無理矢理転生【リメイクの為、永久凍結】 作:ムメイノライデン
前回はコラボ回でしたね。
改めて、クレナイハルハさん、ありがとうございました。
これを作るにあたって、家の倉庫から引っ張り出してきて、久しぶりにCCCをプレイしたのですが……
あれ、本当に2013年代のゲームなんですか?
完成度おかしいと思うのですが?
いや、それを言うなら同じくらいの時期に放送されてたFate/Zeroの作画とかもクオリティ高すぎなのですが……
そして、メルブラ新作の発表……
貯金足りるかな?
流石、型月と言うところですかね。
あ、無駄話にお付き合いいただきありがとうございます。
え?なんで投稿が遅かったか?
……シンエヴァ見てたり、パズドラを二年ぶりに起動してハマってました、すいません。
え?なんでそんな事を言ってるのにサーベラス君にボコされてないかって?
……士郎&ライダーと桜を当てるのに必死になってたって言ったら許してくれました。
うん、あれはラッキーだった。
なんでか、イリヤとライダーが16体ぐらい来てたけど。
とりあえず、本編をどうぞ。
電子の海
何処だここ!?
気がつけば俺がいたのは不思議な空間、しかしどこか見覚えがある空間にいた。そして右手の甲にはもう見ることが無いと思っていた俺の令呪……
一体何があったと言うのだ。
さっきから
俺が使用できる魔力を抑えなきゃ速攻で壊れそうなくらいに脆そうな空間……
【もう一度言います、サーヴァントを召喚してください】
そしてさっきから流れているこの謎のアナウンス。
サーヴァントを召喚しろと言っているのだが、怪しい。
怪しすぎる!!
何処かも分からないエネミーだらけの部屋?
謎のアナウンス
俺に再び現れるはずのない令呪
……ここから推測するとここは恐らく月だ。
どうやら俺は、なんの事故か
また抑止力の仕業だろうか?
まぁ、来てしまった物は仕方ないんだよな。
珍しく、抑止力からの目的が分からないが……
まぁ、恐らくは今回の聖杯戦争で何かあるんだろう。
結局は、俺も参加するしかないという事だ。
その為にはまずはサーヴァントを呼び出さなきゃ行けないけど……
触媒は無いから縁による召喚なのだが、来るのはランサーやメディア、あとXオルタと士郎ぐらいだろうか?父さんや母さんが来てくれても嬉しいな。
イリヤは………………
まぁ、悩んでいても仕方がない。
強制的に始めさせられる前に召喚を始めますか。
この詠唱……久しぶりだな。
「素に鉄と銀。銀と鉄。礎に石と契約の大公。
降り立つ風には壁を。
四方しほうの門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ。
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻を破却する。
──告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ。
誓いを此処ここに。
我は常世とこよ総すべての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷しく者。
汝 三大の言霊を纏七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ───!」
召喚の魔法陣が光りそこから現れたのは小さい五つの影だった。ん?五つ?小さい?
「あぅ〜」
「ばぁ〜」
「………」
「Zzz…」
「きゃっ、きゃ!」
そこにいたのは何だか桜ちゃんを思わせる髪色をした赤ん坊達だった。
「これは………どういう……事だ……」
可笑しい、明らかにおかしい!?
なんだ、召喚の不具合か!?
バグ、バグなの!?
いや、そんな馬鹿な……どうしたんだよムーンセル!!
そもそも、桜ちゃんと同じ姿をした英霊なんて、アルターエゴくらいじゃないの!?
それが五人!?しかも赤子って!?
そうやって、俺が戸惑っていると何処からか謎の音声が流れ始めた。
【戸惑ってる貴方を救済する!
月の海の人気ナンバーワンコンテンツ!
BB〜チャンネル!
始まりま〜す!!】
不穏なBGM
奪われる視界
明らかに不吉な声
……察した。
【そこで困り果てて胃痛を抱えている先輩も、どこかで見ている人達も、楽しんでいってくださいね〜!】
「げぇ!?どこかで見覚えのある顔!?」
【はーい、リアクションありがとうございま〜す!
今回、サーベラス先輩には実はお願いがあって、こうして召喚に干渉させて貰いました〜。】
「いきなり過ぎんだろおい……で、なんだお願いってのは?どうせ、聞かなきゃ帰してくれないんだろう?」
【話が早くて助かりますね。
見ての通り、先輩の目の前には五人の赤ちゃんがいますよね?】
「おう、間桐桜に似た五人がいるな……いや、君も含めて六人かな?」
【おっと、魔眼は禁止事項ですよ?
