無理矢理転生【リメイクの為、永久凍結】 作:ムメイノライデン
本当にすいません!
前回のあらすじ
突如、サーベラスの座に接続してきた別世界の間桐桜、サーベラスは士郎に力を貸すためにクラスカードとして姿を表す……一方、この世界の衛宮士郎は次々とクラスカードを集めていく……
「クラスカード
ライダーの“眼”に捉えられないようにアサシンを
念の為、ケルベロスのクラスカードを手元に持ち、一撃で敵を倒せるように準備をする。
対してライダーは全く動かない。
獲物を探す事もせず、ただ単にボーッと突っ立っているだけにも思える。
まるで、これから戦う理由もないかのように
まるで、もうこの世に未練の無い亡霊のように
そんな事を思っていたら、いつの間にか見つかったのか、ライダーはこちらに向かって歩き出した。
敵意は恐らくない。
今にも消えてしまいそうな雰囲気を漂わせているライダーが接近してくる。
「桜……ちゃんを……頼む……幸せにして…………やってくれ」
そう言い残し、ライダーは消滅した。
──これは予想外……まさか、彼が意志を保っているだなんてね?しかも、桜ちゃんを頼むかぁ〜全く……その執念にはある意味、尊敬するよ。間桐■■さん
間桐と言う事は恐らく先程のライダーは桜の親戚か何かだろう。
桜を頼むなんて言うあたり、相当な家族思いと見た。
俺も見習わなきゃな。
──イヤイヤイヤ!?彼奴は本来、家の母さんのSの部分が覚醒する程のダメ人間で……これ以上はやめておこう。とりあえず、残りのセイバーとバーサーカー、英雄王戦に備えて、体力を温存できたと考えようか。
そうする事にしておこう。
とりあえず、早く美遊の所へ行かなくては……
目的地は敵の本拠地なんだ。
当然、突入する前にあのケルベロスが警戒する程の力を持ったセイバーとバーサーカーのカードを回収しておきたい。
特にバーサーカーは重要らしい。
何でも
ライダーとランサーは、何でもこの
一応、
いくら何でも規格外すぎるだろ。
──だよね〜。まぁ、好きでこんな力を手に入れた訳じゃないんだよ。是非も無しって所だ。
どうやら、ケルベロスも苦労していたらしい。
溜め息をこぼしながら話しているからよく分かる。
一体どんな事をしたら、これ程の力を手に入れられるのか……
少し気になったが、これは恐らく気にしては行けない物だろう。
それに、聞いた所で、強くなれる気もしないしな。
規格外の方法である事は目に見えているしな。
ライダーの真名はメデューサらしい。
意外な事に、ケルベロスとは縁が深い英霊なのだとか。
ギリシャ神話ではケルベロスとメデューサはなんの縁も無いはずなんだけどな?
やっぱり、聖杯戦争関係なのか?
英雄王みたいに、宿敵だとかそんな感じの……
──嫌々、それは無い。俺とライダーは聖杯戦争ではマスターとサーヴァントの関係だ。と言っても、あの時はライダーでは無く、ランサーだったのだがな。
え〜と……要するに元主従の関係?
──そうだけどさ……もっといい表現の仕方なかった?俺はサーヴァントの事を頼れる相棒やら、友達やらと思ってるから、主従とかには興味が無いんだよ。
そうなのか……てっきり、そう言うのにはこだわりがあるかと思っていたのだが興味が無いんだな。
──そもそも、サーヴァントとマスターの関係は一時的な物だ。そんな物にこだわった所で、得られるメリットは少ない。第一、サーヴァントと良好な関係を築いた方がいいしな。
そうなのか……こちらの聖杯戦争とは違うのだな。
──そりゃ〜次元その物が違うからね?
まぁ、あちらではこんなに酷いものでは無かったがね。
戦争に美しいも酷いもあるのかと言う疑問は置いておくとして、その聖杯戦争の結果はどうなったんだ?
──俺が聖杯になってお終いさ。元から、そう言う運命だったんだけど…………まぁ、俺的には妹含めた家族を守れたから満足しているんだ。
家族を守った……聖杯に変わっただと?
それって美遊と同じ……
──否、少し違うかな?俺は作られた聖杯。
朔月家の特異体質として神稚児と呼ばれている美遊は天然の聖杯…………作られた魔法使いと天然の魔法使いって違いだ。
作られた……?
それじゃあケルベロスは元は人間じゃなかったのか?
──否?立派な人間さ!もっとも、ホムンクルスとのハーフだったけどね?
