの…………嫌、こう名乗るのは辞めておこう。まぁ、真名の通り、守護の獣だよ。
守護の獣……忌み名か何かか?
俺にはそう聞こえるぞ。
──まぁ、いる意味忌み名だよな。だが、安心しろ。
これは俺が家族を守って死んだから付いた二つ名みたいなものだ。そして、サーヴァントってのは伝承には忠実……性別以外はな?この意味がわかるか?
え〜と……すまない。よく分からない。
──まぁ、アキレウスで例えるならアキレウスはアキレス腱を攻撃されれば弱体化したり死んだりする。
つまりだ。俺の場合は必ず守り通すって言う呪いみたいなものが付与されているらしい。(俺も最近知ったけど)
なるほど……必ず守るか……
なら、早く助けに行かなきゃな。
──と言う訳で学校付近に着いたが……気を付けろ少年。近くにいるぞ。クラスは恐らくランサー……だが、相手が主に使うのは
本当に詳しいんだな。
あんたは、本当に何者なんだよ……
──な〜に。昔の知り合いと同じ魔力反応がしたから予測出来た事だ。これから先は流石に分からん。
わかっても精々クラスぐらいだ。嫌、真名も分かるかもしれないが……かなり時間がかかると思ってくれ。
それと、約束通り弱点は自分で見つけろよ?
分かってるよ。
クラスと戦闘方法が多少分かれば対策がしやすい。
相手がランサーなら遠距離攻撃と接近戦をメインにして、槍兵が得意な中距離での戦闘を避ければいいんだ。
──ふーん。じゃあ戦闘中は俺は黙っとくから頑張れよ〜それと、基本的にアーチャーのカードを
了解した。
……本当に敵が来たな。よし、まだ見つかっていない。
今ならアーチャーの狙撃が使えるであろう。
「
俺は英霊エミヤとケルベロスの記憶の中にあった剣の中でも威力がかなり高く、投影コストが少なく、最も使いやすい剣を投影し、同じく投影した弓を構え狙いを定める。
後は弦を引いて、敵を射るだけ。そんな時だった。
──避けろ少年!右斜め上から強力な魔力反応だ!
敵は二人いたのだ!キャスターの攻撃が来るぞ!アサシンを
ケルベロスの突如の叫び声に従い、直ぐに先程いた場所から離れるとそこへ向かってビームのような物が飛んできた。
「本当に攻撃された!?クソ、クラスカード
言われた通り、アサシンを
そして、監視だ。
先程のビームが飛んできたのは北の方角。そこに向かって試しにナイフを投げてみる。
すると案の定それに反応してビームがナイフ目掛けて飛んできた。
それは明らかに普通の威力じゃなくかなりの手練と見れる。流石は
その姿はフードを被っていて今一よく分からないが格好的には“魔女”と言うイメージがある。
魔女と言うキーワードのみに絞ったとしても、大昔の魔女なんて、何人もいる。
セイレムの魔女裁判の関係者、大魔女キルケー、コルキルの魔女メディア……etc
兎に角、とてつもない種類の魔女がいるのだ。
そこから真名を割り当てるのは至難の業と言った所だろう。
たが、ケルベロスとの約束で真名までは教えて貰えないことになっている。
その為、自力で見つけるしかないのだ。
とりあえず、アサシンから、アーチャーに戻って、弓を構え、とある魔剣を投影する。
「
それは狙った獲物に当たるまで追跡する魔剣。
これを三発放ち、先ずはキャスターの撃退を試みる。
しかし、速攻で剣は消滅させられる。
その時、同時に何処からか槍が飛んできた。
「ッチ!?見つかったか!」
槍を投げてきたのは案の定ランサー……状況はこちらが圧倒的に不利。
だが、こういう時の対策は既にしている。
先を見越して、既に準備はしている。
「クラスカード
これと、投影魔術を重ねる事により宝具を再現してみた。効果は抜群だったようで、キャスターは傷だらけになって墜落し、ランサーはかなりの重傷を負った。
あの傷だとキャスターはもう戦闘不能だろう。
ランサーは恐らく“戦闘続行”のスキルがあるのかまだ、戦う力があるようだ。
だが、果たしてこれは受けきれるかな?
「
何で、ケルベロスが日本の神であるはずのスサノオの剣が使えるかは知らないが、使えるのなら利用しない手は、無い。
血と水銀が撒き散らされるはずが、斬られた後からまるで焼きれたように灰が残るだけだ。
まさか、これ程までの威力とは………
──そう、威力が高いから負担が大きい……だから、基本的にはアーチャーを
──残りはセイバーとライダー、バーサーカーに英雄王だけだ。英雄王は何が何でも殺せ!認めたくは無いが、彼奴は英雄王であり、財宝王!アイツの宝物庫の中には恐らくだが、次元を軽く超えることの出来る宝具もあるだろう。まぁ、つまりだ……英雄王がいる限り少年にも美遊にも安全な場所は無いと言うわけだ。
次元を超えることの出来る宝具……そんな物がそんざいするのかは怪しいが分かった。
どちらにせよ、エインズワースの刺客であるのなら殺さなければいけないんだしな。
それよりも、早く美遊を助けに行こう。
残り必要なカードは三枚……セイバーとバーサーカーが一番厄介だとケルベロスは言っていたが、どう言う意味だろう?
そんな事を思いながら、俺はひたすらに、エインズワースの根城に向かって突き進む。
どうやら、誰かの人格を再現した文字通りの操り人形ドール以外の敵はいないらしい。
先程、二体の英霊を倒したと言うのに敵の援軍が来ないのはそう言う事だろう。
ケルベロスに聞いた話だと、ドールになった人達は正気を失い、バーサーカーのように狂っているらしい。
──安らかに寝ているはずの死者を利用するなんて、ますます許せんな。やれやれ、あれで正義の味方とは……反吐が出るな。
地獄の守護者と同じ名前だからか、ケルベロスは死者の魂を悪用しているエインズワースの事を許せないらしい。
──考えてみろよ。死んだはずの父親や友達が、暴走状態で操られてるんだぜ?怒らない理由が無いね。
確かにそうだ。それじゃあ死んだ人もその家族も報われないよな……
──そう考えてる内にどうやら、敵さんは来たみたいだぞ?クラスはライダーだ。やれやれ、真名は恐らく“彼女”なんだろうな……だとすれば敵は魔眼持ちだ。気を付けろよ、少年。一度、魔眼に捉えられてしまったら兎に角殺す事に専念しろ
あぁ、分かった。捉えられたら終わりなら見付かりにくいアサシンが有効か……
そう思い、アサシンを
──
作者の〜次回予告!
さてさて、プリヤ編の次回予告は俺と此奴が進めますよ!入場してください!
「フォウ!フォ〜フォーウ!(どうも、サーベラスに殺されたキャスパリーグだよ!)」
という訳で、ここからは俺と
「フォッ、フォウ!(キャスパリーグで!)」
お送りします!
いやはや、まさか、家の同居人?がサーベラス君に殺されるとはね?
今回、サーベラス君を召喚もとい、サーベラス君の座に接続したのもまさかの桜ちゃんだし……もしかして大聖杯の力?
「フォ?フォーウ。(さぁ?そうかもしれないよね。)」
まぁ、とりあえず次回は美遊兄士郎が、残りのクラスカードを回収する事になるのだろうね?
果たして、彼は勝てるのか?
「次回
「フォウ!(お楽しみに!)」
追記
活動報告にて、ちょっとしたアイディア募集や、質問を受け付けています。
良ければそちらもどうぞ。