下手したら、赤ちゃん達に当たりますからね〜。
心優しい先輩には、罪なき赤子を殺すなんて、まさかそんな事できませんよね〜?】
「…………できるから問題なんだよ。」
【はい?今、何か言いました?】
「何でもないよ、ただ、
【そうですか、では、話を続けますよ?
貴方には、しばらくの間、ここにいるアルターエゴ達のお世話をして欲しいのです!
あ、勿論拒否権は無いですからね?
だって、サーベラス先輩はここに閉じ込められているのですから。
でもでも、食材等はきっちり配達されるのでご安心ください。
そこら辺はしっかりと設計しているBBちゃんなのでした〜。】
「……はぁ……くだらねぇ。
こっちは血塗れたセイギノミカタだぞ。そんな奴に子守りだとかが出来ると思うか?」
【えぇ、できますとも。
だって、貴方は“守る”事は得意なんでしょ?
子守りも立派な守護です。
さて、時間もそろそろなので、ここら辺で終わりにしますかね〜。】
「おい、ちょっと待て。
んな屁理屈言われたって困るんだが?
そもそも、ここは戦場だろうが!?
戦場で子守りをしろと言うのか君は!!」
【あ〜、そこら辺はご安心を。
この後、無理矢理ですが別の部屋に移動してもらいますから。
それでは、次回のBBチャンネルをお楽しみに〜!】
そう言うとプツンという音と共に、BBは画面から消え、俺と五人の赤ん坊が残された。
「面倒臭いし、訳が分からないけど……
はぁ……仕方ない。見捨てるのは嫌だし、育てるしかないか。」
ここから俺の月での子守り生活が始まった……と思う。
…………胃が痛い。
五人の赤ん坊達はどうやら既に名前はあるみたいでそれぞれ
パッションリップ、メルトリリス、キングプロテア、ヴァイオレット、カズラドロップとなっている。
というか、まだ赤ん坊だから、リボンがなきゃ判別できないな……
さて何から始めたらいいのやら……赤ん坊とは言え、AIなのだ。
多分だが、成長も通常の倍以上早いし、離乳食、オムツの替えが必要かも分からない。まぁ、子守りだけなら既に経験済みだ。
抑止力に飛ばされた先でな。
取り敢えず主人公の敵に回らないようにしなきゃな。
そして子供を連れて流石に聖杯戦争には参加出来ないから令呪はとっとと使って置こう。
「令呪三画を持って命ずる。危機が生じた時俺をその場に呼び寄せろ。」
令呪は光り始め俺の腕から消えた。これでこの子達の安全も確保出来た。
あれ?月の聖杯戦争って普通は令呪が消えたら敗北とみなされて存在が消されるんじゃなかったっけ?
もしかして俺ってNPC扱い!?マジか……
いや、どうせあのBBの仕業なんだろう。
まぁいいけど……と言うか、子守りって言われても、何日とか言われてないんだが?
期限日いつだよ、おーい!
……はぁ、胃が痛い。
電子の海に来ても胃痛を感じる俺って、なんなんだろうか……
ただの
……はぁ……
「きゃっきゃ!」
「君達は、気楽だよね……って、こんなことを赤ん坊に言っても仕方ないか。
……この血塗れた身体で触れるのって、何か嫌だな。
セイギノミカタになる前だったら平気だったのかもしれなかったけど。」
「ぶぅ〜?」
「何でもないよ、うん、なんでもない。」
さてさて、胃痛に負けず、金ピカに負けずの精神で行こう。
長くとも、この子達が十歳になるころぐらいまでには流石に回収されてるだろう。
というか、逆に考えれば、これってちょいとした休暇なのでは?
……よし、頑張ろう!
休暇と考えれば逆にやる気が湧いてきたぞ。
自分で言うのもなんだが、現金な男だよな俺。
これも、抑止力なんて言う超ド級ブラック企業を経験してるからか……
やれやれ、酷い話だ。
……さて、まずはミルクでも作りますかね。
「はぁ……オノレBB。」
何が休暇だ。
赤ん坊とはいえ、当然その権能は働いている。
さっきも、ミルクを飲ませ終わった後、危うくパッションリップに“トラッシュ&クラッシュ”されるところだった。
胸の虚数空間に関しては耐性があるから無効化できるとして、キューブにされてしまえば流石の俺でも脱出が難しい。
いや、無限の質量を持ってしてもキューブにされるからな、対策できない。
まぁ、直死の魔眼で圧縮される前に空間を殺せばいいんだけどさ……ほんと、魔眼があって良かったよ。
なかったら、俺は今頃キューブだ。
恐ろしや恐ろしや。
メルトリリスに関しては、やはりまだ未熟なのと、脚につけるあのアーマー?って言うのかな?