ホムンクルス?それって、外国の昔話によくある人造人間の事だよな?
確かヴァン・ホーエンハイム・パラケルススと言う人が、製造に成功したとかそんな伝説が残っていたが……あのホムンクルスなのか?
──そうそう、そのホムンクルス。と言ってもパラケルススが実際に作ったホムンクルスと、聖杯を宿す為に作られた母さんや俺、俺の妹は名称は同じでも構造や性能が違うけどね。
──それに、パラケルススはもし、現代にいたら、即座に封印指定の魔術師に指定されて、聖堂教会に殺されてるよ。賢者の石やらアゾット剣やら……とんでもないものばかり作ってるからね。
賢者の石とアゾット剣……どれも聞き覚えのある単語だ。小さい頃から、様々な伝記を読んでおいて正解だった……
知ってる事が多い程、敵の英霊の真名を見抜けやすくする事が出来るからな。
会話もここまでにして置こう。
次、敵が現れるとしたら、敵の本拠地であるあの巨大なクレーターの守りに、英雄王……
という事は恐らく、途中でセイバーまたはバーサーカーと遭遇するだろう。
ケルベロスが言うにはバーサーカーの次に強いセイバーの可能性が高いらしいが…………
切り札的存在であるセイバーと、バーサーカーは恐らくエインズワースの用意したドールの中でももっとも強い奴が持っているだろうから注意しなくては……
近距離型のクラスであるセイバーは遠くから狙撃すればどうにかなるだろうか?
恐らく、剣を使う英霊でもっとも強いと思われる英霊はアーサー王伝説のアーサー王や、ランスロット、ニーベルンゲンの歌に登場するジークフリート、北欧神話のシグルト、シャルルマーニュ十二勇士のシャルルマーニュ王や、ローラン
日本なら宮本武蔵、佐々木小次郎、岡田以蔵に沖田総司……果てには神である
──本当に、
そんなに多いのか……
まぁ、それはそうだろう。歴史や伝説上では弓や、槍を主武装にしている人より剣を主武装にしている人の方がはるかに多いからな。
──でも、それがセイバークラスの弱点だ。一部のセイバーはその伝承があまりにも有名すぎるが故、その剣を見られたら真名が一瞬でバレる。剣を見られなくても、剣技でバレる……セイバーは最優であると同時に最っとも真名がバレやすいクラスだな。
なるほど……つまりは相手の剣と、戦術をよく見極めればセイバーとは戦いやすくなるという事か。
ならば、やはり遠くから狙撃できるアーチャーを使おう。
そうすれば、少しは楽に倒せる筈だ。
キャスターは論外だ、セイバークラスの対魔力で防がれる。同様にライダーの魔眼も駄目だな。
強力な対魔力故に、通用するのは純粋な火力のみと言った所か。
それに加え、バーサーカーと違い理性があるものだからよく見極めなければすぐに真っ二つに斬られるに違いないしな。
──遠距離でも斬り刻んで来るセイバーはかなりいるんだけどね?後、剣からビームが出る。
へ?ビーム?
剣からビームが出るのか?それって、本当に英霊?
──何を、今更驚く必要がある?と言うかほとんどのセイバークラスは剣からビームを出すぞ?
英霊って凄いんだな。
もはや、何でもありなのか……
──何でもは言い過ぎだと思うが…………おっと、敵さんが近付いてるみたいだぞ?そろそろ本拠地も近いってのに、セイバーを一体だけを差し向けて来るって事は相当慢心しているようだな。慢心、せずに消し飛ばしてやれ!
分かってる。油断と慢心は3番の敵だ。
──ちなみに1番と2番は?
美遊の敵と、桜の敵かな?
家族に害をなすなら大抵は殺そうと思っている。
──(何か、士郎が俺よりの思考になってない!?これも、副作用!?)って、そんな事よりも早く
「了解…………クラスカード、アーチャー
敵の姿を確認すると、俺は弓と
相手は西洋の騎士を思わせるデザインをした鎧を来ており、その手には光り輝く剣が握られていた。
「あの剣は……何だ?伝説の剣である事は決定しているのだが……」
伝説の剣と、言っても多すぎて分からない。
龍殺しや、聖剣……到底、当てられるとは思わない。
──あれは星の作った聖剣だな。セイバーの真名はアルトリア・ペンドラゴン……別世界の少年とは縁が深い英霊だな。気を付けろよ?
