無理矢理転生【リメイクの為、永久凍結】   作:ムメイノライデン

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前回の三つの出来事!
一、衛宮士郎が英雄王と対決、美遊を逃がす事に成功した士郎の勝利。
二、自身を、夢幻召喚(インストール)した士郎の体を借り、サーベラスは英雄王を撃破、桜と士郎を平行世界へ送る。
三、サーベラスが、目を覚ますとそこは鏡面界内の冬木アインツベルン城だった!
では、本編をどうぞ


風雲 アインツベルン(サーベラス)

「なんでさぁぁぁぁ!?」

 

 

なんだよ、起きたら鏡面界のアインツベルン城でしたって!?

 

何!?俺は、黒化英霊なの?妹達と戦わなきゃ行けないの?ふっざけんじゃねぇ抑止力めぇ!!

 

「はぁ〜……本当に、胃が痛い……」

 

そもそも、英雄王並に強い俺を黒化英霊にしていいのかよ……理性を失った俺なんて、ただの人類悪(ビースト)ifだぞ。

 

抑止力は何してんだよ!?働けよ!

俺なんて化け物を野放しにしたら人理が滅びるぞ!?

 

…………自分で言ってて悲しくなってきたからこの話はやめよう。

 

とりあえず、探索でもしますかね?

と言っても、まんま冬木のアインツベルン城っぽいしなぁ……-

 

イスカンダルが、王道がたりをしていた中庭も、前に来た時にセイバー達が歩いていたこの廊下も、父さんが狙撃銃片手にスタンバイしていたこの部屋も……全てが第四次聖杯戦争に戻ったような空間になっているのだ。

 

なんの因縁かな……本当にあの時のまんまじゃないか。

この世界では第四次聖杯戦争なんて関係無いと思ったんだけどな……

 

「さて、改めて現状を把握しよう。」

 

俺は恐らく黒化英霊として扱われる事になり、十中八九イリヤや、凛ちゃんに討伐されなくては行けない側だ。

 

それは分かっているのだが、肝心の相手の戦力が不明だ。原作は、何処まで進んでいるかが不明だからな。

 

果たして、今のイリヤ達の戦力はどれくらいなのか……バーサーカーを退治してすぐなのか、後に現れるであろう“もう1人のイリヤ(聖杯としてのイリヤ)”こと、クロエを仲間にしたばかりなのか。

 

それとも、英雄王戦前なのか……この三つのうちどれかしかありえない訳では無いのだが可能性が高いとは認識している。

 

鏡面界って言う異界は英霊の人数が多ければ多い程、広くなっていく習性がある。

 

その為、俺一人しかいないこの空間はアインツベルン城全てのみが鏡面界と化しており、アサシンがいるはずのアインツベルンの森に鏡面界の反応はない。

 

要するに、少なくともアサシン討伐後。

つまりは、イリヤも覚悟を決め終えた事だろう。

 

お兄ちゃんとしては負けてやりたいのだが、どうせなら英雄王の対策ぐらいはつけて欲しいからな。

 

悪役演じて妹達を鍛えますか!よし!

そうと決まれば、早速罠でも仕掛けますか!

 

作戦名は……まぁ、ここはあのミニコンテンツから貰って、『風雲 アインツベルン城!』とでもしますか!

 

え?サーベラス城?ないない。俺、城とか構える趣味じゃ無いから。さて、容赦ない罠を仕掛けまくるか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さん、こんにちは!私はイリヤです!

とある事情から魔法少女をやっているんだけど、色々と、思ってたのと違うんだよね。

 

でも、そのおかげで、私にもクロって言う妹もできたし。美遊と言う親友も出来た。

 

それに、ルビーやサファイア、凛さんとルヴィアさんそして、桜さんや士郎さんも大切な人達だよ。

 

私は今、魔法少女になった原因であるクラスカードの回収を凛さん達としている。

 

最初はクラスカードは7つしかないと言われたのだけど、まだ、怪しい所が2つある後から判明したことで今、またこうして戦う為に呼び出されたところなのである。

 

「ちょっと、イリヤ!話聞いてる?」

 

「あっ、ごめんなさい凛さん。ちょっと別の事考えちゃって」

 

「はぁ……あのね、今回の敵は恐らく桁違いの力を持ってるから、ちゃんと対策を取らないとダメじゃない。

 