まぁ、兎も角。
あのアーマーモドキがないから上手くメルトウイルスを使えないらしい。
と言うか、そもそもレベルの概念がない俺には効くのだろうか?
……効かない訳ないか。
月にいる限りはレベルも存在するだろうし。
でも、俺はムーンセルに登録されてないぞ?
だって、俺はあくまでも抑止力の英霊だから果たしてレベルが適用されるかどうか……
なんか、不安になって来たな。
この月の海では、レベルが強さを表している。
本来なら同じ筋力Aでも、レベルが一つ違うだけで、押し負けることだってある。
それが俺にまで適用されていたら本当に厄介だ。
もし、他のサーヴァントがいたら、俺は負けてしまう可能性が出てくる。
そもそも、聖杯戦争が起きてるのかすら怪しいけど。
だって、聖杯戦争なんて起きてたらBBは俺にこんな厄介事は押し付けないはずだし。
となると、本当にここは何処だ?
織天の檻じゃない事だけはわかってる。
だが、それ以外は検討がつかない。
月の裏か?それともそれ以外か?
確か、FGOでキングプロテアは堕天の檻って所に閉じ込められていたはずだよな?
不味いな、前世の記憶も少しづつ曖昧になって来たぞ。
と言っても、二部一章以降の事は俺は知らないけど……
さて、改めて……この状況をどうするか。
…………動けない、誰か助けてくれ。
「…………」
「だぅ〜がぅ〜」
「ジーーーー」
「きゃっきゃっ!」
「……Zzzzz」
現状を説明しよう。
赤ん坊の玩具にされてます。
蛇のように変化したヴァイオレットが巻きついてきたり、パッションリップに手を振り回されたり、メルトリリスに面白い物を見る目で見られてたり、キングプロテアに怪獣の角のような飾りが着いたカチューシャをつけられたり……
って、それどこから取り出した!?
またBBの仕業かよぉ!?
と言うか、メルトリリスはこの頃から一種の愉悦部だったのか……加虐体質って怖ぇ……
カズラドロップに関しては寝てる。
うん、スヤスヤと寝てる。
大人しくて結構。
騒がしくするのも子供の仕事だ。
いや、だからって子供の頃からあの金属製の腕があるとは聞いてないよ。
まだ小さいし、俺には精々擦り傷をつけるぐらいしか出来ないんだろうけどさ。
……女性には失礼な事だけど、重い。
腕が金属で出来てるから、その金属部分がとてつもなく重いのだ。
と言っても、やはりまだ小さいから精々30kgぐらいなんだけど。
赤子にしては重いよね。
これが後にコンプレックスにならないといいけど。
確か、最終的なパッションリップの体重って……
うん、言わないでおこう。
はぁ……胃と腕が痛い。
どうして俺がこんな目に……
「……?」
「いや、なんでもないだよヴァイオレット。
いいや、本当になんでもないからそう泣くな泣くな。
っで、プロテアは何をして欲しいんだ?
怪獣ごっこか何かか?え?パッションリップもやりたい?
マジで?いいけど。
……俺が怪獣になると大な三ツ首の犬になるぞ?
何?そういうのじゃなくて、がお〜とかいうタイプ?
そうかそうか、特撮怪獣ってか?
……ウ■■ラ■ンでもつけるかね。
テレビあるっぽいし……この部屋はなんなんだよ本当に。」
余談だが、今回の件で動物会話(E)を得ました。
……え?赤ん坊との会話って動物会話スキルで分かるもんなの?えぇ……ショウジキナイワー。
はぁ、胃痛がする。
これも全て、あのBBとか言うAIの仕業に違いない!
【いやいや、私何もして無いですからね?】
「いきなり出てきて、心読んでんじゃねぇよ……はぁ……胃が痛い。」
【えぇ〜何でですか?
別に胃痛を感じるような事なんて何もしてないじゃないですか。】
「うるさいなぁ……この状況が既に胃痛の素だっての。はてさて、この子達は俺の事をどう思ってるのやら。
ま、十中八九変な人だと思われてるのだろうけど。」
【いや、結構気に入られてる見たいなんですが……って、聞いてませんね。】
「いだだだだだだ!?