了解!頼りにさせてもらう。
とりあえず、射抜いて見るか。
「我が骨子は捻じれ狂う──『
高速で放たれた
──直感スキルだな。直感だけで、
それは本当に直感と言うのだろうか?
だが、何となく理解は出来た。
要するに、あのセイバーは文字通り、鋭い直感で、
だとすると弓での攻撃は少しキツイか……
かと言って、剣での撃ち合いは相手が一歩上……どうするべきか……
──あちらは聖剣一筋……究極の一を極めた騎士王。
故に、同じ、聖剣での戦いでは勝てない。だけど、少年には英霊エミヤと同じスキルである“憑依経験”が使えるはずだ。
──憑依経験って言うスキルは、投影魔術により、投影した剣の使い手の技術を自分自身に投影するスキルだ。
究極の一を何個も使えるようになるんだ。例え、聖剣相手でも勝てるだろうさ。ここから、俺は投影やらに集中するから話せないが頑張ってくれよ。
あぁ、分かった。
要するに武器を投影しまくって、スキルで使いこなし、相手を倒せばいいんだな。
相手を翻弄しつつ確実にダメージを与える……それなら使い慣れている干将・莫耶で攻める!
「
お互いに引き寄せ合う夫婦剣を何対か、投げつける。
それを騎士王はいとも容易く弾き、辺りに夫婦剣が飛ばされる。
「っち、やっぱり通じないか!ならこれはどうだ!」
俺は即座にもう一対、干将・莫耶を投影し剣を振るう。
本来、俺には素人の動きしか出来ないが、それらは全て英霊エミヤの憑依経験により補われる。
聖剣と同じスピードで振るわれる二振りの剣をセイバーはいとも容易く捌いてしまう。
差は明らか、こちらの方が不利だ。
干将・莫耶を何個も投影し、相手にぶつけても相手は魔力放出のスキルで、その全てを遥か彼方に弾き飛ばす。
「ッチ!?これじゃあ、埒が明かない!」
そう思っていると突然、セイバーが距離を取り出し剣を深く握り始めた。
──不味い!?宝具が来るぞ!早くそこから逃げるか俺を
「
「クラスカード、
承認──
「十三拘束の内、7つ!充分だ。行くぞ!『
「『
聖剣がぶつかり合う。
星が生み出した最強の兵器同士がぶつかる
その衝撃はとても人の身に受けきれる物ではなく放った本人達は後へ飛ばされる。
「ッチ……まだ終わってないか!」
騎士王は当然かのように立ち上がる。
その兜は割れており先程までは見えなかった顔がハッキリと見えた。狂気が感じられるその目にはまだ、戦意が感じ取れる……だがこれで──
「
俺が、投影した干将に引き寄せられ、戻ってきた莫耶により、騎士王は背中から貫かれた。
「ジュ……リ…アンを……頼む」
そう言い残し騎士王は消滅した。
そこに残ったのはセイバーのカードのみ……残りはバーサーカーか……
──今の内にバーサーカーの真名と特徴を教えておこう。恐らく今回のバーサーカーはギリシャの大英雄ヘラクレスだ。ランクB以下の宝具は通用しない上に、合計12回別々の方法で殺さなければ倒せないぞ。
ランクB以上……
──否、一度に7回殺す方法もあるし、本当にピンチなら俺を
分かってる。
早くバーサーカーを倒して、美遊を助ける。
それが一番の目的だ。
敵の本拠地まで、後どれぐらいなんだろうか?
───君の妹が天然の聖杯だとするなら、十中八九この街の中でも最高の魔力濃度と、霊脈を誇る柳洞寺にいるだろうな。あの近くの洞窟は俺の世界でも大聖杯があった。これ程の、偶然はないな。
柳洞寺……あの寺の近くに美遊がいるのか?
ここからならかなり早く辿り着けるな。
魔力を温存しながら出来るだけ早く行こう。
恐らく、近くにはバーサーカーがいる。
今の内、作戦だけは立てておこう……
──
柳洞寺に着いたが……本当にこの近くに美遊がいるのか?
──正確には柳洞寺近くの洞窟だな。
あそこは大聖杯があった場所……
なら、早くそこに!
──ダメだな……バーサーカーのお出ましだぜ?