“朔月”君に聞けば、彼が知っている残りのクラスカードは人類最古の英雄王である、アーチャー『ギルガメッシュ』と、謎に包まれたクラス、人類悪(ビースト)のカード『ケルベロス』だけよ。

 

そのどれもが強敵……英雄王は英雄達が使った宝具の殆どを使うし、ケルベロスに至ってはケルベロスにあらず、クロの元になったアーチャーのクラスカードの英霊“エミヤ”と同じ投影魔術が主だと聞いてるわ。」

 

お兄ちゃん達と同じ名前の英霊……アーチャーのエミヤ………クラスカードだけじゃあ彼の事を詳しくはしれない。

 

このカードを身体に持つクロでも分からないことだらけだし。

 

「と言う事は、相当、気を付けなきゃ行けないわねリン……貴女達、確かキャスターの時に鏡面界に入った瞬間、大量の砲撃でお出迎えされたのよね。」

 

「えぇ、そうですわね……あれ程、わたくし達の対策を取っていた英霊はキャスターが最初で最後。それ以降は特に居ませんでしたからね。」

 

「クロが言いたいことはわかった。要するにもう1回あぁ、なると?」

 

「その通りよ、美遊。そのケルベロスが言っていた事を信じるなら、英雄王は慢心ばかりしているわ。だから、英雄王の場合、私達を見つけてから攻撃を仕掛けてくるわ。でもケルベロスはどうかしら……地獄の番犬を名乗ってるってことはそういう物が得意だとも推測できるわ。」

 

「ケルベロスだとか、そんなのゲームでしか聞いた事ないよぉ…………」

 

多分、歴史か神話に書かれてると思うけど、つい最近まで普通の小学生だった私には分からないことだらけだよ。

 

織田信長とか、徳川家康だったらまだ分かるんだけどな〜

 

「ケルベロスとは、冥界の門を守護している“三つの首”と“蛇そのものと言えるの尻尾”を持つ犬のような怪物の名前。

 

ケルベロスはハデスからの命令で、冥界の出入りなどを守るように命令を受けて、ほかの神や、生者が通らないように門を守っている大きな犬の姿をした怪物

 

死者の魂が冥界にやって来る場合にはそのまま冥界へ通すが、冥界から逃げ出そうとする者を捕らえて食べると言われてる。これが地獄の番犬といわれる由来。

 

また、甘い物が大好きで、蜂蜜と小麦の粉を練って焼いた菓子を与えれば、それを食べている間に目の前を通過することが出来ると言われてる。

 

この事から、外国のことわざで自分にとって、対応が難しい相手などに賄賂を渡して見逃してもらう事等を【ケルベロスにパンをあげる】と言う。」

 

「流石、美遊……小学生とは思えない程の知識量。」

 

「どんな教育をしたらこうなるのか逆に知りたいですわ。」

 

「あはは……家には絵本が少なくてつい、歴史や勉強の本ばっか読ませてたからな。そのせいで、頑固な発想が身についてしまったんだと思う。」

 

「まさかの独学と言う名前の英才教育!?」

 

士郎さんってもしかして親バカならぬ兄バカなのかな?

この人は“朔月士郎”さん。

 

肌と髪の色以外は私のお兄ちゃんにそっくりな美遊のお兄ちゃん。

 

美遊と出会った次の日に美遊が魔法少女を始めた事がバレて私達を手伝う事になった人で、なんでも、一般人よりかは魔術を使うのも、戦闘にも慣れているらしいけど、戦闘のレベルは私達や凛さん達よりも大きい。

 

クロによると、投影速度と、質、硬さ、鋭さ、そして、明確なイメージ力が段違いらしくて、クロが使うような白と黒の双剣を初めとした沢山の剣を使いこなす凄い人だ。

 

でも本人は……

 

──これでも、少しばかり、かじっただけなんだよ。家の兄さんなんて、14歳ぐらいの年頃で強化魔術だけで崩れ落ちる崖から俺を助け出したり、山登り中に現れた熊を大量の剣を投影して近付けないようにしたりしてたからね。

 

そう言われた時はクロと凛さんと一緒に“どんな怪物兄さんよ”って叫んだっけ。

 

「皆さん、お茶を入れてきたので良かったらどうぞ。」

 

「ありがとうございます桜さん。」

 

「ありがとうね桜。」

 