ヴァイオレット、そんなに俺を絞めつけないでくれ!?
あぁぁ、ごめんパッションリップ!?
被虐体質の事忘れてた!?
って、キングプロテア大きくなってないか!?
これが噂のヒュージスケール!?
あわわ、ちょ、ごめん、起こすつもりは無かったんだ。
だからそう髪を引っ張らないでくれカズラドロップ!?
メルトリリスは愉悦してないで止めるのを手伝ってくれぇ!?」
【フフw、なんですかこれw
流石のBBちゃんも笑いを堪えられませんw】
「うぜぇぇぇ!?
笑ってないでどうにかしろよ母親さんよぉ!?
俺はそもそもこう言うのは苦手なんだってぇ!?
いだだだ、だから絞めないでってば!?」
これぐらいじゃ死なないけど、すげぇ痛い。
恐るべし、アルターエゴのパワー!?
「こ、コフッ……」
「「「「「!?」」」」」
【吐血した!?】
「……止まるんじゃ……ねぇ……ぞ」
これも全て胃痛スキルのせいだ。
そう思いたい……ね、眠くなってきた。
【し、仕方ないですね……大量の胃薬を用意しておきます……1tとか用意しなくては……】
「……ありがとさん。」
「ばぁ〜うぅ〜」
そして、キングプロテアの攻撃が痛い。
兎に角、無茶苦茶、痛い。
そもそも、サクラファイブで一番に生まれたのがキングプロテアってのもあるけど、キングプロテアのスキル、無限に成長する能力“ヒュージスケール”によって普通のAIとかよりも成長が早いってのもあるけどね。
いや、俺が影を纏ってなく、強化も使っていないのもあるけど、それ以前に普通に痛い。
俺が英霊じゃなきゃ多分、今頃死んでる。
耐久EXでよかった……今回ばかりは、人類悪としてのステータスにも感謝だ。
後にキングプロテアは筋力EXっていうステータスを得るはず、だとしたら、EXレベルの耐久でようやく相殺出来るのかな?
……まぁ、EX級の攻撃は何回も受け出来てるから若干慣れてるけどね。
あれ?俺ってマトモな攻撃受けてなくね?
だいたい、干将・莫耶で防いでそのまま叩き割ってるから……
成程、要するに俺もマトモじゃないって事だな。
って、今更か……そもそも
こんな、抑止力に振り回されても自我を強く残せるのは精々、元から狂っている俺か、答えを見つけた士郎だけなんだよな……
父さんは論外。
あの人は既に心が砕けた後だ。
「分かった分かった、怪獣が出てくる何かをつけるから叩かないでくれ。」
「ばぁ〜う〜あ〜!」
「はいはい、パッションリップも見るのね。
メルトリリスも見る?
って、いつの間にソフビを……
カズラドロップに至っては寝たままだし。
ヴァイオレットはどうする?
はぁ、俺と一緒に見ると……仕方ないか……」
はぁ、どうやら、とても長い任務になりそうだ。
おのれ、BB……さて、作者の能力的にこの先はカット&ダイジェストでお送りします。
この後、起きたカズラドロップに髪の毛を引っ張られたり……
「やぁ〜う〜」
「痛い……地味に痛い。」
メルトリリスが大量の水を生み出して他のアルターエゴを避難させて溺れかけたりとか……
「ばぁ〜う!」
「はぁ、何この水!?皆、こっちだこっち!?
よし、一人も欠けてないな?って、予想以上に深い!?
ぶぼぼぼぼぼ……
って、危ねぇ、死ぬとこだった。」
ヴァイオレットにヤケに懐かれたり……
「…………」
「あれ?また身体を蛇に変換して遊んでんのか?
って、なんで俺が来ると速攻で巻き付くんだよ……」
思えばヴァイオレットってランサーに似てる気がするな。神性と言うか、雰囲気が似てると言うか……
いや、気の所為か?
後、キングプロテアに潰されかけたり……
「うわぁ〜大きくなったなぁ……」
「あぎゅう!」
「ん?なんだなんだ!?って、重!?
潰れてたまるかぁ……ふぬぬぬぬ兄の意地ぃ……!」
パッションリップにキューブにされかけたり……
「きゃっ、きゃぅ!」
「ちょ、パッションリップ!?それは危な……
ギィヤァァ!?体が四角く……なってたまるか!?
直死───せぇい!