「お前がジュリアン様に敵対してるって言うクソ野郎か?」
「美遊を助けに来たと言ったら……どうする?」
「簡単な事だな……お前を殺すだけだ!」
突然現れたバーサーカーらしき少女は自分の体の数倍はあるだろう巨大な剣を、軽々しく振るってきた。
俺はすぐさま武器を投影し、剣での攻撃を防ぐ。
ついでに剣を解析してみるが、特に変わったものはなく、ただ単に巨大な剣であることが分かった。
恐らく、バーサーカーの主な攻撃は剣に頼った物ではなく、自身の技術に頼ったものなのだろう。
巨大な剣を圧倒的な力を圧倒的なスピードで振る……それはどう考えてもあんな少女が使える力では無いのに、あの少女は使いこなしている。
こうして確認してみると改めてクラスカードの凄さを実感させられるな。
ただの少女が、あっという間に歴戦の戦士に変わるのだから。そんな事を考えながらもバーサーカーの攻撃を受け流す。
「ッチ……さっきから平気な顔をして攻撃を受け流しやがって……ウザイんだよ!とっととくたばりやがれ!」
──宝具が来るぞ!防いで技術を盗んむんだ。バーサーカーの剣技はかなり役に立つぞ。だが、気を付けろよ。バーサーカーの宝具は一度の斬撃に9つの斬撃を潜ませるとかいうイカれた宝具だ。甘く見てはいけない。
「元から甘く見るつもりは無い。」
「これで終わりだ!『
「───
「その程度の盾で、この宝具が防げるかよ!!」
展開された6枚の花弁はバーサーカーの宝具を受け1枚目の花弁は簡単に砕けるちる。2枚目は少しして砕ける。3枚目、4枚目、5枚目と着々とバーサーカーの刃は俺に近付いてくる。だがこれで解析は終了した。
「
バーサーカーが使っている巨大な剣を投影する。
たった今、相手の技を見たんだ。これで投影ができなければ
──コツは相手の8つ、または9つの急所を全て同時に狙うイメージだ。贋作者の意地を見せてやれ!
「了解……
狙うは8つの急所……頭、右腕、左腕、右足、左足、心臓、腸、そして体。そこに向かって全力で剣を振る!
「
8つの急所を同時に切り裂く。突然自分の技を喰らったバーサーカーは驚きと強い風圧により、吹き飛ばされていた。
「グッ………てめぇ、今……何をした?」
「敵に教える事は無いが、強いて言うならあんたらと同じ贋物の力を使っただけだ。」
「クソッ……タレが……」
──一撃で12回殺すって……急所狙いってすげーなー。とりあえず、バーサーカー撃破だな。とっとと君の妹の所へ向かうぞ。時間が惜しい、それにバーサーカーが倒された事で
あぁ、分かっている。
だが、このクラスカードでどうやって美遊を助けるんだ。
──本来、聖杯戦争と言うのはね。7基の英霊を聖杯にくべることで聖杯を起動し、聖杯を使用可能にし、第三魔法の使用によって根源に到達すると言う魔術師にしか得がない儀式だ。この世界の聖杯戦争には英霊はいないが、代わりにクラスカードがある。7つのクラスカードを、使い聖杯を起動する……そして美遊を別世界に送ればいい。
別の世界……そこなら追手が来ないと?
──英雄王がいない限りはな……だから英雄王を倒す。そうじゃなければわざわざ、一番の強敵を倒す何て面倒臭い事はしないさ。警戒は怠るなよ。洞窟に近づく度に罠が貼られてる確率があるからな。
そうだな……あのジュリアンが警戒してないはずはないよな。英雄王は洞窟の前にいる可能性が高いな…………なんで俺達は戦わなきゃ行けないんだろうな……
──深く考えるな。
そういう物なのか……だが、何と言われようと俺はたった1人の妹を選ぶ……兄さんが俺にしてくれた事と同じように……
ケルベロスの言葉に深く反応し、軽く物思いに浸ってしまった。だからだろうか──
──尤もこの世界の真理に気付いていないのもあると思うがな……全く、何処の世界でも正義の味方は救われないな。お前もそう思うだろ?アーチャー……否、“士郎”?
彼の一言を聴き逃したのは──
作者の〜次回予告!
という訳で、やってきました次回予告!
今回も俺とフォウ君でお送り致します!
「フォーウ!!(そんな事より遅れた事を反省しろ!)」
仕方ないじゃないか!テスト期間だったんだしさ!まぁ、それは置いて起き次回予告を……
全てのクラスカードを集め終え、美遊の元に向かう衛宮士郎。妹を幸せにすると言う聖杯への願いをかける彼の前に最悪の敵が姿を現す。
次回 「夢幻の剣製」お楽しみに!
活動報告で意見を募集しております。良かったら是非。
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