「遠坂さんも、少しは休んでくださいね。考え過ぎるのも毒になるので。」

 

この人は“朔月桜”さん。

士郎さんの奥さん……なんだけど、本人達はその事を聞くと顔を赤くして否定する。

 

2人とも、満更でもなさそうだし、よく2人で仲良く料理をしているから、やっぱり夫婦なんだな〜と思わされるけど。

 

こういう仲のいい夫婦の事を“おしどり夫婦”って言うんだよねって美遊に聞いたら、意味としてはあってるけど、おしどりって言うのは本当はあまり仲が良くない鳥だって教えてくれたね……う〜ん……あまり知りたくなかったな。

 

最後に、知識豊富で運動も勉強も得意(と言うか、ちょっとオーバースペック)な私の友達“朔月美遊”

 

士郎さんによる英才教育(無意識)により、勉強のレベルは多分、高校三年生ぐらいはあるんじゃないかと思う。

 

でも、冬木市に引っ越してくる前までは少ししか家から出ていなかったらしくて、ちょっとだけ世間知らずな所がある。

 

後、たまに私の“変なスイッチ”を入れてくるけど……気にしない方がいいよね!

 

改めて、今やっている事を説明すると、美遊の家に集まって、新しく判明した2つのクラスカードをどうやって回収するかの作戦会議をしているところだよ。

 

 

なんでも、片方のカードは“英雄王”って呼ばれる程、強い英霊で、もう片方もその英雄王を倒す程強い英霊何だとか……本当に私達が勝てるのかな?

 

「ありがとう、桜。それじゃあ、改めて英霊ケルベロスと英雄王について、俺が知っている事を全部話そう。その上で、作戦会議をするって事でいいよな?」

 

「えぇ、お願いね朔月君。」

 

「貴女達もよく聞くのですよ。作戦は全て上手くいくとは限りません。いざと言う時は貴女達が自分で判断する事になりますわ。その為に、少しでも多くの情報を覚えなさい。」

 

「「「はい」」」

 

「それじゃあ、先ずは英霊ケルベロスについてからだな。英霊ケルベロスは俺に手を貸してくれた英霊だ。

クラスは人類悪(ビースト)と言う正体不明のクラス。真名はケルベロス……と名乗ってはいるものの実際には違う可能性が大きいな。」

 

「え?自分で名乗ってるのに?」

 

「イリヤ……あんたそれ本気で言ってる?どう考えたって偽名に決まってるでしょ。ケルベロスって言うのは、さっき美遊が言ってたように、首が三つある犬のような怪物よ?それが、人語を喋ったり、投影魔術を使うと思う?」

 

「そう言われるとなんも言えないや……」

 

「まぁ、説明を続けるぞ。英霊ケルベロスには恐らく、今の所の俺達の最強の武器、クラスカードは通じない。」

 

「何ですって!?」

 

「どういう事ですの!?」

 

クラスカードが通じないなんて、そんなの嘘だよね!?

今の私達の戦術は半分くらいクラスカードに頼ったものが多いんだよ?

 

「まぁ、説明するから落ち着けって……英霊ケルベロス、そのクラスカードを俺は何回か限定展開(インクルード)している。でも、その度に武器が変わっていたんだ。最初は、干将・莫耶、次は約束された勝利の剣(エクスカリバー)……あいつの意思で変えられるところを見ると、恐らく神造兵器等も投影できる可能性がある。」

 

「神造兵器……という事は約束された勝利の剣(エクスカリバー)すら、投影できると考えた方がいいかしら?」

 

「実際に、投影していたからそう考えてくれ。こう聞くと強いとしか思えないだろうが、ケルベロスには弱点も存在する。」

 

「弱点……やはり、ケルベロスを名乗る程ですからヘラクレスのカードが弱点なんでしょうか?」

 

「嫌、それも違うな。ケルベロスの弱点……それは全力を出せない事だ。」

 

「全力を……」

 

「出せない?」

 

「そう、不思議に思うかもしれないが紛れもない事実だ。ケルベロスは“俺の力はあまりにも強大すぎるから、空間への影響はでかいし、抑止力に消されかけるし、魔力消費が大きいしと、メリットよりかはデメリットが多いんだよね〜”っ自分で言ってたし、実際そうだったからな。」

 

自分から弱点を晒す英霊なんているだ……嫌、その時は確か士郎さんに協力していたらしいから、自分の使い方を教えていたのね。

 