……ふぅ、何とか生き残った。」
まぁ、何だかんだで10年くらいの月日が流れるわけだ。
詳しく書けなかった作者は殺す。
その10年の間にもかなりの進歩があってだな。
アルターエゴ達とは信頼関係も築けた。
後、変に歪まないように色々と教える事にしている。
と言っても、既に歪んでる俺が教えて大丈夫なのかは分からないけど……
後、何故か俺の“父さん”呼びが定着した。
おっかしいな……俺はアイツらが小さい頃から、“お兄さん”とか“サーベラス”ってしか名乗ってないんだけど?
そう思い、原因を調べた所。
原因はBBが毎回いつの間にか置いて行っている童話や歴史の本だと判明した。
そして、育ての親=義理の父=俺、と認識されたらしく、いつの間にか定着していた。
おのれ、BB。
胃痛の元を増やしやがって。
そもそも、俺は父になんか向かねぇっての。
不良みたいな所あるし、人類悪だし、あらゆる所を飛び回っている
育児放棄待ったナシだろ。
あぁ……胃痛がァ……
「大丈夫ですか、お父様。」
「また胃痛ですか?体調管理はちゃんとしてくださいって言いましたよね!?」
「あ、うん。大丈夫だよヴァイオレット、カズラドロップ……気にするな、俺はこれが普通なんだよ。」
ちなみに、サクラファイブは皆、原作と同じ姿までには成長した。
……逆に言うなら、原作と同じ凶悪さになったという事だ。たまにキューブにされかけたり、ウイルス流し込まれかけたり、空間ごと破壊されかける。
マトモなのはヴァイオレットとカズラドロップだけなのである……オノレ。
カズラドロップに関しては、一瞬だけならただの健康管理AIに思えるのだが、やはり裏では岸波白野の事を少し考えてしまうらしい。
メルトリリス達に至っては恐怖そのもの。
やはり、桜顔のヤンデレ気質は治らないらしい。
そして、桜顔は必ず先輩がいる。
恐ろしや恐ろしや。
おいムーンセル……何もそこまで再現しなくたって良かっただろうがよ……
ちなみに、10年経ってようやく判明した事も沢山ある。
例えば、今俺が閉じ込められているこの空間。
これはムーンセル内の虚数空間だと言うことがわかった。虚数空間という事は、外で経過してる時間は精々、数日程度という事だろう。
そりゃ、BBが自己改造をし放題な訳だ。
短時間かつ長時間の自己改造を続けたら、そりゃ〜チートになりますわ。
そしてもう一つ……
アルターエゴ達が、
具体的に言うと、投影魔術と魔眼、影が封じられた。
投影をしようとすると、魔術回路全体に鋭い痛みが流れて、吐血する。影を使うのも同様。
魔眼に関しては無理矢理常時発動させられている上に、視力を弱くされたから、死の線は見えるが、それ以外は全く見えないものになった。
おかげで、魔眼殺しの眼鏡をかける羽目になったよ……
なお、この眼鏡はヴァイオレット作です……感謝しかねぇ。
まぁ、つまりだ。
俺はかの
聖杯に関しては、電子空間内であるここで使うと、ムーンセルごと消滅しかねないから使わない。
……どーも、最弱英霊です。
本当に、どうしてこうなった。
「と言うか、10年間、閉じ込めるって何なの?
開放されるのはいつになるのやら……」
【今、と言ったらどうしますか?】
「ん?そりゃ、どうにでもなれって思うよ。
どうせ、マトモな場所には飛ばされないだろうし……
って、
いつの間に!?」
【何だか、ムカつくルビの使い方をされた気がします!
まぁ、それはどうでもいいので、サーベラス先輩に朗報です!ついに、貴方が開放される日が来ましたよ!】
「へぇ〜、虚数空間で10年、外の空間で数日って所か……っで、もう退去していいのか?」
【えぇ、開放ですよ。
ただし……この“何も無い状態から”ですがね?】
「なっ!?それってどう言うッ!?」
【はーい、質問は受け付けませーん。
それでは、10年間ご苦労様でした〜!】
BBがその指揮棒を降ると眩しい光と共に、前が見えなくなった。
そして気付けば、先程の部屋のまま……
変化は特にないように見える。
「……?もしかして夢か?」
そういや、そろそろ昼飯時かな?
そう思い出し、台所に行こうとすると、あることに気がついた。
「……ッ!?まさか!?」
俺は急いで、狭い部屋の隅々まで捜索する。
物は何一つ変わりない……だけど───
「ッチ、アルターエゴ達を回収したか……
確かに、今までの生活からの開放だな……だが、無性に怒りが込み上げてきたぞ。」
やっぱり、ヴァイオレット達はいなくなっていた。
案の定、回収されたのだろう。
と言うか、よく見ると、窓一つ無かったこの部屋に窓やドアがあるのはどういう事だ……?