そう考えると……やっぱり変なの。

 

 

〜ここからはダイジェスト〜

 

それからはとても早かった。

作戦会議が終わって、アサシンがいた森の近くの鏡面界に行くことになって…………

 

「「またこれぇ(ですの)!?」」

 

凛さんとルヴィアさんがまた底なし沼にハマって……

 

「アハハハハ!何よそれ!」

 

【いや〜いつ見ても滑稽ですねぇ〜!ルビーちゃん的に面白いです!】

 

「「笑ってないで助けなさいよ!!?」」

 

クロとルビーが大爆笑して、凛さん達が怒ってと、色々あったけど、ようやく鏡面界が確認された場所に着きました。

 

〜ダイジェスト終了〜

 

「うわ〜……冬木にもこんなお城があったのか。」

 

「ホントよね……この前来た時は気付かなかったわ。」

 

「相当、強い結界が貼られていて、目的がなきゃここには自然と近付けないようになってるみたいですわ。」

 

そうなんだ……という事はここにも魔術師がいたりしたのかな?

 

「まぁ、そんな事はどうでもいいわね。ルビー、サファイア、鏡面界へ飛ぶ準備を。」

 

【はい、限定次元反射路形成。鏡界回廊一部反転。接界(ジャンプ)します!!】

 

【気を付けて下さいよ〜!いつぞやのキャスターの時みたいに、準備万端で待ち構えてるかも知れませんから。】

 

「そこら辺は安心してくれ、念の為に俺は『熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)』を、桜は影を展開してくれてるからな。」

 

「守りは私達にお任せ下さい!美遊ちゃん達は攻撃に専念して!」

 

「「「はい!」」」

 

ようやく、私達は鏡面界に着く。その瞬間……

 

やっぱり、と言うべきか、クロや、士郎さんがよく使っている白と黒の剣が何個か飛んできた。

 

それらは全部、士郎さん達が貼ったバリアによって防がれて、私達に当たることは無かった。

 

「やっぱり、干将・莫耶が……美遊、イリヤ、クロ、気を付けろ。恐らくだが罠が貼られてる。」

 

「罠ですって!?黒化英霊って言うのは正気を失って、狂ってるんじゃない……っ!?早速、剣が飛んできた!?」

 

「凛さん、危ない!?『斬撃(シュナイデン)』!!」

 

間一髪で、私が放った斬撃(シュナイデン)が、凛さんに飛んできた剣を壊した事により、凛さんに剣が当たることは無かった。

 

「ありがとう、イリヤ……何よ今の、私を狙ってきていたのに殺意は込められていなかった……もしかしてこれも罠!?」

 

どうやら、何個も罠が仕掛けられてるらしい。なんだか、ゲームとかでよくあるダンジョンのような雰囲気になってるような……

 

「さながら、ゲームのラストステージってとこ?解析出来ないほどの罠があるなんて聞いてないわよ。私はクラスカード回収は初めてだけど、あえて言うわ。一筋縄じゃ行かないわよこれ。一つ罠が発動したら、次の罠へ繋がるようになってるから、下手に動かない方がいいわ。」

 

「クロの言う通りですわ。ここは慎重に、一つ一つ罠を解除していくのが正解ですわね。」

 

「ただそれだと、一つだけ問題が…………」

 

「問題?それってなんですか?」

 

「イリヤ……あなた本当に馬鹿?」

 

「何よクロ!?そんなに強く言わなくたっていいじゃない!」

 

「言うわよ。だって、ここは鏡面界よ?当然」

 

■■■■■(偽・螺旋剣)!!」

 

「黒化英霊がいるに決まってるわよねっ!!『偽・偽・螺旋剣(カラドボルグIII)』」

 

クロが放った剣により、黒化英霊が放った剣は相殺された。正直に言うと、罠のせいで黒化英霊の事を忘れてた……

 

黒化英霊の姿を見る。

今までの黒化英霊と違い、腕や、脚まで黒くなっていて、そこからは鋭い爪のような何かが出ていた。

 

遠くから見てるから分かんないけど、私達と同じくらいの身長の子供みたいな姿をしている。

 

顔は……何かで隠されてるのかよく見えない。服も同じだ。

 

「もっと獣みたいな姿を想像してたけど……あれじゃまるで、人間の子供ね…………兎に角、やるわよ!

 

「言われなくても分かっていますわ!」

 

「「『ガンド!』」」

 

「うん!行くよ、美遊、クロ!『砲撃(フォイヤ)』!」

 

「任せて、イリヤ。『砲撃(シュート)』!」

 

「それじゃあ私も……投影開始(トーレス・オン)。さぁ、思いっきり行くわよ!」

 

私達が魔力で作られた弾を、凛さんとルヴィアさんがガンドを、クロが黒と白の剣を黒化英霊に向かって放つ。

 

だけど、そのどれもが、黒化英霊に当たることは無かった。

 

何故なら、黒化英霊はそれぞれ別の方向から飛んでくる攻撃を……

 

「──直死」

 

そう呟いた一瞬で消し去ってしまったからだ。

ってえぇぇぇぇ!?何あれ!?目が蒼く光ったかと思ったら腕を振るだけで私達の攻撃が、消えて……えぇ!?

 

「なんで……剣との繋がりが切れて……壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)が使えないなんて……壊れても数秒間は保つ繋がりを断ち切るなんて……それじゃあまるで、攻撃そのものを“殺してる”みたいじゃない!?」

 

クロの一言……納得させられるものもかなりある。

凛さん達が使うガンドって言う魔術は当たれば相手を痺れさせる事のできる魔術らしい。

 

それを痺れずにかき消すなんて、攻撃を“殺した”というしかないだろう。

 

【美遊様、イリヤ様、クロエ様、お気を付けください。あの英霊の“眼”は魔術世界でも最強格と言えるようなレベルの“魔眼”です。】

 

【どうやら、見る限りでは“静止の魔眼”とかの能力や動きを静止させる系かとも思われますが、少なくとも、腕を振る事で攻撃を殺してるのなら、魔術世界でも珍しい物体の死を見ることの出来る眼、“直死の魔眼”でしょうね?】

 

「ちょっと待ちなさいよ、ルビー、サファイア……直死の魔眼って、見たものを殺す魔眼じゃなかったの?」

 

【えぇ〜、見たものを殺す魔眼なんてあったら、人類はあっという間に絶滅してますよ?直死の魔眼は先程も言ったように物体の“死”を何か形として見るんです。一般的には赤黒い線のような何からしいですけど……直死の魔眼持ちはその線を何かしらでなぞることにより、物体をその部位から“殺す”……まぁつまりは“死”を与えれる訳ですよ。】

 

「ちょっと待ってよルビー……それってつまりあの英霊は無敵なんじゃ……」

 

【いいえ、それは違いますよイリヤ様。いくら物体の“死”を見れても、それは視界の中の物体に限られます。脳が認識できる景色の中の“死”を映し出すのがあの魔眼です。後ろにいる相手の“死”は見られないです。】

 

「つまりは、後ろに回り込めばいいってことね?」

 

「兎に角、一旦出直して作戦会議をするわよ!ルビー、サファイア!」

 

【【了解(しました)!】】

 

こうして、私達と謎の英霊ケルベロスとの初戦は私達の負けという事になりました……死を見るって本当に勝てるのかな?




作者の〜次回予告!
皆さん、新年あけましておめでとうございます!作者のライデンです。
あぁ、今年も頑張らなきゃな……

ちょっとした報告ですが、作者は1月から3月までに大事な大事な悪夢のイベント、受験を控えているので、ただでさえ遅い登校ペースがさらに遅くなってしまいます。

なので、自分目標で1ヶ月にからなず1話としていたのですが、もしかしたら3カ月間更新停止なんて事もあるかもしれません。

ですが、更新は再開するつもりなので、気長にお待ちいただけると嬉しいです。

正直に言うと、ウルトラクロニクルZでウルトラマンティガが流れるらしいから、それを見たいけど受験勉強の方が大事!!という気持ちがあり、何かの弾みにティガ全話を見てしまうかもしれないので、勉強だけに集中する為に自分を娯楽などから隔離するってのもあるんですがね。

それでは、次回予告に戻って、

作戦会議を終え、再びケルベロスと戦闘を始めたイリヤ達。

人数の多さを武器に戦うものの、ケルベロスの戦闘技術によって全ての攻撃を防がれてしまう。

サーベラスの猛攻に苦戦するイリヤがとった策とは?

次回 「別世界の兄」

お楽しみに〜!
良いお年をお過ごしください!!
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