妙な直感に突き動かされ、俺は扉を開き、外に出た。
そこは……
「……ハハ……マジかよコンチクショウ。」
旧校舎……
そして、俺がいた部屋は原作には無かった学生寮見たいな所だった。
……かけてある札は管理人サーベラス。
そして、この寮の名前は“サクラ荘”
BBの奴、ハメやがったな。
戦闘能力を封印したあげく、月の裏へ強制転送ってか?
「厄介極まりない……はぁ……胃痛がするな……悪い、ヴァイオレット、胃薬を……って、今はいなかったな。」
そうそう、胃薬の管理は自主的にヴァイオレットとカズラドロップがしててくれたから、いつの間にか俺もその生活に慣れてたみたいだな。
さて、自分で取りに行きますかね。
ここが月の裏と分かったものの、戦闘能力が皆無の俺じゃ、何にもできないな。
大人しく後々来るであろう岸波白野と、そのサーヴァントに任せるか。
「さて、ただいまっと……」
住み慣れた部屋に戻る。
誰もいないので、当然、中にあるのは食材や生活用品だけになったはずだったのだが……
「お帰りなさい、お父様。」
「お父さん、お帰りなさ〜い」
「……目の錯覚か?
また視力悪くなったかな……?
アイエェ?可笑しいな。
さっきはいなかったはずのヴァイオレットとカズラドロップがいるぞ?
うん、目の錯覚だよな。
気の所為に違いない。」
「いいえ、目の錯覚ではないですよ?
私達は正真正銘、ヴァイオレットとカズラドロップです。」
「お父さん、また激しい胃痛のせいで脳が混乱してるんじゃないですか?」
…………うん、混乱してきた。
「あの、二人はなんでまたここに?」
「え?決まってるじゃないですか。」
「「ここが私達の家だからですよ?」」
「…………コフッ」
「お、お父様ぁ!?」
「あちゃ〜、また激しいストレスによる胃痛ですか。
あれ程、気を付けてくださいって言ったのに。」
──拝啓
最愛の弟と妹へ
二人とも、元気にしているか?
俺は今、胃痛に悩まされています。
虚数空間に閉じ込められたり、何度も死にかけたり、抑止力に振り回されていますが、それでも心配しないでくれ。
俺は二人の応援がある限り、何も諦めることは無いから、安心してくれ。
どうか、二人共、友達や父さん、母さん、セラ、リズ、あとサーヴァント達とは仲良くしろよ。
それと、アーチャーとライダーにもよろしく言っといてくれ。
二人の兄さんより
「止まるんじゃ……ねぇぞ……」
「って、これは本気でダメなやつじゃないですか!?
ヴァイオレット、急いで輸血パックと胃薬を!?」
「既に持ってきました!?布団と濡らしたタオルの用意もしてきます!」
「我が生涯、悔いしか残らず……」
「「逝っちゃダメェェ!?守護者、カムバーック!」」
To Be Continued
作者の次回予告〜!
久しぶりにやってきました、俺がやる次回予告!
今回は誰にも邪魔されないぞ〜!
なお、桜やイリヤ、タイガー等のstaynight勢はHeaven's_Feel関連で忙しい模様。
なんか、風の噂ではこのコーナーを黒桜の部屋とか、BBチャンネルにしたままでいいのでは?
と思ってる人もいるらしい。
うーん、気が向いたらですかね?
さてさて、次回は旧校舎からのスタート。
堕天の庭、ムーンセルの干渉が届かない月の裏側に囚われた岸波白野+α
彼女達は旧校舎のすぐ近くに建てられている寮『サクラ荘』の管理人であり、10年前からここにいる戦闘能力が封印されたサーヴァント、サーベラスと出会う。
果たして、その出会いはサクラ迷宮の攻略の鍵となるか?
それとも、獣の覚醒の兆しとなるか?
次回 「岸波白野とサーベラス」
次回をお楽しみに!
今日のヒント
これは、パスワード限定で連載している無理矢理転生:外伝集のパスワードのヒントを出していくコーナー。
活動報告での最初のヒントは『サーベラスの職業』
そして、記念すべき一つ目の文字は『ギ』
ちなみに、文字の順番はバラバラにしてるから気を付けてね。
まぁ、分かりやすい言葉だけど……
でもいいよね、それじゃあ、改めて……また次回!